ミッション№ |
名前 | 特殊条件 | 人数 | 戦利品 |
上級 №C0001 |
09 / 11 / 25 ~ 30 / 12 / 31 加奈子先生の受難! |
リーダー 加奈子 |
4人 | マナーLV3 (5ポイント) |
プロローグ |
加奈子 「連絡事項は以上です。では、今日はここまで」 凛 「きりーつ! 礼っ!」 クラス全員 「さようならー」 加奈子 「はい、さようなら。気をつけてねー」 ふぅ・・・、と一息。 あとは、職員室に戻って明日の準備を少しすれば、今日は早めに帰れるな~、と加奈子が考えていると、弥生が声をかけてきた。 弥生 「加奈子先生」 加奈子 「あら、弥生さん、どうしたの」 弥生 「放課後、ちと試したいことがあるんじゃが・・・。時間はあるかの?」 加奈子 「え、ええ。大丈夫よ。ただ、一度職員室に戻るから、30分後ぐらいでも大丈夫かな?」 弥生 「うむ、大丈夫じゃ。では、体育館の方に来てくれるかの」 加奈子 「体育館ね、わかったわ」 弥生 「うむ、たすかる」 試したいことってなんだろうと思いつつも、安請け合いしてしまった加奈子。 しかし、それは加奈子の受難の始まりだった・・・。 |
危険度 ★★★★★ 変身前 KC0025 紫苑路 弥生 1150 / 200 / 170 3/3/2/3/4 生命力800以下 変身後 *** / 220 / 180 20/20/10/20/40 敵サポカ 無し |
体育館に入ると、中央付近で既に弥生が準備万端といった感じで待っていた。 弥生 「加奈子先生! こっちじゃこっち」 弥生に呼ばれて、加奈子も弥生の傍へ行く。 加奈子 「試したいことって?」 弥生 「うむ、先生のアビリティの事は聞いておる。そこで、わしのアビリティをクローンしてもらって、自分のアビリティのクセや弱点を探したいと思ってな」 加奈子 「なるほどね・・・。そういうことは、確かに自分のアビリティを自分で受けてみるのが一番早いわね」 弥生 「というわけじゃから、よろしくのむ」 そう言って弥生は、自分のポケットから種の入った袋を取り出し、いくつかを加奈子に渡した。 そして、そのうちの一粒にプラントコントロールを使い発芽させる。 それを加奈子が静かに集中をしながら触れる。 弥生 「先生、準備はいいかの?」 加奈子 「ええ、いいわよ!」 こうして、加奈子の受難が始まった・・・。 |
危険度 ★ 変身前 KC0056 高橋 智佳 950 / 180 / 170 2/1/5/2/4 生命力600以下 変身後 *** / 200 / 180 10/5/30/10/25 敵サポカ 体力Lv1×2 |
弥生 「ふぅむ、なるほどのぅ・・・」 加奈子 「何かつかめたかしら?」 弥生 「うむ、助かった。さて、と・・・」 加奈子 「???」 おもむろに弥生が体育館の入り口の方に顔を向ける。 弥生 「コソコソとそこで覗き見しておらんと、中に入ってきたらどうじゃ?」 加奈子 「えっ!?」 ガタガタっと音がしたと思うと、入り口からぞろぞろと人が入ってきた。 智佳 「みゅ~。バレてたみたいにゃ」 美空 「そうみたいだね」 心菜 「だから覗き見なんて・・・」 心絵 「まぁまぁ、そういわないの」 加奈子 「あ、あなた達、一体いつから・・・」 弥生 「最初からじゃな」 と、あっさりと言ってのける弥生。 弥生 「おお、そうじゃ! ちょうどよいから、おぬしらも試してみるか?」 美空 「え!? いいの?」 美空が目を輝かせて食いついてきた。 弥生 「大丈夫かのぅ、先生?」 加奈子 「ええ、少しならいいですよ」 弥生 「ということじゃから、そうじゃのぅ・・・。まずは、智佳、おぬしからじゃ」 智佳 「みゃ!?」 いきなり名前を呼ばれてびっくりした様子の智佳。 弥生 「ほれ、こっちへ参れ。それじゃ、先生よろしくの」 こうして、本日2人目の相手が始まった・・・。 |
危険度 ★ 変身前 KC0009 双羽 心絵&心菜 1100 / 190 / 170 3/2/3/2/3 生命力750以下 変身後 *** / 210 / 180 20/20/10/10/30 敵サポカ センスLv1×2 |
