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DIOが使い魔!?-13」を以下のとおり復元します。
---掟破りの二重契約(デュアル・コントラクト)。 
ルイズが行った最終手段とはそれであった。 
その名の示すとおり、使い魔との契約を重ね掛けする術。 
古今東西、あらゆるメイジの歴史の中で、1度契約を交わした使い魔を御せられなかったという話など、ルイズは聞いたこともなかった。 
どんな凶暴な魔獣であれ、契約すればペット同然に扱える。 
それほどまでに、サモン・サーヴァントとは強制力を持った儀式なのだ。1度以上の契約など、必要ないのだ。 
しかし、ルイズは今回自ら二重契約を行った。 
---つまり、自分には使い魔を制御する力がありませんと認めるようなものだった。 
貴族として、メイジとして、そしてヴァリエールの娘としての恥だ。 
だからこそ、これは最終手段だったのだ。 
自分の名誉かかわる。 
それに、二重契約には落とし穴があった。 
確かに、二重契約を行えば、使い魔との繋がりが強力なものとなり、制御もしやすくやる。 
だが、繋がりが強くなるということは、使い魔と精神的により深く同調することだ。 
下手をすれば自分と使い魔の境界を浸食され、心を破壊されてしまう。 
ルイズはもちろん初めは使う気などさらさらなかった。

だか、コルベールが倒され、そして自分のライバルであり友人でもあるキュルケがあの触手に捕らわれるのを見たときに、ルイズは密かに決心した。 
あの異常な使い魔…再生能力に触手に目からビームにetc…. 
バラバラ死体から復活したばかりの、弱っているだろう今のうちに、自分の制御下に置いてしまわねばとんでもないことになる…。 
はたしてルイズの策は功を湊したが、ルイズがそれを確認することは出来なかった。 
二重契約をして、ようやくヤツにはっきり刻み込まれた使い魔のルーンを見た後ルイズは、使い魔を下敷きにしていたとはいえ、地面にもろに叩きつけらて、衝撃で脳を揺さぶられ、貧血も相まって無様に伸びる。 
身を預けた己の使い魔の胸は、広くてたくましかった。 
黒一色に染まっていく視界の端で、タバサのシルフィードがゆっくりと着地して来るのが見えた。 

・タバサ---無傷。 

・キュルケ---軽傷(ただし、心に刻み込まれたトラウマは深い)。 

・コルベール---片足をビームで貫かれ重傷。 
・ルイズ---全身と左肩に穴をあけられたことによる大量失血で瀕死の重傷、意識不明。 

ルイズの使い魔---完全契約。気絶。 

to be continued……

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