ゼロの奇妙な使い魔 まとめ内検索 / 「僕の夢は三色コロネッ!」で検索した結果

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  • 僕の夢は三色コロネッ!
    僕の夢は三色コロネッ!-1 第二話 その男。ドSにつき 第3話 決闘!?青銅のギーシュ 第四話 ギーシュ君の運命 前編 第五話 ギーシュ君の運命 後編 そしてルイズの運命 第6話 同じ匂い 第七話 がんばれ女の子! 前編 第八話 がんばれ女の子!後編
  • 僕の夢は三色コロネッ!-1
    あれから 3ヶ月 あの時僕たちブチャラティチームは組織に反旗を翻しそして最終的には組織のボスを倒し僕は 組織のボスになった。だが大事な仲間たち。頭は悪かったが優しいヤツだったナランチャ。 口もガラも悪かったけど面倒見のいいアバッキオ。そして僕がこの組織に入るキッカケとなり ギャングの癖にホントは誰よりも正義感の強かったブチャラティ。僕は今この三人の墓の前に 来ていた。三つの墓はどれも立派墓だ。 ジョルノは三人の墓の前に立っていた。 「これから忙しくなりそうですよ…ブチャラティ。ミスタもなかなかがんばってくれていますし なんとか組織もやっていけそうです。」 返事はない。ジョルノは三人の事を思い出して少し泣きそうになった。 (泣いたら僕のキャラじゃないな…) ジョルノはグッと涙を堪えるとゴールドエクスペリエンスで墓の周りを無駄無駄ァッ!して そ...
  • 各部キャラ
    ...りかえしにいこう! 僕の夢は三色コロネッ! 黄金の使い魔 ポルナレフ白銀と亀な使い魔 ココ・ジャンボ(亀)も登場 チャリオッツ・レクイエム使い魔の鎮魂歌 ジョルノ+ポルナレフジョルノ+ポルナレフ ディアボロ絶頂の使い魔 ディアボロの大冒険Ⅱ 不死の使い魔 ディアボロの大冒険タバサの大冒険 ブチャラティslave sleep~使い魔が来る アバッキオサーヴァント・ブルース 繰り返す使い魔 サーヴァントムーディー ゼロの奇妙な道連れ アバッキオ ナランチャサーヴァント・スミス ナランチャ・アバッキオ・ブチャラティナランチャ・アバ・ブチャ プロシュートゼロの兄貴 偉大なる使い魔 リゾットゼロと奇妙な鉄の使い魔 ローリング・ストーン(ズ)凶~運命の使い魔~ ギアッチョサブ・ゼロの使い魔 メローネゼロの変態 ソルベホルマリン漬けの使い魔 ペッシペッシ ルイズ姉ェの栄光への道 ホルマジオ本気男 ...
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    ... 僕の夢は三色コロネッ!(ジョルノ) パープルヘイズ&グリーンデイ 影の中の使い魔(ブラック・サバス) 使い魔の鎮魂歌(チャリオッツ・レクイエム) タバサの大冒険(ディアボロの大冒険) サーヴァント・スミス(ナランチャ) ルイズ姉ェの栄光への道(ペッシ) ゼロの臭い魔(ミスタ) ドロの使い魔(セッコ) ジョルノ+ポルナレフ アバッキオ ...
  • 使い魔会議1
    星屑「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」 DIO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーッ!」 不死の「騒がしいな…ドッピォ、そこのお菓子取ってくれ」 ギアッチョ「無駄ってのは分かる…言葉になってるからな、だけどよぉ、オラって何なんだよオラってよぉ~!どういう意味なんだ馬鹿にしてんのかクソッ!クソッ!」 絶頂の「はい、ボス、どうぞ…なんかこうやってボスと直接話せるなんて…僕、嬉しいです」 ペッシ「あっ、兄貴ぃー、いきなり召喚されてキスされて、俺あんな女の子にキスされちまって、押し倒してやろうかと思ったんですけど」 変態「オメーよぉ!押し倒してやろうだなんて甘ったれた事言ってんじゃねえ!押し倒したなら使ってもいい!」 兄貴「テメーペッシに何教えてんだこのゲス野郎!」 リゾット「よせ…メローネは天然だ。今はチームが再会できただけでもよしとしよう…これからの事も...
  • 使い魔会議
    星屑「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」 DIO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーッ!」 不死の「騒がしいな…ドッピォ、そこのお菓子取ってくれ」 ギアッチョ「無駄ってのは分かる…言葉になってるからな、だけどよぉ、オラって何なんだよオラってよぉ~!どういう意味なんだ馬鹿にしてんのかクソッ!クソッ!」 絶頂の「はい、ボス、どうぞ…なんかこうやってボスと直接話せるなんて…僕、嬉しいです」 ペッシ「あっ、兄貴ぃー、いきなり召喚されてキスされて、俺あんな女の子にキスされちまって、押し倒してやろうかと思ったんですけど」 変態「オメーよぉ!押し倒してやろうだなんて甘ったれた事言ってんじゃねえ!押し倒したなら使ってもいい!」 兄貴「テメーペッシに何教えてんだこのゲス野郎!」 リゾット「よせ…メローネは天然だ。今はチームが再会できただけでもよしとしよう…これからの事も...
  • 外伝-2 コロネは崩さない?
    い、今起こったことをありのまま話すのよ! シルフィーはお姉さまに言われて翼人と村の人間達を仲良くさせるために暴れようとしていたのね! でもそれより先に大きな風竜が現れて代わりに退治されたの! な、何を言ってるかわらからにと思うけど、シルフィーにもお姉さまにも何が起こったのかわからなかったの! そこまで言った所で、シルフィードは頭を杖で叩かれた。 「うるさい」 普段ならここでもっと、更にうるさくなるシルフィードだったが、今日は素直に黙りこくる。 何故なら二人の前には喋るシルフィードに興味津々な視線を深く被った帽子の影から注いでくる二人がいたから。 「ジョルノ!今の聞いた?竜がしゃべったわ!」 翼人と争っていた村に材木の買い付けにきたという商人二人の内の一人。 タバサとは比べ物にならない程胸の大きい少女が傍らに立つコロネ男に嬉しそうに言った。 ...
