ゼロの奇妙な使い魔 まとめ内検索 / 「つかいまがとおるっ!」で検索した結果

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    つかいまがとおるっ! 第零話 第一話「痛くて甘くて優しくて」
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  • ねことダメなまほうつかい
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  • ねことダメなまほうつかい-1
     むかしむかしのお話です。  ある国に貴族なのに魔法がまったくつかえないルイズという少女がいました。  たくさん勉強してたくさん練習しても、いつもいつも失敗ばかりです。  そんな彼女ですが今日ばかりは失敗するわけにはいきません。  今日は一生を共にする使い魔を呼び出す大切な儀式の日なのです。 「それではミス・ヴァリエール」 「は、はいっ!」  ルイズは胸を張って前に進み、右脳を左回転、左脳を右回転させて  脳幹に生じる小宇宙的な精神力をのせた強力な呪文を高らかに唱えました。  その威力はすさまじく、地面に隕石がぶつかったような大きな穴を開け、  広場は戦場跡のような焼け野原になってしまいました。  これにはいつもルイズをからかっている生徒たちもびっくりです。 「と…とんでもない威力だ」 「これじゃあ呼ばれた使い魔も死んで...
  • ねことダメなまほうつかい-9
     アルビオン大陸の青空を一匹の竜がルンルン気分で歌いながら、どこかに向かって飛んでいました。  その背中には一組の男女の姿があります。  「きゅい!子爵さま本当にお肉たくさん食べさせてくれるのね?」 「モチロンだとも!貴族は嘘はつかないさ」  竜はうれしそうにきゅいきゅいと鳴くと、また歌を歌いはじめました。  背中に乗っている魔法衛士隊の隊長風の貴族はバスケットからさくらんぼをひとつ取り出すと、  それを口に入れて舌でレロレロと転がします。  その様子を魔法学院の学院長秘書風の女性は呆れたように見ています。  女性の視線に気づいたのか、隊長風の貴族はほほ笑みながら女性に問いかけました。 「マチルダ、きみもどうだい?」 「アタシは遠慮しとくよ。行儀悪いしね」 「子爵さま!シルフィもさくらんぼ食べたいのね!」  竜がお願い...
  • ねことダメなまほうつかい-6
     ルイズたちがワルド子爵と戦っているころ、ギトーたちは傭兵たちと大乱闘を繰り広げていました。  傭兵たちはたくさんの貴族が相手だと雇い主から聞いていなかったので、ギトーたちを見て最初は  おどろきましたが、彼らがまだまだ子どもだとわかるとヤル気がわいてきました。  自分たちは実戦経験が豊富で、相手は魔法が使えるといっても子どもなのです。  そして、ギトーたちが魔法をうまくつかえない接近戦を挑んできたので傭兵たちはこころの中で  勝利宣言をしてしまいました。  ですが、それは大きな間違いだったのです。 「オッパアァーッ!」 「ホンゲェエーッ!」  悲鳴をあげて倒れていく仲間たちを見ながら、傭兵たちは自分たちがいる国のことをようやく思いだしました。  この国もむかしは魔法ばかりを練習してからだを鍛えようとしない、ひよわな貴族たちであふれていましたが、  アンリ...
  • ねことダメなまほうつかい-3
     ルイズとギーシュの目的地であるアルビオン王国は空にふわふわ浮かんだとても大きな島にあります。  どのくらい大きいのかというと、ルイズたちの国の半分くらいの大きさです。  この島はアルビオン王国にちなんで浮遊大陸アルビオンとも呼ばれています。  この大きな島は雲より高く浮かんでいますので馬では決していけません。  まずふたりは船に乗るためにラ・ロシェールという小さな港町に向かうことにしました。  その小さな港町は谷にかこまれた山の中にあります。  どうして、ラ・ロシェールは山の中にあるのに港町と呼ばれているのでしょうか?  その理由は町にある天をつくようなとてもとても大きな木にありました。  この大きな木はいまでは枯れてしまっているのですが、その木の大きな枝に空を飛ぶ船がとまるからです。  空を飛んでも船は船です。  こういった理由でラ・ロシェールの港町と呼ばれているの...
  • ねことダメなまほうつかい-8
     ルイズたちはウェールズ皇太子に案内されて応接室に来ていました。  とても広くきれいなお部屋なのですが、ルイズたちは冷や汗をダラダラと流していました。  たくさんの戦場を駆け巡ったアニエスやあまり表情がないタバサでさえも滝のように汗を流しています。  その理由は天井にありました。  なんと、たくさんのアルビオン貴族たちが天井から釣り下がっているからです。  それだけではありません。  天井を覆い隠すほどのアルビオン貴族たちの視線が、ずっとルイズたちに向けられているのです。  ルイズたちは30代に見える50代の女性のように肝っ玉が据わっていませんので、  なるべく天井を見ないようにビクビクしていると、扉に化けていたアルビオン貴族に付き添われた  ティファニア姫がお茶とお菓子を持ってやってきました。 「皆様、お待たせしました」 「ひ、姫殿下直々とは……き、恐縮であり...
  • ねことダメなまほうつかい-10
     アルビオン王国の首都であるロンディニウムのハヴィランド宮殿の奥の部屋で、  ふたりの男性がソファーにもたれてくつろいでいました。  そのお部屋は見た目はあまり豪華ではないのですが、居心地がいいように考えられて造られたお部屋です。  位が低い神官が着る僧衣を着た中年の男性はなにやら難しそうな本を読み、平民が着るような服を着た  若い男性は腕を組んでなにかを思い出そうとしていました。  その若い男性があまりに難しい顔をしているので、中年の男性は読んでいた本を閉じて話しかけました。 「ジュリオ、難しい顔をしてどうしたんだ?心配ごとでもあるのかい?」 「ああ……心配ごとじゃないんだけどね、二年前にきみといっしょにサウスゴータを襲ったじゃないか。  そのときに、きみが生かしておくように言った太守の娘の名前がどうしても思い出せなくてね」  ジュリオと呼...
