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【二十三区内限定】緊急臨時従業員研修! 未経験者大歓迎!!【急募!】


■資格■年齢制限なし、未経験者歓迎

■勤務■一日6時間

■待遇■交通費:全額支給 

■給料■日給:100万円







某所、とある雑居ビルの一室に男女数名が集まっていた。
そこは至って平凡な事務所。
多少不安げな男女数名の前に、机を挟んで座る色黒で黒のオールバック、スーツ姿の男性がにこやかな笑みを浮かべる。


「皆さん、初めまして。今回の研修の仲介をやらせていただきます。私、黒井と申します」


黒井、と名乗る男性は、そこそこ……否、相当の美形だった。逆に、顔が良すぎて隣にいられると、自分が惨めに思える位。
胡散臭い仲介業者という立場じゃなければ俳優かモデルでもやっていておかしくない。
何故そういう界隈にいないのか怪しい程である。
早速だが、黒井は話を進める。


「皆さんにやっていただくのは、訳あって急な穴埋めが必要になった緊急臨時アルバイトです。
 ああ、ですがご安心を。応募項目にもあるよう、特別な資格は必要ない。簡単な仕事のみです」


内容だけ聞けば簡単そうな短期間のアルバイト。
だが、そんなアルバイトの日給が何故こんなにも高いのか。本当に100万支払われるのか。
アルバイトと称しているだけで、実は怪しい犯罪に関与するハメになるのでは。

不安な彼らの中で、唯一、平静を保って、あっけらかんとした態度の金髪女性が一人いた。

『白浜和美』。

彼女は裏バイターだ。
こういう怪しげな仕事を腐るほどやってきた人間である。






『プリンセスストア東京店は本日限定商品販売につきまして~~
 入店される方は待機列にお並びくださ~い!! 最後尾はこっちでーす!』

「白浜さーん! レジお願ーい!!」

「はーい!」

「在庫足りなくなったから早く出して―!!」

「了解っすー!!」

「お客様、それお一人様ひとつです!」


なんだこれ。
白浜は慌ただしくも内心戸惑っていた。
この手のバイトには『色々』あるのだが、現時点では本当に緊急アルバイトの案件である。
しかも、アニメ系の……メジャーなキャラグッズの販売だ。怪しい部分は無い。
すると、隣で作業してた白浜と同じ臨時従業員が「アレ」と呟く。


「……ねえ。外に黒井さん、いない?」

「え、どこ?」


臨時従業員はショーウィンドウの向こう側を指さすが、白浜は黒井を見つけられない。
あれほどの容姿だ。
見つけられない方が、どうかしてる。
白浜は平静に言う。


「さぼらないか監視じゃない?」

「……白浜さん。その……今更だけど、なんなのかな。これ。こんなんで百万貰えるって……変じゃない?」

「あ~~……そりゃ変とは思うよ。一見なんともなくても、『曰く付き』な案件だったりするじゃん」

「だよね……」






「これ全部……ですか」

「そうそう! 一回全部棚から下して、水拭きと空拭きお願いね!!」


翌日は古本屋の清掃だった。
相当数ある本を取り出して、棚を清掃する。相当の重労働だった。

白浜が「結構体力いるな~」とぼやく一方。
連絡先を交換した臨時従業員は、ゲッソリして顔色が悪すぎた。手元も覚束ない。
白浜は声をかけた。


「大丈夫? 昨日ので疲れた??」

「う、ううん……ね、ねえ。昨日、黒井さんと会わなかった?」

「オタク店のところで?」

「ちっ! 違う……!! バイトから帰る時! 家の近くでっ」

「見てないけど。会ったの?」

「……うん。顔はよく見えなかったけど、た、多分」

「……私は会ってないよ」


裏バイターとしての勘で、白浜は現状を整理する。


(やってる事、自体に問題はなさそう……犯罪っぽい感じでも『ヤバイ』類でもない。
 異変があるのは、あの子が黒井さんを見かけたって情報だけ……もしかしてバイトはフェイク?)


