ゴリラのシャーマン(Gorilla Shaman)

ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman (赤)
クリーチャー — 類人猿(Ape) シャーマン(Shaman)
(X)(X)(1):点数で見たマナ・コストがXである、クリーチャーでないアーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。
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評価

 軽量なアーティファクトを次から次へと破壊していく恐怖のゴリラ。ヴィンテージでMoxを次から次へと破壊していく姿から、通称「Mox Monkey」。

 統率者戦でも強力な軽量アーティファクトは多いので、それらへの対抗策としてこの強力なゴリラはきっと役に立つだろう。
 統率者戦に置ける優秀な軽量アーティファクトを軽く列挙してみよう。
 0マナなら、魔力の墓所(Mana Crypt)モックス・ダイアモンド(Mox Diamond)金属モックス(Chrome Mox)オパールのモックス(Mox Opal)Jeweled Amulet永遠溢れの杯(Everflowing Chalice)など。
 1マナなら、太陽の指輪(Sol Ring)魔力の櫃(Mana Vault)師範の占い独楽(Sensei's Divining Top)他多数。
 これらを僅かなマナで端から順に破壊していけるというのは、対戦相手からすれば溜まったものではない。

 ただ、2マナ以上のアーティファクトを破壊しようとすると、急にマナコストの重たさが気になりはじめる。2マナのアーティファクトを壊すのならば5マナも必要、4マナのアーティファクトを壊そうとするならば9マナも必要となってしまう。さすがにここまで重たいとかなり効率が悪いので、基本的にはあくまでも1マナ以下のアーティファクトへの対抗策として考えた方が良いだろう。

 マイコシンスの格子(Mycosynth Lattice)と組み合わせると1マナで土地破壊が出来るようになる。対戦相手のマナ・アーティファクトもこのゴリラがズタズタにしているであることを考えると中々に恐ろしいコンボである。
 ただ、対戦相手のすべての土地を壊そうと思うとかなりのマナを要求されるので、実際の所お手軽に勝てるというコンボではないので過信は禁物。

 騒乱の発端、グレンゾ(Grenzo, Havoc Raiser)を統率者にしている場合など、デッキの中に軽量クリーチャーを多く採用したい場合にはかなりお勧め。アーティファクト対策呪文をこのゴリラに変えるとグレンゾの能力誘発用のクリーチャーと、アーティファクト対策を同時に確保できる。

 余談ではあるがコールドスナップのテーマデッキに再録された際に新枠日本語版が作られている。
 流通量が少ないことに加え、出来るだけ新枠や日本語で揃えたいプレイヤーの需要からやや高値で取引されている。高級ゴリラ。

類似カード


相性の良い統率者

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妨害 ☆☆
最終更新:2018年11月13日 01:24