■「シマノの左STIレバーの変則不良は業界では有名で、 ランスがフロントWレバーにしてたのは、軽量化のためではなく STIに問題があった為だと思う。自分がシマノで組む場合も”片STI”にする」 「アウター×ロー時のフロントメカの調整のし辛さも原因であろう」 「シマノの支配力の強いチームではこの組み合わせは見られなかった」 &bold(){[まちがいだらけ~ P85.86]} ※ランスが片方Wレバーにしてたのは山岳ステージだけですが・・・。 自称天才のエンゾはツール・ド・フランスのビデオを擦り切れるまで観察してもこのことに気がつかなかったようですね。 ※そういえばパンターニはカンパニョーロのパーツでもフロント側をWレバーにしてましたね。 ※日本人初のツール・ド・フランス出場選手にして現在はインターマックス社長の 今中大介氏によると「多分あれはゲン担ぎ」だそうです。 ※これの真相はこういうこと http://cyclecube-mikiya.sblo.jp/article/29223814.html ST-5600をダブルで使ってワイヤーテンションが甘い時に壊れやすい これは変速不良とは呼ばないし、もちろんランスの件とは何の関係もない シマノらしくない変速性能で評判悪いレバーだが、 普通にメンテされていればそう壊れるものではない エンゾは噂話でしかこの件を知らなかったんだろう 3年以上も対策品出さずにリコールもしないでクレーム交換で処理していたシマノは糾弾されても仕方ない ST-4501も出たから、TIAGRAも同じように壊れてたらしい ■「ウルリッヒやジャラベールはジャイアントに乗ってダメになった」 &bold(){[まちがいだらけ~ P147]} ※ランスが(エンゾが言うところの)最悪メーカーであるトレックの自転車で ツール・ド・フランスを7連覇したことはエンゾの脳内でスルーされている模様です。 ※ちなみに、GIANTをチームバイクに採用しているチーム・ラボバンクは デニス・メンショフが2009ジロ・デ・イタリアを制しています。 ■「昔からかっこわるい自転車の乗り方をしているのは ジャイアンツ(ジャイアントに乗っている人)とトレッカー(トレックに乗っている人)と相場が決まっていて、 コルナーゴやデローサをかっこわるく乗っている人なんていなかった。」 ■「あいかわらずジャイアントとトレックにのっているれんじゅうはかっこわるいままなのだが、 コルナーゴやデローサに乗っている人のなかにも かっこわるいのがちらほら目立つようになってきた。 スコットなんかは、もはやジャイアントとトレックを超えた感もある。 ビックカメラで売っているのだからあたりまえといえばあたりまえか。」 &bold(){[まちがいだらけ~ P38.39]} ※結局のところ個人的な感想でしかありません。 しかもメーカーを直接叩くのではなく乗っている人をけなすのが悪質ですね。 ※当然、東急ハンズでも売られているGIOSというメーカーにのっている人はかっこわるいということですね。 ■「その有名アメリカンブランドは、 あたかも自分たちが人体やライディングフォームに造詣がふかいかのように宣伝し、 プロショップの店員にたいして講座をひらき"店舗スペースの獲得"にやっきになっている。 しかし、かつてそのブランドがおかした"溝をほったサドルを世界的に売りだすという愚行 (あとからどんな言い訳をしようとも私は許さない)"のことを考えれば、 そんなブランドがまともなカーボンフレームをつくれるとはとうてい思えないのである。」 &bold(){[まちがいだらけ~ P151]} ※そのアメリカ有名ブランドがやっているポジション調整サービスは、 エンゾ氏のロードバイク講習よりずっと費用が安い上に評判もいいのはなぜなんでしょうか!? 実際は人体やライディングフォームに造詣が深くないという証拠がほしいものです。 また、店舗スペースの獲得に躍起になるのは企業として当たり前の姿勢です。 ※BGフィットはカンチェラーラをはじめとしたサクソバンクのプロ選手も受けています。 (自社が関係しているチームなので当たり前といえばそれまでですが、 フォームを改悪しているようであれば選手たちが黙っていません。) 対してエンゾはというと、実績ゼロですね。 ※自転車に乗っている時間が長いほど異常な精子の割合が高い傾向にあるという 男性のロードバイク乗りにとっては非常に恐ろしい有名な論文が存在するのですが、 溝を掘ったサドルはこれに対する数少ない対策です。 また、どうして「愚行」なのか書かないで批判だけするのは轢き逃げと一緒です。 ※イタリアのブランド(セライタリアやSMPなど)は溝どころか穴があいているサドルを売っていますが、 このことに関してエンゾからの言及は全くありません。 多分スペシャライズドに言い掛かりをつけたかっただけなのでしょう。 ■「近年、とくに自転車の世界におけるフランスは、 ざんねんなほどにアメリカンである。 商品のデザインからつくりかた、売りかたに至るまで、 イタリアやスペインのような愚直さ (もちろんこすっからい一面もあるが)は微塵も感じられなくなってしまった。 