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1-926 - (2008/02/18 (月) 02:59:52) のソース

926 名前:少女の女王 1[sage] 投稿日:2006/08/19(土) 00:49:17 ID:GV/X9V9B
5巻 兵士が部屋を検めに来るとこらへん(p221・222)から分岐
ラ板本スレで書いたとおり、〜もしもサイトがエロゲの神の祝福を受けていたら〜
ドアが少し頑丈で破るのにちみっと時間がかかりますよ、と。


 突然やって来た王軍の巡邏兵士によってドアが激しく叩かれている。
 才人は一度はやり過ごせると思ったが、兵士の怒鳴り声とドアを破壊する意志に怯えていたアンリエッタは、
才人の胸にしがみついていたが、すぐに決心して彼を見上げた。
「……いけませんわね」
「姫さま?」
 ドアを剣で叩かれる中、シャツをはだけたアンリエッタは才人に口付けをした。そしてそのまま首に腕を絡ませてベッドに押し倒した。
 才人の舌にアンリエッタの舌が淫靡に絡まり、熱い吐息と唾液が口内に流れて込んでくる。頭では王軍の兵士を欺くための咄嗟の
行為であるとは判りつつも、才人は突然のアンリエッタの行動に戸惑い、狼狽し、拙いとは思いながらも股間の盛り上がりを止められない。
「ん、んんッ、む」「ん、ふぁっ、んむぅッ」ちゅうぅ、ちゅぱっ
 胸から零れ落ち、乱暴に押し付け、潰された乳房のその柔らかさに、才人は背骨を芯から焼かれていくような感覚を覚え吐息を漏らす。
 アンリエッタも才人の若い肉体の激しい隆起のみならず、ウェールズを除いて如何なる若い男性にも抱擁された、いや王族ゆえに
如何なる男とも触れ合った経験すら無いまでに初心な事や、また才人から発せられる雄の香りに胸やお腹に火が点るかのような高揚を覚え始めた。
 そして自ら数度慰めた事のある秘所の奥の奥、下腹部の、いや、もっと正確には女性の最も神秘たる子宮が、きゅぅんと収縮する
未知の感覚に、多分に湿り気を帯びた吐息を漏らした。
 ガツンッ!ガツンッ!メシッ!
「ここを開けろッ!」
 ドアをぶち破ろうとする音が響く中、
「んむ、んく、ぷはッ」「……ふむぅっ、ん、んあぁッ」 ぷちゅっ、ちゅぷ、ぬちゅっ、ちゅぱっ
 吐息を交わらせ、唇を吸い、舌を絡み合わせ、唾液が口の周りに溢れる音が互いの耳に絶えず届いた。
 熱病にうなされるかのように才人は顔が上気するのを感じたが、目を閉じたアンリエッタは、元々がとんでもなく綺麗な色白であるために
今にも卒倒するのではないかというくらいに顔が赤い。
 ますます才人の股間は天を突くかのようにいきり勃ち、アンリエッタのスカートに、そしてその奥に向かってまるで突き上げるかのように
食い込む。欲求不満とお預けに晒される機会の多い才人のペニスは早くもカウパーを狂おしい程の雄の臭いと共に放ち始め、彼の
下着はおろかジーンズにまで染みを作った。
「……んく、ふむぅ、んうっ、ふむぅんッ」「んはぁッ、ひあぁんっ、んむぅぅ」
 にちゃっ、ぷちゅっ、くちゃくちゅっ
 まくれたスカートとシルクの下着越しに、今までに感じた事も無い、想像だにしなかった硬く雄雄しい男性の膨らみが股間に何度も触れ、
太腿と股に強く擦り付けられる。アンリエッタは汗ではない粘っこい液体が彼女の下着に、そしてスカートへ染み、垂れていく感触を
一瞬粗相かと思ったが、再び秘所を強く擦る刺激に何も考えられず、さらに染みを大きくした。
 着替えが急でしかも窮屈だった事もあって、シャツの下は素肌であった。アンリエッタの小さめの乳首も、才人の胸板からの刺激と興奮で、
布地を介してさえ尖っていく様がよくわかる。乳首と同様に控えめな乳輪が充血し、布地と肌で擦られますます鋭敏になっていく感覚から、
とめどなく勃起し続ける。
 鍵の破壊には一分程しかからなかったのだろうが、二人には数瞬にも永遠にも感じられた。

927 名前:少女の女王 2[sage] 投稿日:2006/08/19(土) 00:50:01 ID:GV/X9V9B
 勢い良くはだけられ過ぎた上、さらにベッドに倒れた時にシャツがめくれ、アンリエッタは半裸となっている。
 扉がこじ開けられ兵士の目に晒される直前、肩はおろか乳房のほとんどが見えてしまった胸をせめて隠そうと、半ば以上は情欲に
支配され惚けた思考で才人はアンリエッタの背中に手を回し、そしてアンリエッタは才人の首を抱き寄せて、さらに身体を密着させざるを得なかった。
 ボロのドアノブを叩き壊し、二人の兵士が現れた間も、才人とアンリエッタはまるで恋人の情事であるかのように、既に半ば程には
兵士を欺く事を忘れ、情愛の吐息を漏らし続けた。兵士達がポカーンと様子を見て、ほんの少し、いやかなり恨めしそうにボヤきそして立ち去るまでの間、
逢い引きを他人に、また臣下に目撃され続けている背徳感と、自分達が危機の目の前にいる事の興奮から二人はさらにさらに身体を熱くする。

 アンリエッタの大切な所の肌の露出を防ぐ目的ではあった筈だが、互いにさらにもっと身体を密着させ、既に全身汗でしっとりとした服ごしに
お互いの鋭敏なところを擦り合わせる。
 強く抱きしめ合い、遮る物がなくなったアンリエッタの桜色の可愛らしい胸の突起は、才人の肌と直接に触れ、強引に潰され、
ほんの少しでも擦り合わされる度に形を換え蠢き刺激され、授乳器官ではなく性器のように甘美な刺激をもたらし、そしてさらに硬く尖っていく。
 ドアの側の腕では、もう肉欲に溺れて消え去りかけた理性でアンリエッタの胸を隠すために背中に手を回し、そして欲で抱きしめ、
窓の側の腕は、ふにふにとした痩せても太っても居ない肉付きの良い尻を掴み、撫で、揉みしだき、その形を思うままに変え続けた。
前の側がめくれ上がってしまったスカートの中、シルクの下着のさらに奥に勃起し切ったペニスをもっと押し付けるために、
才人は片手で尻を押しつぶして力一杯に押さえつける。
 力強く押し付けられた盛り上がりに秘所は濡れそぼり、シルクの下着を伝ってスカートとジーンズに染みを広げていく。
 二人の衣服の染みはもはや互いに感じられるほどであり、二人の生殖器の間の邪魔な布は汗とカウパーと愛液でドロドロになっていく。