そして、白浜のところにもやって来た。
バイトが終わり、自宅マンションに戻ると、真っ暗な室内に誰かが突っ立っていたのだ。
咄嗟に白浜が灯りをつければ、誰かは跡形もなく消えている。

誰だっただろうか。
例の臨時従業員が口走っていた黒井の事を脳裏に浮かべる白浜。


(確かに……それっぽい感じだったような。でも、顔とか見えなかった)


まだ、断定してはならない。







翌日。
集合する事務所に、顔色が悪かった臨時従業員の姿はなかった。もう一人、同時期に入った男性もおらず。
心なしか、全員の顔色は良くない。
白浜もアレから寝付けなかった。部屋を暗くすると、無性に闇が恐ろしく感じたのだ。
一方の黒井は、営業スマイルで今日のバイト先を提示してくる。
白浜は念の為、姿がない二人のことを黒井に尋ねたら……


「実は連絡が取れなくて困っているんです。
 今日はお二人がいない分、負担がかかるかもしれませんが、その分、給与に上乗せさせていただきます」


と、普通なら嬉しい言葉を貰ったが――これは裏バイトだ。日給100万の。
もう何かが起こり始めている。

今日のバイト先は病院。
最近、不眠症で苦しむ患者が多く、その事務対応の助っ人。
白浜自身が寝付けなかったのに、同じ症状の患者を対応するなど皮肉なものだ。
だが、こうして周囲を伺うと行方知れずになった臨時従業員と同じ雰囲気の患者が、心なしか多い。


「白浜さん。次、お呼びになって」

「あ、はーい。雲母坂さーん」


珍しい苗字だなと白浜が名前を呼ぶと、高校生くらいの少女がやって来た。
彼女には頬に傷があって、不意に話しかけてしまう。


「その傷、どうしたの?」

「……アンタには関係ないでしょ」

「夜眠れないんだ? 私も昨日ちょっとねー」

「違う。これママ……お母さんの薬だから。アンタ、事務なのにお喋りすぎ」

「へ~偉いじゃん」

「人の話、聞いてる?」


そしたら、唐突に事務作業をやっていた臨時従業員が叫びながら立ち上がる。


「お、思い出した! 何をやっていたんだ、私はっ!! これは一体、どういう……ま、まさか、あの男!」


意味不明な独り言と共に、その従業員が飛び出すので白浜が「おい!仕事中!!」と掴もうとしたが
従業員は凄まじい腕力で振り払い。一目散に病院のドアへ向かった。


「私が聖杯を獲得する! 私が貴様のマスターだあああああああっ!!」


その有り様は最早、狂人の一種だった。
白浜はギョッとする。
狂人と化した従業員が途中、すれ違ったのが黒井。いいや、黒井のような何か。従業員は彼に気づいていない。
何故、黒井だと白浜は認めなかったのか。

ソレには顔があるべき場所に、ぽっかりと何処までも続く空洞が開いていたから。
白浜が我に返った時。黒井のようなものは消えていた。






翌日。


「彼はクビにしました。当然です。途中で職務を放棄したのですから」


事務所で集まった皆の前で、黒井はサラリと伝えた。いつも通り、営業スマイルで。
だけど、誰一人不平不満を漏らさなかった。
異常なのは確かだが、全員が給与目当て、それぞれの事情で裏バイトに挑んでいるのだ。


(昨日は特に何もなかったなー)


夜眠る前に、異常が起きるかと身構えていたが、そんなことは無かった白浜。
今日のバイト先は、ある宴会場。
どっかの大企業の宴会対応。これも割とよくある普通の仕事だ。

白浜は、また別の異変に気づく。
それは他の臨時従業員たちの職務姿勢が、積極性を増した事。
顔色が悪いのはなんのその。自分から仕事を探し向かう……基本的な事かもしれないが、彼は鬼の形相で恐怖すら覚える。

一方で、白浜はマイペースだった。
しょっちゅう、客と話し込んでしまう。他の臨時従業員に注意された。


「……白浜さん。戻った方がいいよ」

「あ……すみません。私、仕事に戻るんで」


持ち場に戻ろうとした矢先、先程の臨時従業員が白浜を呼び止めた。


「待って。白浜さん……ひょっとして貴方、記憶は戻ってないの?」

「記憶?」

「……やっぱり。戻ってたら仕事サボらないし……」


何のことかと白浜が問う前に、臨時従業員の方から言う。


「白浜さん。私のこと、信じて欲しいの」

「……どういうこと?」

「詳しくは説明できないけど……白浜さんはきっと巻き込まれちゃったんだと思う。私、無関係な人は殺したくない……
 だからお願い。このバイト辞めないで。続けて欲しいの。私が何とかするから……」


