武器「杖」について記載するページです。
対応ver:2.4
■特徴
[詩魔法]カテゴリスキルとの両立が可能な武器。
[赤魔法]でダメージを与えつつ、[杖]スキルで味方を支援することが基本的な動き。
非常に強力なダメージを与え、爆発力のある支援効果で味方を支援する。
攻撃と支援の両立を無理なく行なえる武器である。
強力な詩魔法カテゴリを両立し、圧倒的な支援効果を持つ反面、数多くの欠点を抱える武器でもある。
[杖]スキルを発動するには[ベゼルムーン]を除き、[詩魔法]の詠唱が必須である。
そのため[詩魔法]を詠唱できないと、杖スキルが発動できない。
他の武器スキルと異なる仕様の一つである。
2つ目に[杖]スキルによる支援を行なうタイミングが遅いこと。
[杖]スキルは[ストローフィ]の発動を前提とした効果値であるため、基本的に2ターンに1回、支援効果を発動することになる。
1ターン目に強力な効果を与えることができないことが、他の支援武器と比較して欠点となっている。
3つ目にスキル構成の難しさ
[杖]スキルを発動するには詠唱が必須である為、詩魔法の発動を考慮したスキル構成になる。
そして[杖]スキル自体が[杖]スキル同士で組み合わせること前提である。
詩魔法と[杖]スキル、双方を強い状態で発動するには数多くのデータを知る必要がある。
4つ目にスキル回しの難しさ
杖がアルトネリコTRPG最高難易度と言われる原因はここにある。
[杖]スキルは[ストローフィ]の発動を前提であり、[ストローフィ]を2ターンに1度発動できるかが最大効率で支援することに繋がる。
[詩魔法]の詠唱が必須であるからこそ、どの詩魔法を詠唱するかによって大きく戦闘の難易度が変化する。
[スタンザ][ストローフィ]詩節スキルに詩魔法の処理を1人でこなすことが、中々大変な問題でもある。
スキル回しに関しては別途説明することにする。
5つ目に初期作成が難しいこと
必要となるスキルが数多く存在する為、経験点40点で作ることが困難である。
作れなくは無いが、やはり物足りない形になやすい。
6つ目に[移動][通常攻撃][アイテム]の宣言が難しい
基本的に[詩魔法]を詠唱している為、武器カテゴリであるが、[詩魔法]の欠点を合わせ持つ。
杖の場合、[詩魔法]を詠唱しているから動けず、赤魔法を発動したとしても、[杖]スキルを発動する為、行動権が0になり行動が終了することがほとんどである。
大きく分けて6つの問題を抱えている。
非常に強力なキャラクターになりやすいが、明確な欠点も数多く存在する。
現行、ユニークスキルの支援効果を2つ抱えている。
他のカテゴリで代用できない点も合わさり、唯一無二の個性も数多く内包している。
使いこなすことができれば非常に強力な上級者向け武器である。
■スキルについて
▼[スタンザ]
このスキルを取得しないと、[杖]スキルが使えない。
故に必須スキル。
[自分]が[詩魔法]を詠唱した時、又は[自分]の[BG]が加算された時に[マーカー:詩節]を1加算する。
この[マーカー:詩節]を消費することで他の[杖]スキルを発動することができる。
[マーカー:詩節]を付与する方法は以下の通り
- 赤魔法・青魔法を詠唱する
- [緊急詠唱]で詠唱する
- [詩節:ラぴょんツェルの塔]で詠唱する
- バーストアップフェイズでBGが増加する
- [バイナスフィア]でBGが増加する
- [ゲイフォークの仮面]でBGが増加する
- [フリップスフィア]でBGが増加する
- [共鳴:バーステック]でBGが増加する
- [ベゼルムーン]でBGが増加する
※[パラフレーズ]は取得制限で不可能
他者依存の条件も存在する。
また、[マーカー:詩節]を得る為に採用する構成次第でスキル回しが激変する点に注意。
▼[ストローフィ]
杖はこのスキルの発動を前提としたスキル調整。
毎回[ストローフィ]を発動することで、[杖]スキルは他のカテゴリと同等以上の性能になる。
