337 :ブラホ○ ◆6464Q.3rTs [sage] :06/08/10 01:20:24 ID:???
『ブラホ視点③-一応メッセで許可取りました><』
ブラホは方向音痴では無かったが、この距離すらも書いていない地図だけで
目的地に辿り着けるのかが少し心配であった。
しかも方位磁石などといった便利な物は支給されていない。
大体の目安を付け、ひたすら目的地へと進むのみだ。
ブラホは何度も地図を読み返しながらひたすら昆虫研究所に歩いていた。
薄暗い森の中は月明かりで大体の輪郭はわかるが、得られる情報が少ない。
木のあまり生えていない所を方向を見失わないように歩く。
なるべく音を立てないように、人に気付かれないように。
人間同士とはいえ今の状況は弱肉強食の自然界に近い。
鋭い鎌を持った捕食者の前を、羽を広げて飛んでいればその後の展開は大体想像が付く。
しかし、気付いているのにわざわざカマキリの前を飛ぶチョウもいない。気付かないからやられるのだ。
そして、今まさにブラホに不測の事態が起こった。
「こんばんは♪」
それは突然だった。今まで誰も、何もいないと思っていた所から声をかけられたのであった。
ブラホは不測の事態に戸惑いながらも、次の自分の行動を考えた。
攻撃、防御、逃走、会話、どれを取るべきなのか。
だが残念な事に、ブラホの身体能力と武器ではせいぜい
タランチュラとスズメバチの巣を放り投げて逃げる事ぐらいしか出来なかった。
しかしそれは1度しか使えない技だ。スズメバチの巣をガラスケースに入ったまま
地面に叩きつけても、もう元には戻せない。
ブラホの思考が錯乱する。
すると、薄暗い森の中にいる声の主はこう続けた。
「あ、僕はあなたを襲うつもりはありませんよ。安心してください。…今そっちに行きますね♪」
338 :ブラホ○ ◆6464Q.3rTs [sage] :06/08/10 01:20:49 ID:???
だが、ブラホは安心する事が出来なかった。
それも当然だ。相手の武器はもちろん、誰なのかすらわからない。
騙まし討ちの可能性も十分有り得る。
しかし、声の主が出てきた瞬間、ブラホの不安は薄まった。
「どうも~^^」
闇の中の声の正体は、キス魔サンドイッチだった。
「ブラホさんこんばんは~。いやぁビックリしましたよ~。」
ビックリしているのはブラホの方だったが、構わず魔サンドは続ける。
「いや~、ブラホサンのその黒服のせいか、全然気付きませんでしたよ。
でも、そのオーラと長い髪でなんとなくわかりました^^
こっそり隠れて機会を窺っていたんですが…驚かせてしまってごめんなさい^^;」
自分にオーラなどあるのだろうか?そんなどうでもよい事を考えつつも、
まだブラホは状況を整理し切れてはいなかった。
名無しサンプリングの時とは違い不意打ちだったためか、いまだに体全体が緊張している。
「…まぁこの状況じゃなかなか安心できませんよね^^;」
魔サンドがまるでブラホが喋っているかのように独りで話を続ける。
「そうだ!!え~と、ちょっと待ってくださいね…あ、撃たないのでご安心を^^」
そう言うと魔サンドはバッグの中から武器を取り出した。
339 :ブラホ○ ◆6464Q.3rTs [sage] :06/08/10 01:21:02 ID:???
「じゃーん♪」
魔サンドが自ら効果音を付けて取り出したのは、
「SHOVEL HEADED KISS MACHINE」と書かれたボウガンであった。
「これが僕の武器だよ♪ほら、バッグの中にはもう地図とかしかないでしょ。なんなら…服の中とかも見る^^?」
ブラホは無言で魔サンドを見つめる。
「…まぁいいや^^;で…じゃあはい、どうぞ。先に言っておくけど僕は殺し合いとか
そういうのは否定派だから。…撃たないでね^^;」
そう言うと魔サンドはブラホにそのボウガンを渡したのであった。
そこでようやくブラホは彼の行動の意味に気付いた。魔サンドは自分の持っているカードを曝け出し、
さらに相手に渡す事によって、安心感を与えようとしている事に。
「どうかな^^;これでもまだ安心しきれないかもしれないけど…とにかく僕は君と戦う気は無い。
というかペアを組んで一緒に行動して欲しいんだ^^」
魔サンドが自分の行動の本質を笑顔で伝える。
ブラホは様々な事を考えた。そうしてブラホが最終的に出した答えは、YESだった。
裏切りがあるかもしれない、そういう事も考えに含めつつ、ブラホは魔サンドとペアを組む事にした。
ブラホは魔サンドの言葉に無言で頷く。
「いいの!?…ありがとう^^!!