訳が分からなかった。白浜は頷くだけだった。




それ以降、バイト終了まで異常はなかった。
白浜が例の臨時従業員に事情を尋ねても「話しても意味ないと思うから」と口を開いてくれない。

妙な幻覚も何故かピタリと止んだ。
白浜は眠るのに苦も何もない訳なのだが……他の臨時従業員は相当やつれている。
それでも、彼らは取り付かれたように働き続ける。自分と彼らの違いとは何か? 例の記憶が関係しそうではある。

白浜が帰路についた時。
向こうに黒井の姿が見える。
再び例の幻覚が始まったかと構えた矢先、その黒井には『顔』があってにこやかに笑っていた。


「おや、白浜さんじゃないですか。お疲れ様です」

「……あ。ども」

「これから焼肉でも食べようかな~と思ってたんですが、どうです? 折角ですからご一緒に」

「ええ~。私、手持ちそんなに無いですけど」

「私が奢りますよ! これも何かの縁でしょうから」

「じゃあ、遠慮してー」


白浜は決して、この裏バイトの陰謀を解き明かしたいのではない。
触らぬ神に祟りなし。
深入りする事は身の破滅を招く。だが、このバイトにおいて何が深淵なのか判断する必要がある。
白浜は、眼前の男が要因だと睨んでいる。

だからこそ……深入りしない。


「白浜さんは何故、裏で働いているんです?」


今の所、普通に食事をしながら黒井がふと質問してくる。
仲介業者からそんな質問された事ないので、白浜は少々驚く他所に、黒井がつらつらと語った。


「裏を尋ねる皆さん、色々事情がありますよ? 家族の治療費の為とか、借金の返済とか、個人的な問題とかね。
 しかし、貴方の場合はそういう問題はないじゃありませんか。
 ……おっと、すみません。立場上、ある程度、皆さんの素性を調査しているものでして」

「あー……私、ちょっと場違いかもしれないすね」


白浜は、ハイリスクハイリターン上等で大金を稼ぎたいだけだった。
彼女の目的は、彼女の夢の為だけ。
気まずそうに白浜が答えた。


「私、夢があるんです。……世界一周!」

「ほお」

「ツアーとかじゃなくて、世界中隈なく見て回りたいんです。でも無茶苦茶お金が必要じゃないですか。だから、裏で稼ごうって」


借金とか深い事情あって裏にいる人間からすれば、彼女の願いはお門違いかもしれない。
でも、彼女にとっては大事な願いだった。
一方で、黒井は目を見開いて歓喜と興奮混じりに言う。


「いいですねぇ! 休暇!! いやぁ、私も馬鹿……痴呆老人共の介護のせいで長期休暇が取れないんです。
 酷い話です。最後に映画鑑賞したのはいつの『時代』でしたかね?
 まともな観光はした事ありませんし、僅かな合間に暇つぶしを嗜む程度ですよ」

「あー……結構忙しいんですね? 黒井さん」

「今の話を聞いて、私も決めましたよ。私の願いは長期休暇にします! ざっと一億年」

「アハハ。一億年すか~?」

「これでも『短い』ですよ? 私の働きに似合った年数なら百億年は要求しても許されるでしょうから!
 まあ、もし一億年休暇が取れたら、白浜さんの旅行のお供になりますよ。たかが一億分の数年です。大した事ない」

「うーん。申し訳ないんですけど、もう予約埋まってます。友達のユメちゃんと一緒に行くんで――」



ユメちゃん?



アレ、あれ待って。嘘でしょ。…………忘れてた? ユメちゃんの事。
白浜は息を飲んだ。
裏バイトで知り合った友人は、今はどこにもいない。自分がどこかに行ってしまったのか?
ハッキリしたのは――例の臨時従業員が述べてた『記憶』の意味が理解できた。


何故か、自分の記憶が蓋されていた。

何故か、未知なる知識が入り込んで来た。


聖杯戦争――……



不味い。
ここ自体が普通じゃない。ユメちゃんもいない。逃げないと――
危機感を露わにした白浜がチラリと黒井の方を伺えば、彼の顔がなくなっていた。
顔面にどこまでも続く深淵の穴がポッカリと開いて、空洞からは不気味な空気の通り抜ける音が響く。
しかし、風の音に中に笑い声が混じっているように聞こえる。

