ミッション№ |
名前 | 特殊条件 | 人数 | 戦利品 |
上級 №A0044 |
07 / 06 / 29 ~ 07 / 08 / 31 珍道中記~突然の来訪者 |
なし | 2人 | 修羅LV3 (ポイント) |
プロローグ |
京の宿で休んでいたテンの元に珍妙な来客が一陣の風と共にやって来た。 かまいたち 「おい、そこのちっさいの。お前がテンか?」 明らかにテンよりも小さいその妖怪は、テンに鎌を向けて問いただした。 テン 「えっ?そうだけど・・・。」 急に現れた妖怪に驚いたテンは、思わず素直に問いに答えてしまった。 かまいたち 「そりゃ良かった。探したんだぜ。それじゃお前の飼ってる管狐出してもらおうか。」 せっかちな妖怪は管狐をライバル視して、この京までやって来たのだった。 見た目が可愛い妖怪同士の戦いが始まろうとしていた。 |
危険度 ★★★ SC0207 かまいたち 1000 / 200 / 200 6/5/8/8/4 敵サポカ 鬼道Lv2×3 |
太助 「かまいたちが何のようだい?ことと次第によっては簡単には帰すわけにはいかないね。」 かまいたち 「出てきやがったか。小娘には用はねぇんだ。俺が用があるのはお前さ!」 テンは小さくて毛並みが柔らかそうな2匹が対峙した様子をほのぼのと眺めていた。 かまいたち 「やい。管狐!俺と勝負しやがれ!」 太助 「いいだろう。テンと絹は手を出すなよ。男と男の1対1の勝負だからな!」 |
敗北時 | 太助 「なかなかやるね。そろそろ本気を出させてもらおうか。」 かまいたち 「負け惜しみを言いやがって、いいだろう。何度でも戦ってやるぜ。」 |
危険度 ★★★★★ SC0208 羅刹 2000 / 300 / 220 8/8/6/5/7 敵サポカ 修羅Lv2×3 水月Lv2×2 |
小さな2匹の戦いは見ている者を飽きさせることなく終わった。2匹は乱れた呼吸を整えながら会話を続けた。。 かまいたち 「強いじゃねぇか。今回は俺の負けってことにしてやるよ。管狐!」 太助 「おれの名前は太助ってんだ。名前ぐらい覚えやがれ!」 かまいたち 「太助か。その名前覚えた。次は負けねぇからな。」 負け惜しみの言葉を残し、かまいたちは風と共に立ち去った。 絹 「いったい何だったのかしらね?」 テン 「ねぇ。でもさっきの子もかわいかったね。」 蚊帳の外で見ていた絹とテンは、のんびりとお茶をすすりながら様子を見ていた。そんな様子を静かに見つめる者がいた。 「戯言は終わったか?」 その声は一瞬にして周囲を凍らせるほど冷たかった。 絹 「誰?テン気をつけて!」 夜の帳から褐色の肌の男が姿を現した。 羅刹 「蘭丸様の命により、貴様の命頂戴する。」 問答無用と言わんばかりに、その男は襲い掛かってきた。 |
敗北時 | 絹 「テン!大丈夫?」 テン 「うん。私よりも絹の方が怪我したんじゃない?」 絹 「ちょっとね。でも大丈夫。太助もさっきの疲れが残ってると思うけど頑張って!」 太助 「疲れが残ってたこと気付いたか。でも、もう大丈夫だ。次の勝負で目に物見せてやる!」 絹 「その調子でお願いね。さぁもう一度勝負しましょう!」 |
エピローグ |
羅刹 「小娘と侮ったか・・・。」 太助の一撃が男に深手を負わせたことで戦いは終わった。だが、普通ならば致命傷となるはずの傷を負いながらも男は倒れなかった。 羅刹 「今日のところは様子見としておこう。まだ黄泉に戻るわけには行かない。この世に戻していただいた恩を返してはいないのでな。」 そう言い残すと男は闇に溶け込むように消えた。 太助 「なんだってんだ。かまいたちの次は訳のわからねぇ男が襲ってくるなんてよ。」 絹 「さっきの男は覇王の手先よ。前に会った人と同じ匂いがしたから。」 太助 「覇王の手先か。それじゃ捕まえて覇王の居場所聞き出すんだったな。」 テン 「様子見って言ってたから、また来るのかな・・・。」 絹 「たぶんね。これからはもっと警戒するようにするね。」 テン 「あの男の人の前に来た子が来るのは歓迎できるけど、さっきの人は怖いね。」 太助 「どうする?京から逃げ出せば追ってこないかもしれないぜ。」 その言葉に一瞬考え込むが、それは決意を新たにするための時間だった。 テン 「大丈夫。逃げ出さないって決めたから。」 京に着けば太助たちを覇王の呪縛から解放する方法が見つかると信じてここまでやって来た。なんとしてもその方法を見つけるまでは帰れない。そう心に決めたテンは真っ直ぐと太助と絹を見つめた。 |