いやぁ、一か八かの行動に出て良かった良かった♪」
魔サンドの笑顔がより強まったのがわかった。
「…あ、ところでさ、ブラホサンは今からどこに行く予定だったの?」
魔サンドの問いかけに対し、ブラホは無言で地図に書いてある昆虫研究所を指差す。
「おお!!僕もちょうど行こうとしていたんだ~^^…じゃあ、さっそくだけど昆虫研究所に向かおうか♪」
若干の不安は残ったが、仲間を探していたブラホには嬉しい出来事であった。
そして魔サンドの武器がボウガンである事、それもブラホにとってはプラスになった。
殺し合いの中で仲間を見つけた2人は、森の中を歩いていった。
356 :放浪軍師 ◆B5dupV1wRw [sage] :06/08/10 02:41:24 ID:???
放浪軍師「やべぇ…疲れた…」
俺は水さえ浴びれば、ほぼ無敵になれる。
大きな怪我を負ったとしても、大して気にせず全速力で走ることも可能だ。
…だがそれは、別に怪我が回復する訳じゃない。一時的な物だ。
走れば疲れは来る。だが、それを先延ばしにするだけ。
水の効果が切れれば、その疲れや痛みは俺を襲うって訳だ。
いつもコレが原因で、山笠が終わった後に爪が剥がれてるのに気が付いたりするんだよな…。
放浪軍師「…つうか、色々考える前に…寝ないと駄目やね…
放浪軍師、走りつかれて死亡。残り○○人とか笑えん…」
全速力で走った先、島の最南端。
目の前には謎の建物。ひとまず寝ることぐらいはできそうだ。
「ふぁぁあ…こりゃ限界やね。ここで寝させてもらいましょ」
疲れた体を押して、建物の入り口に手をかける。
…いや待て、今は殺し合いの場だ。
ここで何も用意せんで寝たら、簡単に殺されるやん。
でも疲れてて罠げな準備できそうもないし…
…こういうときは…あの策だな。
俺は入り口に張り紙をして、のんびりと建物の中で横になった。
ここは最南端にある謎の建物。
現在、入り口にはこう書かれている。
『この先危険だから入っちゃ嫌~よ -放浪軍師-』
【放浪軍師 建物の中で睡眠。入り口には謎の張り紙があるが罠は無い。いわゆる空城の計】
366 :キス魔サンドイッチ ◆li748o0d.c [sage] :06/08/10 05:20:26 ID:???
仲間をゲットした魔サンド。
二人で周囲を警戒しながら歩いているうちに脳裏には過去のことが浮かんでいた。
遠いあの日…。
一人の少年が草原を慌てて走っていた。
「チンゲンツアイ様、チンゲンツァイ様ー」
ペタン。
草に足を取られて、転んでしまう。
顔面から落ちたのか顔を真っ赤に染めていた。
「こ、こんなことじゃくじけていられないよ。チンゲンツァイさまに伝えないと」
気合を入れなおして、少年は駆け出した。
草原をどこまでもどこまでも日が暮れるまで。
無論、ブラホは隣を歩く魔サンドの脳裏など知らない。
【伏線(ぉぃ)】
368 : ◆1DJTEKKON. [sage] :06/08/10 21:34:20 ID:???
「TEKKONの場合③ -計画-」
「ん?キス魔さんとブラホが接触した?」
謎の女性と別れた後、休憩しつつ再度情報収集をしているTEKKONであった。
「会話聞いてると何か信用出来る感じだね。しかし…」
どのチャンネルをいじっても、キス魔さんと話してる筈のブラホらしき声は聞こえない。
こうやって聞いてると、キス魔さんの一人芝居にすら聞こえてしまう。
「ブラホのマイクが壊れてるのかな。これは誰のチャンネルかわからないから困る。」
あらゆるダイアル等をいじっても結局わからずじまいだった。
「そういえば…さっきの女性も完全に無音だったな」
廃墟の中で出会った女性。何を考えてるかまったくわからない不思議な女性。
「まさか…ね。ブラホが女だって聞いた事無いし、イメージすら出来んわw」
さっきの女性と影瑠板での書き込みを頭の中でオーバーラップさせてみた
あまりものミスマッチに思わずニヤニヤしてしまう。
とにかく、だ。
自分の取るべき行動は決まっている。
味方の集団に混ぜてもらう。その後、自分が知ってる情報を共有して対応策を考える。
完璧では無いが、この盗聴器さえあれば高い確率で敵と味方を選別出来る筈なのだ。
だから、複数の人の会話を特に大事にするし、
単体の人とは極力接触する気はない。敵か味方か判断しにくいからだ。
「とりあえず、明日にでもどこと合流するか決めるか」
TEKKONは草むらに横になり、静かに目を閉じる。
「まぁ・・・」
合流する前に殺される可能性はあるんだけどね。
という言葉を口にしそうになったが、怖くなってやめた。
382 :4 ★ [sage] :06/08/16 22:32:58 ID:???