 そこでようやく兵士が立ち去り、宿から出て行ったことに気付いた。
 兵士が何か言っていたように思えたが、全身を包んでいた高揚感、いや快感のせいだろうか?何も覚えていない。
「はぁっ、はぁっ」「ふ、ふぅっ、はぁっ」
 互いの唇の間から唾液の糸を引きながら、私は唇を離した。しかし身体はまだ熱病にうなされるかのように力がロクに入らず、
少しでも気を抜けば首から力が抜けてしまいそう。
「ば、バレずに済みましたわね、使い魔さん」
「……ほほホント危ない所でしたよ、姫さま」
 見ればサイトさんも顔が茹でたように赤くなっている。私と同じ様に、荒い息をして、潤んだ瞳でじっと見つめ合う。
ふと急に、たった今までサイトさんと、その、まるで恋人のように、恋人そのもののように互いの身体を密着させ、
睦み合いをし続けていた事が思い出され、とんでもなく恥かしくなる。
 直ぐに快感が戻ってきて私の中を熱く刺激しだした。
「んん……、やぁ、……ゃぁんっ」
 喘ぎ声が恥かしい私は力を抜いて、結果としてまたサイトさんと口付けを再開させてしまう。
「んうんんっ、んぷっ、ちゅ」 ちゅぱっ、くちゅ
 胸とサイトさんの膨らみを意識したらさらに力が抜けてしまった。
 背中とお尻に回された腕にぎゅっと抱きしめられたら、身体にもっと強い刺激を覚えた。そのまま私はサイトさんとベッドの上を転がって、
私がベッドに仰向けになって、私の上にサイトさんが覆い被さった。

928 名前:少女の女王 3[sage] 投稿日:2006/08/19(土) 00:50:47 ID:GV/X9V9B

 アンリエッタが俺のほうにしなだれがかってきて、またキスしてきた。しかし今度は舌までは入ってこない。
 ボケた頭でかろうじて、アンリエッタの身体から力が抜けてしまった事に思い至ると、俺はアンリエッタを抱きしめ、
上下を入れ替える事にした。これならアンリエッタはベッドに身体を預けていればいいし。
 ただ、どうしても身体の興奮は収まるどころか一方的に暴走していく。
「ひ、姫さま、大丈夫ですか?」
 ようやく唇を離せて、アンリエッタの肩の横に手をついて上半身を少し持ち上げて楽にしてあげられた。
 ホント言えば密着していたいけれど、そうも言えないし、そもそも俺にも色々な意味で何かを考える余裕が無い。
 あまりに熱くなったためにパーカーのジッパーを開けてみたが、まったく涼しくならない。雨の事もあって、部屋がとても湿っているように感じる。
 すると熱っぽく潤んだ瞳で俺をじっと見つめたアンリエッタは、苦しそうに吐息を吐き出し、小さな声で
「……使い、いえサイトさん、……私をアンと呼んで下さいましと申しましたわ」
「……アン、大丈夫?」
 衣服が乱れに乱れ、俺はようやくアンリエッタの胸が、おっぱいが、形の良いおっぱいと尖りきった乳首が丸見えである事に気付いた。
「ああアン、その」
 甘ったるい吐息を吐いていたアンリエッタは、俺の完全に固着した視線でようやく乳房が零れて晒されている事に気づいた。
「ひっ、きゃあっ!」
 咄嗟に隠す物が何も無かったのか、それとも混乱したのか知らないが、アンリエッタは俺に手を伸ばして、背中と首に腕を伸ばして抱きついた。
 突然の事に俺はまたアンリエッタに覆い被さって、唇を軽く触れさせてしまった。

「あ、アン、その、ごめ」
 熱に潤みきった目でアンリエッタは見つめ、今度はとても優しく唇を合わせようと、才人の首を抱きしめた。
「ふぅんっ、んん」「んふっ」 ちゅうっ
 Tシャツごしにアンリエッタの尖った乳首を感じ、才人はベッドとの隙間に腕を回して、強く抱く。

 長い口付けを交わして、アンリエッタは胸が締め付けられる思いだった。ウェールズとだってここまではしていなかった。
それを、アンリエッタを本当の意味で助けに来てくれた少年と……。
 宮廷での孤独が、才人との蕩けるような時間で熱く溶けてなくなっていくようだった。
「?! アン、どうしたんだ?」
 気付いたらアンリエッタは涙を溢れさせていた。
「ひっく、ひっ、う、ううう」
「アン?」
アンリエッタは才人に抱きつき、抱きしめられながら、泣いた。
 若くして女王になり「トリスタニアの聖女」と呼ばれ、その実中身は未だ何も知らないただの王女。
のしかかって来た重圧と苦痛に耐えてきた分、アンリエッタは童女のように、その苦痛を搾り出すように声をあげて泣いた。

・・・・・

929 名前:なかがき[sage] 投稿日:2006/08/19(土) 00:57:59 ID:GV/X9V9B
本スレで言ってた、納得出来ないパーフェクト据え膳の俺的正しい展開シリーズ第一弾。
5巻狐狩り中のアレですね。サイトがもう少しエロかったら、そしてハーレム願望があれば、確実にヤれたでしょうね。
さてさて肝心のエロシーンはまあ、そのうち。
クソ忌々しい研究生活にまた戻るので時間がありませんが、書き上げたいと思います。
第二弾はシエスタ(アルビオンでのアレ)、第三弾はルイズ(惚れ薬時)でやります。
が、書き上げられる可能性はまさにゼロかも知れませんね。