  • 第二話 その男。ドSにつき
    第二話 その男。ドSにつき やけに体が冷える。何もかけないで寝ていたせいだろう。 早起きしたのか。外はまだ薄暗くほんの少し明るくなってきた所だ。 まだベットでは僕を呼び出した少女。ルイズがすやすやと眠っている。 (かわいいらしい疫病神だな。まったく) 異世界と言われてもまだ実感はよくわからない。寒さのせいで眠気はもうない。 少し歩いてみよう。まだこの場所を知らなすぎる。 昨日僕が呼び出されたのはここか。全体を見回しても学校と呼ぶより城と呼んだ方が ちょうどいいくらいの造りだ。技術的に見て僕の世界の中世ぐらいの物だろう。 魔法が発達しているからか?他の技術はあまり発達していないみたいだな。 近くに街はあるのだろうか。あるならば行ってはみたいが交通手段は…車はなさそうだ。 馬を使うのか。ルイズが僕を平民平民しつこく言って来たから階級社会な...
  • 外伝-8 コロネのお茶会
    ポルジョル外伝-8 コロネのお茶会 ジョルノはその日、テファ達と離れ一人、ポルナレフが編み出した亀投げによる移動により学園からそう離れていない場所にある一軒の小屋へ向かっていた。 魔法学院は、国からある程度の予算を貰っているが、同時に貴族達と同じく領地も持っている。 過去に行われていた実戦的な授業に、はある程度自然に近く、それに広い敷地が必要だったし、授業で使う教材や簡単な材料、ヴァリエール公爵家などの大貴族の子息も通う為新鮮な食材を生産できる土地も、必要だった。 だが正当な理由から与えられた領地の殆どは、使われていない森ばかりであり…ジョルノが訪れようとしているのは、その森の中にある小屋の一つだった。 その小屋は街道からは少し離れた場所に建てられていた、実質、犯罪者達が使う小屋であった。 勿論、そこへ向かうジョルノも、犯罪組織絡みでの用向きだった。 テファ達より...
  • 外伝-5 コロネは涙でセットされている
    外伝5 コロネは涙でセットされている ハルケギニア世界最大の都市であるガリアの王都リュティス。 その東端に位置する巨大な王城ヴェルサルテイル宮殿。 王家の紋章である組み合わされた2本の杖が描かれた旗を掲げるその宮殿は、世界中から招かれた建築家や造園師の手による様々な増築物によって現在も拡大を続けている。 中心にあり王が政治を行っている薔薇色の大理石で作られた『グラン・トロワ』 その第一王女がいる桃色の小宮殿『プチ・トロワ』など様々な宮殿や、劇場さえ宮殿内には存在する。 だがその一方で、使われなくなって久しい建造物も多い。 暗愚な王が建てた建造物や、あるいは美しさや機能性から使われている建物も重大な事件が起きた場所には暗幕がかけられていたりする。 敬遠される場所の数も増え続けていく様が、如何にヴェルサルテイル宮殿内にて政争が行われてきたかを現していた。 そんなハ...
  • ジョルノ+ポルナレフ
    第一章 ジョルノ+ポルナレフ-1 ジョルノ+ポルナレフ-2 ジョルノ+ポルナレフ-3 ジョルノ+ポルナレフ-4 ジョルノ+ポルナレフ-5 ジョルノ+ポルナレフ-6 ジョルノ+ポルナレフ-7 外伝-1 コロネは崩さない ジョルノ+ポルナレフ-8 ジョルノ+ポルナレフ-9 外伝-2 コロネは崩さない? ジョルノ+ポルナレフ-10 外伝-3 ジョルノ+ポルナレフ-11 外伝-4 コロネの中身3つ目? ジョルノ+ポルナレフ-12 外伝-5 コロネは涙でセットされている 外伝-6 コロネとメロンは世界を救う ラルカス著 ジョルノ+ポルナレフ-13 外伝-7 コロネは北風を迎え入れた ジョルノ+ポルナレフ-14 外伝-8 コロネのお茶会 ジョルノ+ポルナレフ-15 外伝-9 コロネと亀は惹かれあう? ジョルノ+ポルナレフ-16 ジョルノ+ポルナレフ-...
  • 外伝-4 コロネの中身3つ目?
    外伝4 コロネの中身3つ目? トリスティン王国の外れ、鍾乳石と石英の結晶で出来た洞窟の奥深く。 光も届かぬ場所で何かがぶつかり合い砕け散った。 音だけが外まで届き、突然巻き起こった風が洞窟に鳴き声をあげさせる。 魔法による戦闘の音を響かせながら暗闘が行われる傍らで若い女性がそれに負けぬくらいの大声を出した。 い、今見ていることをありのまま話すのね! シルフィはお姉さまと子供をさらう犯人を捕まえることになったの! 全くお姉さまったら人がいいんだから! きゅいきゅい、最初はミノタウロスが犯人だって話だった。 そしたら実は人間の人買いだったの! ミノタウロスも実は中身は人間で…しかもミノタウロスはいい人だったの! でも、それも間違い。お姉さまはミノタウロスの住んでいる洞窟で人骨を見つけたの! な、何を言ってるかわからないと思うのね! でも古い骨とか別...
  • 外伝-1 コロネは崩さない
    ありのまま、今やっていることを全て話す。 ポルナレフさんの得意なことだが、そんな事は僕には出来ない。 僕には秘密が多いし、秘密を話すことができるような相手は全て話せば協力してくれるかもしれないからだ。 例えばポルナレフさんは、そう言う人だ。だが、それと僕が関わって欲しいかどうかは別の話だからな。 ある日、ポルナレフさんに麻薬が見つかってしまった。 僕を助けてくれたギャングにどこと無く似ていた前のボスの頃からあった物が、まだ全て処分できていなかったらしい。 そう言ってもよかったんだが、もう麻薬を売り始めていたので僕はそれはこちらに来てから作ったものの一つだと言っておく。 詳しい事は避けて説明しておいた。 とてもショックを受けているのが見て取れる。 当然だろう。金欲しさに麻薬を商いはじめる行為にポルナレフさんが素直に同意するはずがないし、死んでしまったブチャ...
