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ecmprocess.iniファイルについて」を以下のとおり復元します。
**Encommander@wikiへようこそ
このファイルはEncommander本体に渡すプロセス記述ファイルで、非常に重要な役割を持ちます。
基本的に<~>タグ書式です。初期テキストを例にして解説します。

<Title>CROP:黒帯オートカット</Title>
<Pre>
ct = if_( #V_CropTop# > 0, "-croptop " &Even( #V_CropTop# )&" ", "" )
cb = if_( #V_CropBottom# > 0, "-cropbottom " &Even( #V_CropBottom# )&" ", "" )
asp = round( #V_Width#/( #V_Height#-#V_CropTop#-#V_CropBottom# )*#V_PAR#,3 )
vw = min( #V_Width#, 640 )
vh = min( Even( #V_Height# - #V_CropTop# - #V_CropBottom# ), 480 )
s = if_( #vw# = #V_Width#, "", "-s #vw#x#vh# " )
ab = min( 128,int( #A_BitRate# /1024 ) )
</Pre>
<Command>
ffmpeg.exe -y -i "#InputFile#" -vcodec mpeg4 -qscale 5
 #ct##cb##s#-aspect #asp# -acodec libfaac -ab #ab#k
 -threads 8 "#OutPath##FileName#.mp4"
</Command>

<Title>タイトル1</Title>
<Command>
ffmpeg ~~
・・・・・・・・・・・・・・
  
・・・というスタイルで、タイトルから次のタイトルまでの間が1ブロックとなります。記述ルールは以下の通り。
<Title>タグ
プロセスのタイトルのタイトルを示します。もちろん必須です。
このタグ内のみ改行は不可です。基本的にこのプログラム内ではIDや番号管理がされないので、このタイトル以外にプロセス指定する手段はありません。その為運用上タイトルを頻繁に変更するのは都度面倒な作業を伴う可能性があるので、命名には若干の注意を払った方が吉です。
<Choose>タグ
キーワード自動選択タグです。必須ではありません。
このタグ内に記述された文字列が入力ファイルのフルパス名内に入っていた場合、半強制的にそのタイトルプロセスが選択されます。但し、<ChooseAutoRun>タグでの指定が1か0かによって、その動作に若干の差異があります。
キーワードは「;」(セミコロン半角)もしくは改行を挟む事により複数の指定が可能です。
<Pre>タグ
このタグは変数を扱いたい場合に指定します。必須ではありません。
以下の<Command>タグ内も含めて、計算式に繰り入れる代入変数は入力ファイルデータしか指定できず、例えば出力ビットレート「-b」を特定の計算式で求めて、「-maxrate」をその1.5倍にしたいとしても、「-b」で得られた計算結果を「-maxrate」の計算式に組み込めないので、「-maxrate」は「-b」の計算式x1.5という書き方になってしまい、<Command>タグ内に同じ計算式が何度も書かれる事態となり、非常に見難くなってしまいます。
そこでこの<Pre>タグ内に例えば<-b>の計算式を「B」という変数に計算させておき、それを<Command>内に「#B#」という代入変数で置き換えると、全体的に見通しが良くなります。
<Command>タグ
ここにメインのプロセスを記載します。必須です。
書き方はバッチファイル同様、単純に1行ずつ上から実行されます。但し、行頭が半角スペースの場合に限り、前の行の続きとして解釈されます。つまり例えばffmpegであれば、
ffmpeg -y -i "hogehoge.mpg"
 -s 640x480
 -b 1024k
これは1行として処理されます。横長になりすぎないように見やすく記述できます。
また、単純な改行での行間開けも大丈夫ですが、改行後に文字は入れられません(改行後の文字は次のコマンドと解釈される)。

その他
・各ブロックに順番指定番号等は特に無いので、自由にコピーペースト等でブロックとブロックの間に新しいブロックを追加ができます。
・各ブロック内のタグの順番は、タイトルが先頭という以外は特に決まりはありません。
・ecmprocess.iniの中には、メインのタイトル~コマンドのプロセスタグ以外にも多少の設定タグがあります。詳しくは中身を見てください。

注意事項: {{ }}内の半角スペースはよほどあっても問題になりませんが、その中に全角スペースが紛れているとエラーが起こります。文字列データとして扱う部分(""で囲まれた所)であれば問題ありませんが、計算式の途中の大量の半角スペースにまぎれてハマってしまうかもしれないのでご注意ください。

復元してよろしいですか?

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