「微熱のカウボーイ-2」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

微熱のカウボーイ-2 - (2007/06/11 (月) 20:57:33) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

ありのまま今起こったことを話すわ! 「召還の儀式を成功させたと思ったら出てきたのは人間で いつのまにかその人間の使い魔が寝取られていた」 な・・・なにを言っているかわからないとおもうけど わたしも何が起こったかわからなかった・・・ あたまがどうにかなりそうだった・・・ ってこんなときにこんなこと考えてる暇はないのよッ! 「ツェルプストー!いったいどういうことなの!?訳を言いなさい!」 叫びに近いような声で問いつめる。しかし憎っくきツェルプストーは男にしがみついたままだ。 こらッといいかけて口をつぐんだ。 ・・・なんと、ツェルプストーが舌を使い始めたのだッ!いつの間にか男の腕も腰に回っているッ! 周りの男が固唾をのんで見守っている。友人の青銅使いなんかは腰がガクガク震えている。・・・暴発したようだ。 女の子の黄色い悲鳴まで聞こえる。手で顔を覆っている子もいるが隙間が空いている。 顔と言わず体中が熱くなっているのがわかる。 「なっなっなっ!なにしてんのよーっ!」 全力で魔法を放った。 『彼』と情熱的な口づけをかわして、もう一段レベルアップ!と思ったときに余計な邪魔が入った。 爆発によって無理矢理引きはがされる。いいところだって言うのに! 吹き飛ばされながらもレビテーションの呪文で華麗に着地する。 吹き飛ばされる『彼』のほうをチラとみる。 血の気が引く。 火照っていた体が急速に冷える。 彼の体がバラバラになったのだ。 思わず目をつぶった。 せっかく運命の人に会えたのに!そんな想いが胸に渦巻く 目を開いた瞬間、それが目の錯覚だとわかった。 片膝を着いて胸をおさえている。どうやら『彼』は無事なようだ。 だが、その様子にわたしは駆け寄る。 「大丈夫!?ダーリン!」 『彼』の胸をはだけさせ、肩を抱き、ギュッと抱きしめる。どうやら痛みは収まったようだ。 心臓が悪いのかもしれない・・・そう思いながら彼の首筋を見る。 そこには使い魔の紋章があった。 うれしい誤算!『彼』はわたしの使い魔になったのだ! ずっと一緒にいられる!わたしは燃えるような熱を胸に感じた。 彼女の胸の中で今起きたことを考える。 気づいたら砂煙の中にいて、突然迫ってきた女にキスされて、そのまま本気になって、 ぶっ飛ばされたがスタンドで衝撃を緩和、突如首筋の痛みに襲われ、今に至る。 とりえあず、この女は敵ではないようだ。ただのカンだが。 体に活力が戻っている。女がわたしを見つめているがそんな場合じゃない。 立ち上がり尋ねる。 「いったいなんなんだ?ここはどこだ?何故オレはここにいる?」 その質問にはそばにいたピンク少女が答える。 「そんなことどうだっていいわ!あんたは私の使い魔になったのよ。光栄に思いなさい!」 どういうことか尋ねようと口を開きかける。 「なにいってるのよ「ゼロ」のルイズ!ダーリンのマスターはわたしよ!」 「な、なんですって!私が召還したんだから私がマスターでしょ!?」 「でも契約したのはわたしよ。普通、契約するまでが召還の儀式じゃなくて?最後の仕上げをした、わたしがマスターよ!」 「召還して私が呼んだのよ!だったら私の使い魔じゃない!」 「契約したのはわたし!」 ・・・堂々巡りだ、第一意味が分からない。 とりあえず質問に答えろ。そう言おうともう一度口を開きかけると、神々しい光とともに男が現れた。 「ならばミス・ツェルプストーが召還したものをミス・ヴァリエールが契約すればいいのではありませんか?」 