  • ねことダメなまほうつかい-2
     謹慎期間が終わり、猫草とすっかり仲良くなったルイズの元に一通の手紙が届きました。  アカデミーではたらいている一番上の姉からです。  その手紙には猫草といっしょに呼ばれたふしぎな植物のことが書かれていました。  あの植物はハルケギニアのどこにもない新種の植物で、痩せた土地でも育てやすく  栄養豊富で保存しやすくて、簡単な調理でもおいしく食べられるという素晴らしいものでした。  ルイズは自分を助けるために生き返っただけでなく、こんなにも素晴らしい贈り物まで持ってきた  猫草のことがますます好きになりました。  そして手紙の最後に、この植物の名前を決めてほしいと書かれていました。  ルイズは困りました。  彼女はなにかに名前をつけるのがとても苦手で、いまだに猫草にも名前をつけていないのです。  それにあの植物はひょっとしたらハルケギニア中に広まるかもし...
  • ねことダメなまほうつかい-4
     アニエスはワルド子爵を見ておどろきました。  なにしろワルド子爵は国を裏切ったのがバレて捕まり、今は牢屋にいるはずなのです。  おどろいて立ち止まったアニエスに向けて、ワルド子爵は呪文を唱えて杖を向けます。  それを見たアニエスも慌てて銃をかまえますが、その横をキュルケが走りぬけて  ワルド子爵に向かっていきました。  そして、走りながらキュルケはワルド子爵に杖を投げつけたのです。  これにはワルド子爵と、そしてアニエスもおどろきました。  魔法使いは杖がないと魔法を使えないのですから、ふたりがおどろくのも当然です。  投げられた杖をおどろきながらも避けましたが、それでワルド子爵は一手遅れてしまいました。 「てめえェェェ!邪魔だッ!どきやがれェェーーッ!!」 「ギニャアァーー!!」  あっというまの出来事でした。  キュルケがワルド子爵から杖を取りあげ...
  • slave sleep~使い魔が来る-3
    ルイズ・フランソワーズ!           ブローノ・ブチャラティを呼ぶ② 朝。 ブチャラティの朝は早く始まる。 「昨日は散々だったな・・。結局オレはこのルイズに縛られたままなのか・・・。」 ふと目に止まったのは、左手に刻印された『使い魔のルーン』。 「この文字だ・・。この文字が付いた時からオレの命は再び動きだしたんだ・・・。 いったいこのルーンにはどんなルーツがあるんだ?そして・・。」 ブチャラティはベッドで寝ているルイズを見た。 「メイジとはどう言った存在なんだ?こんな、フーゴやナランチャとそう変わらないくらいの 子にさえこんなマネができるなんて・・やっぱり信じられん。」 ふと、ブチャラティは自分で言ってから少し気分が落ち込んだ。 「・・落ちつけ。ナランチャ達は覚悟を決めて自分で道を選んだんだ。 ここで苛立ったらむしろ死んでい...
  • ねことダメなまほうつかい-7
     ルイズとギーシュそしてアニエスはアルビオンの貴族に案内されて、ルイズたちが乗ってきた船に  横付けされた彼らの船であるファルコン号のウェールズ皇太子のお部屋の前に来ていました。  キュルケとタバサ、猫草は別の部屋でのんびりと休んでいます。  ルイズはお部屋の扉をノックしようと手を上げましたが、案内していた貴族がそれを止めて  扉に向けて声をかけました。 「すまんがちょいとそこをどいてくれ」 「こりゃ悪かったズラ」  扉が返事をしたのでルイズはびっくりして跳びはねますが、よく見てみると扉だと思っていたのは  なんとアルビオンの貴族だったのです。  おそらく、ウェールズ皇太子を守るために扉になりすましていたのだろうとルイズは考えて、  スンナリとそんな考えが浮かんだ自分がちょっとだけ嫌いになりました。 「やあ!よく来たね大使殿。さ、何もないところだが入...
  • ねことダメなまほうつかい-5
     船の上でルイズとギーシュはふたり並んで夜空を眺めていました。  きれいな星空に猫草もおおはしゃぎです。  そうして眺めているとギーシュはクシュンとくしゃみをして寒そうにからだを震わせました。  先ほどのワルド子爵との戦いでマントをなくしてしまったので彼はシャツ一枚だけなのです。  寒そうなギーシュを見て、ルイズは頬を赤くしながらマントを開きました。 「し、し、し、仕方ないわね、わ、わたしのマントに、い、い、入れてあげてもいいわ!」 「ありがとう、ミス・ヴァリエー……あれ?急に寒くなくなったぞ」  ギーシュが手を伸ばすと見えない何かに触れました。  それは猫草が作った空気の球でした。  寒そうにしているギーシュを見て、珍しく気を利かせた猫草が空気の球で包んだのです。  猫草はマントを開いたまま固まっているルイズをふしぎそうな顔で見ていましたが、  やがて見...
