【クラス】
ランサー
【真名】
マンティコア@古代の博物誌・伝説
【属性】
混沌・中立
【パラメータ】
筋力:B 耐久:B 敏捷:A 魔力:E 幸運:D 宝具:C
【クラス別スキル】
対魔力:C
魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。
マンティコアはかつて広く恐れられたが、マンティコア除けのまじないなどは伝えられていない。
またこのスキルの存在のおかげで、童磨はマンティコアの巻き添えを恐れず『粉凍り』を使用できる。
【保有スキル】
人食いの本能:B
人間を食らうことに特化した獣ゆえのスキル。
相手が人間、あるいは歴史上実在した「人間」から転じたサーヴァントである場合、攻撃力が増加する。
またこのスキルの副次的作用として、相手が「人間とは異質なモノ」である場合、直感で察知できる。
いかに巧みにヒトの姿を取っていようとも、「どの程度ヒトから離れた存在か」まで大まかに把握可能。
心眼(偽):B
直感・第六感による危険回避能力。
人外の魂:B
人間らしさを喪失した「ひとでなし」ゆえの、ある種の精神攻撃耐性。
いまさら狂うような理性はなく、いまさら失うような人間性はない。
異星の神だろうと神話の神々だろうと、彼女の前には等しく「ヒトではない邪魔者」でしかない。
出自や属性が問題となる場面では、その本来の由来を無視し、「人間」ではなく「猛獣」として扱われる。
【宝具】
『蠍の尾(スティンガー)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1-5 最大捕捉:1
腰から生えた蠍の尾。大きさは可変であり、必要な時には大型化して敵を貫く。
もちろん見た目通りに猛毒を有しており、傷つけた者に痛みと苦しみを与え、時に死をもたらす。
また隠し技として、先端部を棒手裏剣のような「棘」として射出可能。
射程距離はそう長くないが、初見殺しの飛び道具となる。射出時にも毒は効果を表す。
射出した棘はすぐに生えてきて再使用可能。
『上位捕食者(プレデター)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
人を食らって糧とする。食物連鎖にて人の上に立つもの。
口には鋭い牙がズラリと並んでおり、かつ、実はサメのように三列並んで生えている。折れても再生する。
これは受け止めた剣すらへし折る威力を備えており、十分に致命傷を与えうる武器となる。
また、牙で与えたダメージに比例して自分自身の負傷を回復させることができる。いわゆるHP吸収攻撃。
ただし対象が人間、ないし人間から生じたサーヴァントではない場合、変換効率が著しく下がる。
【weapon】
蠍の尾。
牙の生えた口。
手足の鋭い爪。
ただの蹴りや拳ですらも、十分な殺傷力をもつ。
【人物背景】
古代の博物誌にその名をみる、人食いの獣。素早く襲い掛かってきて人を殺すもの。
『マンティコア』の名は、そのまま古語で『人食い』を意味する。
記述ごとにその姿は千差万別だが、人の顔と獅子の身体を持ち、毒針をもつ尾を備えるとされる。
広い時代、広い地域に渡って報告されており、まるで獣の一種であるかのように扱われることもある。
ハイエナや虎が誤認されたもの、という説も根強い。
その実態は、道を踏み外して人肉食に走った人間たちの成れの果て。
それぞれの事情で禁忌を犯した人間が、根付いた伝承の影響で変質し獣に堕ち、さらなる次の伝説を生み出す。
そんな無数の「マンティコア」の集合体、「マンティコアという概念」がこの反英雄の英霊の本質である。
「人食いという禁忌」そのものの擬人化と言ってもいい。
今回は女性が転じたマンティコアをベースとして現界し、比較的生前の姿を再現した方になる。
ただしどんな姿であれ、マンティコアの考えることはただひとつ。
人の肉を食らいたい。
お腹が空いた時に、好きなように好きなだけ食べたい。
それだけである。
生前の「女性」の人格や思い出なども残っていない。名前などカケラも残っていない。
宝具もスキルも特異性は乏しいが、単純なスペックと戦闘センスを頼りに暴れ回るタイプのサーヴァント。
蠍の尾だけでなく、噛みつきや引っ掻きなども駆使した、文字通り獣のような戦い方をする。
ただし一般論として、「人間ではないモノから転じたサーヴァント」の相手は苦手とする。
能力的にも分が悪いし、齧っても美味しくない。
(逆に、例えばFGOのバベッジなどは、外見とは裏腹に「人間であり」「食用に足る」相手である)
【外見】
ギザギザの歯と、ライオンのたてがみのように乱れた髪を持つ若い女。やや大柄。
獣のように地に両手をつけた姿勢をとる癖がある。
英霊本来の姿は全裸だが、特に拘りがある訳でもなく、与えられた服を素直に着ている。
とりあえずはダサいTシャツにダメージジーンズ、靴はなく素足のまま。
【サーヴァントとしての願い】
思う存分、人を食らう。
可能であれば、英霊も食らう。
ただし……それを妨げる者、横取りする者が居れば、獣の本能として激しい怒りを覚えるだろう。
最終更新:2022年05月26日 23:44