  • 外伝-10 コロネの恩返し
    ジョルノはついに、(と言っても随分先延ばししていただけだけど)ポルナレフと合流する事に成功した。 予定では、まず表の顔である事業展開などで注目を集める『ネアポリス伯爵』が得た友人たちの紹介状を、お友達のお友達に見せ協力を得る手はずを整える。 ポルナレフの入っている亀を召喚したのは、トリスティン貴族である可能性は高い。 使い魔とは、ジョルノが聞いている話によれば基本的にはメイジの生涯のパートナーとなるらしい。 それを返してくれと頼むのは、ゲルマニアの成り上がり貴族より自国の同胞の方が良いかもしれない… 逆の可能性もあるが、切れるカードは多いに越した事は無い、そう考えての事だった。 だが実際見つけてみると…ジョルノは普段通りの仕事の手を止めて、目の前に座る一心不乱に手紙を読む小柄な美少女を見る。 ポルナレフの主人はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァ...
  • 外伝-9 コロネと亀は惹かれあう?
    あ、ありのまま見たことを話すよ! わ、私は父上に国から出されて、魔法学園に向かっていた。 父上に言われた『王家の血を引きながら系統魔法を全く使えないメイジ』を探す為だよ… でも襲撃され、私は潜在的な敵国ゲルマニアの貴族ネアポリス伯爵に助けられ、その馬車に乗ることになった。 だが、そのネアポリス伯爵は今急速に勢力を伸ばしている、『盗賊』ではなく『ギャング』と名乗る組織『パッショーネ』の一員だった! な、何を言ってるかわからないと思うけど、私もどうしたらいいのかわからない…! レコンキスタだとか父上に反抗する一派だとか、そんなちゃちなもんじゃない危険を感じるよ! 当のネアポリスと目があって、私は反射的に目を伏せた。 外伝9 コロネと亀は惹かれあう? ジョルノは自分と目があって、すぐに目を伏せてしまったイザベラを見て、微かに心に不審が沸いた。 ...
  • ジョルノ+ポルナレフ-6
    あ、ありのまま今起こったことを話すぜ! 私は気が向いたんで部屋を掃除していた。 亀の中にある部屋も次第に汚れてしまうからな。 掃除は上から行う。埃が落ちてしまうからだ。 高い所から水で濡らした布で拭いていった私は、壁に違和感を感じた。 一見すると普通に見えるのだが、どこか妙なのだ。 私はそこを念入りに調べた。 結果。私は隠し戸棚を発見してしまった。亀の中で暮らし始めてから暫くが立つがこんなのがあるなんて聞いてなかったぜ。 中には引き出し一杯の白い粉があった… ……な、何を言ってるのかわからねぇと思うが私にも何を見つけちまったのか分からなかった! 薄力粉とか砂糖とかそんなちゃちなもんじゃねー! もっと恐ろしい空くの片鱗を垣間見たぜ。 頭がどーにかなりそうだった…!  が、とりあえずこれが何か確かめなければならないだろう。 これで本...
  • ジョルノ+ポルナレフ-7
    あ、ありのまま今起こったことを話すぜ! 私は気が向いたんで部屋を掃除していた。 亀の中にある部屋も次第に汚れてしまうからな。 掃除は上から行う。埃が落ちてしまうからだ。 高い所から水で濡らした布で拭いていった私は、壁に違和感を感じた。 一見すると普通に見えるのだが、どこか妙なのだ。 私はそこを念入りに調べた。 結果。私は隠し戸棚を発見してしまった。亀の中で暮らし始めてから暫くが立つがこんなのがあるなんて聞いてなかったぜ。 中には引き出し一杯の白い粉があった… ……な、何を言ってるのかわからねぇと思うが私にも何を見つけちまったのか分からなかった! 薄力粉とか砂糖とかそんなちゃちなもんじゃねー! もっと恐ろしい空くの片鱗を垣間見たぜ。 頭がどーにかなりそうだった…!  が、とりあえずこれが何か確かめなければならないだろう。 これで本...
  • 第一話 祭りの後
    ギーシュの奇妙な決闘 第一話 『祭りの後』  夢を、見ていた  それは、間違っても現実にありえていい光景ではなかった。  だってそうだろう?  この僕が。  貴族にしてメイジ、『青銅のギーシュ』の二つ名で知られたこの僕が。グラモン家の一員であるこの僕が……平民と決闘する光景だなんて。  ありえない。どうかしている。  平民の前に立つ僕は、腹部から血を流して声を荒げているんだ! それも、放っておいたら助かりそうにもない深手だ!  ありえない。ありえないありえない!  広場でギャラリーに囲まれて禁止されてる決闘だなんて、シチュエーション的にも可笑しいだろどう考えても!  貴族が平民に負けるはずがない。それは、コーラを飲んだらげっぷが出る、ってくらいに確実な事だ! ましてや命を左右する傷だなんて!  この僕が声を荒げる!? 馬鹿な。紳士的なこの僕がそんな事をするはずがない!  しか...
  • 外伝-6 コロネとメロンは世界を救う ラルカス著
    領地の境界から屋敷まで一日をかけてたどり着いた屋敷でジョルノは壁際に置かれている様々な彫刻にジョルノは見入っていた。 大理石で出来た少年の像。今にも動き出しそうな躍動感に満ちた一匹の獣に挑む勇壮な男の像。この世界の英雄達らしき像。 薄布を纏った少女。ヴィーナス。etcetc…土の魔法で作られたそれらはどれも素晴らしい出来だった。 滑らかな表面には傷一つ無く、製作者の意志が込められ時には写実的でないものや不自然なポーズで固定されたものもある。 だが年代が古い物もあるだろうが、全て固定化の魔法により腐食や変色が防がれ埃なども丁寧に取り除かれている。 「見事な彫刻ですね」 「お気に召しましたか? 確かそれは…三百年ほど前のトライアングルが製作したものと聞いております。あぁそちらはこの屋敷の主人であるヴァリエール公爵の手による物で」 周りを警戒するように右へ左へと世話しな...