4の場合②-やっぱり俺って
さてと、装備はこれでいいとしてまずは何処に行くかだよな
俺の装備から考えてもまずは遠距離攻撃・・・ってことは何処か見晴らしが良くて高い位置を取りたいな
辺りを見回す四天王、その目にある建物がうつる
「あの灯台なら結構周りを見渡せるな」
手にMGを持ち辺りを注意しながら走り出す四天王
しかし建物から10mぐらい走った所で違和感に気付く
「やっべ!!服着替えてねーし銃しか持ってねーぞ俺」
急いで建物に戻る四天王。そう彼は銃器を選ぶ事に夢中になって服や食料などを忘れていたのだ
「ふぅ、この服装のまま戦うって無理があるよな」
ロッカーの前で独り言を言いながら再度ロッカーを開ける
「おっ迷彩ズボンにブーツがあるやん」
新しい服を見つけ喜んでいる四天王、しかし次第にその顔が曇っていく
「何で上着が無いん?何で残りがバンダナと迷彩ペイントなんだよ!!」
いくら捜してもそれ以上何も見つからない
仕方なくバンダナを巻き、顔と上半身に迷彩をほどこし水と食料、銃器を持ち再度建物を出て灯台を目指す四天王
灯台に着き、自らの失敗にまた気付く・・・
「しまった灯台で迷彩って余計目立つやん!!」
そう、四天王は灯台の色なんて何も考えていなかったのだ
「まぁ、考えてもしゃあないし灯台の中に入るか」
437 :人の中の3 ◆O0NNNaIkLU [sage] :06/08/25 20:37:33 ID:???
『人の中の3視点②-やっと一人-』
どこからどう見ても恐らく誰が見ても清涼菓子である。
振ってみても、シャカシャカと粒がぶつかり合う音が聞こえるだけだ。
と、振ってから不用意に振ったりするのは危険だと気づいた。
やってしまったのは仕方ない。
「武器」として渡されたのだから、開けてすぐ爆発、ということはないだろう。
とりあえず開けてみる。
- 予想通り、予想通りであってほしくなかったが、白いタブレットが見えた。
食品であることから、まず思いつくのは毒だ。
毒となると、使用法がかなり限られる。
親しくなって食事に混入するくらいだろうか。
「何を考えてるんだ、俺は・・・・」
板住人と協力して影瑠を倒すのが目標な俺が、そんなことを考えるのはマイナスにしかならない。
ここはプラスに考えよう。
タブレットを一つ取り出してみる。
特に怪しいところはないが、これが毒ではないという保証もない。
影瑠はどうしてこれを俺に渡したのだろうか。
「・・・・アナリスク?」
俺とフリスクで思いつくことといったらアナリスクである。
別に好きでやっていたわけではないが。
というと、コレを然るべき場所に入れろということだろうか。
「・・・・」
それは流石に抵抗がある。
アソコというと水分が少なからずあるわけだから、水と反応して何かが起きるのかもしれない。
早速、地面にタブレットを置き、水をたらして10mほど離れる。
一応、しばらく近づかないでおくが、何も起きない気もする。
438 :人の中の3 ◆O0NNNaIkLU [sage] :06/08/25 20:38:30 ID:???