あと、アレ。俺は搾乳と放尿とあ゙りえない量の射精が好きです。


942 名前:誓い(少女の女王改め) 4[sage] 投稿日:2006/08/19(土) 23:01:15 ID:GV/X9V9B
・・・・・

「……ご、ごめんなさい、ひっく」
 未だ涙が零れ声が震えてはいるが、アンリエッタはようやく泣き止んだ。ヘタレの才人はあまりの超展開についていけず、
半裸の女王様が泣いている事にうろたえてとりあえずは背中をポンポンと叩き、優しく撫でつつも、俺、ひょっとしてこのまま打ち首か?
などと阿呆な考えに走っていた。
「急に、どうしようもなくなったんです。胸が締め付けられるようで……」
「ほほ発作じゃないですよねっ、病気ですか?」
 するとアンリエッタは、ふるふると首を横に振り
「……寂しかったのです。ずっと、宮廷でも戦場でも、わたくしは独りでした。ウェールズさまも最後までわたくしを愛していると
言ってくれませんでした。誰も、誰も私を支えてくれない、本当のわたくしを支えてくれないのです……」
 潤んだ瞳でじっと見つめた。
 才人は己のニブさを恥じた。
 思えば、ウェールズを一度失い、アルビオンの侵攻に疲弊して、そのまま(恐らく本人の意思ではないだろう)女王に即位し、
そして……最愛の人をもう一度失ったのだ。敵の操り人形と化してしまったウェールズを。
 この年齢で、それこそ「何も知らない王女」だろう年齢で、他国との戦争のみならず内政とも戦わなければならないのだろう。
そういえば以前耳にした事があった。鳥の骨と揶揄されたマザなんとか?ええとマザリーン?とかいう枢機卿は、
実年齢よりも遥かに老けてしまった姿になっている話を思い出し、たった今もアンリエッタを悩ます激務の途方も無さに眩暈がする。
 俺には到底出来っこないと思い、そして、目の前のアンリエッタはそれに押しつぶされかけている、ようやくそれに気付いた。
「アン、」「サイトさん」
 アンリエッタは続ける。
「先ほど言いましたね。わたくしが勇敢に生きると言ったことは、嘘だったのか、と。嘘ではありません。決して嘘ではありませんでしたし、
今も、……嘘にはしたくありません。」
 アンリエッタは背中に回した腕に力を込める。
「……ですが、ですがっ、もう、耐えられません、どうしようもないのです! わたくしにはこの国を背負って行く事が出来るのでしょうか?
正しく導く事が出来るのでしょうか? 今だって、アルビオンの間者を炙り出そうとしていますが、本当は、本当は復讐のためなんです!
でも、それだけなんです! わたくしはアルビ、ふむぅっ、んんぅ」
 外には聞こえないとは思ったが、万が一にも聞こえると拙い。アンリエッタの背中に回した腕を引き抜くよりも、才人は唇で塞ぐ事を選んだ。
 背中を撫でてやりながら、優しく、優しくアンリエッタに口付けをする。
 なんだかんだ言って、才人は泣いている女の子を救おうとしない男ではないのである。
 壊れ物を扱うかのように、ヒビだらけになってしまったお姫様を抱きしめ、栗色の髪を撫でて、震える肩を包み込んだ。

943 名前:誓い 5[sage] 投稿日:2006/08/19(土) 23:02:37 ID:GV/X9V9B

 落ち着いてきたのか、アンリエッタの腕から力が抜けていった。そこで唇を開放する。
「アン、聞いて欲しい」
「……はい」
「その、ごめん。俺、アンがもう女王様なんだと思ってた。国を動かせる女王様なんだ、って。でも、本当はただの女の子なんだよな」
「……ええ。わたくしは残念ながら、王になっただけの者です。……王に相応しいと思った事はありませんわ」
 先ほど涙と共に瞳に浮かんでいた焦燥や憎しみといった感情は消え、変わりに悲しみと諦観が浮かんでいる。
「そうか」
「わたくしは、ただの女の子ですわ、……ただの女の子でありたかったのです」
 才人が抱いているのはトリステインの女王でなく、敵国にも王宮にも民衆に対しても、そして自分の復讐からも、みっともないくらいに怯え、
怖がり、寂しがっているただの女の子だった。
「この事、誰にも相談してないのか?ルイズにも?それから、えーっと、その枢機卿だっけか」
「……誰も聞いてくれませんわ。ルイズには、あの子には相談し難い事ですし。枢機卿は話も聞いてくれません。お母様も同じです。
そもそも、王に相応しくないから助けてくれ、などと、王宮の人目のある所では口が裂けても言ってはならないのです。この、この話、
とくにわたくしの復讐と、王たりえないわたくしの話を話したのは、今が初めてですわ」
 本当の意味で、味方の居ない王だったんだろう。こんな女の子なのに。才人には想像も出来ない権謀術数や陰謀に塗れた
政治上の争いに呑まれ、アンリエッタは孤独だったのだ。
「アン、俺は力になりたいんだけど、でもどうして俺にはその話をしてくれたの?」
 そこだけはわからない。少なくとも、異世界人の俺よりはルイズの方がまだ適任と言えるだろう。
「お忘れですか?あなたは私を救ってくれました。操られた可哀想なウェールズさまに騙され、アルビオンへと連れて行かれる私を
救ってくれたのです。騙されている事に気付いていても、ウェールズさまと共に行きたい、愛に狂ってしまった私を止めて下さいました」
 忘れてなどいない。しかし、俺は救ったのか?
 ──否。救ってなどいない。あの時したのはただ、止めただけだ。悲しみに暮れたアンリエッタを、ただアルビオンへ
行かせなかっただけだ。現にウェールズを失って、その時からずっと変わっていないのだと思う。
「わたくしが、信じる事が出来る人は、本当に本当に少ないのです。あなたがまだ知らない人も含めて、……三人だけなのです」
 才人は、ワルドの事を考えた。確か、あの時は当時王女だったアンリエッタからのたっての願いで、直接指名されていたハズだ。
それをあの野朗は裏切った。魔法衛士隊隊長だったか。かなりの要職だと思う。
 信じた人間に裏切られたのだ。そして今も、この子の手腕を疑って居る者や、敵のスパイも居るのだろう。
「……俺には救えたのか?アン、今だって泣いてるじゃないか」
 敵だらけの中で、今も苦しんでいるこの子を、どうしたら救える……?
「俺とルイズとあともう一人、誰か知らないけど、皆でなら何とかなるのか?」
 アンリエッタは才人の背中のパーカーを掴み、真っ赤になった目で見つめ、首を小さく横に振った。
「わたくしを助けて欲しい時は、そうです。わたくしが信じる三人、あなたとルイズと、わたくしの銃士隊隊長アニエスにお願いします。
わたくしは、わ、わたくしは……」
 そのままアンリエッタは頬を染めて、しかし目は反らさずに、言い放った。