  • ゼロいぬっ!-39
    “最強の兵を集めれば最強の軍隊が出来るというものではない” 子供の頃、父上に教えられた言葉だ。 如何に個々が優れていようとも数が揃おうとも統制の取れない軍隊など無力。 あの頃はよく分からずに聞いていたが、今は実感できる。 無敵の生命力を持った使い魔。 トリステイン王国屈指のスクエアメイジ。 『メイジ殺し』の警備隊隊長。 これだけのメンバーが揃っているというのに安心できない。 むしろ、キュルケ達と一緒にいた時の方が頼もしかった気がする。 それもその筈か、チームワークなんて欠片もないのだから。 彼は主人の前に現れたワルド子爵に唸り声を上げるし、 ワルド子爵の方もどこか彼を煙たがっているような印象を感じる。 その中間にいるルイズは慌てふためくのみ。 そして僕は森から時折聞こえてくる悲鳴に怯えていた。 本当に心休まる時間がない。 悲...
  • slave sleep~使い魔が来る-4
    『青銅』のギーシュ① 「ボーノ。」 「え?」 ブチャラティはシチューを口にしてふとそう言った。 「ボーノ(うまい)って言ったんだ。うん。文句なしだ。君、料理うまいんだね。」 久々にまともな食事をしたのもあるが、ブチャラティは心からそう言った。 「あ、ありがとうございます・・。すごくおなかすいてたんですね。」 シエスタが聞いてくる。よほど喰い方にいきおいがあったからだろう。 「ああ。ここ数日まともな食事ができなかったんでね。」 「お腹が空いたら、何時でもいらしてください。私たちが食べているものでよかったら、お出ししますから」 「助かるよ。じゃ、これからもよろしく。」 そしてブチャラティが食べ終えてから言う。 「何か、手伝えることはないかな?」 「え?」 「このまま喰いっぱなしと言うのもどうも気が晴れなくてね。何かないかい?...
  • 偉大なる使い魔-27
    ……夢を見ている… 夢を見ている時に、その事を認識できるなんて結構めずらしいわね…… でも、真っ暗だ……何も見えないわね。 これから何が始まるのかしら? 子供の時の記憶?脈絡の無いストーリー? ……それとも、プロシュートの体験? ……声が聞こえてきた…… 「…………」 「……………………」 フーケとワルド? 「どうした、土くれよ。貴様もあの連中のように、宝石を漁らんのか?」 「私とあんな連中といっしょにしないで欲しいわね」 「あらら。懐かしのウェールズさまじゃない」 「そんな奴は放っておけ」 ウェールズさま?何も見えないのが、もどかしい。 「ひっ!ぷ、プロシュート!」 「ふっ、ガンダールヴか」 プロシュート? 「あんた、マジでこの男に勝ったんだね…… 正直、やられると思ってたよ……」 「ああ、正直に言うと、まともに戦っていれば負けて...
  • slave sleep~使い魔が来る-2
    ルイズ・フランソワーズ!           ブローノ・ブチャラティを呼ぶ① 彼、ブチャラティは戸惑っていた。 それは、初めてのバイトでどういった仕事をすればいいのかわからないといった単純な戸惑いとは比べ物にならないほどの戸惑いようだった。 あの最後の決戦。死に逝くトリッシュを救うために自らの残された時間を差し出し、もう全てをやりとげて死ぬとばかり思っていた彼は今・・・。 「ふーん。その、イタリアって言う国からアンタは来たのね?」 「ああ・・・。その通りだ。」 つい小一時間ほど前に出会った少女に質問攻めにされていた。 彼女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール、通称ルイズの説明を聞き、ブチャラティはある程度自分の置かれた立場を把握しようとしていた。 ここは自分の生まれ育った国イタリアではなく、魔法を使う貴族(この世界で...
  • 第七話 がんばれ女の子! 前編
    第七話 がんばれ女の子! 前編 なによなによなによっ!あの馬鹿犬!なんで貴族の私がこんな事しなきゃならないわけぇ? しかもまたやっちゃたし…… 水の冷た~い早朝。ルイズは洗濯場で顔を赤くしながら冷たい水と格闘しつつ洗濯していた。 なぜか隣にはキュルケの使い魔のサラマンダーがいる。 少し時間をバイツァダストする。 夜。いつものようにみんなで私の部屋でトランプだのなんだのして遊んでいた。いつから私の部屋は集会所 になったんだろうか。夜も深くなってきた頃。あの憎っくきキュルケが 「こんな夜は怪談話なんか面白いと思わない?」 と提案してきたのだ。内心ビクビクしてたけど弱気な所を見せるわけにもいかず黙っていた。 「たまには怪談話ってのもおもしろいねぇ。ナイスアイディアだよキュルケ」 「アンタもたまにはいい事言うわねギーシュ。モンモランシーも...
  • 第二話 その男。ドSにつき
    第二話 その男。ドSにつき やけに体が冷える。何もかけないで寝ていたせいだろう。 早起きしたのか。外はまだ薄暗くほんの少し明るくなってきた所だ。 まだベットでは僕を呼び出した少女。ルイズがすやすやと眠っている。 (かわいいらしい疫病神だな。まったく) 異世界と言われてもまだ実感はよくわからない。寒さのせいで眠気はもうない。 少し歩いてみよう。まだこの場所を知らなすぎる。 昨日僕が呼び出されたのはここか。全体を見回しても学校と呼ぶより城と呼んだ方が ちょうどいいくらいの造りだ。技術的に見て僕の世界の中世ぐらいの物だろう。 魔法が発達しているからか?他の技術はあまり発達していないみたいだな。 近くに街はあるのだろうか。あるならば行ってはみたいが交通手段は…車はなさそうだ。 馬を使うのか。ルイズが僕を平民平民しつこく言って来たから階級社会な...
