準備編


用意する物(必須)

  • プラモデル用ニッパー
 タミヤモデラーズニッパー(1000円くらい)
 ニッパーも持ってないよ。って初心者はこれ
 所謂ビギナーズモデルで値段の割りに使い勝手がいい

 コトブキニッパー(2800円くらい)
 通常のニッパーと違って片刃構造のためランナーを切り離す際の白化現象が置きづらい
 人によってはゲート処理はこれだけでいいという人もいる
 従来の片刃構造ニッパーより多少耐久性は向上しているが、刃こぼれしやすいことには変わらないため扱い方に注意が必要

用意する物(あるといいもの)

  • デザインナイフ(値段はピンキリ)
 デカールを切ったり、ゲート処理をしたり、パテを削ったりと色々使う。なるべく早い段階で持っておきたい便利なやつ。
 オルファ製を買っておけば大体問題ないと思う
 ただし刃は結構やわいので注意しないと先端がすぐ折れてどっかに飛んでく。もしくは折れた先端が顔面に刺さる可能性もあるので取り扱いには注意。目にでも刺さったら救急車コース。
 ゴーグルを付けて作業すると安心。プラモ屋さんやホームセンターで売ってる。
 切れ味が悪くなった刃でのゲート処理はゲート跡白化の原因の一つなのでケチケチせず刃はこまめに替えていこう。

  • ピンセット
 主にデカール貼りに使う。優先度はあんまり高くないけどあると便利。無いなら綿棒で代用できる
 買うならツル首タイプがオススメ

  • ヤスリ
 個人個人で使う番手が違ってくるが400~1500くらいまで揃えておくと大体どうにかなる
 ヤスリなんて一度も買ったことないよって人はタミヤから出てるフィニッシングペーパー細目セットと仕上げセット買えばいいと思う

製作編

 ・説明書をよく読む
  早く作りたい気持ちは分かるけど、たまにパーツ漏れだとかあるからちゃんと確認しよう

 ・まずは洗おう
  ブキヤキットは離型剤が残ってることが多いのでまずは洗いましょう
  人によってやり方は違いますが、筆者はマジックリンを吹いてハブラシでランナーごとゴシゴシした後バケツにジャブジャブして1日放置。
  その後バケツから取り出し、もう一度ハブラシでゴシゴシする二度洗い方法

洗い終えたランナーはキムワイプやキッチンペーパーなどで水分をふき取って乾燥。
水を抜いたバケツに割り箸で物干し竿を作ってランナーを引っ掛けて残った水が落ちるようにしてます
離型剤が剥がれたかどうかの判断はパーツを触ってベタベタが取れていたら剥がれてます。

洗って乾燥とかめんどくさい!早く作りたいんだよ!って人はメラミンスポンジでランナーを擦るだけでも違います
これやっとかないとパーツ触った時ベタベタして指紋がついたりするのでなるべくやっておくといいかと

 ・ランナーの番号をでかく見やすくする
  説明書を見てA1やB1、G2などランナー数に応じてナンバリングがされています。
  これが説明書見ながらだと探すのが結構めんどくさいので下の写真のようにでかく見やすくすると地味に便利です。

 ・ランナーを切り離す時は二度切り
  最初に大きく切って、次にランナーをちょこっと残す。
  デザインナイフを持っている場合はちょこっと残したランナーをデザインナイフで少しずつ切っていく。
  ニッパーのみの場合はそのままニッパーで切ってしまう
  ※この時深追いすると深くえぐってしまうので、少し注意が必要。ぶっちゃけ慣れです。

 ・白化現象への対策
  ランナーから切り離した時に切断面が白くなることが多い。
  これはニッパー次第で解決しますが、お手軽に修正するなら自分の爪で押し付けるように擦るという手があります。
  二度切りしたパーツに対して爪で擦っていくと白い部分が元の色に戻ります。
  ただし深くえぐっている場合は戻らない可能性が高いので、そういう時は同じ色で塗装しなおすなどをしないと難しいです

 ・挫けない心
  他のプラモデルと違ってそこそこパーツ点数が多いので、うんざりすることもある。
  なんだかんだでこれが一番大切。どれだけ時間かかってもいいのでまずは完成を目指しましょう。


ステップアップ編

合わせ目処理(ムニュ着)

