ゼロの奇妙な使い魔 まとめ内検索 / 「マジシャンズ・ゼロ-19」で検索した結果

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  • マジシャンズ・ゼロ-12
    「マジシャンズ・レッド」 静かにアヴドゥルはスタンド-マジシャンズ・レッドにワルキューレへ炎を吐かせる。 一瞬にして炎に包まれるワルキューレを見つつ、アヴドゥルは戸惑う。 (おかしい。わたしは消し炭にするつもりで炎を放った…) ワルキューレは炎でドロドロに溶け動きを止めたが、辛うじて原形を留めている。 マジシャンズ・レッドの炎は優に数千度を超え、合金製の鉄格子をも瞬時に溶かす。 本来ならありえない現象に、過去に出した結論『炎がスタンドには効き辛い』を引っ張り出す。 マジシャンズ・レッドの炎は元が生命エネルギーのため、同じ生命エネルギーが元のスタンドには効き辛い。 これはゲブ神や、ポルナレフとの対戦から解る。 ゲブ神戦では、幾ら素早く動くとはいえ水を瞬時に蒸発できなかった。 数千度の炎だ、多少避けたところで『唯の』水なら絶対に蒸発する。 ゲブ神が一体化し、砂漠で自然蒸...
  • マジシャンズ・ゼロ-17
    アヴドゥルは決闘の翌日に自分の行動がいかに浅はかだったか気付く。 ゼロ魔世界の住人にとって未知の力-スタンド-マジシャンズ・レッド………そんなものを大っぴらに使ってしまったことだ。 (スタンドの)解析のため研究所に送られ、モルモットにされる可能性は非常に高い。 そう易々と捕まるつもりはない………が相手は国。本気で来られては一人のアヴドゥルになす術はない。 ちょッ、やばくねwな感じで内心ビクビクしていたアヴドゥルだったが。 しかし、心配など意味の無いかのように特に何も無く。 実際は-ルイズ以外の貴族が未開の地から来た『亜人』とアヴドゥルを認識-教師間で危険指定され警戒を向けられることになっていたが。 数日もするとアヴドゥルも忘れ、今までより有意義な生活を送り始める。 どの辺が有意義になったかというと…… まず、ルイズからの待遇が『かなり』上昇したのがいえる。 使い魔のア...
  • マジシャンズ・ゼロ-13
    あのままギーシュが逝っちゃったまま帰ってこず、どうするか悩んでいたアヴドゥルを、ルイズは自室まで強制連行し問い詰める。 「いいこと!きっちり!はっきり!さっきのアレをちゃんと説明しなさい!」 「ああ」 「わざわざ授業まで休んであげたんだから。隠してること全部言いなさい!」 「別に隠しては…「うるさい!言ってなければいっしょよ!」 有無を言わせぬ『凄み』を放つルイズ。 「スタンドだかなんだか知らないけど…。そんなの今まで聞いたことないわ!」 「当然だ」 「何が!?」 打てば響くルイズの反応。 「この世界には存在しないからな」 「……どういうこと?」 突然の思っても見なかった答えに、先ほどまでの苛立ちも忘れルイズはきょとんッと目を丸める。 ルイズが冷静になったの確認して上で。 「わたしは『この』世界ではなく『別』の世界から来た」 アヴドゥルは真剣な顔で自分のことを...
  • マジシャンズ・ゼロ-11
    周りが騒ぐ中、アヴドゥルはシエスタに手を貸そうとするが、 「シエスタ。大丈夫か?」 「アヴドゥルさん!なんてことを……ッ!」 返ってきたのは切羽詰った声。 「ああ…だめ。貴族の方を怒らせたら殺されちゃう!」 「どういうことだ」 「私が謝ればよかったんです」 いまいち要領が掴めない会話だが、シエスタは無事だと判断するアヴドゥル。 シエスタは置いておいて、ギーシュを追おうとすると、 「あんた! 何勝手なことしてんのよ!?」 ルイズが登場した。 「昼飯はもういいのか?」 「どうでもいいわよ、そんなこと!何で決闘の約束なんかしてるのか、聞いてるの!」 「成り行きだ。誰も好き好んでしたわけではない」 「成り行き!?……ほら私も謝ってあげるから来なさい」 機嫌が段々と下降していくルイズにアヴドゥルは言い放つ。 「だが、断る」 「はあッ...
  • マジシャンズ・ゼロ-19
    ある意味で息絶えたアヴドゥルは沈んだ意識の中、よく知っている人達と全く知らない人達の会話を聞いていた。 「なっ!何をするだァーーーーーッ!ハレンチなッ!」」 「OH MY GOD!アヴドゥルよ死んでしまうとは情けない」 「やれやれだぜ…」 「ちょっ!学生はまずいっスよ~」 「おっぱい星人が巨乳から逃げるなんて無駄なんだ……無駄だから無理なんだ無駄無駄……」 「彼は大丈夫なのか?このままでは……」 「いや。アヴドゥルは極めて真面目な…いわゆる堅物なはずなんじゃが」 「どこがだ。あの調子じゃ今にも落ちるぜ」 「プッツンしかけてますぜ~あの顔。まじに社会人すか?あの人」 「まあ、彼がココを耐えたところで無駄ですがねどっちみち……所詮おっぱい星人のブ男です」 ボロクソの散々に言われ、無性に泣きたくなってくるアヴドゥル。あの一族には味方がいないようだ。 ...
  • マジシャンズ・ゼロ-16
    -コルベールの(過去)驚愕 「どうやら新薬の効き目は高そうだな」 コルベールは昼食を終え朗らかな気持ちで食後を過ごしていた。 問題児だらけの現二年生が入学してから、ますます輝きをましてきた頭。 対抗するため新しく作った毛生え薬の効果も上々で、思わずスッキプでもしたくなる気分だった。 ……決闘しているバカがいると知るまでは。 「何だってーーーーー!?」 昼休みの廊下にコルベールの叫び声が上がる。 これが生徒同士の決闘なら、ここまでコルベールは驚かなかった。 大きなケガでもされたら問題になるが、基本的にマンモーニだらけの生徒達。そこまでする度胸なんてない。 ちょっと魔法でも打ち合い、杖が落ちれば終わる。所詮、子供の遊びの領域を出ない。 ストレスによる髪へのダメージの心配でもしながら、オスマンにゆっくり報告すればよかった。 しかし、コルベールに悪寒を与えるアノ男-ミ...
