魔力切れだ。バーサーカーが消滅していく。僕も自分の身体から重みが抜けていくのがわかる。
僕とカルデアのマスターを朝日が照らす。
「出会い方が悪かったね。もう少し違った形だったなら、一緒に戦えたかもしれない。もし次に会うときがあれば、協力してくれないかな。私も、四十八人目だから」
なんて奴だ。先程まで自分の首を狙っていた怪物に対してそんなことを言うなんて。その目は静かな輝きに満ちていた。
「嫌だ」
僕は答え、光の粒子になる。
全騎消滅 亜種特異点アラスカ END
最終更新:2018年01月22日 02:38