944 名前:誓い 6[sage] 投稿日:2006/08/19(土) 23:03:28 ID:GV/X9V9B
「わたくしは、愛が、欲しい」
 才人も目を決して反らさない、いや反らせない。
 アンリエッタの両手が、才人の頬をそっと包む。
「わたくしは、愛したい、愛されたいのです。他ならぬあなたを愛し、あなたに愛されたい」
 なんてこった。あり得ない、しかし途中から夢になどなっていない。
「あ、アンリエッタ?」
 どうあっても視線が外れないし外せない。今までと異なる理由で流れた涙が、アンリエッタの目尻から零れ落ちた。
 アンリエッタの宝石のような薄いブルーの瞳には、才人以外何も映っていない。
 ……綺麗だ。
 綺麗としか言い様の無い。
 桁違いの美しさだった。
 栗色の髪、形の良い眉、宝石の瞳、すらりとした鼻筋、震える小さな唇、薔薇の様な頬、細い顎、眩しくてもはや見ていられない。
しかし、魅了されて息も出来ない。石化されてしまった。
 しばらく、とはいえ時間の感覚などとうにわからなくなったが、しばらく見つめあい、アンリエッタの瞳に不安が浮かんできた事に
才人はようやく気付いた。
「その、アンリエッタ、」
 返事をせねばならない。
 しかし、目の奥に一瞬映ったのは桃色がかったブロンドの髪の毛の女の子。
 だが、見つめ合う薄いブルーの瞳に不安と、一滴の悲哀が浮かんだ事に気付いた時には、アンリエッタは涙を一杯に浮かべていた。
それでも、あり得ない美しさだ。
「……ルイズの事が気になるの?」
 やはりアンリエッタは気付いた。この瞳に嘘など、吐けるわけが無い。
「はい」
「……そう」
 再び、涙が零れ落ちた。
 突然、アンリエッタは力いっぱい才人を抱きしめた。
「お願い、わたくしを、愛して下さい、お願い、愛しているって言って!」
「ごめん、俺、簡単には言えない」
 しかし、死ぬほど愛しい。才人は、自分をこれほどに必要とするアンリエッタが、愛しい。
 嘘は言わない。
「ルイズやシエスタっていうメイドの子だって気になる。俺は異世界から来たから、身分とか関係無いから……
でも、アンリエッタはとても愛しい。守りたい、力になりたい。愛したい」
 ますますしがみ付いて来る。背中のパーカーが皺になって、ぎゅっと掴まれ、離れたくないという意志が才人に痛いくらい伝わる。
むき出しの胸をTシャツごしに押し付け、アンリエッタの早鐘のような鼓動が伝わってくる。
「アンリエッタだって、そんなのダメだろ?他の女の子が気になってる俺なんか」
「そんな事はありません!」
 必死の声をあげた。
「そんな事はありません!わたくしは、愛が欲しい、愛したい、愛されたい、それだけです!それだけでいいんです!」
 アンリエッタは必死だった。離れるのが嫌だった。愛してもらえない事が、ただ、悲しかった。また心が壊れてしまう。
返事を貰えない間、愛していると言ってもらえない間、自分の気持ちがヒビだらけになっていく。
「愛して欲しいのです!、愛してください、お願いです、愛して……」

945 名前:誓い 7[sage] 投稿日:2006/08/19(土) 23:04:01 ID:GV/X9V9B

 そして突然、才人は思い出した。
 風竜で飛んでいった先、ウェールズとの別れ、ラグドリアンの湖畔の木陰から見ていた。
 とんでもない事を思い出してしまった。
 アンリエッタは、とうとうウェールズから最期まで、最期の最期まで愛しているという誓いを得られなかったのだ。

 ……なんてこった。アンリエッタは、ただ、本当にただ、愛が欲しいのだ。
 それも、他ならぬ自分の。
「……お願い、お願いだから、わたくしを、愛して、愛しているって言って、愛してるって、誓って……」
 才人が沈黙している間、壊れかけた人形のように繰り返す。
 もはや綺麗な顔は汗と涙と鼻水でぐちゃぐちゃになり、ほつれた髪が頬にはりついて酷い有様だ。
 才人は再び、いや何度目になるのかわからないが、アンリエッタに優しく、およそ可能な限り優しく口付けをした。
 子供のように泣きじゃくったアンリエッタは、可愛らしく、それでもなお綺麗で、果てしなく愛しかった。
 ただ愛を欲しがるアンリエッタが、たまらなく愛しい。
 唇を離して、しゃくりあげるアンリエッタを柔らかく抱擁し、頬にかかる髪の毛を直して、清潔なハンカチで顔を拭いた。
鼻をすするアンリエッタが落ち着くのを待って、覚悟を決めた。
 言わなければならない、言った以上は、責任を取らなくてはならない。
 ……それこそ命をかけて。
 東に行かなければならないのだが、どうやら諦めた方が良さそうだ。
 心臓の鼓動が早まる。
 噛まずに言えるだろうか?
 静かに目を閉じる。
 今度は何も映らない。
 ただ、アンリエッタの事しか考えられない。
 目を開く。
「アンリエッタ、聞いてくれ」
 悲しみに染まってしまったブルーの瞳が真っ直ぐに俺の黒い瞳を見つめる。

「俺は、アンリエッタを愛する、愛している。俺の命をかけて、愛していると誓う」

 言い切った。言い切れた。よく言えたもんだと思う。何しろ心臓の音が大きくなり過ぎて聞こえないのだから。
 目の前のアンリエッタは瞬きもしない。完全に固まっている。しつこいが、俺は時間の感覚なんぞもう無い。
 アンリエッタの頬がみるみる薔薇に染まっていく。再び、涙が溢れる。鼻をもう一度すすって、言った。

「わたくしは、サイトさんを、永久に、愛する事を、誓います」

 もう言葉は要らない。あとは互いの誓いを確かめるだけだった。
 今度はしがみ付くのではなく、慰めるのでもなく、ただ抱きしめ合い、二人は唇を重ねた。

・・・・・

946 名前:なかがき2[sage] 投稿日:2006/08/19(土) 23:14:57 ID:GV/X9V9B
プロットをラストまで考えてなかったツケが来た。
適当に20秒でタイトルを考えるんじゃなかった。
ってかエロに持っていくのに妙に長くなった。そして寸止め。
アンリエッタに対する迸る萌えを表現してたらいつの間にかこうなってた。
5巻までの展開を逐一確認したり、本編で一箇所しか無かったアンリエッタの髪の色の描写探しとかめんどくさかった。

9巻でアンリエッタ活躍きぼん 俺は不幸ヒロインが大好きなのさ

977 名前:誓い 8[sage] 投稿日:2006/08/21(月) 02:00:17 ID:HvOP+ly2
・・・・・

 あまりの愛しさに、唇を合わせるだけでは足らず、才人は舌を入れて、アンリエッタを思う存分に味わい始める。アンリエッタも拒まず、むしろ積極的に舌を絡ませる。

「んぷ、ん、……んんぁっ」「んひっ、うぷっ……んみぅ」 ちゅうぅっ、ちゅぱ

 再び勢いを取り戻した才人の肉棒が、今度はスカートに抉り込むようにいきり立った。そのまま押し付け、スカートがめくれ上がっているために、
シルクの下着に直接押し当てた。少しゴワゴワした感じがする。……服が邪魔だ。
 とりあえずほとんど全開になったパーカーを、ジッパーを全部下ろして脱ぎ捨てた。ついでだ、Tシャツも暑いし、アンリエッタに体重をかけない様に注意して、
一気に脱ぎ捨てる。そのまま、ずっとアンリエッタの上に乗っていたので、今度は互いに寄り添うように横になる。
 アンリエッタは顔をぽーっと赤くして、しかし拒まずに再び背中に腕を回した。