  • マジシャンズ・ゼロ-7
    洗い物も終わり、マジシャンズ・レッドによる乾燥を行いながらアヴドゥルは考えていた。 昨日、中途はんぱに止めてしまった、仲間の夢について。 今でも鮮明に残っている…DIOを倒した承太郎の姿。 ジョセフ、ポルナレフの健闘。 そして、イギー…それに……花京院の死。 (占星術が……いや、『天の意』が知らせてくれたのかもしれないな) そう結論を付けることにした。 そもそもスタンドなんて異能を生まれつき持ち、今度は異世界旅行。 まともに考えるものじゃない。 結果は『結果』と認識するのが占い師である。 確かに自分も含め犠牲はあった。 だが、自分達は巨悪に勝ったのだ。 アヴドゥルは仲間の冥福を祈り、そして勝利を祝福した……洗濯物の乾燥をしながら。 洗濯物の乾燥も終わり、きちんと折りたたみ籠に入れる。 空を見る限り、ルイズに言われた起こす時間が迫ってきたようだ。 「ふむ。そろ...
  • マジシャンズ・ゼロ-3
    アヴドゥルは夢を見ていた。 自分を襲った謎のスタンドと戦う、ポルナレフとイギー。 ポルナレフのため命を落とすイギー、そしてボロボロになりながらも勝利するポルナレフ。 強大なDIOのスタンド。 四人掛かりでも歯が立たず、能力の正体と引き換えに散る花京院。 一度は追い詰めるが、ジョセフの血で復活を果たすDIO。 最期の最期に、今まで発現しなかった能力で勝利を納める承太郎。 ジョセフが蘇生する姿を最期に意識が浮上する。 左手への激痛と共に………。 ルイズの契約のキスが終わり、顔を離すとアヴドゥルは唸り声と共に目を覚ました。 「ッ!?」 いきなり覚醒したためルイズは反射的に身を離す。 「グッ……ぬう……」 体を起こしつつ左手を擦る。 左手の痛みは引いていたが、触ってみると何か痣のようなものができていた。 さらに、目を覚ましたがアヴド...
  • マジシャンズ・ゼロ-6
    夢のお陰か、明け方に目覚めたアヴドゥルは主人の寝顔を見る。 毛布を少し蹴っ飛ばして、涎を垂らし寝ているルイズ。 とても本人の話であった、貴族とは思えない。 だが、幼いソレからは昨日の高慢ちきな姿も感じられなかった。 もうおっさんと呼べる年齢だが、未だに一人身のアヴドゥルにとって、ルイズは年の離れた妹のよ(エッ?やっぱ無理?) 『娘として!』居てもおかしくないアヴドゥルにとってルイズの寝顔は見ていて、戦いの連続で少しずつ磨耗していった心が和むようだった。 ずれている毛布を直してやり、脱ぎ散らかされた洗濯物を集め部屋を出る。 (今の時間から洗えば、起こす時間には間に合うだろう) 今居る建物は女子寮らしいので、音を立てないよう慎重に早歩きしながら呟く。 「だが、誰かに聞かなければ洗濯道具の場所が分からんな」 しかし、女子寮で遭遇するのはまずい。 ルイズ...
  • マジシャンズ・ゼロ-21
    ご機嫌で朝食を終えたルイズは部屋に戻り一息ついた後、腕を組み仁王立ちしてアヴドゥルにのたまう。 「私がコーディネートしてあげるわ!」 もうルイズとアヴドゥルの共同生活も長い。ルイズの性格を半ば強制的に理解させられたアヴドゥルは普段細やかな気配りをしている。 毎日の起こし方に始まり着替え、イスの引き方、会話中での相槌のタイミング、よいしょ…etc。 ジョセフ達が見たら思わず涙ぐみそうに成る…また職業メイドのシエスタに、 「アヴドゥルさん…マスター・オブ・メイドと呼ばせてください!」 と言わせた程の尽くしようである。………まさに至れり尽くせりでルイズも熟睡するはずだ。 もちろん、アヴドゥル自信が大して苦に思っていないからこそできることである。嫌いならさっさと逃げ出している。 同じ子供なのに承太郎や花京院とは全く違うルイズ。いや…違うというより完全に別の生き...
  • マジシャンズ・ゼロ-10
    「……とんだ目にあった。こういうのは、わたしのキャラじゃなんだがな」 まだ違和感の残る首を押さえつつアヴドゥルが言う。 「何よ。何か文句でもあるの!?」 それを嫌味と取ったのか突っかかるルイズ。 「いや、そうではない……しかし、コレを片付けるのか」 「…そうよ。私も手伝って上げるからさっさと働きなさい!」 (普通、逆のような気がするが) 慣れというのは恐ろしく黙って作業に入ろうとするアヴドゥルだが、ルイズの姿を見て止まる。 (なぜ爆発の中心にいて、無事なのは知らんが…。ボロボロの格好のままというのもな) ルイズに怪我はないらしいが見事に外見はボロボロだ、服には穴が開き、全身を煤で汚している。 いても非力な上、今までの行動から率先して掃除はしないだろう。 また、必死に隠しているようだが、落ち込んでいるのが分かる。 (しばらく一人にしたほうがいい...
  • マジシャンズ・ゼロ-1
    アヴドゥルは右手で触れた柱の落書きに気付いた。 『このラクガキを見て   うしろを    ふり向いた時     おまえらは       死ぬ』 スタンドの探知機に異常は無く、イギーの鼻も何も臭っていないようだ。 焦る心を押さえ、アヴドゥルは後ろをゆっくりと振り返る。 「!?」 なんと、視線の先で骸骨のようなモノが空中で自身の体を食っていた。 (なんだこいつは~ッ!イギーの鼻にも私の炎にも反応なしでいきなりあらわれた!) 今までに無い敵にアヴドゥルに動揺が走る。 敵スタンドだろうソレの攻撃方法は解らない。 だが、数々の戦いを潜り抜けてきたアヴドゥルには一つだけ解ることがあった。 アイツは危険だこのままでは全滅する、と。 刹那、彼の体は既に行動を起こしていた。 「ポルナレフッ!イギーッ!危ないッ!」 ポルナレフをイギーご...