エモノが何か分からない状況で動くのは危険だとは思うが、ここに留まっていたほうが危険だ。
そう考えたのだが、この暗闇で明かりをつけて歩くのは自殺行為。
幸い、月明かりである程度の視界はある。
建物のほうに目を向ける。すると建物から出てくる人影が見えた。
逆光気味で顔がよく見えない。
こっちに来るようなので、物陰に身を潜め、覗くようにして顔を確認する。
歳も近く、面識もそこそこある。会ったのも昨日(?)が初めてではない。
影瑠板でもわりと気が合う一人だった。
『君達の中にも俺達の仲間がいるからな』
- この言葉が脳裏を過ぎったが、ベイダーに限ってそんなこともないだろう・・・・。
どう声をかけていいものか・・・・驚かせるのはあまりよくない。
先回りして道の真ん中に立つのがいいだろう。
というわけで転ばない程度に早歩きをしたが、足音は消せなかった。
「だ、誰かいるの?」
気づかれた。仕方が無いので普通に名乗り出る。
「ああ、驚かせてごめん。人の中の3だよ」
ベイダーは俺の声に一応安心したようで、草むらから出てきた俺を見ると笑顔を見せた。
「・・・・大変なことになったね。まさか影瑠さんがあんな人だとは思わんかった」
「うん・・・・でも、何かのギャグ、だったりしないかな」
それは希望的観測という奴だ。
俺もそうであってほしいが。
「ともかくバラバラになるのは不味い。早いとこ同志を集めないと」
「え?何するの?」
ああそうか、まだ言ってなかったな。
439 :人の中の3 ◆O0NNNaIkLU [sage] :06/08/25 20:40:28 ID:???
「・・・・あの建物を、制圧すればいいんじゃね?」
少し茶化して言った。
「それで仲間か・・・・」
ベイダーは少し考えているようだ。
「それより、この首輪がどうにかなれば、この島を脱出することもできるんじゃないかな」
なるほど、それがあったか。
「外せればいいんだけど、工具もないし、安全に外せる保証もない・・・・でもネジ穴はあるみたいだから分解はできると思う」
「そっかー・・・・」
その時、連続した銃声のような音が遠くのほうから聞こえた。
俺とベイダーは、一瞬ビクっと体を震わせる。
「・・・・ここも危ないね。どこか休めるところを探そう」
「そうだね・・・・」
俺達は地図を取り出し、薄い月明かりの中で進む方向を決めた。
俺は、そのことを後悔することになる。
『-やっと一人-』 END
455 :UMA ◆u.YAJIUMA. [sage] :06/08/25 22:22:43 ID:???
『UMA視点③―動き出す時』
さて。
ようやくここが島であるということに気づいた俺。
地図があることをわかっていながら今まで地図を見てなかったのは流石俺って言ったところだろうか?…自分が嫌いになりそうだよまっ
たく。
とりあえず現状確認すると、ここまで鼻歌歌いながらただただ歩いてきた。
持っているものは役に立つのかどうかもわからんものばかり。
すぐに殺す殺されるなんていうことになると思ってないってのはまったく変わらないけれど。
…正直なところ誰かに殺されなくたって死ぬぞ俺すぐ。
「サバイバル経験とかないもんなぁ…キャンプとかもしたことほとんどねえし」
なんかハチとかに刺されてどうしようもなくなって死ぬとかありそう。シャレにならん。
「そう考えると病院に行くべきなんだろうなぁ」
そう言って俺はもう一度地図を眺める。
「地図上にあるのは…」
まず島の名前が影瑠島。きいたことすらない。正式名称ともかぎらないんだろうけど。
そして神社。おみくじとか引くの好きなんだよなぁ…神様とかどうでもいい人なのにね俺。
んで影瑠山。…標高はちょっとわからない。火山とかだったら嫌だなぁ…
小漫湖…
「アハハ!らしいっちゃらしいネーミングだなぁ」
まったくこういうところは普段どおりだなホント。
昆虫研究所なんていうのもある。多分ここにいけばブラホと合流できるんだろう。それに関しては自信がある。
「しっかし統一性のない建物群だこと」
民家などもあるんだろうか?もしかしたら人が住んでいたのかも知れない。
456 :UMA ◆u.YAJIUMA. [sage] :06/08/25 22:23:25 ID:???
「問題は」
病院、灯台、そして…
「ホテル…だな」
鼻歌歌いながら歩いているとはいえやっぱり家には帰りたいものだ。
拉致までされてる。多分ある程度までは、もしかしたら全部影瑠の言葉は本気なんだろう。
っていうことはやっぱり必要なのは現状の打開なわけだよね。
やっぱ考えなけりゃならんわけだよ。
――これからどうするのか。
「さーて」
鼻歌を再開する。
三つの建物が注意にとまったのには一応理由がある。
病院に注意がとまった理由はただ一つ。最初に向いた自分の思考。
病院にあるものがほしいというのは恐らく皆考える。そして最初に病院に行く人は普通に考えれば多いはず。
いろいろな人と合流したいと考えるなら病院に行くのは得策な様な気もする。
しかしやはりそこには問題がある。
恐らく影瑠の味方も多く集まるはず。…というか絶対いる。
基本的に俺は皆を信じてるというのには変わりは無いけれど恐らく影瑠の言っていることは本当だと思う。
そもそもそうでなけりゃこんなこと成立するはずもない。
だからもしかすると人が一番集まる代わりに一番お互いに信用できない場所になる可能性が高い。
疑心暗鬼になりながら仲間と接するのは正直嫌だ。まぁそこが恐らく影瑠の狙いなんだろうけど。
気楽には行くけれど最低限の注意はしなけりゃでしょやっぱし。
457 :UMA ◆u.YAJIUMA. [sage] :06/08/25 22:24:22 ID:???