「やん……ひぁあっ、んっ」 ちゅぱっ、つつーっ、ちゅう

 唇に吸い付いて、舌を絡ませ、唾液を絡めとり、頬を舐め上げる。そのまま耳たぶに舌を這わせる。
 正直、少し前まではアンリエッタを想うあまりに忘れてたけれど、今の姿はあまりにも刺激的過ぎる。何度も何度も抱きしめ合い、口付けをしたものだから、
衣服は乱れに乱れ、アンリエッタのおっぱいは完全に服から見えてしまっているだろう。肌に直接やわらかく、ぷにぷにとした感触が伝わってくる。
すべすべの肌で、とても柔らかい。そして先端のコリコリとした感触もまた伝わりはじめた。

 一度はしとどに濡れた才人のジーンズとパンツ、アンリエッタのシルクの下着も一度は渇きかけたが、再びの刺激に分泌物を漏らし始め湿り出し、
先ほどドロドロになったところから、オスとメスのすえた臭いが発せられはじめた。

「うぁっ……ひ、ひあぁっ……やぁんッ」

 アンリエッタの身体も思い出したみたいだ。耳たぶを甘噛みし、息をそっと吹きかける。全身にビクッと刺激が走り、湿っぽい吐息が漏れ出す。
逃げられないように、尻の下に腕を回し、再び柔らかい桃の感触を味わう。兵士にドアを叩かれた時の様な、ボンヤリとした刺激でない、思う存分味わえそうな、
鋭い刺激だった。アンリエッタと触れている部分が、凄く鋭敏になる。この子を抱きたい。
 背中に回した腕で強く抱く。乳房がむにゅうっと潰れる。乳首がさらに勃起して当たり擦り付けられ、汗で濡れていく肌に焼けるような刺激を与える。
 尻に回した手で、荒々しく揉みしだく。女の子のお尻は何故ここまでやわらかいのだろうか?半分めくれ上がったスカートに手をつっこんでさらにめくり、引き上げる。
柔らかく、薄いシルクのショーツごと、尻肉を掴み、さらに揉む。指が肉に沈み、しかし力を抜けば押し返し、むにむにと心地よい。

「んんっ、……ひあああッ、んぷぅッ」 ぷちゅぱ、ちゅ

 顎を舐め上げられて、お尻の刺激にたまらず喘ぎ声を漏らす私に、サイトさんは舌を突っ込んで、そして唾液と共に吸い上げる。口内の全てを味わいたい。
 乳輪から盛り上がった状態で、汗で湿った互いの身体が押し付け合い擦りつけ、私の乳首が痛いぐらいにいきり立った。色素の薄い肌の、ピンク色を濃くしていく先端が、
サイトさんの胸でこすり付けられ、快感で性器となっていく。

「きゃっ……はあぁぁんッ」

 才人は背中に回した腕を胸に這わせ、片方の乳房を思うままに揉む。こちらもマシュマロみたいに柔らかく、しかし適度な弾力で指が沈み込んでいくのを拒む。
おっぱいを周りから揉み上げ、その先端に指を触れさせると、アンリエッタは愛らしい声で鳴く。
 そのまま、まるで搾るように、先端へ揉み上げる。指で充血した乳首をこね続ける。
 アンリエッタは、再び訪れた子宮が収縮する感覚と、乳房と乳首が弄ばれる快楽に、たまらずに熱の篭る切なげな吐息を漏らしてしまう。

 意のままに形を変える桃のような尻を撫でまわし、シルクのショーツを食い込ませ、片方の尻をむき出しにする。シルクよりも滑らかな尻に指を這わせる度に、
アンリエッタからは声にならないうめき声が漏れ、身体中に電流が奔ったかのように痙攣を起こす。才人はお尻の割れ目に指を這わせ、胸の腕をショーツに持ってきて、少しくいっと引っ張ってみた。
 ひ、と声が漏れ、一度ビクッと身体を震わせる。
 アンリエッタがうらめしそうに見つめてきたもんだから、尻を手のひらで押さえ、指を割れ目に這わせて、ショーツを何度か引っ張ってやる。


978 名前:誓い 9[sage] 投稿日:2006/08/21(月) 02:01:18 ID:HvOP+ly2
「んくっ、……ふ、うぁ……あッ」

 そのまま力一杯両手で尻を押さえ、そのままの格好でアンリエッタの身体を、才人の上に乗せた。最初に押し倒された時の姿勢だ。激しく勃起したペニスで、
揉みしだく手で、シルクのショーツと秘所を歪ませ、食い込んだ。
 アンリエッタは生まれて初めて感じる衝撃に、快感に、気付かなかった。
 大量の愛液を零し、シルクのショーツを透けさせ、才人のジーンズにすら染みを作る。
 だが、もう遅かった。

「ひ?!ひあッ、やだぁ、だめッ、……いや、やあぁんッ」

 才人は、股間が急に水浸しになり生暖かくなっていく中、お尻を震わせるアンリエッタを抱きしめ、身体を密着させ続けた。やや変態趣味な事だが、
お漏らしをしてしまったアンリエッタが可愛くて仕方がないのである。
 安宿の軋むボロベッドの上、湿った雨の夜、汗と唾液と涙と雄と雌の分泌物と尿で身体も服もボロ布団もビチャビチャに濡れ、
互いの体臭と部屋に漂うすえた臭いの中でこの国の女王が、可愛くて綺麗なアンリエッタが、才人に抱かれている。
 秘所から溢れる愛液と漏らしたおしっこでぬるぬるになり、おまけに引っ張られ揉みしだかれ尻をむき出しにされ、
びちゃびちゃになったジーンズ越しに今も才人に剛直を押し付けられ、シルクのショーツはもはや下着としての役目は果たせない。

「……アンリエッタ、えーっとその」
「ご、ごごごめんなさいッ、その、あの、ど、どうす、れば」

 どうあっても取り繕えないくらいの漏らし方だった。おまけに二人は身体を密着させている。才人のジーンズもベッドの布団も、アンリエッタの尿で絞れるくらいに濡れた。仄かにアンモニア臭もする。
 だが、才人は不潔だなどとは、微塵も思わない。むしろ……

