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ねぇ教えて、お父さま。
わたしはどうすればよかったの?
わたしはどうすれば愛してもらえたの?
どうすればわたしはあなたに好かれる子どもになれましたか。
どうすればわたしはお母さまを殺さずにいられましたか。
どうすれば、わたしは…


あなたに、抱き上げてもらえましたか。







【クラス】

アヴェンジャー

【真名】

ヒノカグツチ@日本神話

【属性】

混沌・悪

【パラメータ】

筋力:D 耐久:EX 敏捷:B 魔力:A+ 幸運:E 宝具:A

【クラス別スキル】

復讐者:B
 復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
 周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情は直ちにアヴェンジャーの力へと変化する。
 神を憎み、父を憎み。その実誰よりもそれを知りたいと願う者。

忘却補正:A
 人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。
 忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化させる。

自己回復(魔力):A+
 復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。魔力が毎ターン回復する。
 永遠に燃え続けるカグツチの肉体そのものが破格の燃費を実現する最上の炉心となる。


【保有スキル】

神殺し(炎):EX
 国産みと神産みを果たし、天地開闢以後の神話体系の祖となった母神を死に至らしめた。
 その原罪がスキルと化したもの。
 神霊特攻。神霊、亡霊、神性スキルを有するサーヴァントへの攻撃にプラス補正。
 神としての格が高ければ高い程、カグツチの炎は標的に致命的な損傷を及ぼす。

火産霊神:A
 ほむすび、火の神。
 出産してすぐに激怒した父神に殺された彼女の肉体は成熟しきることなく滅んだ。
 その為、サーヴァントとして現界したカグツチの体は神世の炎そのもので構成されている。
 Aランクの対魔力に相当する防御力と、同ランク以下の物理攻撃から受けるダメージを軽減。
 更に肉体の欠損や損傷は魔力が続く限りその場で回復する性質を持つ。

魔力放出(炎):A
 武器、ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させる。
 カグツチの場合、炎から成るその肉体から自在に放出を行うことが出来る。
 このスキルは常時発動しており、カグツチが握った武器はすべてこの効果を受けることになる。

霊神の加護:C
 火の神としての加護を他者に与える。
 炎によるエンチャント及び簡易的なブースト、その他諸々に使用可能。
 アヴェンジャーなのでランクが落ちている上、本人がやさぐれているのであまり使いたがらない。


【宝具】

『伊都之尾羽張、火葬せしは十拳剣(いつのをはばり・とつかのつるぎ)』
ランク:A 種別:対神宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1
自身を滅ぼした父の神剣、天之尾羽張。
それを記憶に基づき忠実に再現した疑似神剣・伊都之尾羽張。
正式には神器ではなく、その証拠に神造兵装としての性質も持たないが構造と性質は真作のそれに非常に近い。
太陽面爆発にすら届き得る熱量と神に対する特攻性能。溢れる炎を刀身の形に集約させて振るう神祖滅殺の十拳剣。
自身の神としての体…即ち神世の炎から熱量を抽出するため、解放の際には結構な魔力を持っていく。

【weapon】

炎で作った武器

【人物背景】

ヒノカグツチ。
記紀神話における火の神。
出産時に母イザナミに火傷を負わせてしまい、それが原因で彼女を死なせてしまった。
その後彼女は激怒した父イザナギに十拳剣、天之尾羽張で斬首され――死んだ。

経緯はどうあれ神殺しであり。
後に国を蝕むことになる呪いと誓い――
一日に千人の人間が死に、一日に千五百の子が産まれるという理が制定されるに至った遠因でもある。
以上の理由から彼女は英霊の座に登録され、形なき火の化身として聖杯戦争に召喚されるに至った。
紛れもなく神ではあるが神殺しという性質と神を憎む思考から、性質はどちらかというと神霊よりも英霊に近い。

彼女は神を憎んでいる。
何より自分を殺した父を憎んでいる。
だがそれと同時に求めている。
親とは何を考え、何を思うものなのか。
親は産まれてきた子に何を思い、何を考えるものなのか。
知りたい。教えてほしい。
おはなししてほしい。
それは死の間際に手を伸ばしても…知ることの出来なかったことだから。

【外見】

灰色の髪を腰の辺りまで伸ばしている少女。
神として正常に育っていればこうなっていたらしく、彼女は常にこの形を取る。
ただしまともな形をしているのは見た目だけで中身は十割神世の炎で構成されている。

【サーヴァントとしての願い】

お父さまと、
おはなしがしたい。
最終更新:2022年05月27日 21:21