灯台に関してはこれはもう簡単な話。
とりあえずここには以前人が住んでいたんだろうという推測が立つということ。
…一般人かどうかがわからないのが微妙なセンなんだけどなぁ…個人所有だと言われりゃそれまでなんだし…
それ以上に大きな理由としてはあれだ、俺の住んでいるところに灯台があるから単に目にとまっただけという…
「~♪」
鼻歌でごまかしても駄目だよなぁ……それ以前になんで誰もいないのにごまかす必要があるのかというところなんだけど。
「~♪……ふぅ」
すげーマイペースだな俺。
……あぁもうそんなことはどうでもいいんだよ!!
最後にホテル。多分俺の考えだとここに行くのが最適。
それは間違いないんだけど…
「事故と合流できない可能性高いよなぁ」
でもまぁ…
「どこ行ってもそんなかわらないわな、途中で会えればそれでいいじゃない!」
そういう事だ。
幸いなことにむやみに進んでいたのに方向はホテル。
運のよさに小踊りでもしたい気分。もちろん鼻歌必須。
「よっしゃー!」
行き先は決まった。
廃ホテル。とにかくもうそれしかない。
やっぱり鼻歌と共に俺は歩いていくのだった。
465 :名も無きリスナー [sage] :06/08/26 23:44:47 ID:???
時計の針は10時半に近づいている。
最初にTEKKONがこの部屋を出てから30分ほどになろうか。
一人、また一人とロッカーの中のデイバックを抱えて夜の闇へ消えていく。
今この部屋にいるのは兵士二人を従えた影瑠。
そして、俺を含めて三人のオフ会参加者。
「次、NachtKraeheさん。」
俺の隣に座っていたナハトさんが名前を呼ばれ、立ち上がる。
ナハトさんはロッカーの鍵を受け取り、ニヤリと笑みを浮かべると
そそくさと立ち上がり、この部屋を後にした。
次が俺の番か?
名前を呼ばれた瞬間、俺たちは否応なしにこの殺し合いゲームの場に放り出される。
二度と日常へは戻れないという現実を認識しなければならなくなる。
その瞬間が永遠に来なければいいのに。
そんなことを考えながら最後に残ったゆんぼーさんと顔を見合わせる。
そして、名簿を持った兵士が、最後から二番目の名前を読み上げた。
「次、ゆんぼーさん。」
最後から二番目の参加者はゆんぼーさんだった。
どうやら俺が最後らしい。
ゆんぼーさんはロッカーの鍵を受け取ると、
不安げな表情でトボトボと出口へ歩いていった。
そして…
「次、Rboy03さん。」
俺の名前が呼ばれた。
467 :名も無きリスナー :06/08/27 00:09:05 ID:/vSpevTi
「う~~女の子女の子」
いま女の子を探して全力疾走している俺はオフ会に来たはずの
ごく一般的な影瑠板住民。
強いて違うところをあげるとすれば
みんなで殺し合いをしてるってとこかナ――
名前はUMA。
そんなわけで海辺にあるこの廃ホテルにやってきたのだ。
ふと見ると、ホテルの前のベンチに一人の若い男が座っていた。
「ウホッ!いい卑姐…」
そう思っていると、突然卑姐さんは俺の見ている目の前で
デイバッグのファスナーを開けはじめたのだ…!
472 :UMA ◆u.YAJIUMA. [sage] :06/08/27 01:18:23 ID:???
『UMA視点⑤―目的の在処1』
「ファスナーを開け始めた…」
ウホッ…
「………なんてやっている場合じゃないよなぁ…」
目の前には卑姐。
人があまり来ない確立が高そうな建物を目指したつもりでいた。
あまり人が多くなると疑心暗鬼の起こる確率が高すぎる。だからこそ人の来る確立が
低そうなこの建物を選んだ。
…まぁ確立的に低いというだけだしそれは理由の一つ、それも一番小さなものにしか
過ぎないんだけれども。それでもまさか着いたとたんに人に会うとは正直なところ思っ
てはいなかった。
でもまだ俺を含めて二人。
入り口であれだけ堂々と何かをやっているんだから少なくとも卑姐さんよりも後に
人が来たというのは考えにくい話ではある。
そう考えると状況は悪くない…よね…?
