清水陽平の卒業論文のテーマ



「多孔体における移流分散係数の距離依存性に関する研究」


 都市部の工場跡地などでの,重金属イオンや有機化合物による土壌や地下水の汚染がクローズアップされており,これらの浄化に微生物や植物を用いることが検討されています.

 数理モデルによる地下水中での化学物質の生物化学的変化を正しく把握するためには,まず物理的な輸送プロセスである移流分散現象が正確に表現されている必要があります.

 本研究ではTaylorのLagrange相関から,移流分散現象で重要な分散係数の時空間変化を表しました.そして,従来のEuler的な理論をもとに実験値から推定した分散係数を用いて,Taylorの理論で用いるべき分散係数の挙動を表せることを示しました.
最終更新:2006年11月23日 21:21
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