「……じゃあ、と、とりあえず、ふっ服脱ごうか。全部」
「え、あ、…………ぁ……はい」
「俺が上になるよ」
「へ、あ、きゃっ」

 才人はアンリエッタを抱きしめ、狭いベッドの上で転がり、上になる。要するに正上位になった。
 アンリエッタは今からする事、今からその、……セックスをする事をわかってるのだろうか?
 言い難い。
 しかし。こんな事は当然男から言わなければならない(と、才人は思っている)のだから。

「あ、アンリエッタ、その、お互い裸になるって事なんだけど……」
「は、はい」

 頬を薔薇のように紅くして、じっとブルーの瞳でみつめる。才人は、きっと自分の顔も負けないくらい赤い自信がある。

「その、お互い裸で抱き合って、えっとその、おしべとめしべが…………そうじゃない、そうじゃなくって、俺は……」
「……抱いて、抱いて下さいまし。わたくしを、わたくしの全てを愛して下さい」

 な、なんて情けない。言えないどころか、先に言わせてしまった。だが、それでスイッチが入ってしまった。

「アンリエッタ!アンリエッタ、可愛い、好きだ、綺麗だ、愛してる!」
「サイトさん、わたくしも愛していまんん、んぷ、ひぁッ」

 舌を絡ませ、唾液を零しながらアンリエッタの肩を抱き締める。唇を離して、アンリエッタの肩の両側に手を着き、身体を起こす。
 初めて真正面から見る。
 華奢な肩となまめかしい鎖骨と、仰向けになって少し潰れて上に張り出すお椀型のおっぱいの、先っぽがぴんぴんに立ったピンク色の乳首。
上気した肌が汗ばんでしっとりと濡れ、お腹と腕しか覆っていないシャツも肌に張り付いている。

979 名前:誓い 10[sage] 投稿日:2006/08/21(月) 02:04:22 ID:HvOP+ly2
 もうどんな言葉も浮かばなかった。
 才人の股間の下、スカートはめくれ上がって、真っ白だっただろうシルクの下着が丸見えだ。そこは尿と愛液でぐちゃぐちゃになり、
股間に張り付いて透けてしまって、誰にも見られたことのない、薄い毛が生えた秘所が隠せていない。太腿を閉じてはいるが、内股を濡らす汗と尿で、さらに淫靡に見えるだけだ。
 アンリエッタは口に手を当てて、尿とカウパーと先走りの精液で濡れに濡れたジーンズの下から天に向かって突き上げているモノを、恥じらい、しかし熱の篭った視線で見つめる。
 残りの衣服を剥ぎにかかる。裸にしたい。
 まだ留まっている少ないシャツのボタンを震えながら外していく。さっきからまともに呼吸出来ない。アンリエッタも手の下でひぅっ、ふぅっ、と不規則に吐息を漏らす。
 すべすべのお腹とおへそが見える。そして、感動的に細い、折れそうな腰だ。
 今おっぱいに触れたら他の服を脱がせる事が出来なくなる。震えるアンリエッタに合わせて、プルプルと先っぽが誘うように揺れている。こんなのに触れたら理性が何一つ残らない。
 シャツの前を完全にはだけ、アンリエッタの腕を掴んで伸ばし、わきから背中に腕を回して抱き起こし、まるで寒さに耐えるかのように互いの身体を震わせ、袖を腕から抜いた。
そのまま背中を支えながら、アンリエッタをベッドに横たえた。
 可愛らしく、腕を曲げて肩の両側に開き、見つめてくる。
 次は、一番邪魔な、さっきから才人のペニスがいきり立つ邪魔をし続けている、ジーンズとトランクスだ。アンリエッタのおしっこでびちゃびちゃなので、肌に張り付いて動き難かった。
 色々な意味で余裕が無く、一緒に一気に脱ぐ。即座に足首から抜いて放った。
 開放され、天を突く怒張が、先端から先走りの粘液を垂らし、アンリエッタの膝にかかる。

「あっ、……ん、ふ、あっ」

 再び口に手を当て、アンリエッタの視線が釘付けになる。思わず声を漏らしてしまう。
 言うまでも無く、アンリエッタは生まれて初めていきり立つ男性器を見たのだから致し方ない。
 二の腕で寄せられ、柔らかく形を変えて出来た胸の谷間と、ツンと立つ乳首にさらに興奮し、開放された才人の肉棒がビクビクと動き、大きさを増し、先っちょからぬらぬらと粘っこい汁を零す。
 今度はスカートへ。
 腰までまくれあがってしまっている。アンリエッタの細い腰に手を這わせ、まさぐる。すぐにボタンがみつかって、外す。片腕で腰に手を回して持ち上げ、片手で引っ張る。
細く、しなやかな脚を持ち上げ、ゆっくりと抜いた。
 残った、最後の一枚。
 可愛らしいシルク。
 蜜とおしっこで透けた下着。
 お尻を丸出しにされ、秘所に食い込んだショーツは、お尻に垂れてしまうまで溢れ続ける蜜でドロドロになり、おしっこで少し黄色くなって、さっきよりももっと肌に張り付き、
目の前で全部透けてしまっている。少しだけ開かれた太腿の間から、触れる。
 ふにゅりと、指で触れた。
 雷に打たれたかのようにアンリエッタがビクッと全身を震わせる。

「ひあああああっ……!」

 溢れる蜜が指に絡みつく。その指を口に含んでみる。……牝の味がした。
 ……もうダメだ。才人の理性が音を立てて崩れていった。
 蜜で溢れた秘所に、シルクの下着ごと、顔から突っ込む。
 鼻でグリグリとえぐり込み、割れ目に向かって舌を突き出して、そして力一杯吸い付く。

「あっ、ああああああっ!」 じゅる、ちゅううう……

 考えも何も無い、とにかく唇を突き出し、舌で舐めあげ、蜜を啜る。口の周りがドロドロになる。ショーツを噛み、引っ張る。脱がせられない。ならとにかく吸い付く。
唇に柔らかい小さな突起が当たる。ショーツごしに透けて、小さな蕾が膨れているのが見える。迷わずに吸い付く。鼻でショーツをずらして、もう一度噛んでずらす。

980 名前:誓い 11[sage] 投稿日:2006/08/21(月) 02:05:00 ID:HvOP+ly2
 ようやく邪魔な布が横にズレた。栗色の毛が薄く控えめに生えている。
 サーモンピンクと言えばいいのか、ひだひだの奥、花弁の中から蜜が溢れている。舌を突き出して突っ込む。吸い付き、吸い込む。ぷっくりとした蕾ごと。
肉の鞘を舌でこねて、愛液と唾液で重点的に濡らして、吸い上げた。