そう信じるしか俺にはないわけだけどさ。
そうすると今考えなきゃいけないのは俺がこれからどう行動するかだよね。
「えと…」
卑姐さんに聞こえないようにつぶやくととりあえず俺は卑姐の行動を少し見てみる
ことにした。
卑姐はデイバックのファスナーを開け何かを取り出そうとしている。
周囲に特に注意を払っているようには見えない。何か話しているようにも見えない。
…とりあえず誰かに連絡を取っているとかそういう話は無い様だ。
現在見ていてわかるところはこんなところかな?
この少ない情報で俺はどう行動するのかを決めなきゃならないわけで。
それは結構難しいことのように感じられるのはきっと錯覚ではない。
473 :UMA ◆u.YAJIUMA. [sage] :06/08/27 01:18:37 ID:???
そもそも。
ここに来ることを決めてから今に至るまでが悪かった。
ホテルに来ると決めたのはよかった。それしかなかったのだろうし。
でもそっからが問題だった。
ホテルって書いてあるけどもしかしてラブホじゃないよな?とか、
ラブホって女の子と一緒に行くものだよな?一人じゃ寂しいよな?とか、
それじゃ女の子を捜せば良いんじゃね?とか。
挙句の果てには鼻歌の歌詞が『女の子~♪』に変わる始末。
緊張感のなさはやっぱり健在だった。…あほすぎて自分が嫌になる。
ただまぁその状態で結局何もなくここまで着いたっていうのはやっぱり運が良かっ
たよなぁと思う。事故に会えなかったというのは正直残念だが。
なんだかんだ言ってもこのオフ会に集まった影瑠板住民の中で一番信用できている
のは事故だというのは事実である。
とりあえず一度リアルで会ったことがあるというのはでかかった。
何度も一緒にラジオをやってるし、いいやつだっていうのはわかってる。
……そういう意味ではなぜ影瑠がこんなことをやっているのかは正直理解できない
問題なんだけど。
それでもやはり一番最初に合流しておきたいのは事故だった。
それにちょっと引っかかることが多すぎたから…この事態は。
なんとかして家に帰りたいものだ。
474 :UMA ◆u.YAJIUMA. [sage] :06/08/27 01:19:03 ID:???
そんなことを考えているうちに卑姐さんがデイバックから目的のものを探し当てた
ようだ。
結局とりだしたものは水。のどが渇いていたらしい。
「ゴクゴク……ふぅー」
俺の耳には卑姐さんが水を飲む音が聞こえてくる。
足元にデイバックおいて、実においしそうに水を飲む卑姐。やっぱり警戒している
様子とかは無い。
……俺も水飲みたくなってきた。
水を飲み終わった卑姐さんはデイバックに水をしまうとそれを肩に背負う。
恐らく卑姐さんもホテルの中に入るつもりなのだろう。
俺は行動を選択しなければならなかった。
卑姐さんにはトナメ時代からお世話になっていた。
あのキャラクターに元気付けられたことが何度あったかわからない。
トナメが終わってからも楽しくやってくれた仲間の一人。
ラジオのトークも好きだった。
…やっぱり声、かけるべきだよな。話し相手はいたほうが絶対楽しいし!
この状況打破する仲間としてはいい人だと思う。
そしていろいろと考えていることを話せるはず。
だから俺は。
「卑姐さ~ん!UMAですー!」
声をかけることにした。
476 :放送事故 ★ [sage] :06/08/27 01:35:59 ID:???
暗い
こんなところに誰がいるというのだろうか
いて欲しいとは思う
だが……
「何かおったら怖いっちゅーねん」
恐怖を紛らわすためか、大きな独り言となる
「はぁ……怖がりなん忘れとったわ」
事故は病院の前に座り込んでいた
ここで待っていても誰か来るかもしれない
待つか?
……!
遠くで銃声が聞こえた気がした
座っている場合じゃない
動くって決めたばかりだろ
477 :放送事故 ★ [sage] :06/08/27 01:36:27 ID:???
