【酔いどれの受難】

■クエスト発生者
Uric M'Ots(99.76, -22.23, 302.66 Toxicologist)
クエスト真菌毒のAからZクリア後発生。
「それじゃ解説してやろう。まず、真菌毒はキノコとカビから作るんだけど、その威力って組み合わせによって変わるんだ。中にはヒューマノイドに接種、あるいは消化させても、ほとんど効果の見られない毒もある。だけどね、一部のキノコを用いると、全ヒューマノイドに致命的な威力を発揮する毒ができるんだ。この種のキノコを取り入れたものが、俗に言う「酔いどれ殺し」って真菌毒さ。偶然なことに、こいつは僕の研究とかぶるところがあるんだよ」
「「酔いどれ殺し」のことが知りたいか? もちろんこいつは、接種した相手の命を奪う劇毒だ。でもそれだけじゃない、もう1つ驚異的な秘密があるんだ。この毒の真価は、アルコールと一緒になった時にある。殺菌されてしまうどころか、アルコール中の糖分が触媒となり、反対に効果が倍増するんだ。酒のおかげで、口にしても味ではわからない。例えば、限りなくノンアルコールに近いビールに混ぜても、まず察知されることはないだろう」
「「酔いどれ殺し」が美しいのは、ものすごく遅効性なところさ。この毒は、何日もかけながら、肝臓や他の生体組織をじわじわと破壊していくんだ。症状が見た目に出てきた頃にはもう手遅れ、手の打ちようはないってことさ」
「厄介だが、実に使えるんだよ!そうだな……ちょうど話題にあがったことだし、実際に試してみるのはどうだろう? ちょうど使ってみたいところが……」
「お前が持ってきたものを蒸溜すれば、かなり大量の真菌毒ができる。だが、今のところは手持ちの「酔いどれ殺し」を使うか。この毒を、ゼックシアンが飲んでる酒に混ぜてきてほしい。どうだい、やるか?」
「よしよし、ちゃんとわかってたぞ。お前は見た目よりずっと頭のいいやつだってな……とか言うと、言い過ぎかな? ……ま、いいや。それじゃこいつが詳細だ。ちゃんとジャーナルに書きとめるんだぞ。信用してやった冒険者なら他にもいたけど、そいつらみたいにヘマするなよ」
「それじゃ「酔いどれ殺し」はこっちの小ビンに移しといた。ゼックシアンが飲んでる酒に、余さず均等に仕込んでくるんだぞ。キャンプ地は東の方だからな。それから、誰にも見られないように動くんだぞ。もし見られたら、目撃者はちゃんと消しておけ。お前を送り込んだのが僕だってばれるのだけは避けたい。Nybright家ゆかりの者がお前を送りこんだことがばれると、いろいろ面倒なことになるから。……わかったかい?」
「いい返事だね。忘れないうちに小ビンの方を渡しておこう。なくすんじゃないぞ、ド低能。使える形まで精製するのには、ものすごい時間がかかるんだからな。あと念のため復習だ……これからすることは、決して口外しないこと。そして万一目撃者が出たら、そのまま放置しないこと! 頼むぞ、間違いなく遂行するんだぞ! お前のことは頼りにしてるから。全力を出し切って、僕の印象を変えてみせろ。メチャクチャにしてくれるんじゃないぞ」
「あてにしてるぞ、冒険者。台無しにしてくれるなよな……」


■内容
レッサー・フェイダークでゼックシアン本営の飲料ストックに“酔いどれ殺し”を3つ投入する。


戻って報告。
「おや……ちゃんと戻ってきたんだな。お前、僕が考えていたよりも結構タフだね。ゼックシアンって、まともに戦うとかなりの強敵だろ……。それで、うまくいったのかい? あいつらの酒にうまいこと毒を仕込めたか?」
「よかった……よくやってくれたな。この話をすれば、Sharinaも喜んでくれるだろう。よし、お前! もう帰っていいよ。一応、例(「礼」の間違いだと思われる)を言っておくけど、ありがとう。お疲れさん」


■報酬
15ゴールド15シルバー54カッパー
ファクション:+300 Nybright Family
以下から一つ選択
“毒剤師のフィールドバック” “マスターの血壊毒” “マスターの再生のエッセンス”



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最終更新:2008年08月01日 13:03