悪く言えば、[ストローフィ]を使用しない[杖]スキルは他のカテゴリに劣る。
1回の行動権をこのスキルに費やす。
※杖はターンアドバンテージをわざと捨てるようにバランス調整している。
『3』次に発動するスキル名に「詩節」と書かれた[杖スキル]の効果値を2倍にする
『4』次に発動するスキル名に「詩節」と書かれた[杖スキル]の効果範囲を[自分]及び[味方]に変更する
『3』の効果を「2倍化」、『4』の効果を「範囲化」とこのページでは記載する。
同スキルの重複発動制限で、同時に『3』と『4』の効果を付与することはできません。
また、特定条件を除き、[ストローフィ]を発動したターンに「詩節」スキルを発動することはできません。
そのため、次のターンの状況を予想して「2倍化」又は「範囲化」の効果を選択する必要があります。
「詩節」スキルによっては「2倍化」「範囲化」の強さ変動は様々です。
勿論、付与する対象の
キャラクター構成や現在の状態に応じて必要となる効果は変化します。
[ストローフィ]の効果により、「詩節」スキルが1つで3つの効果を使い分けることができます。
このスキル効果変化性能が杖の最大の強みです。
▼[詩節:原初の詩]
1戦闘1回の【MP】回復スキル。
杖の貴重な【MP】回復手段です。
[詩魔法]を両立することから【MP】消費は激しく、[武器スキル]を取得することから、[詩魔法]関連の【MP】回復スキルは取得することができません。
[詩節:原初の詩]を誰に対して何時発動するかが、非常に悩ましいです。
[ストローフィ]の「2倍化」では、1人に対して手厚い【MP】回復が可能です。
勿論、自分に対しても発動できるので、自己【MP】回復手段として使えます。
[ストローフィ]の「範囲化」では、全体【MP】回復が可能になります。
自分を含める戦闘参加人数が3人以上である時、「2倍化」の回復量を総合回復量が越える状態となります。
自分の【MP】を回復しつつ、味方を回復させたい際も有効です。
多人数戦闘ではこちらが強い状況になりやすいです。
[詩節:シャラノイア伝承]に対応するが、特定条件を除き、[詩節:シャラノイア伝承]の効果ターン中に[詩節:原初の詩]を「2倍化」「範囲化」した状態で発動できない。
▼[詩節:シャラノイア伝承]
2ターンの間、【HP】及び【MP】を回復させる効果を強化する効果を付与するスキルです。
直接【HP】【MP】を回復させるスキルでは無いため、回復を行なうには更に1回の行動が必要となり、手間であります。
しかし、【HP】及び【MP】を回復させる効果なら全てに対応する為、ありとあらゆる回復効果が強くなります。
回復回数が多い構成や全体回復を行なう構成が存在する場合、非常に効果が暴れやすいです。
杖の場合、[詩魔法]を両立する関係で全体回復は[青魔法]で可能となります。
[詩節:シャラノイア伝承]を自分でも有効活用出来る為、「詩節」スキル内では最も扱いやすいスキルです。
[ストローフィ]の「2倍化」では、1人に対して手厚い回復強化が可能です。
【MP】消費の激しいキャラクターや味方を護るキャラクターに対して使用することが多いです。
勿論、自分に対しても発動できるので、自己【MP】回復強化手段として使えます。
[ストローフィ]の「範囲化」では、全体回復強化が可能になります。
総合回復量が大きく増加する為、全体回復を行なう際はこちらの効果を選択することが多いです
▼[詩節:ラぴょんツェルの塔]
杖の[パラフレーズ]です。
回数制限が存在しますが、このスキル1つでスキル回しが変化する可能性があります。
主に[青魔法]から詠唱するパターンが生まれます。
▼[詩節:聖帝の掟]
20の無属性貫通ダメージスキルです。
杖の場合、[移動]を宣言することが困難なため、攻撃性能を重視する際の選択肢となります。
▼[詩節:神々との戦争]
3ターンの間、[通常攻撃]のダメージを強化するスキルです。
[通常攻撃]のみしかダメージが増加しない為、少々ピンポイント気味です。