それにしても、怖い
ここにいても怖いが、病院に入るのも怖い
前門の虎後門の狼とはこういう状況か
「虎穴にいらずんば虎児を得ず、いい人がおればいいなぁ……」
病院に足を踏み入れながらつぶやく
「あー、やな感じする……こういうとこ絶対近づきたくないのに」
自分の「やな感じ」は当たらないことをわかっていながら
つい口に出してしまうのはぬぐいきれない恐怖心のせいだろう
さて、どうやって人を見つけようか
病院内はこの小さな島に似合わない広さがある
隠れるスペースもある
闇雲に探すのは得策とはいえない
出てきてくださいと言ってみたところで出てくる奴などいないだろうし
自分の位置を相手に知らせることになるのも不安だ
荒れてこそいないものの、静まり返った病院というものは不気味で仕方がない
埃臭さが鼻に付く
ざっと見回ってさっさと出よう
誰もいないとしても何か武器になるものはあるかもしれない
それに、役に立つ薬品は少なからずあるはずだ
仲間が得られなくてもそれくらいのものは手に入れておきたい
481 :放浪軍師 ◆B5dupV1wRw [sage] :06/08/27 03:36:29 ID:???
放浪軍師「・・・ん?ココ何処?」
体を起こして周りを見渡す。
・・・そうか、俺はココで寝てたんだったな。
体力は・・・万全とはまだ行かないらしい。
張り紙効果で暫くは安全だろうし、まだココでのんびりしておくか。
さて、体はゆっくり休めるとして、そろそろ頭は動かしておこう。
まず俺の配布武器を確認しておこうか。
横においてあるバッグを寝転んだまま空ける。
入っていたのは、食料と水3、空ペットボトル1。
そして何か怪しげな箱…中には…
放浪軍師「・・・ギャルゲたん仕様爆弾??なんやこれ」
同封してあった解説書に眼を通す。
483 :放浪軍師 ◆B5dupV1wRw [sage] :06/08/27 03:38:04 ID:???
軍師さんの武器には私特製の爆弾ですよ?
でもこの爆弾は普通の爆弾じゃありませんです。
軍師さんならこの爆弾の効果…すぐわかるハズですよ?
__ _., 、o.。+,
. '´ ヾ ヾ;※●~*
「'i iノノノキi /ゞ+☆゚’'
んIiャ(l ^ヮノリ/ ./ )'´`
ノ! リriつつjゞ じゃあ、軍師さん。頑張るですよ♪
( ( /ルケ,`ノ
/_,,..ノj〉
~~~~~~~
普通の爆弾じゃない?俺ならすぐわかる?
…なるほど。アレか…。
サンキューギャルゲたん!
殺傷能力のある爆弾なんかより、俺にとってこの爆弾は最高の武器だぜ!
【放浪軍師 武器 ギャルゲたん仕様爆弾4個】
487 :ゆんぼー ◆YUNboJPYig [sage] :06/08/27 07:42:07 ID:???
『ゆんぼーの場合-たいぎい-』
今日は、影瑠主催の影瑠板のオフ会に来たはずだった・・・。
だったはずなのだが、周りには板の面子の他に軍人みたいな格好をした奴らが数人銃を持って影瑠を囲むように並んでいた。
おかしいなと思いつつ、影瑠が口を開いた「殺し合いをしろ」と一瞬聞き間違いかなと思いつつ回りの人に聞いてみたが聞き間違いではなかった様だ。
影瑠の発言でどよめく人間は居なかった、どよめきを無視しつつ影瑠は話を続けた大まかな説明を終えた
後に、それぞれに武器と物資の入ったロッカーの鍵が渡されて行く
「俺は最後から二番目か・・・」
鍵を渡され不安に思いながらロッカーのある階段へと下りて行くロッカー前に立つと鍵を使って開けたガチャッ・・・。
ロッカーには、黒いバットケースの様なものに入れられていた予想ではライフルか?と思い少し期待しながら中身を見たその瞬間落胆した・・・。
「これは、何かの間違いか?」中に入っていたのは全くの見当違いのモノだった。
「デッキブラシ?これで床でも磨けってか?殺し合いするのにこれかよ・・・。」
ため息が出たしかし、これで生き抜く算段を考えなければならないとり合えず他の物資の中身を確認した
「コンパスとエリアマップと数日分の食料とペットボトル3本」
「さて、どうしよっかねぇ・・・こんなもんじゃ殴打程度のダメージだろうしせめて物資の中にサバイバルナイフくらい欲しかったな・・・。」
まぁ、考えてもしょうがないので荷物を持って集合場所へ行く。
不安はないと言えば、嘘になるが殺らなければこちらが殺られてしまう・・。
それにしても、初対面の人間同士でいきなり殺し合いをさせられるとは思いもよらなんだ。
とりあえず、移動して森の茂みに潜む事にした。
数分後・・・「たいぎいのぅ・・・」ふとそんな独り言が出る流石にうつ伏せのまま緊張状態で静止しているのは相当疲れる。
「しかし、広島からわざわざ来たのに殺し合いせぇってどうしろいうんよブチたいぎいわ全く・・・。」
当分こんな独り言が続く、だが我に返る独り言は禁物だという事に敵にこちらの位置を気付かれてしまうので内の中で呟く事にした。
これなら、野球観にいっとけばよかったな・・・しかし、後の祭りこの戦いを生き抜くほかに術はないのだ。
490 : ◆6464Q.3rTs [sage] :06/08/27 15:47:12 ID:???