  • 外伝-11 コロネ、その堕落の始まりに
    ゆっくりと亀が歩いていく。 いつも誰かに抱えられ移動する亀だったが、今夜は森の中におかれ誰も彼を持とうとはしなかった。 緩慢な動きで数歩進んだ亀に、重なった枝葉の隙間から二つの月灯りが降り注ぐ。 甲羅に埋め込まれた鍵が、一時光を反射して輝いた。 偶然それを見た梟の心臓に氷が突き刺さる。 使い魔の断末魔を感じて、会場のテーブルに並んだ料理に舌鼓を打っていたマリコルヌがワインの入ったグラスを取り落とした。 とまっていた枝から落下していく梟の首の付け根にペットショップの爪が食い込む。 雑草が伸び放題の湿った地面を鮮血で染め上げながら、ペットショップは遅い晩餐を始めた。 その傍ら、月明かりから出て行こうとする亀の中は沈黙に包まれていた。 降り注ぐ月光が照明が点けられた部屋を更に明るくし、ジョルノを睨みつけるマチルダを照らしていた。 「ま、待...
  • DIOが使い魔!?-31
    (ちい姉さま……おかげで助かりました…!) ルイズは心の中で、久しく会っていない姉に感謝を捧げた。 心の中の姉は何故か "Oh, my GOD!!"と嘆いていた。 まだ何かやり足りなかったのだろうか? しかし、いつまでも値段交渉を続けていくわけにはいかない。 時間も無限でないし、このあとDIOの服を買いに行かねばならないのだ。 ルイズはそう判断すると、懐から小さな袋を取り出し、中に入っていた金貨30枚ばかしを机にばらまいた。 「これで、足りるかしら?」 オヤジは眉をしかめてズイと身を乗り出した。 「おいおい。冗談はよしこちゃんですぜ、貴族の旦那。それとも頭脳がマヌケになっちまったんで? あっしはエキュー金貨で千百五十って……」 ウンザリといった風でパイプを口に銜えなおしたオヤジだったが、机の上の金貨をメガネをか...
  • サブ・ゼロの使い魔-25
    場面はあくまで無情に過ぎる。彼らの発言から、あれから二年の月日が流れ去ろうとしていることがわかった。 リゾット達のチームは、あの事件以来まさに首輪がつけられたような状態になっている。 ギアッチョの眼を通して、彼らに常に何人もの監視がついていることにルイズも気付いていた。 誰も口には出さないが、彼らの中ではどんどん絶望と諦念が大きくなってきている。 それが彼らの一つ目の変化だった。そして二つ目の変化は、チームに新入りが入ったことだった。 ペッシという名のその新入りは、その物腰から察するにおそらくはまだ少年の域を脱しない年齢の男で・・・ おそらくというのは彼には首と呼べる部分がどうにも確認出来ないため輪郭で年齢を判断しにくいからなのだが、とにかく彼はスタンド使いで、その才能を買われてリゾットの暗殺チームに配属されたらしい。 しかし彼は生来の気の弱さで、いつまで経っても見習いの域...
  • マジシャンズ・ゼロ-3
    アヴドゥルは夢を見ていた。 自分を襲った謎のスタンドと戦う、ポルナレフとイギー。 ポルナレフのため命を落とすイギー、そしてボロボロになりながらも勝利するポルナレフ。 強大なDIOのスタンド。 四人掛かりでも歯が立たず、能力の正体と引き換えに散る花京院。 一度は追い詰めるが、ジョセフの血で復活を果たすDIO。 最期の最期に、今まで発現しなかった能力で勝利を納める承太郎。 ジョセフが蘇生する姿を最期に意識が浮上する。 左手への激痛と共に………。 ルイズの契約のキスが終わり、顔を離すとアヴドゥルは唸り声と共に目を覚ました。 「ッ!?」 いきなり覚醒したためルイズは反射的に身を離す。 「グッ……ぬう……」 体を起こしつつ左手を擦る。 左手の痛みは引いていたが、触ってみると何か痣のようなものができていた。 さらに、目を覚ましたがアヴド...
  • ギーシュ座談会1
    スターギーシュ「ガクガクブルブル」 ボスギーシュ「どうしたんだい? 承太郎ギーシュ」 スターギーシュ「死亡フラグ立った、どうしよう」 偉大ギーシュ「でも相手は承太郎だろう? そう悲観するなよ」 兄貴ギーシュ「そうだそうだ! 僕なんか、僕なんか、オロロ~ン!」 DIOギーシュ「ああ、次は僕の番だねorz」 見えないギーシュ「あの程度ですんだ僕はラッキーだったという事か、ホッ」 眠奴隷ギーシュ「ところで僕はいつまで拷問されたままなんだい? そろそろ解放されたいんだが」 鉄塔ギーシュ「僕に出番はあるのだろうか」 番鳥ギーシュ「さすがに鳥と決闘はしないよね? よかったよかった一安心」 兄貴ギーシュ「来い……お前等も来い!!」 スターギーシュ「死亡どころか再起不能すら回避ッ! やったぞ!」 兄貴ギーシュ「死ね! フーケのゴーレムに踏み潰されて死ね!」...
  • 外伝-7 コロネは北風を迎え入れた
    あ、ありのまま今見たことを話すぜ! お、俺達はこの街の界隈じゃちょっとは名の知れた人間だった。 アルビオンから出てきた糞共やゲルマニアから来て商売を始めた田舎者と商売の世界で日夜戦っていた。 勿論負けるわけがねぇ…! だが、奴ら汚い手を使ってジリジリ手を広げていやがる…! 俺達はついに実力で奴らと決着をつけることにした。 日の浅い連中と違ってこっちは役人とも繋がりがあるからもみ消すのは簡単なこと! メイジ殺しの傭兵や貴族崩れのメイジだって多数揃えていた…それこそ、トライアングルだっていたんだぜ? だがしかし、しかしなんだ! この一週間でもう十人以上仲間が殺された…! 今俺の目の前でまた仲間の死体が転がっている…! 護衛として連れ歩いていた部下がそいつらを調べ、残りの奴らは杖や剣を抜いて辺りを窺う。 今夜は二つの月がまん丸になってるせいで、十分すぎる...