「ら、らめぇっ!ひっ、も、漏れゆっ」 くちゅ、ちゅぷっ、ちゅるるっ

 二度目のお漏らしだった。ちょろちょろと出てくる。
 おしっこを吸い取り、口で受け止め、零さないように溜める。
 一度目でほとんど出してしまったのだろう、一回で飲み込める程度だった。
 アンリエッタはもうぐったりとしてしまっている。今度こそ、最後の一枚に手をかけて、脱がせる。
 搾れるどころでないびちゃびちゃのショーツを下ろしていく。秘所から粘液の糸を引いて、下ろしていく。
 腿、膝とずり降ろして、足首から抜いて、アンリエッタもようやく生まれたままの姿になる。
 身体がうっすらとピンク色に上気している。色白なために余計目立つ。
 才人は今度はゆっくりと舌を這わせる。力の抜けた股を開き、花弁を丁寧に舐めていく。
 ヒクヒクと震えながらも、蜜を出し続ける花弁をほぐしていく。
 桃のお尻に手を這わせて揉みしだきながら、内股や太腿にも舌を這わせ、甘噛みする。そして吸い付く。
 何度も何度も吸い付き、キスマークを残す。
 また秘所に顔を埋めて、花弁に舌を這わせる。
 
「……ふ、ふぅ、……んっ、そそこは、ダメですっ汚い所ですっ」
「……汚くなんかない、綺麗だって」

 刺激で戻ってきたアンリエッタが、才人の頭に手を当てて、弱弱しく押さえる。
 構わずに舐め続け、肉の鞘に包まれた蕾に吸い付いた。舌でつつく。それだけでまたアンリエッタはイってしまった。
 蜜を溢れさせ、花弁がドロドロになっていく。
 これ以上はあまりいじめない方がいいかも知れない。正直、才人とて限界だと思う。

「アンリエッタ、汚いところなんて無いよ、綺麗だから」

 蕾にそっと口付けをしてから、まるで仔犬のように、はぁはぁと小刻みに荒い息を吐くアンリエッタの腰に手を回し、おへそのほうへと舐め上げていく。
お腹に時折吸い付いて赤い印を、キスマークを残しながら、丁寧に舐めていく、おへそに愛液の混ざった唾液を垂らして、舐め回し、また吸い込んで、どんどん上へと舐めあげていく。
 
 腰に回した手を胸に這わせる。ところどころにキスをしながら舐めあげる。乳房を揉みながら、胸の谷間に顔を埋める。乳首をこねくり回しながら、乳房に舌を這わせる。
愛液の混じる唾液を垂らして、片側の乳房を攻め立てていく。

「ふ、あ、ああっ」 ぴちゃ、つつーっ

 喘ぎながらも今度は拒まずに、アンリエッタは才人の頭を優しく抱く。
 才人はそのまま、乳房を舐めあげていき、ピンク色の先端を口に含む。

「ふあ……あ……」

 舌で蕾と同じ様に突付き、こねまわして、吸い込む。たまった唾を飲み込む。
 柔らかいおっぱいを揉みながら、乳首を吸い込み続けた。まるで母乳を吸い取るかのように。
 だが、もはや才人の方がかなり限界である。


981 名前:誓い 12[sage] 投稿日:2006/08/21(月) 02:05:34 ID:HvOP+ly2
 そのまま、首筋へと舌を這わせ、鎖骨と首筋に何度もキスマークを残す。
 お互いに背中に腕を回し、ぎゅっと抱き締める。細い顎を舐めあげて、再び、口付けを交わす。
 肉棒が蜜壷にこつんと当たり、電撃が奔る。

「アンリエッタ、いくよ……」
「サイトさん、や、やさしくして下さい……」

 ゆっくりと先端をめりこませる。先端は入ったけれど、きっと痛い思いをさせるだろう。ゆっくりと進入させる。アンリエッタの中に、締め込まれる中にズブズブと沈み込んでいく。
 痛みを覚悟しての事か、アンリエッタはキュッと目を閉じている。
 幸いにもよく解れていたのか、処女膜の形が良かったのか、突き破る感じはしない。
 だが、中ほどまで埋め込んだところで、アンリエッタの腕に力が入る。

「ひあああッ!い、痛っ、ああっ……」

 破瓜の痛みだろう、少しそのまま休み、アンリエッタの背中を強く抱く。
 肩を震わせていたが、痛みが和らいだのか、落ち着きを取り戻した。
 これ以上はあまり痛い思いはさせたくない。

「アンリエッタ、大丈夫?」
「……はい、大丈夫、です。もっと、抱いて……」

 さっきよりももっとゆっくり、奥に進ませていく。
 締め付けられる快感の中で、射精感を我慢して、ようやく一番奥にコツンと当たった。
 抱き締めて、舌を絡ませて、才人は限界を越えた。
 子宮に向かって、膣を満たして、熱く煮えた精液を放出していき、アンリエッタもお腹の中に火の様な熱を感じて、達していた。



982 名前:誓い エピローグ[sage] 投稿日:2006/08/21(月) 02:06:28 ID:HvOP+ly2
・・・・・

 心地よい倦怠感の中、抱き締めあった二人は、繋がったまま暫く口付けを交わしていた。

「……アンリエッタ、痛くない?」
「大丈夫ですわ、少しだけまだ痛いのですが、大丈夫です」
「と、とりあえず、その、抜くから」

 縮んだ肉棒をそっと抜いて、アンリエッタを抱き直して、再び添い寝の姿勢となる。
 急に、今のドロドロの状態が気になってきた。

「アンリエッタ、汗まみれになっちゃったね」
「はい。……恥かしいです、お漏らしまでしてしまって……」
「どうしようか、ベッドもぐちゃぐちゃだし……」

 酷い有様だった。流石に先ほど素敵な部屋だと言っていたアンリエッタでも、これでは寝られまい。
 宿屋の主人に頼んで他の部屋に変えようかと思ったが、直ぐにアンリエッタから申し出があった。

「わたくしの水の魔法を使えば、清潔にする事は可能ですわ」
「え?本当?」
「ええ、水の系統は、治癒だけでなく浄化も得意としています。このぐらいであれば……外は雨なので、魔力は楽に出せます」
「ベッドと服を綺麗に出来るの?」
「はい、出来ますわ」

 良かった。とりあえずは問題無さそうだ。しかし、身体はどうするのだろう?その、水の魔法とやらをかけるのだろうか?