智佳 「にゅ~。戦闘向きな使い方は苦手にゃ~・・・」 加奈子 「そうねぇ・・・。でも、もう少し訓練をして出力を上げれば、攻撃用としても使えそうよ」 智佳 「先生、ありがとうにゃ」 加奈子 「どういたしまして」 笑顔で智佳に返事をしたところで、かんぱつをいれず弥生が声を出す。 弥生 「では、次は双羽姉妹やってみるかの? シンクロボイスはクローンできるかどうかも、興味があるしのぅ」 心絵 「そうね~」 心菜 「確かに気になる・・・」 加奈子 「それは試してみたいわね。私は構わないわよ」 少し疲れてきてはいたが、今は加奈子自身も好奇心が上回った。 心絵 「それじゃぁ・・・」 心菜 「いきます」 二人が呼吸を合わせて"歌"いだした。 |
危険度 ★ 変身前 KC0050 高岩 美空 1250 / 200 / 190 4/2/6/3/3 生命力700以下 変身後 *** / 220 / 190 20/10/30/20/20 敵サポカ センスLv1×2 体力Lv2×1 |
弥生が作り出した巨大な植物のツルを、加奈子と双羽姉妹3人の衝撃波のシンクロボイスによって、粉砕される。 弥生 「ほぅ・・・、これは・・・」 加奈子 「すごい・・・」 心絵 「わぁ~、いつもより歌が賑やかだったわねぇ~」 心菜 「姉さん・・・、3人だったからね・・・」 心菜だけは、若干違ったリアクションだったが、誰もが意外な結果に驚いていた。 弥生 「クローン出来ただけでなく、共鳴を起こして通常よりも数倍の効果が出ているようじゃのぅ」 加奈子 「でも、1人で2人分のアビリティを発動してるようで、消費がかなりキツいわね・・・」 心絵 「あ、先生、ありがとうございました」 心菜 「ありがとうございました」 加奈子 「こちらこそ。貴重な体験をさせてもらったわ。それじゃ・・・」 弥生 「さてさて、と」 今日はそろそろお開きに、と加奈子が続けようとしたが、弥生がそれを遮った。 すると・・・ 美空 「はいはいはーい! いよいよ私の番ね!」 と元気一杯に手を上げている美空がいる。 弥生 「というわけなんじゃが、先生。もう少しだけいいかのぅ?」 なんだか弥生の計算通りに進んでいるような気がしなくもない加奈子だったが、もうここまでくれば1人ぐらい変わらないだろうと思い 加奈子 「これも生徒達のため、大丈夫よ!」 美空 「やったー! そうこなくっちゃ!」 と、腕をぐるんぐるん回しながらやってくる美空。 そして、ライターに火を灯す。 美空 「それじゃ、先生。よろしくお願いします!」 加奈子 「お、お手柔らかにね・・・」 美空が火を操り、火球を作り出した! |
エピローグ |
美空の放ったファイアーワークスの火球を、クローンした加奈子のファイアーワークスで相殺したのを見て、美空が感嘆の声をあげる。 美空 「うはー、先生のアビリティって本当にすごいね!」 加奈子 「ど、どうも・・・」 美空 「よーし、今度はもう少し強めのを・・・」 加奈子 「あ、ちょ、ちょっと・・・」 美空がもう1発と準備をし出したその時、 弥生 「そこまでじゃ!」 美空 「えぇ~・・・」 弥生の一声が体育館に響いた。 と、同時に美空の残念そうな拗ねたような声も聞こえてきた。 弥生 「先生もお疲れのようじゃし、今日はここまでじゃな。」 連続で4人のアビリティをクローンして使用したので、加奈子はかなり疲れていた。 弥生 「先生、良いものを見せてもらった。ありがとうの」 加奈子 「ど、どういたしまして・・・」 弥生 「ふふふ、後はゆっくり休んでくだされ」 そう言って、弥生が他の娘達を連れて体育館から出て行く。 並みのアビリティならば、このぐらい加奈子は余裕なのだが、相手はレアアビリティスト・ハイアビリティストの集まる桜ヶ浦学園の生徒達。 加奈子は、改めて彼女達のこの学園のレベルの高さを認識した。 加奈子 「ふぅ~、早く帰ってシャワーでも浴びよう・・・」 しかし、これで終わりではなかった。 その後、この体育館での出来事は学園中に広まり、しばらくの間、毎日のように放課後に色んな生徒の相手をさせられたそうな・・・。 がんばれ加奈子! 負けるな加奈子! |