  • 第三話 シエスタ
    メローネは暗闇の中にいた。 そこには見慣れた顔ぶれがいた。 「これからは・・・もっとしんどくなるぜ・・・てめーらは・・・」 「うおおおがががが!だが!ウイルスは許可しないィィィィ~~!」 「栄光は・・・おまえに・・・ある・・・ぞ・・・  やるんだ・・・ペッシ・・・オレは・・・おまえを見守って・・・いるぜ・・・」 「兄貴が逝っちまう前に兄貴の目の前でよォォォォ償いは させるぜェェェェ!」 「『覚悟』の強さが・・・『上』・・・なのは・・・  オレの・・・方だぜ・・・グイード・ミスタ・・・」 「ひとりでは・・・レなねぇ・・・」 「俺のそばにちかよるなぁぁぁああああ!」 そこには戦って敗れていく仲間達の姿があった。ん?後ひとりは誰だ・・・? そして背後に気配を感じ、後ろを振り返ると 蛇に噛ま...
  • DIOが使い魔!?-37
    「DIO。 明朝、盗賊狩りに行くわ。 もちろんあなたにもついて来てもらうから、 準備して…おきなさ………はぁ……」 自室に戻るや否やの命令だったが、ルイズは途中で激しく勢いを削がれてしまった。 ため息を止められない。 DIOは夕食を取っていた。 ルイズの部屋の、ルイズの机で。 「食事中だよ『マスター』。 何だ、帰ってこないと思ったら、いきなりそれか。 事情だけでも聞かせてはもらえないものかね……」 DIOは口を拭き、ナイフとフォークを、ルイズの机兼ディナーテーブルの上にある皿に置いた。 いつもルイズが物を書く時に使っている机なのだが、 今は純白のテーブルクロスが掛けられており、 料理が盛り付けられた皿と、ワインが並べられている。 何故かシエスタが部屋にいて、給仕をしていた。 香しい匂いが漂い、ルイズは思わず唾を飲み...
  • ジョルノ+ポルナレフ-4
    あ、ありのまま今起こったことを話すぜ! わ、私はこの世界に来ているのは私とジョルノと亀、それだけだと思っていた。 だが、奴が現れた。何を言ってるのかわからねぇと思うが、俺にも何が起こったのか理解できなかった奴はどこにでもいるとか生命力は高いとかそんなちゃちなもんじゃねー。 もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ。 だがやられっぱなしってのは私の性分にはあわないんでな…チャリオッツも肉体も失ったが、私にはまだこの魂がある! つまり-殺らせてもらうっ! 私は手近にある物を一つ掴み、即席の剣に見立てると胸元で垂直にも持つ。ビシッとポーズを一つ決めてから、私は奴を見据えた。 中世にいた決闘前の騎士のように、そう…言うなれば三銃士の一人ダルタニアンのように! 神経が、研ぎ澄まされていく…奴の動きを、ほんの微かな部分まで見逃さぬように。 「うおおおっ!」 雄たけび...
  • DIOが使い魔!?-49
    ベッドの上で、ルイズ・フランソワーズは夢を見ていた。 舞台は、生まれ故郷であるラ・ヴァリエールの領地にある屋敷。 夢の中の幼い自分は、屋敷の庭を逃げ回っていた。 それは二つの月の片一方、赤の月の満ちる夜のことだった。 真っ赤な真っ赤な…… 血のように真っ赤なお月様が見下ろす夜。 「ルイズ、ルイズ、どこに行ったの!? まだお説教は終わっていませんよ!!」 出来のイイ姉たちと比べて落ちこぼれな自分を、 母は、いつも叱ってきた。 母だけではない。 自分の世話をする召使い達も、影で自分のことを哀れんでいることを、 ルイズは知っていた。 その事が、ますますルイズの自尊心に傷を付ける。 その日もまた母親に叱られた。 それが悔しくて、悲しくて、 思わずルイズは屋敷を飛び出したのだ。 使用人達の目を掻いくぐり、いつもそうしていたよう...
  • L・I・A 第09話
    第09話 イタリア料理を作らせにいこう!⑦ 「良い匂い・・・・」 本当に良い香りであった。 体力的にも精神的にも疲れきった体は、安らぎを求めて本能のままに足を運ぶ。 門を抜け、本塔に並ぶ程の大きな建物、アルヴィーズの食堂方面に向かっていく。 その過程で何が起ころうとも彼の者達が出会うのは必然か? 伝説は引かれ合う・・・・ 「取リ敢えズ、今回はコレで終ワリにシヨウかと思ッテいましたガ、ソウデスネ、何かデザートでモ作って来マショウ」 それを聞いてオスマンとマルトーの二人がベネッ!と言わんばかりに歓声をあげる。 「ア、仗助サンや他の方々の分モ作りますヨ」 微笑みを浮かべながら戻っていくトニオ。 「トニオさん。俺の分もスか?」 仗助が訊ねる。以前、億泰と共に彼の店を訪れた時(恐らく彼らがトラサルディー開店後初の客)は億泰だけがウマいモノ...
  • サブ・ゼロの使い魔-16
    ルイズは今夜も夢を見ていた。古ぼけた部屋の中の、かすみがかった人物達の夢。 ルイズはまた自分ではない誰かになっていて、かすみがかった部屋でかすんだ姿の まま、かすんだ男達と音の擦り切れた会話を交わしていた。 あの使い魔、ギアッチョを召喚した時から――いや、正確にはギーシュとの決闘を 終えた日から、ルイズはこの不思議な夢ばかりを見るようになっている。 使い魔となった者は、主人の目となり耳となる能力や人語を解する能力などを手に 入れる。ギアッチョにはそんな力はなかったが、ひょっとするとそれが夢の共有と いう形で発現しているのかもしれないとルイズは考えた。もしそうだとすると、この 夢を決闘の翌日から見るようになったということは――あの決闘を通して、 ギアッチョが自分を少し認めてくれたということなのかもしれない。ならば、と ルイズは思う。日々霧が晴れるように...