フレンチブランドのロードバイクは、アメリカンブランドのロードバイクとともに、 永久にとまではいわないけれど、当面販売する予定はない。」 &bold(){[まちがいだらけ~ P98] } ■「工場を国外(台湾)にだした時点で、私にとってのコルナーゴは終わった。 ずっとあこがれていて、いつか自分も乗ってみたいと思っていたが、もう乗ることはないだろう。」 &bold(){[まちがいだらけ~ P104] } ※GIOSにも台湾製の物はあるのだが、 「企画段階で日本人が関わっているのでクオリティの維持が出来る」という理由で肯定されている。あ しかし当然のことながら他のメーカーもクオリティの維持には相当気を使っているのである。 ※同じ本の中で日本の官僚や警察、シマノは批難しているのに上記の理由で台湾GIOSは肯定。 わけがわかりません。 ※結局、コルナゴに全く乗った経験もなく、イメージだけで憧れたり失望したりしているわけである。 ミーハーなブランド信仰というほかない。 ■「なんとバカなアメリカ人がタイヤをリムセントで貼りつけないで走らせてしまったというのである。 そのタイヤがくだりで脱輪し、ライダーが落車して命を落としてしまった。確かそんな話だったと思う。 そんなもんはバカなショップとバカなライダーのせいで同情にも値しないのだが、(中略) ついに私たちは、心ならずもクリンチャータイヤ仕様の完成車を売らざるを得ない状況に追いこまれてしまったのである。 アメリカというたったひとつの“後進国”のせいで。 &bold(){[まちがいだらけ~ P97] } ※日本にもバカなショップがあったようです。 訴訟大国アメリカであれば、そんな店はすぐ閉店に追いこまれたでしょうに。残念なことです。 http://blogs.yahoo.co.jp/cycling_blues/archive/2009/12/29 ※天才で革命家なのにその憂うべき現状に対して何もしないのがエンゾクオリティですね。 ■「とくにカンパニョーロのコンポーネントのばあい、 設計が上から下までほとんどかわらないので、 レコードであろうが、ヴェローチェであろうが、使い心地は一緒であるといってよい。」 ■「しかも、これまで一セットもレコードを売ったことがないので、 レコードがどんな感じなのかをほんとうに知らないのである。 だからといって、そのことを恥じたことは一度もないがね。」 &bold(){[まちがいだらけ~ P118] } ※触ったことも無いのに使い心地は一緒だなんて無責任な発言もいいところです。 さらに問題なのはこれらの文章が同じ本の同じページに書かれていること。 ※ロードバイクセッティングマニュアルに 「高級コンポほど、オーバーホールのときに性能の戻りが良いことが実感できる。」 と書いてありますが・・・。 レコードがどんな感じなのか知らないで、こんな事書いて大丈夫? ■ 彼女のためにイタリアの"ダッコルディ"というメーカーにフル・オーダーのフレームを註文した。 このとき私は、シート・チューブとトップ・チューブの長さとシート・アングルだけを指定して、 あとは--よく走るフレームを作ってくれ--と申し添えただけである。 ダッコルディは信用するに値する工房である。私もいっぱしの職人である。 ならばここは職人にすべてをまかせるべきなのである。 &bold(){[ラクダのコブ P.243]} ■ダッコルディのオーダーシートには記入事項が沢山あるのだが、 職人を信頼してオーダーするのだから、トップチューブ長とシートチューブ長を書き込み、 あとはすべて任せてしまう。 &bold(){[セッティングマニュアル P153]} ※フルオーダーは工房と自転車乗りの共同作業でもあり、 出来るだけ細かく記入事項を埋めないことにはビルダーに注文を出す意味がありません。 記入欄が多いということははそれだけ情報が欲しいということ。 トップチューブ長とシートチューブ長だけを書くならセミオーダーと同じです。 空欄だらけのオーダーシートを見て職人さんも困ったに違いありません。 ※実際にセッティングマニュアル掲載のオーダーシートを見てみると 購入者の足や腕の長さ等サイズに関する記入欄が6箇所と 住所・氏名・電話番号・所属等を書き込む連絡欄 およびその他特記事項の記入枠しかなく、これではとても「たくさんある」とは言えない。 「サイズを記入する欄が6つしかないオーダーシートに2箇所しか書き込めなかった」というのが正しいのではないだろうか。 ※唐突に登場するダッコルディだが、 エイドステーションにウェアを卸しているサイクルクリエーションが代理店なので そこからオーダー用紙を入手した可能性が非常に高い。 エンゾがイタリアとのパイプを有している訳では無い様である。 ■「さいきんは購入するまえにロードバイクを試乗できる店が増えてきている。 また、イベント会場などにいけば、ブランド各社がきらびやかなブースをだし、 試乗車をスラッとならべている。」 ■「五キロ、一〇キロ、そして100キロ乗ったときに顧客がどう感じるかなんてことは、 その時点ではどうでもよいのである。 それどころか、騙されたと気づく人間などほとんどいないはずだとたかをくくっているのである。 みなさんもナメられたもんですね。 