  • マジシャンズ・ゼロ-15
    サンドイッチを貪るルイズ。話が決闘のことに移り、期待でキラキラした目で決闘のことを訊ねるシエスタ。 メイド服の少女に、尊敬の目で見られ満更でもないアヴドゥル。 どこか幸せそうな三人は置いておいて、時間をアヴドゥルが広場から去った直後に戻す。 ケティの消失。モンモランシーの憂鬱。ギーシュの分裂。コルベールの驚愕。オスマンの動揺。キュルケの暴走。 ……裏側の物語が始まる -ケティの(淡い恋の)消失 ギーシュは決闘後、笑ったまま動かない。 周りの友人達は助け起こそうと近づいたが、『ギシュ茶』に気付き… 「うわッ!ギーシュ漏らしてやがる!?」 「まじまじ!?」 「あ~ホンとだ」 「……ギーシュ様!」 ビンタをし走り去ったが、決闘と聞き心配し見にきたケティ。 彼女は『ギシュ茶』を確認すると心の中であっさりギーシュを棄てた。 言っておくが、ケティは別に非情な女ではない...
  • マジシャンズ・ゼロ-14
    今まで見たことも聞いたことも無い世界。誰だってディ・モールト興味を持つだろう。 もちろん不思議に興味津々な『お年頃』のルイズだってご多分に洩れず、異世界が気になって仕方がない。 だが!そこはツンデレを持つ我らがルイズ嬢。使い魔のアヴドゥルに対し『教えて下さい』と言うなんてできるはずもなく。 (考えるのよルイズ!向こうから『この卑しい使い魔に、ぜひとも異世界のことを話させて下さい!美しいルイズ様』ってなるよう仕向けるの!) 素直になれば早いのに、表面はクールに保ち-必死なのが丸分かりだが考えるルイズと、ソレを微笑ましく感じながら眺めるアヴドゥル。 しばらく脳みそフル活用するが、ちっともいい考えが浮かばず。 「……う、む、ゥっきーーーー!」 ルイズは、爆発した。 「とにかく!ご主人様として使い魔のことを、よ~く知っておく必要があるの!さっさとあんたの世界に...
  • マジシャンズ・ゼロ-18
    ロングビルからの始めの好感度はかなり低かった。他の貴族同様、かなり警戒していたようだった。 冷たい視線に少々感じ入るモノもあったが、やはり仲良くなりたいのが本音だ。 ポルポル辺りなら陽気に話しかけ警戒を解くのだろうが、アヴドゥルはそんなキャラではない。 しかし!それが如何した! アヴドゥルとて伊達に占い師をやっていない。むしろ若い女性相手の会話はお手の物。 下心が露見しないよう慎重に、ロングビルの心の外堀を埋めていく。 その甲斐あってか、最近はロングビルもいつもの作ったような笑顔ではなく、自然な笑みを零すようになる。 他の人には今まで通りの顔のため、大成功といえる。 ………ちなみに特に受けたのは、おもしろおかしく脚色したポルポルのナンパ失敗談(旅の間に何回もしていた)だった。 そして今日…ついに! ぴぴるぴ~っと好感度が上がる音(幻聴です)を聞くアヴドゥル。 内心ガ...
  • マジシャンズ・ゼロ-2
    失敗した魔法による爆発でできた、煙が晴れるとそこには男が倒れていた。 倒れている浅黒い肌の男は、奇妙な服から平民と解る。 それを確認したのかあちこちから嘲笑が出始める。 「あれは……人間か?」 「それにあの格好、平民だぞ」 「ああ、平民だ」 「プッ………クスクス」 「アハハハハハハ」 周囲からの自分を笑う声が聞こえる。 ハルケギニアにあるトリステイン王国のトリステイン魔法学院二年 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは屈辱に震えながら爆発と共に現れた男に言った。 「あんた誰?」 しかし、目を瞑って倒れている男は意識が無いらしく答えない。 倒れてる男にまで、馬鹿にされた気したルイズはさらに機嫌を悪くする。 周りを睨み付け黙らせ、男を見ながら考える。 (何で!?私はサモン・サーヴァントをしたのよ?なんで平民が出てくるのよ!  しかもこんなブ男...
  • マジシャンズ・ゼロ-9
    無駄に豪勢でどことなくハリポタちっくなトリステイン魔法学院の食堂。 卓上に並ぶ朝っぱらから重そうな食事に、見るだけで胸やけしそうになる中年のアヴドゥル。 (ワインまで置いてあるぞ) まさに、至れり尽くせりの光景はアヴドゥルを呆れさせる。 「おい、見てみろよ『ゼロ』のルイズの使い魔」 「ちょっwマジで平民じゃんw」 遠巻きに聞こえる陰口の影響からか、機嫌の下降したルイズは睨みながらアヴドゥルに言う。 「気が利かないわね。イスを引いてちょうだい」 アヴドゥルは黙ってルイズのイスを引いてやり、自分も座ろうとイスに手を掛けるが、 「待ちなさい。あんたの場所はそこ」 冷たい言葉と共に、貧相なパンとスープの置いてある床を指差すルイズ。 昨日今日で、だいたいルイズのことを理解してきたアヴドゥルは大人しく従う。 ブリミルへの長い『いただきます』を終...