  • ジョルノ+ポルナレフ-24
    あ、ありのまま今起こったことを話すわ。 私は夕食を取ろうと思って食堂に向かった。 いつも通り食堂に入ると食堂の奥、お客様用の席にお母様とちい姉さまが伯爵と一緒にいた。 な、何を言っているかわからないと思うけど私にも何が起こっているのかわからなかったわ。 妄想だとか幻覚とかそんなちゃちなもんじゃない…もっと恐ろしい未来が目の前に広がるようだったわ。 「ルイズ。やっと来たのね」 「ちいねえさま!」 でもちいねえさまと久しぶりに会えたからいいわ、とすぐ上の姉と再会して再会した喜びに任せてカトレアの胸に飛び込んだルイズは思った。 「お久しぶりですわ! ちいねえさま!」 席に着いていた生徒達が、ルイズとカトレアを見比べて噂話を始める。 二人の娘を見守るヴァリエール公爵夫人、カリーヌ・デジレも含め、髪の色といい、目の色といい見れば見るほどルイズにそっく...
  • ゼロの兄貴-4
    「レスピンジェレ(断る)」 「……はぁ?」 「聞こえなかったか?レスピンジェレ(断る)と言ったんだ」 話は多少前に遡る 「――でアンタの名前グレイトフル・デッドでいいの?」 不意に己のスタンドの名を呼ばれ警戒態勢に入るプロシュートだが思い当たる節があったのでそれを解く。 「……プロシュートだ」 「?アンタさっき『名前は?』って聞いた時そう言ったじゃない」 「オメーには関係ねぇことだ」 ここが自分が居た世界とは別の場所だと頭では理解していたが心のどこかでまだ信じきれないでいたプロシュートであったが 夜空に浮かぶ2つの月を見てそれを認めざるをえなかった。 「ここが魔法の国でオメーがオレを召喚し、ここがメイジとかいう貴族に支配されてるって事も分かった」 魔法を使えるメイジが貴族としてこの国を治めているという話を聞いたプロシュ...
  • 亀と白銀な使い魔-2
    よく分からない状況だが、とりあえずなんだか素晴らしくヤバイ気がした。 何故って人間が飛んだりする訳無いからだ。そりゃなんか飛びそうな奴らがイタリアにはいたけどさ! そこで私は行く宛もないが逃亡を試みた。が、やっぱり銀髪に捕まった。私を抱えると奴は先を行く小娘の後ろを歩き出した。 何処へ行くつもりだ。離せ!寄生してた分際で宿主に背くか! 私はもがいたが、所詮亀は亀だ。勝てる訳がなく、自分の力では奴から逃れられないのを悟った。 -何?役立たず独身銀髪眼帯男から逃げられない?逆に考えるんだ。『寝ちゃえ』と考えるんだ- …神の声に従い、抵抗するのを止め睡眠態勢に入りそのまま寝ることにした。よくよく考えてみれば、餌が食えればそれでよかろうなんだな……どうせ……今……やることも…………無い………しな………… 目を覚ますと何処かの部屋に連れて来られたようだった。ちょっと...
  • サブ・ゼロの使い魔-24
    サブ・ゼロの使い魔 第二章 傅く者と裏切る者 ――また、あの夢だった。古びた部屋にいる、誰かになった自分の夢。 だが、今回はいつもと違った。ルイズがその夢を知覚したと同時に、全ての霧はざあっという音と共に消え去り――そしてその瞬間、ルイズは部屋にいる男達のことをまるで遥か昔から知っているように理解していた。 後ろのソファに座って仲良く話している二人・・・ソルベとジェラート。 椅子に座ってテーブルの上の変な物体を叩いている男・・・メローネ。 椅子の背に手を置いて彼の肩越しにそれを覗き込んでいるのは、イルーゾォ。 立ったまま壁に背を預けて本を読んでいるリゾットは、たまにこちらを見てはやれやれといった顔をしている。 そして先ほどから二人して自分に怒鳴り続けているのはホルマジオとプロシュート。 二人がかりの説教を喰らっている自分は・・・そう、ギアッチョだった。 「ギアッチョッ...
  • サブ・ゼロの使い魔-28
    ルイズはまた夢の中だった。今回もあの夢だろうかと彼女は身を固くしたが、今日の夢はどうやらそうではないようだった。 周りを見渡すと、どうやら自分は小舟の上にいるようらしい。ああ、とルイズは思う。ここはヴァリエールの屋敷だ。 そしてここは自分が「秘密の場所」と呼んでいた中庭の池――・・・。 魔法が使えないことで幼い頃から周囲に白眼視されていた彼女は、悲しい時悔しい時、いつもこの小舟の上で毛布を被り、ひっそりと泣いていた。 「泣いているのかい?ルイズ」 頭の上から声がかかる。はっとして顔を上げると、大きな羽帽子にマントを被った立派な貴族がルイズを見下ろしていた。 隣の領地を相続している、憧れの子爵だった。幼いルイズはそんな彼にみっともないところを見られて慌てて顔を隠す。 「子爵さま、いらしてたの?」 「今日はきみのお父上に呼ばれたのさ あのお話のことでね」 その言...
  • ジョルノ+ポルナレフ-17
    シルフィードが青い空を飛んでいく。 溶け込むような色合いの鱗にしっかりとしがみつきながら、マジシャンズ・レッドの炎が揺らめくのをキュルケとポルナレフは見ている。 首の根っこに跨ったタバサの隣で、ルイズが身を乗り出して眼下に広がる森を見ていた。 後ろから迫る巨大なゴーレムがゆっくりだが、確実に離れていく。 だが、ポルナレフ達は逃げているのではない。 眼下に広がる森の中からフーケを探さなければならないのだ。 だからすぐに見つからなければ、フーケを探してゴーレムをこの森の上でかわし続けなければならない。 その事を理解している皆の表情には焦りが見え、特に追い掛け回されるシルフィードは必死だった。 そんな様子を、追跡されている『土くれのフーケ』は冷静に見つめていた。まるで養豚場の豚でも見るような目で見上げる。 「逃げるんじゃあ無いようだね。ミス・ヴァリエールのお陰かねぇ?」 ...