毎年私は、サイクルモードの会場のツルツルの走路を 嬉々として回転している人びとを見るのが飽くことなく楽しみである。 &bold(){[まちがいだらけ~ P37.38]} ※試乗に意味がないのなら何を参考に買えというのでしょうか!? 空欄だらけで意味を成さないオーダーシートから作られた自転車に乗ることと どのような違いがあるのでしょうか!? ※確かにサイクルモードの試乗コースは広いとは言い難いです。 しかし、貴重な機会を利用しようと参加したユーザー、 たまさかでも試乗機会を提供したいと工夫を凝らした主催者・メーカーの努力を嘲笑い、 それを「楽しみ」と称するのは、エンゾの下劣な性格が現れています。 ■「もちこまれたブサイクなカーボンバイク ("リドレー"の。もちろんウチで売ったもんじゃないよ。) を見てみると、むしろブサイクなカーボンフレームには このブサイクなハンドルのほうがにあうんだなあ・・・」 &bold(){[まちがいだらけ~ P156]} ※氏を信用して作業を依頼した持ち主に大変失礼な発言です。 エンゾ氏に作業を依頼した貴方の自転車も、影でこう思われているかもしれません。 つか、他人の自転車をこんな風に貶める輩が、きちんと作業するとは思えないのだが。 ※お客様の大切な自転車をバカにするというのは自転車屋の人間として最悪の態度です。 エンゾは職人・職業人として最低限の心構えも無い様です。 ■「親会社のリトル・バンガードが倒産したためにこれまでメインの商材として店頭で販売してきた完成車の、 ふたつの大きなアメリカンブランドとひとつの大きな台湾ブランドが去ってしまったのである。 (中略) 私はこのときに私のことをあっさりと切り捨ててくれたブランドや問屋のことを一生忘れないだろうし、 いつか復讐してやろうと本気で考えている。」 &bold(){[らくだのこぶ~ P65~66]} ※去ったブランドや問屋を恨むのもしかたがない。 だがブランドにしてみれば、 ・店主は負債をかかえており、後ろ盾となる親会社も倒産している。 ・店主は自転車技術に関して、有資格者でもなく、技術は独学で経験も少ない、 というか、自転車屋を始めて1年そこそこにすぎず、いつ潰れてもおかしくない取引相手である。 そんな怪しい相手と取引しないのは、企業にとっては当然の自己防衛である。 ※客を選ぶ自転車店というものが存在するらしい。 ならば販売店を選ぶブランドがあってもなんらおかしくはない。 ※潰れるような店で買った客は、店が潰れた後、どこで自転車の面倒を見てもらうのか。 &bold(){"美しい女性であれば、もちろん利益やプライド抜きでよろこんでお世話するが、} &bold(){ 男だったら、買ったところで聞けば? と一蹴して終わり"} という店も存在するので、ブランドも販売店を選ぶのも当然だろう。 ■「前後して、フィンランドのポラールのハートレートモニターを供給してくれていた 国内の総代理店も去っていってしまった。 私はこの商品をより多くの人びとに普及させたくて上京してきたというのに。 (中略) しかも、私のあとを引き継いで代理店をやってくれたのがインターマックスだったということもあり」 &bold(){[らくだのこぶ~ P68]} ※丸紅(当時の総代理店)が&bold(){「是非に」}と頼んだわけでもなく、エンゾが押し掛けるように上京しただけの話である。 そもそも普及させたいんだったら、総代理店のほうに勤めるべきでは? ※「私のあとを引き継いで」とありますが、インターマックスは日本総代理店、エンゾは単なる小売店の親父。 全然、立場が同格じゃなありません。(いうまでもなくエンゾは格下です。) ■「アルフレードは、もうひとつ私に話をしてくれた。 『エンゾ、私は彼らを信じているんだ。(中略)でも彼らはとても誠実だ。いまはこうしてよい問屋に 日本を任せておけるので安心している。私は彼らを信頼しているんだ。』 と、いうようなことを、フロアで熱心に接客しているジョブ・インターナショナルのスタッフを青い目で 見ながらいうのである。 なんで彼が私にこんな話をしてくれたのか、その真意はいまだによくわからないが、 ようするにアルフレードは私のことも信頼してくれたのだろう。 ※註)アルフレード~GIOSの社長。上記会話が行われたのは2003年の秋ごろ。 &bold(){[らくだのこぶ~ P104~105]} ※これだけ読むといい話である。 しかし・・・ >「現在では社長のアルフレード・ジョス(GIOSはイタリアではジョスと発音する) >大阪にある問屋兼メーカーにすべてまかせっきりで、関心があるのはロイヤリティーだけであるといってよい。 >(中略) >GIOSの自転車は、ほんとうのことをいうと、"MADE IN TAIWAN"あるいは"MADE IN CHINA"であって、 >"DESIGNED IN OSAKA"あるいは"PRODUCED BY KANSAIJIN"なのである。 &bold(){[まちがいだらけ~ P13]} ・・・台無しである。 ※ちなみに「らくだのこぶ~」の脱稿は2007.5、「まちがいだらけ~」の脱稿は2008.5である。 一年の間になにが起こったのだろうか、たぶん書いた内容を忘れたのだろう。 .