納墓(Entomb)

納墓/Entomb (黒)
インスタント
あなたのライブラリーからカードを1枚探し、それをあなたの墓地に置く。その後あなたのライブラリーを切り直す。

評価

 特殊なサーチカード。探したカードは手札ではなく、墓地に置かれる。
 たった1マナのインスタントであり、かなり使い勝手の良い呪文。様々な墓地利用とのシナジーが見込める優良呪文である。

 主な用途は再活性(Reanimate)をはじめとしたリアニメイトカードとの組み合わせ。強力なクリーチャーや、コンボパーツになるクリーチャーを納墓で墓地に落とし、リアニメイトで踏み倒して戦場に出す、といった具合。
 最初の手札次第では暗黒の儀式(Dark Ritual)などのマナ加速と組み合わせて、大きなクリーチャーを高速で叩きつけられることもある。1~2ターン目に核の占い師、ジン=ギタクシアス(Jin-Gitaxias, Core Augur)エメリアの盾、イオナ(Iona, Shield of Emeria)を出せれば、対戦相手3人まとめて抑え込んで勝ててしまうことも。
 黒赤を含むデッキでは世界喰らいのドラゴン(Worldgorger Dragon)動く死体(Animate Dead)などのコンボのサポートをすることも多い。

 類似カードの生き埋め(Buried Alive)と違い、クリーチャー・カード以外のカードも墓地に置くことができる。
 もしリアニメイトしたいクリーチャーが既に墓地に置かれているのならば、掘葬の儀式(Unburial Rites)戦慄の復活(Dread Return)のようなフラッシュバック持ちのリアニメイト呪文を墓地に持ってくると良いだろう。
 勿論リアニメイト呪文以外でも、フラッシュバック持ちの呪文を持ってくるのは有効な選択肢となりうる。古えの遺恨(Ancient Grudge)炎の中の過去(Past in Flames)など、場面次第で有効に働くフラッシュバック呪文は多い。

 あまり積極的に狙うようなシナジーではないが、ナルコメーバ(Narcomoeba)をサーチすると戦場に出すことができる。隠遁ドルイド(Hermit Druid)を使うコンボデッキに納墓を採用している場合などは、奥の手のチャンプブロッカーになる……かもしれない。

 言わずもがなではあるが、墓地を利用する統率者との相性は良い。
 汚らわしき者バルソー(Balthor the Defiled)スカラベの神(The Scarab God)のようにリアニメイト能力を持つ統率者ではリアニメイトしたいクリーチャーを墓地に置くために使われているし、ギトラグの怪物(The Gitrog Monster)を統率者にしたコンボデッキではキーカードとなるダクムーアの回収場(Dakmor Salvage)をサーチするのに採用されている。
 他にも偽善者、メアシル(Mairsil, the Pretender)で追放するためのカードを墓地に置いたり、反体制魔道士、ケス(Kess, Dissident Mage)で唱えたい呪文をサーチしたりなど、使い方は多岐に渡る。

類似カード


相性の良いカード

再活性(Reanimate)をはじめとしたリアニメイト呪文たち。
様々なフラッシュバック呪文、発掘持ち、その他多くの墓地利用カード。

相性の良い統率者

墓地利用をする統率者全般。
最終更新:2018年06月01日 12:24