  • 使い魔は手に入れたい Le Theatre du Grand Guignol
           使い魔は手に入れたい  Le Theatre du Grand Guignol 「隣、座ってもいいかしら」 目深に被っていた帽子を上げ、声のしたほうを見上げてみる。 そこには利発そうな顔立ちをした女が立っていた。 年齢はおそらく17か18ぐらいだろう。 髪はショートヘアーで、カチューシャをつけ前髪を後ろに流している。 首には握手をイメージした形のチョーカーを身につけていた。 顔も整っていて結構好みのタイプだ。 そんな女が私の隣に座りたいと言っているのだ。 拒む理由があるだろうか。 いや、あるわけがない。 「どうぞ」 「ありがとう」 女は私に一礼すると隣に座った。 なかなか礼儀正しい女性だ。 そういった女の方が好感を持てる。 しかし……私はどうもこの女を知っているような気がする。 どこかで見たのか? ...
  • 第3話 決闘!?青銅のギーシュ
    第3話 決闘!?青銅のギーシュ 悪夢だわ…あのキュルケにあんな…あんな弱みを握られるなんて。 よりによって粗相をしたことがバレるなんてヴァリエール家の恥だわっ! 生き恥よっ!恥ずかしくて…死にたい… あれもこれもすべてすべーーて!あの犬が悪いんだわっ!あのコロネ頭ッ! アレが夢のわけないじゃないっ!しかもご主人様に向かって ーーーいい年して情けないですねルイズ。プライドはないのですか? ーーー塗れた下着では気持ちが悪いですからね。さあルイズちゃんバンザーイしてください。 とか馬鹿にしてぇぇぇぇ! 見てらっしゃい!これからちゃんと仕返ししてやるんだからっ! 食堂で貴族の何たるかをみっちり叩き込んでやるわっ!! どうやってヘビを出したかなんてすっかり頭になかったルイズであった。 「ほう…ここはすごい場所ですね」 「感謝なさいっ!...

  • 夢を見ていた。 シーザーはその夢の中で友を見ていた。今でこそその場所は遠いがこの間まで居た場所だ。 しかし、たかが数日離れただけなのにやたら懐かしく思えた。 それだけその友と過ごした日の密度が高かったのだろうか?  あいつは俺が死んだと思って落ち込んでいるのかと思っていたが違っていやがった。  だが俺はこの通り生きてるからなッ!  もしも酷く落ち込んでいやがったら俺の奥義のシャボンランチャーを食らわしてやるッ! とかなり物騒な思考であったが。 その友は夢の中で俺を倒したアイツをやっつけた。 それはシーザーにとっても気分が良かった。別に仇だからどうこうじゃなく、友は俺を超えていったという所が嬉しかったのだ。 しかし夢はいつか覚める。 そしてその夢の終わりは友が宿敵と半ば相打ちになった所でシーザーは目が覚めた。 割れないシャボン...
  • D0C-10
    「やれやれ…こいつを開発したのが我が愛しの祖国だと良いんだが。」 ゴーレムから少し離れたところから破壊の杖を使った大統領がそう呟く。 (ベストタイミングって奴だな、あそこまで破壊されればもうゴーレムも動くまい) 破壊の杖を降ろし、ゆっくりとルイズ達の方へ歩いていく (さて、どう言い訳しようか…) 爆発が終わった後も、ルイズ、キュルケ、タバサの三人は唖然としていた、 タバサは多少の予想はしていたのでいち早く大統領の仕業だと気がついた。 周りを見回し、大統領の姿を見つけ、駆け出していく そんなタバサの後姿を見て、残りの二人も気づき、大統領へと向かう 特にルイズは全力疾走で向かっていく。 大統領は三人を見て(特にルイズを)無事を確認し安心したと同時に焦る、 「ファニィィィィーーー!!」 絶叫と同時にルイズは大統領に飛び掛る、大統...
  • DIOが使い魔!?-54
    怒りという攻撃的な感情は、恐怖という守備的な感情を容易く塗りつぶしてしまう。 ギーシュがこういう行動に出ることは百も承知だったのか、 ルイズはとっくに杖を構えていた。 呪文など、ギーシュのビチグソ発言と同時にほぼ終了させている。 今のギーシュは忘我状態であり、彼が操るワルキューレも動きが直線的だ。 これは最初から決闘などではなかった。 ルイズの憂さ晴らしという名の出来レースであった。 だが、ギーシュのワルキューレ達がその間合いに入る前に一陣の風が舞い上がり、 ワルキューレを吹き飛ばしてしまった。 「誰だッ!」 ギーシュは激昂してわめいた。 もう少しであの憎きビチグソを、こうしてああしてヘラヘラアヘアヘ……etc. な所だったに! という具合だ。 ギーシュの喚き声に応じるように、朝靄の中から一人の長身の貴族が現れた。 立派な羽帽子...
  • ゼロのパーティ-12
    ふう、どうしたものか……。 才人と共に、ルイズの服を洗濯しながら、僕は空を見上げた。 衛兵の立場にありながら、昨日の騒ぎを収めるどころか率先して煽っていたと言うことで、僕は三日間、衛兵の仕事を干されることになった。 仕事を干されている間、僕はルイズから生活の糧を得るしかない。 しかし、既に昨日僕らは、三日間の御飯抜きを宣告されている。 言われた時点では、冗談だと思っていたのだが。 まさか本当に、その日の夜のご飯を抜いてくるとは。 乗馬鞭を調教と称して振り回したり、彼女は加減というものを知らないのか? そもそも僕が何時、彼女にゼロと言ったのだ。 八つ当たりじゃないか。 僕の中のルイズ株は、連日ストップ安を記録している。もっとも上場を初めて、まだ三日目だが。 色々思い出して、凄く腹立たしい気分になった。 まあ、嫌なことでも仕事は仕事だ。...
  • 第2章 ゼロのルイズッ! 後編
    第2章 後編 「ティッツァーノ…… ”ちょっと”ってどれくらいだろうか……」 ―――魔法学院の教室は、いわゆる階段教室ってヤツだ。 全て石造りあることが、魔法学院ぽさを演出している。 スクアーロとルイズが中に入っていくと、先にやってきていた生徒たちが一斉に振り向いた。 二人に対する反応は、大きく分けると二種類あった。 嘲笑と好奇である。 明らかに前者が多いのだが、極わずかではあるが興味をもった生徒がいた。 圧倒的多数がくすくすと笑い始める。 その中に、朝に出会った赤い髪の美人… キュルケもいた。 キュルケも笑ってはいたが、微笑みと表現した方がしっくりくる。 そう好意的に解釈していると、手を軽く挙げた。 こちらも笑顔で手を振り返す。 キュルケがさらに笑顔と、投げキッスを返してくれた。 ニョホホ♪ ! ルイズの背中に”鬼の貌...