「俺とアンリエッタの身体はどうするんだ?」
「そ、それは、浄化魔法はあくまでも物質に対してかけるもので、生き物にかけるものではありませんし……」
「それなら、風呂でも借りるか」

 風呂ぐらいならあるだろう。ボロっちくて狭い事は容易に想像出来るけれど。

「じゃあ、ちょっとここの主人に聞いてくる。少し待ってて」
「え、その格好で、でしょうか?」
「あー……」

 そういえばスッパだった。とりあえず、まあトランクスぐらいしかない。これとていい加減ドロドロだけれど、他には無いしな。素早く履いて出る。
 廊下は真っ暗だった。どうやら皆寝ているらしい。
 階下に下りてみても、扉が閉まってしまって誰も居ない。ここの主人も住人も寝静まっている。
 仕方ないので風呂を探すと、あった。
 確かに小さくてボロっちかったが、嬉しいコトに湯をためる物だった。たしかこっちの貴族もこういう風呂だったが、ここの主人は才人と似たような人間だったらしい。
無いので自分で作ったというわけか……
 少し悔しいコトに、学院のヴェストリの広場の才人専用風呂よりは立派だった。


983 名前:誓い エピローグ[sage] 投稿日:2006/08/21(月) 02:07:27 ID:HvOP+ly2
「お風呂は見つかったぞ、でも皆寝てるから、勝手に使っちゃおう」
「よろしいのでしょうか……」
「だって、女王さまだろ?いいんじゃないの?」
「はぁ……まあ、たぶん大丈夫でしょう」

 アンリエッタは可笑しくなった。女王だからお風呂を勝手に使っていい、だなんて。
 なんて素朴で素敵な女王の特権かしら、と。
 シャツだけを羽織り、ベッドと残った服と、ついでにランプと部屋に浄化をかけてから、部屋を後にした。

「しまった、薪が無い、水も無いや……」

 水道を捻れば水もお湯も出るし、湯沸かし器もあった地球は日本での風呂のノリで来てしまった。
 少しガサガサと薪を探すが、どう考えても足りていない。
 すると、ここでもアンリエッタから提案があった。

「水はいくらでも出せます。雨ですし、雨でなくとも空気中の水分を集める事が出来ますわ」
「ごめん、なんかアンリエッタに頼り切りだな……お湯にするのはどうするの?」
「火の魔法で、少し暖めます」
「なんだか……凄いね。何でも出来るんだね」

 才人は詳しくはないが、アンリエッタは水系のトライアングルメイジである。
 簡単な魔法にあたるこのぐらいなら、造作も無かったりする。

 そんなこんなで、お湯を張って、二人一緒に入る事にした。石鹸は勝手に拝借させて貰った。
 ゆっくりと浸かっている間、才人のトランクスと、アンリエッタのシャツが目の前で浄化されていく。
 肩をくっつけて、寄り添う。
 アンリエッタが頭を才人の肩に乗せてきて、うっとりと目を閉じる。

「不思議ですわ」
「何が?」
「先ほどまで、あれだけ私を不安にした雨が、何故かちっとも怖くありませんの」
「……」


984 名前:誓い エピローグ[sage] 投稿日:2006/08/21(月) 02:08:00 ID:HvOP+ly2

 アンリエッタが見上げてくる。肩を抱いて、髪を撫でながら、続きを促す。

「ウェールズさまと、わたくしを助けに来た魔法衛士隊を失った時の雨を思い出させるので、わたくしは雨が怖かった。
でも、サイトさんが、サイトさんがわたくしを愛して、支えてくれる今なら、立ち向かえるような気がするのです。……わたくしは都合の良い考え方の女なのでしょうか?」

 雨に震えていたアンリエッタ。そして俺を信じてくれるアンリエッタ。
 どっちも変わらない、ただの女の子だ。

「違うよ。寂しくて泣いていたアンリエッタも、今のアンリエッタも同じだ。その、こんな俺でもアンリエッタを支えて、それでアンリエッタが頑張れるんなら、……何て言えばいいんだろ、その、嬉しい」
「……ふふ、それでもわかりますわ」

 才人に向かって、優しく微笑んだ。
 初めて、笑ってくれた気がした。飾りでも自嘲でもない、混じり気の無い微笑みだった。
 あまりの可愛さに思わず抱き締めてしまう。
 愛している、と言おうとして、ふと気付いた。

「あの、アンリエッタ、ちょっとだけ聞きたい事があるんだけど」
「何ですの?」
「その、さっき部屋で、アンリエッタが俺に、愛してるって言って欲しいって、別に変な意味で聞くんじゃないんだけど……」
「……わたくしが、才人さんに先に愛してる、と誓って欲しかった理由、でしょうか」
「そう。そうだよ。……別に先に誓うからどうって事はないんだけど、……ウェールズに対しては違ってたし。アンリエッタが愛してる、ってずっと言ってたから」
「……お分かりになりませんか?」
「ご、ごめん。ニブくて」
「……わたくしがサイトさんに愛していると誓って欲しかった、先に誓って欲しかった理由は……」
「理由は……?」

 アンリエッタはそのまま俯いてしまう。少しの間逡巡し、再び顔を上げて、才人に潤んだ薄いブルーの瞳を向けた。

「わたくしが愛していると、先に言えば、決してわたくしを愛していると誓ってくれずにサイトさんが消えてしまう、そう、思ったのです……」

 才人は思う。誓って良かった、と。
 この少女は、独りにはもう出来ないし、する気も無い。
 ここまで寂しく震えていたこの子を、ずっと愛したいと。

「アンリエッタ、俺はどこにも行かない。ずっとアンリエッタの傍に居て、永久に愛する」
「サイトさん、わたくしはあなたをいつまでも、永久に愛します」

 二つの月が窓から水面を照らす中、二人は静かに唇を重ねた。



985 名前:あとがき[sage] 投稿日:2006/08/21(月) 02:11:13 ID:HvOP+ly2
書いてる間に、本編との細かな擦り合わせとアンリエッタたんに対する俺の炎の萌えが
なんか勝手にキーを叩いてしまいました。だからエロまでが長い。特に「転」が長いです。
当初予定していたハードなエロは中止し、ソフト?に修正。
だって、不自然だもの。アンリエッタお姫さまだし。フェラ・パイズリ中止、基本マグロ。
あとよくある指マンとハードなピストン運動は処女にはやっちゃだめだって脳内婆ちゃんが言ってた。だから無し。
しかしほーにょうプレイは止めない。さすが俺。変態。

なので、「起」兵士が来て去るまで エロエロ 「承」兵士が去ってから泣くまで、各自独立視点込み 微エロ
「転」本編みたいなもん。愛の告白まで エロ無し! 「結」エロエロエロ で、エピローグ
という構成になりました。

あと変なミスがありました。トリスタニアの聖女って何さ・・・それは首都さ。トリステインの聖女でした。
サイトのアンリエッタに対する語尾と二人称の本編との食い違いは、「ただの女の子」に対するっつー表現です。

アンリエッタたん超可愛いよアンリエッタ 幸せになって欲しいヒロインNo1ですな
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