  • 第6話 同じ匂い
    トリステイン魔法学園 学園長室 「なるほど…その少年の事か。実はなミス・ロングビル。その少年のことはよく分かってないのじゃ。」 さっそくロングビルはジョルノの事をオスマンに聞いていた。やはりまだよく分かっていはいなかったが。 「分かっている事はその少年がヘビを作り出す事と怪我を即座に治してしまうということだけじゃ。でもなぜ そなたはその使い魔のことが知りたかったんじゃ?ま、まさかオヌシ狙っておるな!?」 「馬鹿は休み休み言ってください。クソジジイ。いやミスタ・オスマン。ただ気になっただけですよ。」 「ひっでぇ!クソジジイじゃないもんっ!…まったく。ワシもその使い魔のことは不思議に思っていたんじゃ。 亜人とミス・ヴァリエールは言っていたそうだが亜人には見えんし。すまぬな。力になれんで。」 「いえ、所でミスタ・オスマン。なぜ私がこの部屋に入ってきた時から私...
  • slave sleep~使い魔が来る-1
    プロローグ この世界と全くかけ離れた魔法使いたちの存在する世界。ハルケギニア。 その中で4つに分かれた国の一つ、トリステイン。 そして魔法使いたちの学校、トリステイン魔法学院。 そこは魔法使い、メイジを育成する教育機関である。 青空の下生徒たちはマントを羽織い、杖を振るい魔法を使う。 そして、今っ!まさにっ!この大観衆の中でっ! 2年生から持つ事を許される使い魔の召喚の儀式が行われていたっ!! そして大観衆の真っ只中に出てくる少女。 彼女の名は、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 この物語は彼女が使い魔を召喚することによって始まる・・・・。 一人の青年を呼び出すことによって始まる「二人の恋のHISTORY」と言う名の伝説であるっ! 「宇宙の果てのどこかにいる私のシモベよ…  神聖で美しく、そして、強力な...
  • 空条承太郎!貴族のルイズと会う ――(1)
    どうも、こんにちは。 え、僕の名前ですか?それは多分、どうでもいい事だと思いますよ。 何しろ、僕の出番はここだけですから、名前を知る必要はないんです。 ……名乗る必要があるなら、こっちの方でしょう。 見えますか?僕の周りを飛んでる4匹のカブトムシ。 見えるんなら結構。これはね、僕の『スタンド』です。 その名前は『ビートルズ』。好きなミュージシャングループから名前を取ったんですよ。 いいですよねぇ、ジャン=レノンって。 っと、失礼。話したいのはそう言う事じゃないんです。 話したいのは『スタンド』のことなんですよね、これが。 『スタンド』と言うのは、まあ平たく言えば超能力みたいなものです。 ここに来ている人達ならば『魔法』のお仲間だと思ってもらえればいいと思います。 違いがあるとすれば、この『スタンド』は、完全に個人の才能であり...
  • 絶頂の使い魔-3
    「ちょっとギーシュ、人の使い魔の教育方針に口ださないでくれる?」 どうやら目の前の金髪の人はギーシュというらしい 「ミス・フランソワーズ、ここで人の目に付いているのが分からないのかな?」 よくよく後ろを見るとこちらを見て笑っている人たちがいる 「う・・・」 「教育をするのはかまわないが笑いものにされるのは君もよろしくないと思うのだが」 ギーシュさんがこちらに手を出す 「あ、どうも」 その手をとり立ち上がる。いい人なのかもしれない 「平民風情が貴族に手を出してもらったんだ。光栄に思うことだね」 ・・・この世界は平民とか貴族とか階級に拘り過ぎている面があると思う 同じ人間なのにこう気を使う必要があるんだろうか 「まあ使い魔探しはこれで終わらせてもらうよ。僕には僕の用事があるからね」 「別に協力してとは頼んだ覚えないけどね」 「それじゃあね...
  • ゼロの来訪者-20
    「ルイズ、起きてる?」 「ん……ふにゃ……」 育郎はルイズが寝ている事を確認すると、音を立てないように気をつけながら部屋を出て、今日キュルケの友人のタバサに渡された手紙に書いてある通り、ヴェストリ広場に向かった。 「相棒!俺!俺忘れてる!」 その前にもう一度部屋に戻った。 「またなのか…」 「相棒も忙しいね」 先日、同じように呼び出され、何人かの生徒に戦いを挑まれた事を思い出す。 まさかあの小さな少女、タバサが自分と戦おうとするとは思えないが、誰かに頼まれて自分を呼び出したのかもしれない。どちらにしろ戦いを好まぬ育郎にとって、心の重くなる話である。 育郎が広場に着くと、そこに居たのはタバサ一人だった。 周りからも敵意のにおいはしない。 安堵するが、しかし疑問も湧き上がってくる、何故彼女は自分を呼び出したのだろう? バババババッ! そんなことを考えていると、タバサが奇怪な踊り?を始め...
  • 絶頂の使い魔-16
    舞踏会に参加せず、そのまま眠りについたディアボロと共にドッピオも眠っていました 本当は夜遅くまでしていた舞踏会についていけず先にドッピオは眠ってしまっていたのですが 『・・・ドッピオ・・私の可愛いドッピオ』 何ですか?ボス 『私は・・・幸せになってはいけない』 なにを言ってるんですか、ボス。らしくないですよ? 『私は消え去ろう。ドッピオ、お前は残ってこの世界で幸せになれ』 待ってください!ボス!なんでそんなことを言うんですか!? そんな・・いなくならないでください!ボス! 幸せはボスがつかむべきです! ・・・ボス?なんで喋ってくれないんですか? ああ・・・きっと電話の調子が悪くなったんだ いつものように電話くださいよ・・・待ってます・・・電話 朝、ドッピオはまだ日が上がる前に起きました (・・・あれ?寝汗がすごい。変な夢み...
