【詳細】
神、ゴッド。
自分は○○の神!とか自称するキャラが多い気がするワードであるが、
EDGEシリーズにおける神は
バランサーが制作した情報体である。
各神話に描かれる神々の情報を元に作られた存在であるが、
流体という川上世界における基本後世因子を
相という、人類が長年信仰してきたことで作られた「そういった存在である」という言い換えれば固定概念的なものに流し込んで作られているため、
それぞれ神話で行ってきた事柄や人間関係を記憶として引き継いで降臨している。
リソース的な問題で全ての神の降臨は出来ないため、
二重降臨という、ホラにおける二重襲名に似たシステムで複数の神性を同じ器に注ぎ込んで降臨させる例も存在する。
作中ではシフとイェールンサクサの二重降臨である
紫布・咲しか登場していないが、彼女曰く二重降臨はレベルが上がりにくいんだとか。
「多重降臨」とも呼ばれているため、二重どころではない神性が重なったキャラも登場するのかもしれない。
何故バランサーらAIが神を作ることになったのかといえば、EDGE時代、西暦は3000年を超え人類は宇宙進出を果たしている。
既にこの頃地球の環境は荒れて住めなくなっているらしく、地球人類は宇宙船に乗り込んで地球を離れ他の地球と似た環境の惑星を探していた。
その人類はコールドスリープによって眠りについており、人類が住める星を探す、もしくは住めるように改造するのを任されているのがバランサーらAIである。
そしてバランサーは条件に沿った惑星をいくつもテラフォーミングし、成功してきたのだが地球のある座標から遠く離れたところの惑星をテラフォーミングするのに着手したが失敗。
その原因を精査した結果、それは星自身の抵抗であり対抗するためには
神道由来のいわゆる"神頼み"をした機械等であれば星の抵抗に拮抗できることが判明。
そのため、文字通りの神頼みをするべく地球人類の信仰が作り上げた型を利用し、神話の存在だった神々を作り出すことでその神話で行ってきた行為を利用した「神話的テラフォーミング」を行うことが決定する。
神話では7日間で星を作ったとか、泥をこねて人間を作ったとか、箱を開けたら災厄が飛び出して残ったのが希望だったとか、そういった伝承があって今の私達人類が暮らしている世界がある、という様に描かれていることが多く、
それらは神々の行いの結果であるという形でまとめられている。
それを当てはめて荒れ狂う星を落ち着かせ、人類の住める環境に整えるというのが神話的テラフォーミング。
神話再現とも言われるそれは、人類が再び地球に戻ってきた時代、GENESISにおける歴史再現に通じるものがある。
あれは歴史をやり直して、かつての人類がそう至ったように我々も再び宇宙に進出しようという試みだったが、
このEDGEにおける神話再現はその真逆、歴史再現とやってることは似ているが時代としては歴史が生み出される前、土台を整えようという行い。
GENESISでは「歴史再現を行うに当たって宗教は、神々が実在しているためその影響力を失った」とされているが、この時代に置いて実在顕現した神々が関係しているのかは現時点ではまだなんとも言えない。
まぁ目覚めた人々が四文字から「唯一神です」なんて挨拶されたら誰だって卒倒すると思う。
最終更新:2023年01月31日 20:58