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＊対峙 - (2007/06/23 (土) 22:29:03) のソース

<p>　力を持つ者は驕り高ぶる。だがその中にも、賢者は存在する。</p>
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<p>「あなたの噂はよく聞きますよ、暮崎秋華さん」</p>
<p>　紅茶をすすりながら、篠が言う。</p>
<p>「・・・・・・」</p>
<p>　秋華は何も言わない。</p>
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　ここは生徒会室。教室までとはいかないが、結構広い。入ってすぐの所にソファーセットとテーブルがあり、奥には大きな一つの机（古めかしい木製）さらに奥に会長用だろう小さな机がある。右側を覆うカーテンの奥には、給湯室のような設備があるらしい。テーブルの上にある紅茶とクッキーはそこから出された。</p>
<p>　生徒会のくせに豪華だな～と秋華は思った。</p>
<p>　そんなことより、ここは魔法科の中にある。つまり秋華にとって、単身で敵地に乗り込んだようなものだった。</p>
<p>（くそう・・・何で生徒会室は魔法科にしかないんだよ・・・）</p>
<p>
　それには開校以来、生徒会役員になったのは魔法科の生徒だけだった、という歴史と伝統をふまえての理由だったのだが、そんなことはもちろん、今の秋華には関係ない。</p>
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　状況は最悪だった。秋華を襲った三人は心はそんなに強くなかったらしく、全員非道いショックをうけ、医務室に運ばれた・・・。それにはざまあみろ、と思う秋華だったが、それは同時に生徒会にとっての自分の印象を最悪にしただろう。</p>