  • マジシャンズ・ゼロ-4
    ルイズの部屋は貴族の名に相応しいモノだった。 一人で使うには広い部屋に、アンティークの家具が置かれセンスが伺われた。 「……で、聞きたいことって何?」 イスに腰掛けルイズが聞く。 「………ここは地球なのか?」 長い沈黙の後、アヴドゥルは重く質問した。 ルイズを待っている際に見た空飛ぶ竜。 スタンドなのかもしれないが、あれからはスタンドの『エネルギー』は感じなかった。 死んだはずなのに、生きている自分。 全くの未知の場所。 それらが、アヴドゥルに一つの可能性を指示した。 趣味の古書集めに、生まれつきのスタンドも相まってアヴドゥルはSF的要素のある作品も読んできた。 その中でよく題材に上げられる『平行世界』に、自分は居るのかもしれないと……。 (この答えで分かるはずだ!) 自分に起きている状況が、起きた事が。 そんな、アヴドゥルの思い...
  • マジシャンズ・ゼロ-5
    アヴドゥルは暗闇の中、花京院と相対していた。 DIOの能力の秘密と引き換えに死んだはずだが、傷を負っている様子などなく佇んでいる。 「……は…………く……」 何か言っているようだが小さく聞こえ辛い。 意識し聞くため近づこうとすると、足が勝手に止まった。 『行ってはいけない!』はっきりとアヴドゥルを止める。 しかし、花京院も自分と同じような目にあい、生き返ったのかもしれない。 仲間への熱い思いが静止を無視し、アヴドゥルを先へと進めた。 「花京院!大丈夫か!?」 俯き加減で何か呟いていた花京院の肩を掴む。 反応はないが近づいたことにより、声が聞こえるようになった。 「アヴドゥルに『渋い男の世界』なんてありませんよ…ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから」 「なッ!?」 いきなり一度やられる前まで、ちょっと意識していた『渋い男』を否定され驚...
  • マジシャンズ・ゼロ-8
    ルイズの身嗜みが終わり、二人そろい部屋を出る。 すると同じタイミングで横の部屋が開いた。 「あら?ルイズ、おはよう」 赤い髪を掻き上げながら挨拶をする少女。 「……おはよう。キュルケ」 朝っぱらから嫌なモノ見た、とでもいいたげに挨拶するルイズ。 ルイズの視線をアヴドゥルは追ってみる……納得いった。 良く言っても『慎ましやかな丘』であるルイズ。 一方、控えめに言っても『山脈』のキュルケ。 戦力の差は歴然であった! アヴドゥルが生温かい視線をルイズに送っているとキュルケが観察するように見てくる。 「ふ~ん…本当に平民を召喚したんだ。…………逞しそうだけどタイプじゃないわね」 「ちょっと!勝手に人の使い魔、見ないでよ!」 ジロジロとアヴドゥルを見られ、警戒したのかルイズが二人の間を遮る様に立つ。 「…ぷッ」 「へ?」 そんなルイズが...
  • マジシャンズ・ゼロ-20
    ルイズが朝食を食べている間、食欲の出ないアヴドゥルは中庭でロングビルと会っていた。 「おはようございます。昨晩はずいぶんお楽しみのようでしたね」 開口一番のロングビルの一言。言い終わるや否や我慢ができなくなったのか、小さく肩を震わせ声をかみ殺し笑いだす。 「んぷッ…くく」 「……やめてくれ…冗談に聞こえない」 目の前の笑いを一生懸命堪えようとしているロングビルに、いつもより幾分げっそりしているアヴドゥルは弱弱しく言い返す。 「ふふッごめんなさい…でも、もうだめ」 完全に壷に嵌ったのか我慢できなく大きな声で笑い出すロングビル。頭をテーブルに付けお腹を抱え笑う姿は……なぜか可愛らしい。 「…はぁ~」 笑い声が響く二人きりの中庭にアヴドゥルの溜息がかき消される。 ようやく笑うのを止めたロングビルだが、諺にある『他人の不幸は蜜の味』の言葉どおりいつもよ...
  • 各部キャラ
    一部 ~ファントム ブラッド~ ジョナサン使い魔波紋疾走 ジョジョとサイトの奇妙な冒険 ジョージ逆に考える使い魔 石仮面仮面のルイズ ブラフォード使い魔は勇者 ディオ・ブランドーおれは使い魔になるぞジョジョー! 二部 ~戦闘潮流~ ジョセフジョセフ 忘れえぬ未来への遺産 カーズ究極の使い魔 ゼロの究極生命体 シュトロハイムハルケギニアのドイツ軍人 シーザー割れないシャボンとめげないメイジ 使い魔の魂~誇り高き一族~ ワムウ風の使い魔 風と虚無の使い魔 ストレイツォストレイツォ 三部 ~スターダスト クルセイダース~ DIODIOが使い魔!? 承太郎スターダストファミリアー スターダストは砕けない ゼロサーヴァント・クルセイダーズ ンドゥール見えない使い魔 ペット・ショップゼロの番鳥 花京院法皇は使い魔 ゼロのパーティ メロンの使い魔 ヴァニラ亜空の使い魔 ホル・ホース使い魔は皇帝 エン...
  • ワンポイントギーシュ
    【ワンポイントギーシュ】 砕けない使い魔(仗助)登場。レビテーションでC・Dを封じるなどギーシュには珍しく頭脳派。でも結構ゲス野郎。 露伴未登場。ストーリーが進めば登場するかも? 絶頂の使い魔(ディアボロ)登場。杖を折られて殴られただけで被害は少ない。 使い魔は静かに暮したい(デッドマン吉良)登場。手を撃ち抜かれた後、足蹴にされた。その後も顔面を叩き壊されたり、怪我の絶えないギーシュ。 康一未登場。マスターがアンリエッタの為、出られてもチョイ役か? DIOが使い魔!?(DIO)登場。出るキャラみんなブラックの中、全身ハリネズミになって保険室送り。最近ようやっと復帰したらしい。 slave sleep~使い魔が来る(ブチャラティ)登場。ブチャラティに拷問されるが、モンモランシーの励ましもあって、脱・マンモーニ。妙に強い。ブチャラティに完全敗北するものの、ゲスにもならず目覚めた奴隷。……が...
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    目次 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 トップページ メニュー 更新履歴 各部キャラ トリップ一覧 第一部 使い魔波紋疾走(ジョナサン) 逆に考える使い魔(ジョージ) 仮面のルイズ 使い魔は勇者(ブラフォード) ジョジョとサイトの奇妙な冒険(ジョナサン) おれは使い魔になるぞジョジョー!(ディオ・ブランドー) 第二...
