地に振り下ろされた罰
天から放たれる
ウラノスの砲火は、苛烈を極めていた。
地上からは見ることも叶わない遥か上空に存在するウラノス群。
そこに配備された、ガイア(地上人)殲滅兵器『ノア』による理不尽と破壊の雨は、地上に容赦無く降り注ぎ、
突如として各地に出現した敵勢力に対し、人類は局所的な抵抗しか出来ず、孤立した都市は各個に占領された。
人類に取って代わり地上に勢力を広げるつもりの彼らは、ノアの攻撃により人がいなくなった地域に自らの大地を下ろし、
それまでの限られた生存圏から翼を広げ、豊富な資源と何処までも続く地平線に歓喜した。
旧人類から受け継いだ科学力と数百年天上で培った魔導技術、
そして、占領した地域に残された
旧世界遺物と人類の都市を駆使し、
天人は地上の橋頭保確保に成功する。
これより人類は世界中に支配地域を広げる空からの侵略者に対抗するため
国家間に広がる広大な”
魔の領域”などのさまざまな要因により、これまで交流を持てなかった各大陸の人類との共闘の道を模索し始め、
圧倒的劣勢から始まった大戦に、否応無く臨んでゆく。
そしてこの試みが、次元を超えて迫り来る《
神》の軍勢との戦争に一役買うことになるのだが――それはまだ先の話である。
最終更新:2015年07月24日 12:24