[スキル]にダメージが乗らない為、他カテゴリに劣ることが多かったりします。
味方の[通常攻撃]を促し、[赤魔法]で[AC]による追加ダメージを狙うことが可能な為、杖とは相性が非常に良いです。
[ストローフィ]の「2倍化」では、1人に対して[通常攻撃]のダメージを20追加することが可能です。
[2連撃]又は[両利き]では[通常攻撃]を2回宣言出来る為、これらを取得しているキャラクターが存在する場合、強力な効果に化けます。
[ストローフィ]の「範囲化」では、全体[通常攻撃]強化になります。
自分を含める戦闘参加人数が3人以上である時、「2倍化」の増加値を総合増加値が越える状態となります。
勿論、攻撃するキャラクターが3人以上でないといけませんが、多人数戦闘ではこちらが強い状況になりやすいです。
▼[ベゼルムーン]
味方のBGを1増加させるEXスキルです。
味方に詩魔法を扱うキャラクターが存在する際、詩魔法の詠唱を1ターン短縮できます。
▼[詩節:エピュリオン]
[奇跡]によるダイス振り直しの権利を与えるスキルです。
[奇跡]自体が強力なこともあり、破格のスキルです。
振り直しによるダイスが減る為、ダメージにダイスを回せるようになり、結果的にダメージ増加に繋がるスキルとなります。
[ストローフィ]の「2倍化」では、1人に対して2回の[奇跡]によるダイス振り直しの権利付与が可能です。
ダイスを沢山振るキャラクターに与える効果です。
杖の場合、[赤魔法]で多くのダイスを投げる為、自分自身に使うことも考慮します。
[ストローフィ]の「範囲化」では、全体に[奇跡]によるダイス振り直しの権利を与える効果になります。
全員で1度の振り直しの権利が貰える為、事故防止としては有用でしょう。
■スキル回し
杖スキルのスキル回しのパターン例です。
基本的なスキルの発動順番を記載しますが、各キャラクターの構成に合わせて考えてください。
重要なポイントは[ストローフィ]をなるべく早く発動させ、2ターンに1回必ず使うことです。
▼[赤魔法]始動:スキル依存なし速射型
利点:必要スキル数が少ない
欠点:メインフェイズの行動が埋まる
1ターン目:[赤魔法:速射]詠唱→メイン[赤魔法発動][ストローフィ]
2ターン目:[赤魔法:速射]詠唱→メイン[赤魔法発動]「詩節」スキル
▼[赤魔法]始動:[バイナスフィア]速射型
利点:【MP】消費量が少ない メインフェイズの自由行動がある
欠点:ダメージが少ない
1ターン目:[赤魔法:速射]詠唱[バイナスフィア]→メイン[赤魔法発動][ストローフィ]
2ターン目:メイン「詩節」スキル任意行動
▼[赤魔法]始動:[バイナスフィア]即唱型
利点:大きなダメージ スタンバイフェイズと1回の自由行動がある
欠点:【MP】消費量が多い
1ターン目:[赤魔法:即唱]詠唱[バイナスフィア]→メイン[赤魔法発動][ストローフィ]
2ターン目:メイン「詩節」スキル任意行動
▼詠唱無し始動:[緊急詠唱]型
利点:自由行動から開始できる
欠点:支援タイミングが遅い
1ターン目:詠唱無し→メイン任意行動[緊急詠唱][赤魔法]詠唱
2ターン目:[赤魔法]詠唱続行→メイン[赤魔法発動][ストローフィ]
3ターン目:メイン「詩節」スキル任意行動
▼[青魔法]始動:[詩節:ラぴょんツェルの塔]型
利点:支援効果から始めれる
欠点:【MP】消費量が多い
1ターン目:[青魔法]詠唱→メイン[ストローフィ]
2ターン目:[青魔法]詠唱続行→メイン待機
3ターン目:[詩節:ラぴょんツェルの塔][赤魔法]詠唱→メイン[赤魔法発動]「詩節」スキル
■相性の良い他カテゴリスキル
▼[赤魔法]or[青魔法]
[詩魔法]を謳わないと始まらない。
必須です。
▼[バイナスフィア]
[マーカー:詩節]を効率よく増加させる為に必要。
また、大ダメージを出す際にも必要。
攻撃性能とスキル回しに大きな影響を与えるスキルです。
▼[心の安らぎ]
