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【Chapter1 紫苑路 弥生】 全国から押し寄せた観客で、会場はごった返していた。 まるで、お祭りさわぎのようである。 場内アナウンスが、選手たちの最終エントリーを急かしていた。 紫苑路 弥生の前に、湾岸学園都市を代表する面々が集結する。 涼風 美春、神名 柚木、新垣 一紗、孫 美陽、柳本 ひなの、久慈 天音、俵 真悠子の7人だ。 紫苑路 弥生 「皆、エントリーを済ませてきたかのぅ?」 涼風 美春 「ちゃんと腕に、ゼッケンをプリントしてもらったよー」 美春が腕を突きだしてゼッケンの存在を意識すると、学校名とゼッケンナンバーが日焼けのように浮かび上がってきた。 弥生 「ほほっ、よいよい。ではな、万全の態勢で試合へ臨むには、準備運動が必要じゃ」 神名 柚木 「そうね。ここぞ、と言う場面でケガをしたら悔やみきれないもの」 柳本 ひなの 「それじゃあみんなしてぇ、準備体操するさね!」 弥生 「せっかくじゃから、わしの胸を貸してやるぞい。ささ、遠慮なくかかってくるがよいぞ」 俵 真悠子 「えええーっ、試合前にくたびれちゃうよおー」 弥生 「なあに、少々動き回って、へたばったぐらいの方が、ちょうど良いのじゃ。それ、何を遠慮しておる? さすれば、こちらから容赦せずにいくぞいっ♪」 孫 美陽 「よし、受けて立つアルっ!」 新垣 一紗 「私もがんばろっと。美春と柚木もファイトだよ!」 美春 「うんっ」 柚木 「ふたりとも、あまり無茶してはダメよ?」 久慈 天音 「どうぞ、お手柔らかに願います…」 弥生 「さて、わしの体に触れられるかな…?」 弥生が手を天にかざすと、地面がビリビリとふるえはじめた。 |
2週目へ続く |
?限目へ続く・・・ |