  • 反省する使い魔!-8
    反省する使い魔!  第八話「情報交換×スタンド・レッスン」 音石はルイズ、ミス・ロングビルの案内の元 現在、トリスティン魔法学院、学院長室にいる。 部屋の中は隅に本棚、壁には一枚の鏡と絵を並べているといった いたってシンプルなものだった。 「学院長、連れてまいりました」 「うむ、ご苦労じゃったのミス・ロングビル …さて、はじめましてオトイシ君。わしがこのトリスティン魔法学院 学院長のオールド・オスマンじゃ」 「………………………」 音石は無言だった、オールド・オスマンが挨拶をしても ただ黙っていたのだ。 当然、ルイズはそんな使い魔の反応を黙ってはいなかった。 「ちょっとオトイシッ!学院長オールド・オスマンが 直々に挨拶してるっていうのにだんまりだなんて 無礼にも程があるわよ!!」 「ふぉっふぉっふぉ、別にかまわんよ。ミス・ヴァリエー...
  • ゼロいぬっ!-95
    掌で掬った水が零れ落ちるように。 砂に書いた文字が風に掻き消されていくように。 私の中から“大切な何か”が失われていくのを感じる。 振り返ったら終わってしまう。 まだ私の瞼には別れ際の彼の姿が焼き付いている。 でも振り返れば認めなければならない。 ―――もう彼はどこにもいないのだという事実を。 よろめくようにしてルイズは背後へと振り向いた。 彼を抱き締めるタバサの手は震えていた。 声も上げず、俯いたまま彼女の頬を涙が伝う。 おぼつかない足取りで彼女達の元へと歩む。 「なんでよ……!」 彼女達に近付きながらルイズは叫ぶ。 転びそうになった身体を無理やり引き起こして這うように前へ。 それでも彼女は叫ぶのを止めない。 「待っててって言ったのに……!」 慟哭じみた声を響かせながらルイズは彼の元へ辿り着いた。 そして彼女はハッキリ...
  • 小ネタ-19
    「こ…これはウェールズ王子が二人?!」 「馬鹿な、辻褄が合わない!これは幻覚だ!」 「う、うろたえるんじゃない、グラモン家はうろたえないーっ!」 「最高にHI!って奴だぁーっ、ブッ潰れろぉ!! 「うおぉ!こ、このウインドブレイクは、駄目だ、おさえきれない!」 「…『ラグドリアン湖に吹く風は』」 「ぬ?」 「そうか!『王者の風よ』!」 「何ぃ?!」 「『全新』!」 「『系列』!」 「「『天破侠乱!』」」 「「『見よ、東方(ゲルマニア)は紅く燃えているっ!!』」」 「「「「「何だその合言葉はーっ!」」」」」 「王子!」「アンリエッタ!」「「今こそ王族の同盟の力見せるとき!」」 「『爆熱!「ラァーブラブ!!」「同盟!」天驚けーん!!』」 (爆発、直後ドクロ雲) 「す、すげぇ…これが王族の『流派・六角融合魔道』か…」 「勝った!大げさかもしれんがトリスタ...
  • ゼロいぬっ!-26
    「……それで今、三人は?」 「はい。ミス・ツェルプストー、ミスタ・グラモンの両名は捕獲され、以後は別室で軟禁する予定です」 「ミス・タバサは?」 「彼女は薬の効きが弱かったのか、比較的平常を保っていますので大丈夫かと…」 ミス・ロングビルの説明を聞きながらオスマンは溜息を零した。 どうも最近になってから溜息ばかりついている気がする。 しかも、その面子はいつも同じ。 モット伯の一件が平穏無事に済んで安心していた矢先にこれだ。 もう何か悪いものに取り憑かれてるんじゃなかろうかと思いたくもなる。 「まさか、こんな事に秘宝である『眠りの鐘』を使う事になるとは……」 正直、始祖ブリミルが知ったらさぞ嘆くであろう。 といっても相手はトライアングルを含む三人のメイジ。 戦いになればどれだけの損害が出るか知れた物ではない。 ましてや怪我をさせずに捕...
  • 反省する使い魔!-14
    反省する使い魔!  第十四話「追跡計画中計画実行中」 音石明はこの世界でルイズの使い魔を続けている内に 何度も同じ疑問を自分の頭のなかで浮かべていたことがある。 別によ~~、このオレがわざわざルイズみてぇな やかましい小娘に仕える必要なんて本当はどこにもねぇんぜぇ~~? 仮にだ、ルイズに義理みてぇなモンがあったとしよう。 オレがそんなモンわざわざ守ると思うかぁ? オレは御伽噺や漫画に出てくるような 義理堅い勇者野郎でもなんでもねぇんだよぉ~~~~……………。 しかしだ!よく考えてみてくれよ。俺は刑務所で三年の月日を費やした。 三年だ!たったの三年!! あの杜王町で俺がやったことがたった三年で許されるだとぉ~~~ッ!? わざわざ殺人まで覚悟してやった俺のあの行いが たった三年で許されるような安っぽいモノだとでも思ってんのかッ!! はやく出所できたんだ...
  • 爆炎の使い魔-2
    ルイズが他の生徒たちを怒鳴りつけていると、教師らしい中年男性がため息をつきながら近寄ってきた。 「オホンッ!ミス・ヴァリエール・・・速やかに契約を。 時間が・・・あまりないのでね。」 「・・・ハイ、ミスタ・コルベール。そこの餓鬼、後で覚えてなさい。 それにしても貴方、ずいぶんおとなしいわね。声もあげないなんて。ま、いいわ。  ・・・我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え・・・我の使い魔となせっ!!!」 ズキュウウーンンッ!!!! スーパーフライ、アヌビス神、チープトリック・・・いずれも主を必要とし、求めていた! その能力ゆえに主を殺したものもあったが、いずれも主を求めていたのだ! 確かに例外も存在する!主の死を発動の条件とするものも存在する! し...