  • slave sleep~使い魔が来る-5
    『青銅』のギーシュ② (ク、クソ…。なんで僕は今こんな状況に立たされているッ!?)  今は昼時!天気は快晴ッ!!  そんな中彼らは今も尚、戦いを続けていた。  ギーシュは先ほどから信じられない目にあっていた。  数時間前、もう一人その場にいる男――――ブチャラティに決闘を申し込んだ。  メイジであるギーシュに取って平民との戦いなんてハンマーでアリと戦うようなモノッ!  だが、結果は予想と大きくかけ離れる。その平民であるはずのブチャラティに大苦戦していた!  ワルキューレは謎の"見えない打撃"と『ジッパー』で一体、また一体と破壊。  焦ったギーシュは近づいたブチャラティを攻撃しようとするが杖をはたき落とされる。  ――杖を落とされたら負け。それが決闘のルール。 刹那、それを思い出したギーシュは慌てて空中で拾った。                 ...
  • 使い魔は手に入れたい Le Theatre du Grand Guignol-4
    あの衝撃的な殺人から暫らくして、舞台はまた形を変えていた。 男は会社で働いていた。 真面目にそつなく仕事をこなしている。どこにでもある普通の光景の一部。 多くの一般群衆の中にいる1人。背景の一部。 そう思えるほど男は影が薄い。 周りの人間のそう評価していた。しかし、それは男の上辺だけに過ぎない。 しかし、舞台から見ている私にとっては男が恐ろしくて仕方がなかった。 影が薄い?背景の一部?一般群衆の1人? どれもこれも全く違う! 男は、奴は殺人鬼だ! この光景に移り変わるまでに何人の人間を爆破というありえない方法で殺し、その手首を奪ってきたことか。 私のように仕事で殺人を犯すのではない。ただ自分の欲求を満たすためだけに殺している。 何の恨みがあるわけでもなく、ただ殺したいから殺す。それを異常と呼ばずしてなんと呼ぶのだろうか? 少なくとも私は知...
  • 味も見ておく使い魔-13
    トリステイン魔法学院。 中央塔の大講堂にて… 「ブチャラティさんは、ここの授業が面白いんですか?」 ギーシュが眠そうに、座っている男に向かって立ち話をしていた。 午後一番の授業のため、頭より腹に血が回っているのだろう。 「いや、なんと言うか、興味深い。俺自身は、あちらでは小学校までしか行ってないからな」 「ブチャラティは小卒だったのか。なんだか意外だな」 ブチャラティと岸辺露伴が教室の最後尾にある椅子に座っている。 彼らのために用意された椅子の前には、他の学生たちと同じように、机があった。 「それで、今日は何の講義なんだ?」 一段前に座っていたルイズが振り返り、その質問に応じた。 「今回はミスタ・ギトーの『魔法の系統基礎』よ」 「そういえば、ルイズ。君はゼロ(虚無)の系統だったな」 「はいはい……」 ルイズがうわべは気にもしない様子で応じる。私もこのロハンの応対...
  • ゼロの兄貴-28
    「…ッ!…が…ッ!!」 「…ふにゃ……うるさぁ~~い…!」 明け方妙に音がするので寝起きが壊滅的に悪いルイズですら目を覚まし音源の方向を見る。…見たのだが、ヤバイものを見た。 「グレイトフル・デッ…」 「ちょ、ちょっと!なに寝ながら危ない事口走ってんのよ!!」 「……クソッ…!またか…」 広域老化発動ギリギリで起きたプロシュートが頭を押さえながら壁に背を預ける。 全身から嫌な汗が流れ気分も最悪というところだ。 「凄いうなされてたけど…大丈夫なの?」 「ああ…」 生返事はするものの、最近例の夢を見る頻度がかなり高くなってきていてヤバかった。 (あいつらは地獄から人を呼びつけるようなタマじゃあねぇんだがな…) 原因の検討は付いているがその手段がいまのところ存在しないのが問題だ。 「こいつはダメだな…」 結果がどうあれ、イタリアに戻りそれを...
  • サーヴァント・スミス-2
    外は見事なまでに暗闇だ トリスティン魔法学院――ここから覗く闇夜が、ほんのりと、月明かりに照らし出される光景はなんとも美しい 美しいのだが。 「月が二つ……理解不能、理解不能……」 「そんなの当たりまえでしょーがッ!このド低能がーッ!」 凄まじい勢いでベッドに頭をたたきつけられるナランチャ。ド低能に反応する暇さえ与えられなかった。 多分机に叩きつけられていたら死んでいたと思う。勢いがフーゴのときより数倍だったから。 背中に馬乗りになるルイズ。 ドゴッ、ドゴッ。殴られまくるナランチャ。ルイズは鬼と化した (あれ?何で俺こんなに殴られてんの?) 彼がそのことに気づくのは約12時間後であったが、省略させていただく。 何故過剰に殴られているかといえば、やっとの思いで召喚したと思ったら、平民。しかも子供(ルイズより年上な...
  • サーヴァント・スミス-15
    船の部屋で、痛々しく焼け焦げた自分の腕を半眼で見るナランチャ。 ライトニング・クラウドの威力は凄まじかった。 見事に太く腫れている。赤くなった腕に、ルイズが包帯を巻いていった。 そのたびに痛みでビクビクと動くナランチャをルイズは心配そうな目で見るが、ご主人の威厳を保つ為、あえて何も言わない事にした。 「ふー……まだ痛いぞクソッ。こんな目に合わせやがって……次会ったら蜂の巣にしてやる」 エアロスミスのダメージが腹部に回ったため、そこにも包帯を巻いておく。 一息着いた側から、ワルドがアルビオンに着く事を知らせる。 こうしている間も、船にエネルギーを注ぎ込み続けている 「やっと長旅に一区切りだね」 ワルドも天井に向かって息を吐き出した途端、船内が騒がしくなったのが分かった。 ドタドタと足音がけたたましく響き、船員の一言でルイズとギー...
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