青魔法で【HP】を回復させる際、[詩節:シャラノイア伝承]の効果で[心の安らぎ]の【MP】回復に固定値が増えます。
【HP】【MP】双方の回復が可能になります。
▼[フリップスフィア]
[マーカー:詩節]を増加させつつ、強力なダメージを与えることができます。
▼[あいゆい]
2倍化[詩節:神々との戦争]を付与した味方に行動権を与え、[通常攻撃]回数を増やすことができます。
[通常攻撃]ダメージと[AC]が増えます。
▼[トリプルメルティーズ]
[赤魔法]の[即唱型]である為、杖と相性の良い[バイナスフィア]の候補になります。
効果が[詩節:シャラノイア伝承]のアイテム版となる為、[詩節:シャラノイア伝承]と併用することで大きな回復力を期待できるようになります。
また使い分けることで、常に回復効果を高めた状態で戦うことができます。
■杖特化構築
純粋に詩魔法特化構成に近い動きで戦場を支配する。
赤魔法による大ダメージ、青魔法による支援、杖による支援の3種を使い分け戦う。
杖特化構築の場合、詩魔法に経験点を割けるため、詩魔法の重要度が増加する。
▼想定構築
[赤魔法:即唱型]or[赤魔法:チャージ型]を[バイナフィア]でBGを増加させ、詩節を溜める。
赤魔法発動後に支援を行うダメージを優先する構築。
[青魔法]の詠唱による効果付与を行いつつ、[ストローフィ]で[青魔法]解除後に備える構築。
[青魔法]の安定した効果と[杖]の爆発力のある強力な効果を使い分ける。
[赤魔法:即唱型]or[青魔法]を使い分け、状況に応じて[杖]スキルを発動する。
赤魔法重視型と青魔法重視型の中間、杖の理想系。
[薬学]や[ヒールボーナス]辺りを採用して、アイテム効果を高める構成。
[詩節:シャラノイア伝承]を有効活用する。
■[両利き]
杖の[両利き]による最大の利点は[トリックスター]による[杖]スキルの連携発動である。
1ターン目:[赤魔法:即唱]詠唱[バイナスフィア]→メイン[赤魔法発動][トリックスター][ストローフィ]「詩節」スキル
が可能になる為、1ターン目に最大効果の[杖]スキルを与えることができる。
スキル回しが激変する利点が存在するが、【MP】消費量は多くなる。
スキル回しが大きく変化するが[詩節:ラぴょんツェルの塔][ベゼルムーン]の取得が不可能になる。
[青魔法]から始動するスキル回しが難しくなる。
その他カテゴリの相性は[変形機構]に記載する。
■[変形機構]
[変形機構]の利点である攻撃性能や耐久性能の強化は[杖]の場合、役立たない場合が多い。
杖の場合、攻撃性能は[赤魔法]で解決され、耐久性能は[吸収風船]で解決される場合がほとんどである。
そのため、単純なダメージや耐久力だけでは採用が難しい。
また、元々複雑なスキル構成・スキル回しのため、更に複雑化する問題点もある。
杖で[変形機構]を採用する場合、杖の欠点を打ち消す構成や前衛として行動を行なうことに意味を見出すことで採用意義が生まれると思われる。
▼片手剣
[精霊の囁き]による属性倍率変動によるダメージ増加を狙う。
効果ターンが短い為、[赤魔法:即唱型]まで対応する形ではあるが、弱点で3倍のダメージは魅力になる。
【MP】管理が非常に難しいがダメージを重視する構成で採用可能なスキル。
[精霊の贈り物]で支援も可能。
[詩節:シャラノイア伝承]により回復量を増加させれる為、味方との相互支援を行なう。
▼ガトリング
杖の欠点である[移動]が行なえない点により発生する[通常攻撃]が宣言できない問題を[固定砲台]で解消する。
[固定砲台]による対象攻撃は[通常攻撃]をどのsqからでも行なえるように出来る為、自ら[AC]加算に参加できる。
「杖の欠点である[移動]が行なえない」を移動しなくても良いに変える選択肢です。
範囲化[詩節:神々との戦争]で自分自身も強化出来る為、低い攻撃力を補うことも可能。
蓄積した[AC]は自身の[赤魔法]で起爆可能です。
■変幻自在
最終更新:2017年12月22日 00:06