  • ゼロいぬっ!-33
    「結論を出すのは早急過ぎるのでは?」 「いや、しかし『アンドバリの指輪』が盗み出されたとなれば…」 「そもそもクロムウェルという名だけでアルビオンの司教と断定するのは短絡的かと。 それに偽名を用いた可能性も否定できまい」 「アルビオンが我が国に侵攻してくると? バカらしい! あの国とは長きに渡って友好関係を保ち続けている。 下らぬ疑惑は関係を悪化させるだけと心得よ!」 モット伯からもたらされた情報によって開かれた臨時会議は沸くに沸いた。 しかし、そのほとんどは否定的な意見が多く具体的な案を出す者はいない。 特に高等法院長のリッシュモンが中心に疑問の声は強まっていく。 一向に会議は進まず“今後の動向を窺ってからでも遅くないだろう”という結論で締め括られた。 次々と退室していく重臣の数々を見送りながらモットは席に着いたまま動かない。 「しか...
  • ゼロいぬっ!-61
    一握りの才ある者にだけ許された享楽。 それに耽っていた彼女の意識が無粋なノックで引き戻される。 『どうぞ』と不快感を感じさせない声で応対する彼女に、 扉の向こう側から用件が伝えられる。 「ミス・シェフィールド、クロムウェル様がお待ちです」 「分かりました。準備が出来次第、すぐに向かいます」 淡々と返しながら、彼女は『遠見の鏡』に布を掛ける。 そして、普通の姿見にて身嗜みを整える。 知らぬ内に浮かべていた酷薄な笑みを隠して、 彼女は『クロムウェルの秘書』としての仮面を被り直す。 既に手馴れた作業だが、それ故に次第に飽きてくる。 権力者を背後から操るのも楽しかったが、 主演が大根役者では折角の脚本も生かせない。 用が済めば廃棄される王様気取りの哀れな人形。 僅かな憐憫を感じつつ、彼女は本人の下へと赴いた。 「お待たせ致しました」 「おお…! 待ちかね...
  • 見えない使い魔-13
    船は浮遊する大陸の下から進入するという経路を通った。貴族派の船が哨戒 しているので真正面から城に入れないのだ。 ニューカッスルの城では最後に残った王侯派のものたちが出迎えた。戦禍の 報告を尋ねてきた老メイジによると、明日の正午に攻城が開始されるという。 戦力差を考えれば何が起ころうと勝利はありえない。それでも彼らは決して 逃げようとはしていなかった。ルイズたちが乗っていた船から得た硫黄で徹 底抗戦をするつもりだった。 栄光の敗北。敗北に栄光、滅ぶというのに栄光も名誉も、華々しさもなにも ないじゃないか。ギーシュには不可解なことばかりだった。家訓にも命を惜 しむな名を惜しめ、とあるが、それでも生きてこその名誉ではないか。 彼だっていつかは元帥である父のように軍に入って戦争に参加することにな る。それでもまだ自分は若い。若いから出る必要はない。出ると...
  • ゼロいぬっ!-12
    今日はあいにくの天気雨。 それでも変わらず彼とご主人様の訓練は自室に変更して行われます。 「お手! お座り! お回り!」 矢継ぎ早に繰り出される指示に瞬時に反応する。 本来は訓練も無しに出来ない芸なのだが、 彼女の仕草や言葉の意味合いから次の動作を判断しているのだ。 手には『これで貴方もトップブリーダー!』と書かれた怪しげな本。 先日の買い物の折、同時に購入してきた物らしい。 そんな物に頼る程、実に熱の入った調教振りであった。 「よし。じゃあ次は…」 ページを捲り、次の指示の項目に目を移す。 それと同時に赤くなるルイズの顔。 まるでも火酒でもあおったかのような変化に『わふ?』と首を傾げる。 見れば本を持つ手も震えている。 「べ…別に、な、な、何でも無いわ…」 ついでに声も震えていた。 これが何でもなかったら医者の仕事など無い。 「い…いい...
  • ゼロいぬっ!-35
    シルフィードが空の色に溶け込むように大空を舞う。 その背にはタバサのみならずキュルケも同乗していた。 「んー、やっぱり風が気持ちいいわね。ねえタバサもそう思わない?」 「……………」 いつもならタバサも頷いて同意してくれるのだが今日は違う。 彼女の視線はじぃーと私の顔を見続けている。 分かっている、素直になれと彼女は言いたいのだ。 でも、それを口にしたら私が意固地になると分かってて彼女は言わない。 ったく、気心の知れた友達というのも楽じゃないわね。 こっちの考え、全部筒抜けじゃない。 この遠乗りには私がタバサに頼んだ物だ。 学院に居辛かったので気分転換を兼ねて空の旅を満喫している。 目的地も決めずにいたのでタバサにはすぐ勘付かれたようだ。 「分かってるわよ。でも恥ずかしいものは仕方ないでしょ」 フーケのゴーレムとの戦い、それに今...