なんという光だ!?新手のスタンド攻撃か!? 銃に手をかけ、身構えているとピンクが答えた。 「先生!イヤよ!ツェルプストーの使い魔なんて!」 どうやら光の男は教師のようだ。女・・・キュルケは 「あら、それでいいじゃない。これでダーリンは私のものよ」 光の男はそれにフォローを加える。 「そのほうがいいでしょう。それともふたりでこの使い魔を共有するのですか?」 流石にピンクもそれには堪えたようで渋々OKした。 オレの質問は華麗にスルーされたようだった。 やれやれ、誰かオレの話を聞いてくれ。 「ささやき いのり えいしょう ねんじろ」 一部では神代の者が呼び出せると言われている古い呪文を唱える。 しかし何のことはない、ただの簡易呪文である。効果は普通のものと同じだが失敗すれば・・・というものである。 ああ、はやく終わらせてダーリン(そういえばまだ名前を聞いてなかったわね)の胸に飛び込みたい、と思いながら儀式をこなす。 まばゆい光があたりを照らす、そして収束。熱気があたりを包む。 現れたのはサラマンダーだった。尻尾の炎からみてかなりのものだろう。 以前の、ついさっきまでのキュルケなら飛び上がっていただろう。しかし今のキュルケは『彼』のことで頭がいっぱいだった。 儀式の間、ミスタ・コルベールと話し込んでいたようだった。何の話だったのだろう。 『彼』は壁にもたれかかっている。すぐに駆け寄る。 視界の端ではルイズが熱そうにサラマンダーと契約しようと顔を近づけている。・・・前髪から煙が。 目が合う。胸が高鳴り、燃え上がる。 「順番が変になっちゃったわね。これからよろしく」 らしくない、と思いながらも顔がにやける。 『彼』も真剣な顔でそれに答える。やっぱり男前! 「ああ、よろしく頼む。   それと自己紹介がまだだったな・・・オレの名は」 こんなにドキドキしたのはいつ以来だろう?まるで初恋をした少女のように次の言葉を待つ。 「・・・マウンテン・ティムだ。」 ----
ありのまま今起こったことを話すわ! 「召還の儀式を成功させたと思ったら出てきたのは人間で いつのまにかその人間の使い魔が寝取られていた」 な・・・なにを言っているかわからないとおもうけど わたしも何が起こったかわからなかった・・・ あたまがどうにかなりそうだった・・・ ってこんなときにこんなこと考えてる暇はないのよッ! 「ツェルプストー!いったいどういうことなの!?訳を言いなさい!」 叫びに近いような声で問いつめる。しかし憎っくきツェルプストーは男にしがみついたままだ。 こらッといいかけて口をつぐんだ。  ・・・なんと、ツェルプストーが舌を使い始めたのだッ!いつの間にか男の腕も腰に回っているッ! 周りの男が固唾をのんで見守っている。友人の青銅使いなんかは腰がガクガク震えている。・・・暴発したようだ。 女の子の黄色い悲鳴まで聞こえる。手で顔を覆っている子もいるが隙間が空いている。 顔と言わず体中が熱くなっているのがわかる。 「なっなっなっ!なにしてんのよーっ!」 全力で魔法を放った。 『彼』と情熱的な口づけをかわして、もう一段レベルアップ!と思ったときに余計な邪魔が入った。 爆発によって無理矢理引きはがされる。いいところだって言うのに! 吹き飛ばされながらもレビテーションの呪文で華麗に着地する。 吹き飛ばされる『彼』のほうをチラとみる。 血の気が引く。 火照っていた体が急速に冷える。 彼の体がバラバラになったのだ。 思わず目をつぶった。 せっかく運命の人に会えたのに!そんな想いが胸に渦巻く 目を開いた瞬間、それが目の錯覚だとわかった。 片膝を着いて胸をおさえている。どうやら『彼』は無事なようだ。 だが、その様子にわたしは駆け寄る。 「大丈夫!?ダーリン!」 『彼』の胸をはだけさせ、肩を抱き、ギュッと抱きしめる。