『宣伝野郎視点①-ログ取得面倒すぎて頭来た』
闇の中を歩く男がいた。
彼の名前は宣伝野郎。普段は影瑠板で名無しとして活動している。
コテハンを付けるとしてもそれは宣伝をする時だけ、
任意IDをいい事に裏で宣伝をしている。
「しっかしなんだってこんな暗闇の中独りで歩かなきゃいけねぇんだよ。」
宣伝は漆黒の闇の中昆虫研究所へと向かっていた。
とりあえず人が来そうな所、そこで誰かに会おうという算段だ。
「こいつがあれば誰がいようと大丈夫だろ。」
そう言って不敵な笑みを浮かべる宣伝野郎の右手にはリボルバーが握られていた。
「残り6発、1人でも多く殺してより強力な武器を奪えばOKだな。」
自分が生き残る事しか宣伝野郎の頭には無かった。
自分さえ良ければ後は気にしない、そんな思考回路を持つ人間であった。
「とにかく誰かいたら不意打ちで…」
その時、宣伝野郎の背中に激痛が走った。
「ぐああああああああああああああああ」
宣伝野郎は急遽として自分の身に起きた出来事を、理解できなかった。
えもいわれぬ恐怖の中、後ろを振り返るとそこにはよろずやがいた。
491 : ◆6464Q.3rTs [sage] :06/08/27 15:47:21 ID:???
「ちっ、これぐらいじゃ死なないか。」
よろずやの右手に装着した鉄のツメから宣伝野郎の血が滴り落ちる。
不意打ちをするつもりが完全に不意を突かれてしまった。彼は目の前の光景に怯えるしかなかった。
「くっ…な、なんだよお前!!いつの間に…!!」
「どうでもいいだろ、そんなこと。」
そう言うとよろずやは宣伝野郎の懐へ一直線に向かって行った。
「…!!女だろうが関係ねぇ!!殺してやる!!」
宣伝野郎は走り来るよろずやに狙いを定めリボルバーの引き金を引く。
銃声が森の中に響く。しかし銃弾はよろずやの頬を掠めるだけであった。
そして次の瞬間、宣伝野郎の左腕が宙に舞った。
「ぎゃあああああああああああああああああ!!!」
「…いちいちうるせぇな、黙れよ。」
よろずやはそう言うと左手に持った聖なるナイフを構え直す。
「なんだよこれ!?どうなってるんだよ!?」
宣伝野郎は地面に転がる自分の左腕を見て今の状況を理解する。
『このままでは確実に殺される。』
492 : ◆6464Q.3rTs [sage] :06/08/27 15:47:26 ID:???
「次で終わりだ。」
再びよろずやが宣伝野郎の懐へ走りこむ。
「く、くそおおおおお!!死ね!!死ねえええええ!!」
宣伝野郎は叫びながらよろずやに向けて発砲する。
だがしかし、両手で当てられなかった銃弾が片手で当てられるはずも無く、
宣伝野郎の撃った銃弾は森の中に消えていった。
そして次の瞬間、よろずやのナイフが宣伝野郎の脾腹を貫いた。
暗闇の中に鮮血が飛び散った。
「がはっ…こんな…所で…く…そ…。」
宣伝野郎は崩れるように地面に倒れこんだ。
「殺すだの死ねだの口だけでうるさい男だったな。」
よろずやはそう言うと宣伝野郎の手からリボルバーを奪い取った。
「残り4発か…まぁいい。」
よろすやはナイフに付いた宣伝野郎の血を拭い取り、昆虫研究所へと向かって行った。
宣伝野郎:死亡
最終更新:2006年09月20日 22:36