ガ、ガギギギギギギィン!!!!
棘と刀が交錯し、せめぎ合う。
海獣の動きが獣のそれと言うならば少女の動きも獣のそれ。
とある騎士王は己の魔力を放出して戦闘機もかくやといわんばかりの機動性を得ていたが、彼女は違う。
なるほど、下半身がやたらの薄着なわけである。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」
「は、はひ、ひひ、イヒヒひひひひ、うふふ、ホキャエエエエエエエ!!!!」
高速で動き回り、飛び回る。地面と触れる度に火花が散る。服を着ていればたちまち焼けるに違いない。
ある種おぞましいほどの突進力だ、この突撃、彼女のクラスはおそらく――――
『ようやくあったまってきたってところか』
『ほれ、あと一押しだ□□□。まずはコイツを叩きのめして大人しくさせるぞ』
『えーと・・・なんて言ってたか。ああ、そうそう』
『蛆虫のライダーさんよ』
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最終更新:2018年03月19日 23:03