  • ジョルノ+ポルナレフ-16
    …あ、ありのまま今起こったことを話すぜ。 わ、私は『土くれのフーケ』を捕らえる任務に参加して、『土くれのフーケ』が誰かわかっちまったからそいつを撃退した。 だが私は『土くれのフーケ』が目覚めるのを待って『土くれのフーケ』にごめんなさいした。 な、何を言ってるのかワカラナイと思うが、私にも何が起こったのかわからなかった。 これも全て『土くれのフーケ』の罠だとか私の正直さが悪いとかそんなチャチなもんじゃねー! 男と女の間に横たわる深くて広い川の存在を味わったぜ! 対岸は見えそうだが、今は流れが速すぎて渡れそうにねぇ…その事は、マチルダお姉さんに同情的なルイズ達を見ればよくわかるぜ。 ここにジョースターさんがいれば、私をからかいつつもマチルダお姉さんを罠に嵌めてくれただろう。 『土くれのフーケ』ことマチルダお姉さんはもう冷静にこの状況を理解したらしく、そう考えて自分を...
  • サブ・ゼロの使い魔
    ■ 第一章 ├ サブ・ゼロの使い魔-1 ├ サブ・ゼロの使い魔-2 ├ サブ・ゼロの使い魔-3 ...
  • ジョルノ+ポルナレフ-15
    あ、ありのまま今起こっていることを説明するぜ! 今私はルイズ達と『土くれのフーケ』を追って魔法学院から馬車で移動している。 アンリエッタ王女が王都に報告し、警察に当たる連中とかが対処するんだろうが、魔法学院の連中はそうは考えなかった。 奴らにも面子ってもんがあるし、今回はフーケがどこに逃げ込んだか情報が手に入っちまったんだ。 その情報が入った時点で既に一日が経過していた。 王国の対応を待っていると更に何日もが費やされ、敵が来る前にフーケは逃げちまうだろう。 悠長に国に報告なんぞしてられん…全盛期には、魔法を使って隣国ガリアの王城ヴェルサルテイル宮殿の風呂場さえ覗いたという『栄光』を掴んだ男、私たち漢の間では伝説の男、尊敬と軽蔑の視線を今尚集め続ける『オールド・オスマン』学院長は有志を募った。 私はほんのちょっぴりだが興奮していた。このトリスティンには他国の漢...
  • ジョルノ+ポルナレフ-5
    あ、ありのまま今起こったことを話すぜ! 毎日が日曜日である私は、昨日も遅くまで亀の中で雷獣シュートの練習をしていたんでいつもどおり昼過ぎに起きた。 ちょっとばかし壁にボールの後がついていたがそれは気にしないでヘアースタイルをセットする。 半ばこの形に固定してしまっているようなものだが、私の髪も少しくらいは寝乱れてしまうからな。 櫛を通して鏡の前で左右から確認し、所々に修正を加えて私の自慢のヘアスタイルは完成する。 そしてジョルノが入れておいてくれた朝飯を食べてたっぷりシエスタした後に亀から顔を出した。 すると何故か女性の黒い下着が目の前に広がっていた。 …亀が女性の足元にいたらしい。 何か髪が重い感じがするんで見上げてみると、髪の毛がひっかかって女性のスカートを押し上げていた。 ……えーっと? リアクションに困った私はそのまま亀の中...
  • ジョルノ+ポルナレフ-14
    あ、ありのまま今起こったことを話すぜ! 私は使い魔の品評会に出ることになった。 ネタは名付けてマジシャンズレッドに投げさせて会場の上空を自在に飛び回る回転飛行ガメ乙の舞だ。 好評だった。 自分でもびっくりするくらいの大好評。 生徒、教師、来賓客共が皆揃ってスタンディングオベーション(standing ovation)しているような扱いだったね。間違いない。 だがその後のトークで『王女様を見ることが出来て私は幸せです「どこが気に入ったんだー」色々と良いが特に胸が…ハッ』と野次に素直に答えてしまったのが不味かったらしい。 顔を微かに赤くして恥らう王女様には謝罪の意を込めた礼を、観客達にもちゃんとその後に冗談ですって言ったんだけどな…(勿論マジシャンズレッドでガードしたが)ルイズには踏まれるわエロナレフとまた呼ばれちまうわ回りの視線は(使い魔のものにいたるまで)生...
  • アヴドゥルさんの放浪記-1
    これの続き(多分作者は違う) タバサを救出する為アーハンブラ城に来た一行、いろいろあってルイズと才人の2人で探索。 才人「夜のお城は不気味だなぁ。やや、あんなトコに人影が」 ルイズ「188cmの大男ね。締め上げてタバサの居場所を吐かせましょ」 アヴドゥル「いきなり切りつけるのはやめてくれたまえ。桃色の髪…そうか君がルイズナントカ、虚無の担い手か 才人「このおっさん両手に肘まである手袋をしてるぞ。女みてぇ」 アヴドゥル「そして君がガンダールヴのヒラガサイト君、か。君がどこから来たか当てようかね ルイズ「きっと毛でボーボーなんだわ、脱がしちゃえ」 アヴドゥル「地球の日本だろ。そう私も地球のエジプトからこの世界に来たのだ 才人「うわっ両方とも義手じゃん、きめぇ。ルイズ、失礼だぞ」 アヴドゥル「元の世界に戻るためにはルイズ君、君の協力が必要なのだ ル...
  • ジョルノ+ポルナレフ-12
    い、今起こった事をありのまま話すぜ! わ、私は食後の散歩中目の前に落ちてきた瓶に気付き拾い上げた。 どことなく…そうだな。死んでしまった妹の持ち物にならこんな感じの物もあったかもしれない。 女物っぽい感じの瓶だった。 だが近くに女性徒はいない。流石の私もスカートの中が見えてしまう位置にいつもいるわけではないからな。 こんな日もあるさ。 それに拾い上げたのは反射的な行動だったし、満腹感からぼーっとしてたんで誰のかはわからない。 だから私は一先ず手近な奴に聞いてみたんだが違うという。 その時、私は閃いた! これってよくある缶のポイ捨てなんじゃねぇのか? ジュースの缶じゃねーがこいつらは貴族、気に入らない香水位同じように捨てちまえるんだろう! チッ、こんな態度が地球環境を汚染していくんだぜ(ここはハルケギニア?だが) 見つからないしたかが瓶一つに余...