  • ゼロいぬっ!-25
    「あれ? 何よこれ」 「あん、何だこりゃ?」 開けられたケースの中から出てきたのはヴィンテージ物のワイン。 それはいい。問題なのは……。 「コルクに穴が開いてるわね」 「なんだよ、伯爵の飲みかけかよ」 ワインとしての品質には変わりは無いし、量もそれほど減っているわけではない。 だが一度開封した跡がある以上、その価値は格段に落ちる。 換金した所で二束三文がいい所だろう。 かといって今更交換に行くのも難しいだろう。 「しゃねえなあ……これは俺達で処分するか。 相棒はワイン飲んだ事ねえだろ? いい機会だ、飲んでみな」 「わんっ」 「私は遠慮しておくわ。モット伯の飲み残しなんて」 それだけ言うとルイズは部屋を出て行った。 しかし、そうすると残るのは彼とデルフだけ。 さらにデルフはワインが飲めないので実質彼一人でボトルを空ける事に...
  • ゼロいぬっ!-2
     自分の使い魔をルイズが追いかけていった暫く後、彼女は使い魔を連れて戻って来た。  いや、正確には『抱きかかえて』戻って来たのだ。  疲れきったのか、犬の足が力無くぷらぷらと揺れている。  ぐったりとした表情で、横を向いた口元からだらしなく舌が出ていた。 「ルイズ、おまえ。使い魔が倒れるまで追いかけ回したのか?」  マリコルヌのその言葉に収まりつつあった笑い声が再び広がる。  ルイズは黙ったまま僅かに唸り声のような声をあげるのみ。  言い返す言葉も無いというよりも、そもそも気力が無い。  コントラクト・サーヴァントの最中にも顔を舐められ、使い魔同様彼女も心身ともに疲れきっていた。 「ふむ、どうやらコントラクト・サーヴァントは無事終了したようですな」  抱きかかえた使い魔の前足をひょいと掴み、コルベールが刻まれたルーンを確認する。  これで最大の不安要素であ...
  • ゼロいぬっ!
    ゼロいぬっ!-1 ゼロいぬっ!-2 ゼロいぬっ!-3 ゼロいぬっ!-4 ゼロいぬっ!-5 ゼロいぬっ!-6 ゼロいぬっ!-7 ゼロいぬっ!-8 ゼロいぬっ!-9 ゼロいぬっ!-10 ゼロいぬっ!-11 ゼロいぬっ!-12 ゼロいぬっ!-13 ゼロいぬっ!-14 ゼロいぬっ!-15 ゼロいぬっ!-16 ゼロいぬっ!-17 ゼロいぬっ!-18 ゼロいぬっ!-19 ゼロいぬっ!-20 ゼロいぬっ!-21 ゼロいぬっ!-22 ゼロいぬっ!-23 ゼロいぬっ!-24 ゼロいぬっ!-25 ゼロいぬっ!-26 ゼロいぬっ!-27 ゼロいぬっ!-28 ゼロいぬっ!-29 ゼロいぬっ!-30 ゼロいぬっ!-31 ゼロいぬっ!-32 ゼロいぬっ!-33 ゼロいぬっ!-34 ゼロいぬっ!-35 ゼロいぬっ!-36 ゼロいぬっ!-37 ゼロ...
  • ルイズのちいねえさまにっき
    4月30日  今年もトリスティン魔法学園は新入生を迎えて、にわかに賑わいを見せ始めた。  去年までなら、『下級生からもゼロと馬鹿にされるのか』と少し欝になってしまう季節だ ったけど、今年は違う。  虚無に目覚めたおかげで簡単なコモンマジックなら扱えるようにもなったし、何より今 年はそんなものを吹き飛ばす吉報があったのだ。  ちいねえさま。大好きなちいねえさまが元気になって学院に入学してきた!  嬉しくて嬉しくて仕方がない。体が弱くて領内から出られなかった姉さまが元気になら れて、しかも私と一緒の学院に通う!  それにしてもちいねえさまにはびっくりさせられた。  ちいねえさまったら、今日まで自分が元気になった事とか入学の事とか何一つ知らせな いで、いきなり私の部屋にやってきて『今度この学校に通うことになったカトレア・イヴ ェット・ラ・ボーム・ル...
  • slave sleep~使い魔が来る-14
    遥かな国からの青年 ブチャラティは現在訳あってイタリア料理店にいる。 彼はイタリア人なのだから当然と言えば当然だが、彼が今いるのはイタリアではなく異世界なのだからそんな店あるはずない。 だが彼は今イタリア料理店にいる。彼と同じ世界の人間が賄う店に。 「まあ、座んな。ここであったのも何かの縁だ。」 長身の男が店に誘う。 「しっかしまさかまだこっちに呼ばれてた人間がいたとは驚いたぜ。ボインゴ!ちょっと水持ってこい。」 「わ、わかったよオインゴ兄ちゃん・・・。」 ボインゴと呼ばれた店員が奥に引っ込む。 「今日に限ってこんな奇跡が起きるとはねえ。あんたと…そっちの姉さんもなのか?」 オインゴがシルフィードを指差す。だが当の本人はボケた顔をしている。 「きゅい?」 「アンタいたのか…。なんでいつの間にかアンタまで店に入ってるんだ。」 シルフィードが頭をかきながら、 ...
  • ゼロいぬっ!-11
    悩み多き乙女、ルイズは思案に暮れていた。 窓の外を眺めながら、心ここにあらずという表情。 構ってもらえず彼は一人、棒を掴んだりかじって遊ぶ。 「よし、決めたわ!」 決意と共に彼女は立ち上がる。 先程までの憂鬱そうな顔とは打って変わり、実に活き活きとした感じが見て取れる。 突然の変化と大声に、思わず彼も棒を取り落とす。 彼女は出掛ける支度を整えると、棚から金貨が入った袋を取り出す。 親からの仕送りを溜め込んだ彼女の貯金である。 それをちゃりちゃりと数えると『これだけあれば十分』と一人頷く。 何をしているのか判らず、戸惑う彼にルイズは話しかける。 「ほら、何してるのよ。買い物に行くから付いてきなさい」 それは唐突な発言、もとい命令であった。 事の起こりは数日前の事。 その時はギトー先生が講師を務める授業が行われていた。 講義の内容...