 ・必要な物 プラモ用接着剤(タミヤとかで出てるハケがついてるやつ)
 合わせ目を消したいパーツの両面に接着剤をいっぱい塗って合わせる。
 パーツ1の合わせ目に接着剤を塗る→パーツ2に接着剤を塗る→パーツ1にもう一度接着剤を塗る→パーツ1と2を合体

 この時接着剤がムニュっと押し出てくるくらいじゃないとちゃんと合わせ目消しにならないので注意

くっつけたパーツが浮かないようにマスキングテープなどで固定しておくと成功しやすい

合わせ目処理(流し込み)

  ・必要な物 プラモ用接着剤(流し込みタイプ)
 すでにくっついてるパーツの隙間に接着剤を流し込む
 隙間無く流し込めたらパーツを押し付けてムニュっとはみ出させる
 乾燥したらデザインナイフではみ出てる部分を削ってからヤスリで削れば完成

詳しくはここ見た方が分かりやすい
http://hobby.dengeki.com/reviews/359122/


スミ入れ

 ・必要な物 ガンダムマーカースミ入れペン、シャープペンシル等
  流し込みスミ入れペンセットを買ってもいいけど、基本のブラック、グレー、ブラウンがあれば大体どうにかなる
  スミ入れはスミ入れる前のパーツの色で変わってくるためどれを買えばいいとか難しいので、上記の3本を使い分けるのがベターだと思う
  実は普段使うようなシャープペンシルでも案外それっぽく出来たりする
  0.3mmあたりの細いものを持っているなら試してみるのもいいかも、はみ出しは普通に消しゴムで消せる。

ちなみに上級者はエナメル塗料と極細の面相筆で自分の入れたい色を作ってスミを入れてる。はんぱない


顔のメイク



・塗装編

ABS塗装に関する注意はこちらを参照。
なおコトブキヤは「ABSへの塗装は破損の危険がある為、非推奨」と公式発表している。
それでも塗装したいなら自己責任で。

部分塗装

 ・必要な物
  ・筆でやる場合
   平筆、面相筆、使いたい色のラッカー系塗料or水性ホビーカラー、塗料皿、マスキングテープ、
   塗料薄め液(ラッカーならラッカー用、水性ホビーカラーならそれ用)、塗装用の持ち手、乾燥させるための台

塗装用の持ち手は100均の割り箸にクリップなんかをつけると安く作れます
乾燥台はホームセンターなんかで売ってるダンボールの猫の爪磨き辺りがオススメ

・マーカーでやる場合

  使いたい色のガンダムマーカー

 塗装をやったら剥がれないようにするために塗料を乾燥させてからトップコートを吹いておきましょう
トップコートにはツヤ消し、半光沢、光沢の3種類があるけど、最初はツヤ消しを吹いておけばいいと思う

乾燥中は埃の付着などを防ぐためにダンボールで大体こんな感じに作っておくと埃から守ってくれる


ラッカー塗料や使い終わった薄め液なんかは使い終わったら新聞紙なんかに染みこませてビニール袋に入れて燃えるゴミに捨ててください。流しとか排水溝に捨てるのはダメ絶対!

具体的に何がやばいかっていうと家の配水管って大抵PVCっていうシンナーで溶ける素材なので漏水起こしたりします。
一番やばいのは気化したやつが火気に触れるとガス爆発が起きる可能性あるので洒落にならない



ここまでツラツラと書いたけど、
プラモデルは想像の塊なので自由に作るのが一番楽しいと思います。

でも薄め液やラッカー塗料を排水溝に流すのはホントやめてね。それだけはやったらマジでやばいので。
マドハンドとの約束だ。

塗装をやり直したいとき

最初は失敗がつきもの。塗装も例外ではありません。
塗装に失敗したけど、やり直すのに一度塗った塗料をどうやって剥がせばいいのか。
プラに影響が少ないIPAを使った方法がオヌヌメです。

*
プラモ自分でもできるかな…と心配な方もいると思いますが、「説明書をよく読む」「途中で飽きない諦めない」さえ守れれば、FA:Gのキットなら手先の器用さはそんなに要求されないです。 逆に言えばこの二つが守れないとどんな上級者でも失敗します…
http://twitter.com/humikane/status/851950744005562368

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最終更新:2018年06月01日 23:39