  • ジョルノ+ポルナレフ-9
    い、今見えるモノをありのまま伝えるぜ! わ、私は使い魔として召喚されちまったが契約はパスした。 その翌日、私は私を召喚したメイジ、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール…長いな、良し! このジャン・ピエール・ポルナレフが(勝手に)ゴッドファーザーになってやろう! 亀の中で一人ポーズをとるのは中々切ないものがあったが、私は構わず朝っぱらからテンションを上げていく。 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール …良し、極一部のジャパニーズの言葉で『ヘタレかつ自己中』という意味の、ルル…い、いやこれは不味そうな気がするな! 偉大な政治思想家、ロマン主義文学の先駆であり露出狂だったある男と同じ名前、ルソーと呼ばせていただこう! ん~む、悪くない気がするぜ。 いやまて…これなら単にルイズでいいのか? まぁそれはいい...
  • ジョルノ+ポルナレフ-7
    あ、ありのまま今起こったことを話すぜ! 私は気が向いたんで部屋を掃除していた。 亀の中にある部屋も次第に汚れてしまうからな。 掃除は上から行う。埃が落ちてしまうからだ。 高い所から水で濡らした布で拭いていった私は、壁に違和感を感じた。 一見すると普通に見えるのだが、どこか妙なのだ。 私はそこを念入りに調べた。 結果。私は隠し戸棚を発見してしまった。亀の中で暮らし始めてから暫くが立つがこんなのがあるなんて聞いてなかったぜ。 中には引き出し一杯の白い粉があった… ……な、何を言ってるのかわからねぇと思うが私にも何を見つけちまったのか分からなかった! 薄力粉とか砂糖とかそんなちゃちなもんじゃねー! もっと恐ろしい空くの片鱗を垣間見たぜ。 頭がどーにかなりそうだった…!  が、とりあえずこれが何か確かめなければならないだろう。 これで本...
  • ジョルノ+ポルナレフ-6
    あ、ありのまま今起こったことを話すぜ! 私は気が向いたんで部屋を掃除していた。 亀の中にある部屋も次第に汚れてしまうからな。 掃除は上から行う。埃が落ちてしまうからだ。 高い所から水で濡らした布で拭いていった私は、壁に違和感を感じた。 一見すると普通に見えるのだが、どこか妙なのだ。 私はそこを念入りに調べた。 結果。私は隠し戸棚を発見してしまった。亀の中で暮らし始めてから暫くが立つがこんなのがあるなんて聞いてなかったぜ。 中には引き出し一杯の白い粉があった… ……な、何を言ってるのかわからねぇと思うが私にも何を見つけちまったのか分からなかった! 薄力粉とか砂糖とかそんなちゃちなもんじゃねー! もっと恐ろしい空くの片鱗を垣間見たぜ。 頭がどーにかなりそうだった…!  が、とりあえずこれが何か確かめなければならないだろう。 これで本...
  • ジョルノ+ポルナレフ-6
    あ、ありのまま今起こったことを話すぜ! 私はジョルノの横にマジシャンズレッドを使って亀を置いて眠りについた。 だが起きてみると部屋には誰もいなかった…部屋は綺麗に片付けられており、ここから出て行ったのかどうか判断がつかなかった。 殆ど私物は亀の中に仕舞い込んじまうんですっきりしてるのが仇になった形だ。 嫌な予感がするぜ。 ジョルノは私を置いていくのはかわいそうと思うより先に、『少しがらんとしちまったが、まぁすぐに馴れるさ』と思うタイプ! …あ、ありそうだ。 な、何を馬鹿なことをって言う奴もいるかもしれねぇが、お、俺にはありそうって気がして判断できねぇ。 今俺の頭はうまく働いてねぇのはわかってるが、こんな気持じゃあ仕方がないだろう。 お、置いてきぼりとか戦力外通知とかそんなちゃちなもんじゃねー! もっと恐ろしい…あん? 思わず燃え尽きるほどHeat...
  • ジョルノ+ポルナレフ-10
    い、今起こったことをありのまま話すぜ! 私を召喚したルイズが石を錬金しらた爆発が起きた…な、何を言ってるか分からないと思うが私にも何が起こったのかわからなかった。 錬金なんてちゃちなもんじゃねーもっと戦闘向きな魔法を味わったぜ! 出したままのスタンドで私は周囲の惨状を見る。 爆発で壊れた教室の備品! 砕けた石の破片が食い込んだ壁! マジシャンズレッドがスタンドでなかったらと思うとゾッとするぜ… ルイズが使い魔は外と言うんでおとなしくマジシャンズレッドで授業を盗み見してたんだが、私が生身なら同席を希望して爆発の影響下にいたはずだ。 ジョルノが見つけてくれるまで、無駄なストレスとダメージは回避すべきだからな。ラッキーだったぜ。 ルイズが魔法を使うときは離れておくのがベストだな。 周りの連中が言っていることを盗み聞きした感じでは、絶対に失敗して爆発を起こすらしい。...
  • ジョルノ+ポルナレフ-8
    あ、ありのまま今起こったことを話すぜ! ある日私は亀をマジシャンズレッドに運ばせて散歩していた。 とてもいい日和だった…日の光は燦々と降り注ぎ、海が近いと聞いてからどこか、微かに潮の香りを孕んでいるように感じられる風が吹き、木々が擦れあう音をBGMに、舎弟にしたオーク共が運んでくる果物を平らげていた。 だが…よりによってそこをガキどもに見つかり私は逃げた。 捕まったら玩具にされるのは目に見えていたし、部屋まで見つかったらどーなることか考えたくもない。 だがその時、私はまた見覚えのある鏡のようなものが正面に現れ、私は勢いを殺せず入り込んじまった…余所見運転は良くないってことだな。 ……な、何をいってるのかワカラネーと思うが、私にも何がおきたのか分からなかった。 偶然とかジョルノ謀ったなとかそんなちゃちなもんじゃねー…もっと恐ろしい運命のいたずらを...
