アスカリオテ

さよならじゃ。しっかりと我が力を使いこなすんじゃよ。困ったら血に聞くのじゃ


  Data


【名前】アスカリオテ・フォン・ルズィフィール(ここから先は破けていて読めない)
【性別】おばあちゃん
【年齢】不明(本人が忘却の方に置いてきた)
【種族】真祖の吸血鬼
【役職】一夜城管理人
【身長】158cm
【体重】45kg


  Profile

昔むかし、祖国が戦乱で乱れた時代の王妃。
次代への引継ぎ後は平和を享受しながら慎ましく生活していたが、アイリスに請われ一夜城の管理人となる。
城の管理人という立場ながら、城主のアイリスの部屋より上の階に部屋を用意されており、専属のメイドも存在する。
かつては美貌でフォン・ルズィフィールの一輪の花とまで謳われた人物。
今は年老いたおばあちゃんだが、未だに若かりし頃の美貌の面影を見せる。

  Ability

  • 魔王の息吹
 触れたものを意のままに操れる能力。
 対象は非生物のみだが、生きていたが既に生命として終わりを迎えているもの(折れた木の枝など)も対象として認識される。
 魔王の息吹で操られたものは、強度や長さなど魔王の息吹の能力者の匙加減一つで強制的に大きく変化“させる”ことも可能。
 術式により動かされているものは、術者の練度によっては乗っ取り可能だが、“能力で動かされているもの(生み出され操作されているもの)”は操れない。
 術式と能力の掛け合いで動かされているものは、練度により行動の阻害などが可能となる。

  Skill

  • 真祖の吸血鬼
 生まれながらの吸血鬼。フォン・ルズィフィールは肉体変化を除く基本的な吸血鬼の能力を持つ。
 真祖は後天的に吸血鬼となった者と比べ、“格”“吸血鬼としての力”など後天的な吸血鬼を遥かに凌駕する“力”を持つ。
 アスカリオテの場合、永き時を過ごし幾十年も闘争に晒され続けた為、更に拍車がかかっている。
 “格”だけでも子孫のアイリスとは大人と子供程の差がある。

  • 空間操作
 一族に代々引き継がれる技能。
 自分専用の“倉庫”に物をしまえれば、空間転移も可能とする。

  • フォン・ルズィフィール流戦術
 各種武器を扱うための術。
 古いフォン・ルズィフィールが戯れに興したもの。
 剣術を始め槍術など武具に合わせた体捌きを系統化したもの。流派と呼べる程普及することなく埋もれた技術。
 数ある武具の中でアスカリオテが習得したのが剣術・槍術・騎馬剣術・騎馬槍術・斧術である。
 十全とはいかないが、おおよそ六割程度を習得しているが、覚えているのはその半分ほど。

  • 黄金律
 人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命

  Equipment

  • 剣斧“極星”
 持ち手だけで2m、刃渡りはおおよそ1.5m
 光沢を抑えた黒い持ち手、光り輝く銀色と金色が巻き付き合う柄という不思議な色彩のもの。
 刃の付け根から折り畳みが可能であり、当時の最先端であった独自の変形機構で巨剣とも成り得るもの。
 標準で槍と斧を足したハルバートのような形状で、変形させれば巨剣になる。
 武器の素材は、当時の先代の体の一部や希少な鉱石や希少な竜種の鱗などを贅沢に使用している。
 切れ味は勿論、重量も約350kgと十分に鈍器としても一面も垣間見せる。
 魔王の息吹と共存が可能で、魔王の息吹を発動させたまま握れば一振りで風を起こし大地に扇形の傷跡をつけることが出来る。
 武器としての携帯性などを捨てて攻撃の一点のみに全てが注ぎ込まれている一品。
 通常は自分の倉庫にしまわれている。

  • ガーディガン
 老婆が身につけるカーディガン。
 見た目は黒、両サイドにポケットが付いている。
 だが性能面は対魔・対刃の両方がなされている。
 対魔はB級以下の魔法/魔術を無効化、対刃は量産される武器では傷ひとつ付けられない程の脅威の防御性能を持つ。
 素材は、希少な絹糸に旦那の髪と自らの髪を編み込んだ、世界にたった一つの“アスカリオテだけの特別製” である。
 袖口に二重で金色のラインが入っている。

  Details

 鮮やかな翡翠色の瞳。微笑めば笑窪が出来る、安楽椅子が似合いそうな老婆。見た目に反し新しいもの好き。
 長い時のお陰か、国を背負う重圧から解放されたためなのか、王妃として生活していた時よりも性格は丸く、気性は穏やかになったが、向かってくる敵には容赦しない。
 長く城から離れていたせいか、貴族然とした所は随分と欠けている。
 ショートボブで纏められた髪はかつて鮮やかだった金だったが、年月の経過に従い白銀へと色を変えている。

 顔全体に細い皺があるが、良く笑う質なのか目尻と口許に細かい皺が多く見られる。
 一人称は妾(めかけ)。年若い者たちをチビちゃんと呼ぶ。
 体全体のラインやパーツは細いものの、やはり洋物でそれなりに大きな胸だった模様。
 昔に夫であった王と死別して次代に権限を移譲後はのんびりと生活してきた模様。
 アイリスにより“歳若い者達が、何の打算も無く甘えられる存在”になって欲しいと請われた。
 アスカリオテ曰く“この姿が一番らしい、だろう”とのこと。
 日常ではシルクで作られた、白いリボンが付いている濃紺のスカート丈の長いクラシックドレスに上記のカーディガンに袖を通している。
 花を愛で、内職や絵画を描いたりと悠々自適な生活をしている。時折街の中央区画に買い物に出かけもする。

 管理人として必ずすることがある。
 それは訪れたものの写真を撮ること。
 どんな子か、どんな性格の子なのかを忘れないように記録するためである。

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最終更新:2019年04月14日 17:22