どうやら痛みは収まったようだ。 心臓が悪いのかもしれない・・・そう思いながら彼の首筋を見る。 そこには使い魔の紋章があった。 うれしい誤算!『彼』はわたしの使い魔になったのだ! ずっと一緒にいられる!わたしは燃えるような熱を胸に感じた。 彼女の胸の中で今起きたことを考える。 気づいたら砂煙の中にいて、突然迫ってきた女にキスされて、そのまま本気になって、 ぶっ飛ばされたがスタンドで衝撃を緩和、突如首筋の痛みに襲われ、今に至る。 とりえあず、この女は敵ではないようだ。ただのカンだが。 体に活力が戻っている。女がわたしを見つめているがそんな場合じゃない。 立ち上がり尋ねる。 「いったいなんなんだ?ここはどこだ?何故オレはここにいる?」 その質問にはそばにいたピンク少女が答える。 「そんなことどうだっていいわ!あんたは私の使い魔になったのよ。光栄に思いなさい!」 どういうことか尋ねようと口を開きかける。 「なにいってるのよ「ゼロ」のルイズ!ダーリンのマスターはわたしよ!」 「な、なんですって!私が召還したんだから私がマスターでしょ!?」 「でも契約したのはわたしよ。普通、契約するまでが召還の儀式じゃなくて?最後の仕上げをした、わたしがマスターよ!」 「召還して私が呼んだのよ!だったら私の使い魔じゃない!」 「契約したのはわたし!」 ・・・堂々巡りだ、第一意味が分からない。 とりあえず質問に答えろ。そう言おうともう一度口を開きかけると、神々しい光とともに男が現れた。 「ならばミス・ツェルプストーが召還したものをミス・ヴァリエールが契約すればいいのではありませんか?」 なんという光だ!?新手のスタンド攻撃か!? 銃に手をかけ、身構えているとピンクが答えた。 「先生!イヤよ!ツェルプストーの使い魔なんて!」 どうやら光の男は教師のようだ。女・・・キュルケは 「あら、それでいいじゃない。これでダーリンは私のものよ」 光の男はそれにフォローを加える。 「そのほうがいいでしょう。それともふたりでこの使い魔を共有するのですか?」 流石にピンクもそれには堪えたようで渋々OKした。 オレの質問は華麗にスルーされたようだった。 やれやれ、誰かオレの話を聞いてくれ。 「ささやき いのり えいしょう ねんじろ」 一部では神代の者が呼び出せると言われている古い呪文を唱える。 しかし何のことはない、ただの簡易呪文である。効果は普通のものと同じだが失敗すれば・・・というものである。 ああ、はやく終わらせてダーリン(そういえばまだ名前を聞いてなかったわね)の胸に飛び込みたい、と思いながら儀式をこなす。 まばゆい光があたりを照らす、そして収束。熱気があたりを包む。 現れたのはサラマンダーだった。尻尾の炎からみてかなりのものだろう。 以前の、ついさっきまでのキュルケなら飛び上がっていただろう。しかし今のキュルケは『彼』のことで頭がいっぱいだった。 儀式の間、ミスタ・コルベールと話し込んでいたようだった。何の話だったのだろう。 『彼』は壁にもたれかかっている。すぐに駆け寄る。 視界の端ではルイズが熱そうにサラマンダーと契約しようと顔を近づけている。・・・前髪から煙が。 目が合う。胸が高鳴り、燃え上がる。 「順番が変になっちゃったわね。これからよろしく」 らしくない、と思いながらも顔がにやける。 『彼』も真剣な顔でそれに答える。やっぱり男前! 「ああ、よろしく頼む。   それと自己紹介がまだだったな・・・オレの名は」 こんなにドキドキしたのはいつ以来だろう?まるで初恋をした少女のように次の言葉を待つ。 「・・・マウンテン・ティムだ。」 ----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
記事メニュー
目安箱バナー