  • ヘビー・ゼロ
    ヘビー・ゼロ 第一章【青空の出会い】第一話『やんだ風のち異世界』 第二話『困惑のち使い魔』 第三話 『出会いのち晴れ間』 第四話 『決闘日和 ~格の差~』 第五話 『上は爆発下は洪水警報』 第六話 『低気圧のち信頼』 第七話 『微熱注意報』 第八話 『青色上昇気流』 第九話 『寒冷前線最前線』 第十話 『吹き荒ぶ風と立ち塞がる土くれ』 第十一話 『ゼロを包む風』 第二章【風に揺れるアルビオン】第十二話 『帽子旋風』 第十三話 『夢枕のち閃光』 第十四話 『Re:決闘日和 ~Blind Spot~』 第十五話 『澱んだ風と立ち向かう土くれ ~決路~』 第十六話 『風を切る三騎 ~Three Bravemen~』 第十七話 『過去を思う男・彼女を想う男』 第十八話 『アルビオン暴風警報発令!』 第十九話 『悪魔の虹』 第二十話 『そよ風の中で』 第三章【虚空の中の虚無】第二十一話 『愛の蜃...
  • 報告! そして微妙に変化した日常へ
    報告! そして微妙に変化した日常へ シルフィードに乗ってトリステインの王宮に着陸したルイズ達は、不審者として衛士に捕らえられかけたが、ルイズがアンリエッタの密命を受けていた事や、その場にアンリエッタが現れルイズを迎えたため事なきをえた。 ルイズと承太郎は報告のためアンリエッタの部屋に通され、ギーシュとキュルケとタバサは謁見待合室に残される事になった。 報告は――とてもつらいものだったが、ルイズは一部始終を話した。 そしてルイズから手紙を返されたアンリエッタは、泣いた。 裏切り者を使者に選んだ自分を責め、愛するウェールズの戦死を悼む。 死を確認した訳ではないが、片腕で戦場に赴いたのなら結果は見えている。 ルイズがウェールズに亡命を勧めたのではないかとアンリエッタに問うと、アンリエッタは泣きながらうなずいて肯定した。 「わたくしより、名誉をお選びになられたのですね……あの方...
  • ジョルノ+ポルナレフ-18
    あ、ありのまま起こった事を説明するわッ。 召喚した亀を使い魔にしたと思っていたら、突然亀の中の人が「ご主人様の使い魔だなんていってたが、スマン。ありゃ嘘だった」的な事を言った… な、何を言ってるかわからないと思うけど、私にも何が起こっているのかわからなかった…いいえ、わかりたくなかった! 召喚した亀に飼い主がいてしかもちい姉さまの恩人だったとか、召喚には成功したけど異世界から来た平民だったとかそんなチャチなものじゃあないわ! 困ったとか…理想と違ってがっかりとか、そんなことじゃあない。もっと恐ろしい、もっと汚らわしい裏切りを受けた気分だわ! オールド・オスマン学院長らへフーケ捕縛の報告を終えたルイズ達は、見慣れない部屋にいた。 ルイズの使い魔だと思っていた亀の中、カメナレフの「事情を説明するから鍵に触れてくれ」という言葉に従って入ることができた部屋は細かいとこ...
  • 『燃えよドラゴンズ・ドリーム その1』
    『燃えよドラゴンズ・ドリーム その1』 どれだけ学院内を探しても見つからないわけだ。 深い緑の中で動く桃色を発見し、空から近寄る。 朝の心地よい風を感じることを忘れ、そして朝食も忘れ、ルイズは草原で本日の予習をしているらしい。 キュルケもシャルロットも色々と忙しいことだろうから、今日は差し入れも無しだ。 「美容と健康のためニャ朝飯食わナきゃダメだゼ……小便も飲めばナオ良しダ」 唇を飛ばされた後遺症は見当たらず、寝不足気味に見えるところを除けばルイズは元気だ。 ドラゴンズ・ドリームはようやく一息ついた。 「こんだけ練習しトきゃ心配ネーな」 皆が失敗したと思い込んでいたが、前回の召喚魔法は成功していた。 ということは今回も成功するはず。 さらにこれだけ予習を重ねば成功しないわけがない。 「ルイズぅー、次もスタンド呼んでクレよな。スタ...
  • ジョルノ+ポルナレフ-13
    「聞いてくれカメナレフ! モンモランシーが僕の説明を聞いてくれないんだよぉぉぉおっ!」 「てめぇは頭脳が間抜けか? と先日決闘したばっかりなのを忘れたのか?」 決闘から数日後。先日決闘した場所の隅っこで私はゲーシュの相談を受けていた。 私は授業の間待ってろを言われ、いつも通り使い魔達と一緒に待っていたんだが、そこへこのギーシュが授業をサボって現れやがってな。 私はギーシュにとって都合のいい場所に移動して泣きつかれている。 どうしてこんなゲーシュと話しているのかって? べ、別にあとでギーシュがいいものを分けるといったからじゃないぜ…? ともかくギーシュの野郎はとげとげしい返事を返した私の亀に頬ずりしそうな勢いで顔を寄せていた。 ちょっと酒臭いなこいつ。 「モチロンそんなことは分かってるさッ! だが、僕の話を聞いてくれる相手はもう君くらいしかいなさそう...
  • 『燃えよドラゴンズ・ドリーム その2』
    『燃えよドラゴンズ・ドリーム その2』 「ミテロヨオメーらッ!」 ドラゴンズ・ドリームは天高く飛翔した。 「ルイズはオレを召喚してル! その時点でゼロじゃネェーッ」 草原全体を見渡せる高度まで駆け昇る。 「ソシテオレがッ、もっとッ、もおっとルイズをプラスにシテヤるんダッツーの!」 見える。各所に点在している方角が見える。 風になびく草の先。突き出た岩。露出した泥土。今にも崩れそうな砂山。 ルイズに幸と力を与える方角が見える。 「乙の方角百七度二分十八秒ッ」 使い魔として召喚された時から中立は捨てた。 「辰の方角百二十一度十五分二十秒ッ」 風水は皆に幸せを運ぶためのものという信念は残していたが、 「丁の方角百八十九度零分十五秒ッ」 今はルイズを最優先にする。 「庚の方角二百六十度十四分五十六秒ッ」 風水の基本的な考...
