Data
【名前】F.L.I.E / F-Lancer 「IMMORTAL-EX」
【通称】「IMMORTAL-EX」、不死
【性別】-
【年齢】計画始動より6年6ヶ月 / 製造より3ヶ月
【種族】自律機動型機械兵
【属性】機 / 式
【容姿】
防御をシールドや金属自体にて行っている為、本体は機動性重視で装甲は薄い。
人間と同じ二腕二脚だが、移動時は基本的に脚部のスラスターを用いている為に『歩行』することは稀。
頭部こそ人のような造形をしているが、その胴体は胸部パーツと腰部パーツを繋いでいるのが
背骨のような構造をしたパーツ集合体と数本のコードのみであり、その部分を隠していない限り人とは認識し難い。
また、腕部・脚部は基本的に人間と同様の形式をしているが、武装の格納場所も兼ねている為取り外しが可能であり、
背部のスラスターにより浮遊する事も出来る為に特別必要なパーツではない。
平時は首から下を覆い隠すような襤褸を纏っており、最も人に近い造形の頭部のみ出している為、一見した限りは人に見える。
が、戦闘時は各パーツの駆動を最大限に行えるよう襤褸を捨て何も纏わずに戦う。
(※余裕で全裸だけどどう見ても人間じゃないからR-18ではない。一応。)
完全に人を模したアンドロイド等よりは人から遠く、ガン○ムなどのロボット等よりは人に近い感じ。
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【容姿-蛇足】 |
【容姿-蛇足】
細部の構造に関して。
手の指は手はそれなりに人に近い形をしているが、足は人間よりむしろ鳥獣に近い構造をしており、
歩くことよりも掴む事など、戦闘で使用するパーツとしての役割が重視されている。
人間でいう左腕の付け根部分のパーツと右大腿に、『F.L.I.E』の文字と開発した支部のものらしいエンブレムが刻まれている。
ちなみに、頭部は黒色のセミロングの髪に中性的な顔貌をしている。男性か女性かの判断に困る若者、といったところ。
紫色の瞳の中心には時折視界に無いものが映され、耳もエルフ等のように尖っている。
よく見れば、頭部だけでも人間ではないことが分かる、かもしれない。
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Profile
各地に散らばる
研究所の中の一つ支部、異能の機械への応用を研究している場所にて開発された、
特定の人間の「精神」を触媒として意思をプログラミングされた『Fantastic Lancer』と呼ばれる自律機動型機械兵。
製作段階では異能━━━━それも非常に限定的な、精神方面のとある一定の反応を示す異能を持つ者を必要とするが、
逆にそれ以外の部分、意思の構築を除く全ての機構は一切の異能・魔術の類を用いず、機械技術のみで作る事が可能なのが特徴。
この機体は、同種の機械兵群の中で研究完成の前段階として『外部実働実験体』の名目で異能都市に派遣される。
各地で異能者間の戦闘が発生する異能都市の性質上、他の同種機体より対異能者戦を想定した武装を装備しており、
『異能者との戦闘』も実働実験の内容に含まれているらしい。ときどき、
箱庭での戦闘を挑んでいる様子が目撃される。
都市へ派遣された機体のコード名たる「IMMORTAL-EX」は、異能都市用に特別に加工された装甲および内部機構━━━━
独自再生機構を持つ生体金属細胞によって組まれたその身体に由来する名前である。
生体の名の通り繁殖を繰り返すその金属は、一切の環境の影響を受けない完全に「独立」した生命群であり、
外的に全滅させられない限りは他の生命の死滅する状況下でも繁殖を繰り返し時さえ経てば復元される、半不滅の存在と呼べる。
(
研究所の報告によれば、完全なる「生成」━━━━即ち、絶対的な対価を伴わない『増加』ではなく、
増殖の際に消費されているものも存在しているらしいが、それが何かは不明となっている。
つまり、一見「食事や魔力の補給、即ち対価となるエネルギー摂取を一切行わずに増える」ような装甲である)
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……ちなみに、「IMMORTAL-EX」自身も伝えられていない事だが、この実験の主な趣旨は『異能者との戦闘』、
そして、
研究所からのバックアップが一切無い状況下での『自律性の確認』である。
そのため、
研究所との通信は『「IMMORTAL-EX」側の日常・戦闘データの送信』と『研究所側からの緊急での指示』のみとなっており、
有事の際を除いて
研究所側から干渉を行う事は一切無い。
Skill / Weapon
本体の機体以前に、既にそれ自体が非常に高度な技術・異能である、金属細胞。
外界との栄養の摂取、排泄などを一切行わない、完全に隔絶された「生物群」として存在しており、
一般的な生物と同じく、対処不能な外界からの影響を受けない限りは「個体」は死滅しても
「全体」としては絶滅しない限りならばどのような状況からでも徐々に再生し、元の「群体」に戻る際勢力を持っている。
現在の「IMMORTAL-EX」の装甲・内部機構を「元々あるべき形」としているため、損傷を負った際にはその状態に戻るように再生を始める。
再生は生物の増殖によるものなので、かかる時間は被害が小さければほんの一瞬で再生し、被害が大きくなる毎に加速度的に時間がかかる。
ちなみに、『
箱庭』ではこの金属細胞単位ではなく「IMMORTAL-EX」で一つの個体として扱われるようで、
金属細胞が生きていて幾ら再生できる状況といっても「IMMORTAL-EX」としての機能を失った時点で『死亡』と判定される。
異能者を相手にも戦えるように搭載された、近距離・遠距離問わない無数の武装。
武装の使用法はデータに記録されており、全て高次の技能で使用する事が出来る。
ただ、上記の生体金属細胞を採用している都合上、「異能無効化」の類はごく一部の搭載に限られている。
(生体金属細胞は、作成段階ではともかく作成後は異能を用いていないはずだが、そこの関連性は明らかにされていない)
故に、正確には対異能者用といっても特別異能者に対してのものではなく、異能者「にも通用する」武装、である。
基本的な魔術への対抗シールド。
だが、その力は侮れるものではなく。魔力を宿しているものの魔力部分を強制的に剥離させる為、
シールドの魔力消滅を上回る魔力量で突破しない限りはこのシールドに接触した時点で魔術攻撃は基本的に無効化される。
ちなみに、武装に対物理的超高レベル装甲を想定した魔術的な影響が付与されたものが存在するので、
その阻害を行わないために対魔力「装甲」ではなく、対魔力「障壁」、即ちシールドの類となっている。
視認範囲のものを、異能都市のネットワーク上に存在するデータから検索・解析する機構。
接続を並列して行えば他のネットワーク、それも
研究所や裏に流れている情報まで利用する事も出来るが、
情報の混濁から「IMMORTAL-EX」を介してハッキングを行われないよう、単一の公共ネットワークにのみ接続している。
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最終更新:2011年04月14日 02:03