2005.09.13 19:36
野良(--)
アクティオ人(アクティス)は後述する六柱の神の子孫であり、血族による特殊な能力を使うことができる。他国では魔法と呼ばれる力に相当するが、アクティオにおいては「神術」と呼ばれている。神術を使える者は「神術士」と呼ばれる。
これには資質と訓練が必要で、才能のある者は首都アクティオ(国の名前と同じ都市)の神術学校にて訓練を受ける。秀でた才能がなくても、アクティスのうち10人に1人程度は訓練さえ受ければ簡単な神術は使えるようになる。
神術を使えることはアクティオにおいてはエリートであり、国民の全てがその地位を望んでいる。血統的に親が神術士である方が資質は高いが、両親ともに資質がなかったとしても秀でた資質を持って生まれる子もいる。
アクティオでは神術士を中心とした生活習慣が浸透しており、街中での神術の使用も、軽度なものならば日常的に使われている。
アクティスはその能力ゆえか選民意識が強く、外交はほとんど行われていない。アクティスの血族が国外に流出するのを防ぐ意味もある。交易はしているが、異国民の入国は交易所までに制限される。
陸続きの隣国や周辺と、常に戦闘的な緊張状態にある。アクティスでない民(アクティス側からは蛮族などと呼ばれている)や獣人などが主。
神の種は以下の通り。
容姿:柔和な顔立ちで、その優しい笑顔は人々の悪を取り除くと言われてる。
信者:ルフェパスィを信仰する者は、「パスィ」(平和主義者)と呼ばれる。
習慣:パスィは夜眠るときに、ルフェパスィに祈る習慣。
祈りの言葉「我、争いを好まず。我、争いを求めず」
ルフェパスィの女神像は、パスィ以外にも作られることが多い。
己の命を賭して、神々の争いを止めた女神といわれている。
制約:争わないこと。
容姿:意思の強さを瞳に宿した戦いの女神。人々の心に信念をもち戦う決意を与える。
信者:アルドゥークを信仰する者は「ドゥーク」と呼ばれる。
習慣:日常での行動や戦いの前に祈りを捧げる。
祈りの言葉「我、信念のため、命を賭して戦わん」
ドゥークは自身の武器にアルドゥークの御姿を彫りこむ。
制約:己の信念に対する敗北行為(命乞いをするなど)
容姿:喜び・怒り・悲しみの三面を持つ子ども。人々に心からの感情を呼び覚ます。
信者:レイファルを信仰する者は「ファル」と呼ばれる。
習慣:満足したときに祈りを捧げる。
祈りの言葉「我、我が心に忠実なり」
ファルには芸術を好むものが多く、関する道具を持ち歩く習慣がある(楽器や絵筆など)
制約:嘘をついてはいけない。
容姿:杖を持つ白髪の老人。人々に理性を与える。
信者:ラグリーズを信仰する者は「リーズ」と呼ばれる。
習慣:思考の前に祈りを捧げる。
祈りの言葉「我、静かなる心を望まん」
リーズには学術を志すものが多い。知性の象徴として杖を持つ。
制約:感情に流されてはいけない。
容姿:剣と天秤(てんびん)を持つ青年。人々を法の尊守に導く。
信者:ボルロアを信仰する者は「ロア」と呼ばれる。
習慣:法に基ずく行動をとるときに祈りを捧げる。
祈りの言葉「我、正義と共にあり」
天秤の錘である分銅を、装飾的に目に付くところに吊るしている。
ロアには警察機構に属する者が多く、地位に応じて分銅の色やサイズがことなる分銅を与えられる。
教義的にフリー(混沌の神の信者)と対立することが多く、混沌の神自身を「悪」と位置づけることすらある。
制約:法を破ってはならない。
容姿:両性具有で、顔の半分は美しく、もう半分は醜い。服装は華美なこともあれば全裸であることもある。人々に自由を与える。
信者:ランフリーを信仰する者は「フリー」と呼ばれる。
習慣:祈りを捧げるのは好きなときに。
祈りの言葉「我、思うがままに」
教義ゆえにいい加減な連中が多いが、革命家や英雄も少なからずフリーであった。
個人の尊厳を重視する、というような志を持つものは一割いればいい方で、他の信者からは大抵白い目でみられる。
保守的なアクティオにあって、外への関心を示す者も多い。
教義的にロアと対立することが多く、法の神自身を「束縛の神」と位置づけることもある。
制約:特になし
- 共通項目
- 制約を破ると、信者は神の加護を失う。つまり、神術が使えなくなる。ただし、一般的には知られていないが、この状態は思い込みによる暗示的な作用で、自信の欠落による集中力の低下が原因。もっとも、この事実を知った者は、大抵の場合私利私欲の道に走る。そういった連中は「神を超えるもの」などと名乗っていたりする。
- アクティスは15歳になると、いずれかの神の洗礼を受けなければならない。どの神を選ぶかは基本的に個人の意思が尊重される。儀式を受けることにより、神術の才能を目覚めさせる例は多い。
神術学校について
基本的に12歳から入学可能。それまでは通常の教育を受けたりしている。特に資質のある子どもに関しては特例的に12歳以下でも入学が認められることがある。こういった場合は学費が免除されるが、通常は相当な額が必要。
入学からの三年間(15歳になるまで)は基礎神術の習得。洗礼後から、年一度の階位試験を受けることができるようになる。
試験の種類は六系統。それぞれが六柱の神に対応する試験となっている(平和の神なら敵の戦意を削ぐとか防御的な神術、戦争の神なら戦うための神術といったように)。ただし、対立教義の項目は免除される(平和の神の信者なら、戦争の神の試験は免除。感情の神の信者なら理性の神の試験は免除。逆も同様)。
階位には段階があり(詳細未定)、取得可能な階位をすべて一段でもとれば卒業資格が得られる。より高い段位を得るために残ってもかまわない。逆に、階位試験で一段もとれないと、強制的に退学処分を受けることもある。
野良(--)
作っていいと言われたので、俺妄想を膨らませて基本をつくってみた。
魔法を神術とし、宗教色を強くして両立させてみた。
外部との関係から固めていった方が設定しやすそうだ。次は周辺の蛮族や獣人の状況を考えてみるかな。
追加したい設定やネタは毎度のことながら随時募集。
09/13 19:37
しぐれもん
いい!
すっごい、いい!!
良すぎですよ、師匠!!
あ~、俺が考えなくて良かった~。アクティオの設定。
これは、最高ですね!!
特徴のあるキャラも作りやすいでしょうし!
双子で、対立教義とかもいいですね!09/13 21:25
野良(--)
双子か。そういうネタもあるな。
つか、作りながらルナルでみたな、こんなの、と思っていたが。
選民意識とか排他的な感じとかでオリジナリティをだしたいところだな。
話のネタとしては色々考えられる。
考えられすぎて一本に絞れないぐらいだなぁ。
短い話は難しいや。プロットだけ出そうかな。09/14 00:04
しぐれもん
六柱大臣なる、六系統の最高権力者とか。
最も、高い階級みたいな。09/21 20:29
最終更新:2010年03月27日 03:21