  • 使い魔会議1
    星屑「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」 DIO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーッ!」 不死の「騒がしいな…ドッピォ、そこのお菓子取ってくれ」 ギアッチョ「無駄ってのは分かる…言葉になってるからな、だけどよぉ、オラって何なんだよオラってよぉ~!どういう意味なんだ馬鹿にしてんのかクソッ!クソッ!」 絶頂の「はい、ボス、どうぞ…なんかこうやってボスと直接話せるなんて…僕、嬉しいです」 ペッシ「あっ、兄貴ぃー、いきなり召喚されてキスされて、俺あんな女の子にキスされちまって、押し倒してやろうかと思ったんですけど」 変態「オメーよぉ!押し倒してやろうだなんて甘ったれた事言ってんじゃねえ!押し倒したなら使ってもいい!」 兄貴「テメーペッシに何教えてんだこのゲス野郎!」 リゾット「よせ…メローネは天然だ。今はチームが再会できただけでもよしとしよう…これからの事も...
  • 使い魔会議
    星屑「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」 DIO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーッ!」 不死の「騒がしいな…ドッピォ、そこのお菓子取ってくれ」 ギアッチョ「無駄ってのは分かる…言葉になってるからな、だけどよぉ、オラって何なんだよオラってよぉ~!どういう意味なんだ馬鹿にしてんのかクソッ!クソッ!」 絶頂の「はい、ボス、どうぞ…なんかこうやってボスと直接話せるなんて…僕、嬉しいです」 ペッシ「あっ、兄貴ぃー、いきなり召喚されてキスされて、俺あんな女の子にキスされちまって、押し倒してやろうかと思ったんですけど」 変態「オメーよぉ!押し倒してやろうだなんて甘ったれた事言ってんじゃねえ!押し倒したなら使ってもいい!」 兄貴「テメーペッシに何教えてんだこのゲス野郎!」 リゾット「よせ…メローネは天然だ。今はチームが再会できただけでもよしとしよう…これからの事も...
  • ジョルノ+ポルナレフ-23
    トリスティン魔法学院から父王と共にイザベラが帰国してから幾らかの日数が過ぎた。 元々偽の名前で訪れる予定であり、ジョゼフも非公式での訪問だったため気にかける者は殆どいなかった。 それよりも去っていくイザベラと仲睦ましげに別れの挨拶を済ませたネアポリス、ジョルノの方へ注目が集まっていた。 仔細までは学院と言う特殊な場で生活する貴族の子女達にも知らないが、多種多様な事業を展開し利益を上げて噂になった貴族が、自分達とそう変わりない年齢だという事の方が素性を隠している貴族よりも生徒らにとってインパクトが強かったのだ。 ヴァリエールの使い魔だったはずの亀と親しくし、平民にまでわけ隔てなく接する成り上がりをプライドの高いトリスティン貴族の子女が無視できなかったとも言えるのかもしれない。 何故ヴァリエールの亀と親しいのか、疑問に思う声も囁かれる食堂の中を抜けてルイズはテラスでタ...
  • ジョルノ+ポルナレフ 第二章-07
    アルビオンの各地でプッチの予想よりも遥かに素早く動いたガリア、ゲルマニア、ロマリアの軍勢が貴族派を蹂躙していく。 ロマリアから齎された情報を元にジョゼフ王が中心となって立案した侵攻作戦の前に、数の上でも劣る各地の貴族派は一方的に敗北していく他術がなかった。 ゲルマニアとロマリアはおろか、ガリアの将軍達でさえ驚嘆し、ジョゼフに畏怖を抱くこととなるこの作戦の結果が当事者であるはずのアルビオン王家や貴族派の幹部達の耳に届くのは全てが終わった後のことだった。 アルビオン王党派と貴族派の最後の決戦となるはずの戦場はそれ程混沌としていた。 王党派へと通告していた時刻通りに貴族派をアルビオンの端に聳え立つニューカッスル城へ完全に追い詰めていた貴族派は進軍を開始した。 王党派が立て篭もるニューカッスル城を包囲していた貴族派は、傭兵を中心とした5万もの軍勢が進軍するにつれてゆっくり...
  • ゼロの使い魔への道
    ゼロの使い魔への道-1 『ギーシュ危機一髪 その1』 『ギーシュ危機一髪 その2』 『ギーシュ危機一髪 その3』 『キュルケ怒りの鉄拳 その1』 『キュルケ怒りの鉄拳 その2』 『キュルケ怒りの鉄拳 その3』 『燃えよドラゴンズ・ドリーム その1』 『燃えよドラゴンズ・ドリーム その2』
  • サブ・ゼロの使い魔-19
    「ここにフーケがいるの?」 「ええ、わたくしの調査によれば」 中から気取られない程度の距離を保って、一行は茂みの中から廃屋を観察 する。「ここからじゃ分からないわね」とキュルケが口にしたのを合図に、一同は一斉に顔を見合わせた。 「誰かが偵察に行かないとね・・・」 「セオリーとしては捨て駒が見に行くべきかしら」 「ちょっと!なんで僕を見るんだい!?」 あーだこーだと言い合うハデな髪の三人を尻目に、タバサが「ギアッチョ」と呟くのとギアッチョが腰を上げるのはほぼ同時だった。 「ちょ、ちょっとタバサ!?」 ルイズが抗議の声を上げる。青髪の少女はちらりとルイズを見ると、 「無詠唱」 ギアッチョを指してそう呟いた。そしてギアッチョがそれを受ける。 「なかなか実戦慣れしてるじゃあねーか小せぇのよォォー いい判断だ・・・この中で最も不意打ちに対応出来るのはオレってわけだからな」 ...
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