  • ティータイムは幽霊屋敷で-46
    精一杯のハッタリで睨みを利かせる。 平静を装いながらもイザベラは耐え切れぬ恐怖に晒されていた。 無理に浮かべた笑みに頬は引き攣り、震える歯を噛み締める。 汗ばむ手から滑り落ちかけたナイフを必死で握り込む。 向けられる殺気で眩暈がしてくる。 捕まっていた時とは状況が違う。 あの時の私は人質でお客様だった。 けれど今は人質を手にした明確な敵だ。 僅かにでも気を逸らせばその瞬間に死んでいる。 張り詰めた空気は渓谷に渡されたロープの上を歩むのに等しい。 少し気を抜いただけで失神してしまいそうなほどに息苦しい。 だが、こんな世界に単身で飛び込んだバカがいるのを私は知っている。 狙われているのが自分と知りながら使い捨ての駒を助けに来た奴を。 認めてやるよシャルロット。お前はバカだけど勇敢だ。 ここで逃げ出したりなんかしたら、あたしは一生はお前には敵わない。 そうだ。...
  • アヌビス神・妖刀流舞-16
     さて、ルイズは自室で頭を抱えていた。  ベッドに腰をかけたまま何度も溜息をつく。  城下町でお馬鹿な事を繰り返して学院への帰還が遅れ、姫殿下のお出迎えができなかったのだ。  ミス・ロングビルのメモの『姫殿下がいらしてますよ』が目に痛い。姫様本当にゴメンナサイな気分になる。  また、はぁーっと溜息をついて、横をチラッと見てみる。  そこでは昼間城下町で、何度も見えもしない幻覚が見える、と大騒ぎした馬鹿と、その相棒が楽しそうに雑談をしている。 「やっぱよー、ご主人さまの絶妙な肉付きも良いけどな、シエスタちゃんのも悪くないと思うんだ。  あのいかにも素人だけどちょっと丈夫な田舎娘って感じの按配が猟奇的に(刃を)ずぷずぷっと埋めるのに向いてる。  ご主人さまは、我慢出来ずに速攻でどぱァーとブチまけろって感じ?  シエスタちゃんはじっくりずっぷずっぷと」 「ちょっ。お前何...
  • ジョルノ+ポルナレフ-22
    あ、ありのまま今起こったことを説明するぜ。 お、俺はピザデブにキ…おぞましいことをされただけじゃなくご主人様宣言された。 な、なにを言ってるかわからねぇと思うが、俺にも何が起こったのかわからなかった。 かわいそうなやつとかガチホモとかじゃねぇもっとおそろしいものの片鱗を味わったぜ…! 俺は当然逃げ出した。 マントと着て杖持ったデブに迫られたら誰だってそうするだろ? だけど、悔しいがそのデブは頭がかわいそうな奴じゃあなかったんだ。 逃げ出した俺はあっさり捕らえられた。 魔法で。魔法、ゲームとかに出てくるのとおんなじようなアレだ。 月だって二つあった…信じたくないけど、どうやらここは所謂ファンタジーの世界だったらしい。 月を見て実感した俺は、仕方ないから少しは話を聞く気になった。 僕だって儀式じゃなきゃっ血の涙をデブ…マリコルヌが流したからとか、ご主人様と呼ばれた瞬間げんなりした顔で、やっぱり...
  • 味も見ておく使い魔 第三章-03
    「で、私達は、今タバサの風竜にのってタルブの村に行く途中なんだけど……」 「そのとおりだね、キュルケ。でもなんで、そんなに説明口調なんだい?」 「なんであなたまで一緒に乗っているの? ギーシュ?」 「この竜は僕くらい簡単に乗せられるだろう? なんで僕が責められるのさ?  逆に、ヴェルダンデを泣く泣く学院に残していった僕に同情してくれてもいいくらいさ!」 「きゅ、きゅい~」(そ、それは私でもキツイのね~) 「そのような問題ではない」 ルイズはたまらずに口を挟む。 「あのね、タバサやキュルケが言いたいのは、『なんであなたまでついてくるのか』ってことよ。  今度の旅は、ブチャラティのためにピッツァを食べに行くだけなんだからね!」 「いいじゃないか、ちょっとくらい!   僕だってたまにはおいしいものが食べたいんだ!   君達には、モンモン特製の魔法文カード巻きは...
  • ゼロいぬっ!-71
    「タルブの村が燃える……それをただ黙って見ているしかないとは」 空と大地が入り混じる地平線が夕焼けの如く朱に染まる。 その下に広がるのは火竜の息吹に焼き払われる村の無残な姿。 そこには、かつての穏やかな風景の名残さえない。 濛々と立ち上る煙に、手綱を握るアストン伯の拳が震える。 「村はまた作り直せばいい。ですが二度と取り戻せない物もあるのですアストン伯」 彼の傍らに立つ騎士が心中を察し告げる。 悔しげにアストン伯は唇を噛み締める。 村を広げたのにどれだけの時間と労力を要したのか、 そこに刻まれた記憶や思い出とて掛け替えの無い物なのだ。 普段ならば無関係の人間だからこそ言える言葉と一笑に付しただろう。 しかし、その騎士の声には真実だけが持つ重みがあった。 「確かに。君達が言うのならばそうなのだろう」 蹄の音を響かせながらアストン伯は振り...
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