刹那。
白浜が思い出す。
黒井の気にしていた者、聖杯の単語を口にして去っていった者、誰一人黒井に異論を言わず働いていた者。
自分がうっかり漏らした言葉が蘇る。


『友達のユメちゃんと一緒に行くんで――』


そして、眼前にいる顔のない男。



「あ」



(ヤバイ………これ、私………死ッ………)



「あ、ああ、ああああ~~~っ! 世界一周したらクタクタで疲れてるかも!? 日本に帰ったら温泉でも行きたいなぁ!!?
 黒井さん! 一緒に温泉行きましょうよ!! 日本中の温泉巡りとかどうです!?」


無茶苦茶早口で白浜が叫び終えると、ケロっとした黒井の表情がある。


「温泉? 草津温泉とかですか。ふうむ。あの辺りは縁遠い土地ですし、足を運んだ事ありませんねぇ」

「い、一度は行きましょう! 旅費は私が払いますから!!」

「本当ですか?」

「勿論!」


渾身の勢いで乗り切ったと安堵した白浜に、黒井はにこやかに告げた。


「では、よろしくお願いします。『マスター』」







「え」


我に返ったら、白浜がいるのは自宅マンションのリビング。
記憶は……ある。
聖杯戦争の知識もある。それから……例の黒井と名乗っていたサーヴァントが眼前にいたままだった。


「改めて自己紹介します。日頃は怠慢働いているロクでなしの屑共を世話している……えーと、どれを名乗りましょうか?
 取り合えず『ニャルラトテップ』にしておきましょうか。面倒でしたら『黒井』のままでも構いませんよ?
 名前なんて、無いようなものですから。クラスは『ムーンキャンサー』です。知人のクラスのパクリなので深く考えないで下さい」

「……えっと」


混乱気味の白浜がようやく喋った。


「さっきまで……私と働いてた人達は……」


黒井が僅かに真顔となってから、不敵に吹き出す。彼の表情は今まで見た中で、最も邪悪だった。


「やだなぁ。マスターは記憶を取り戻して、すぐ私を召喚したじゃありませんか。彼らは『何でもない』ですよ」

「……そうだっけ?」

「先程の光景は、ちょっとした幻覚。私がマスターを観察する為のものです。お陰でマスターの人柄がよく理解できました」

「………」


本当に?
問い詰めたかったが、白浜は口を閉ざした。
触らぬ神に祟りなしである。コイツは深入りしない方が良い奴だ。


「ちなみに一億年の長期休暇は本気で願いますよ。マスターの世界一周にもついて行くので」

「――は?」

「ですから『ついて行く』だけです。私の旅費は自費ですし、遠くからお二人を観察するだけです。邪魔はしませんよ?」

「ストーカーかよぉオォォォォッ!! 草津に連れて行ってやるからついてくんじゃねえ!」






『次のニュースです。都内で男女の変死体が発見されました。

 死因は現在わかっておりません。

 ■■時頃、近くの高校に不審なワゴン車があると通報があり、駆け付けた警察官が調べた所。

 男女の数名が車内におり、警察官の声かけにも反応せず。

 異常を感じた警察官がワゴン車をこじ開け、確認すると、車内にいる男女全員の死亡が確認されました。

 目撃者によると、被害者の形相は恐怖で歪んでいたとのことです。現在、事件・事故両面で捜査しております』






【真名】
ニャルラトテップ@クトゥルフ神話

【クラス】
ムーンキャンサー

【属性】
秩序・悪

【パラメーター】
筋力:- 耐久:- 敏捷:- 魔力:- 幸運:- 宝具:EX


【クラススキル】
対魔力:-
 『無貌』による魔力の値によって上下する。


【保有スキル】
無貌:EX
 貌がなく顔もない。
 変幻自在ゆえ、周囲のものを『ナイアルラトホテップ』として同化、影ないし闇と化し攻撃。
 パラメーターと対魔力は形態によって変動する。


トリックスター:A+++
 世界はおろか宇宙全てをかき回すトリックスター。
 カリスマ等の権力スキルの無力化と本来持ち得ないスキルを短期間獲得できる。


正気喪失:A+++
 混沌は狂気をまき散らし、精神を崩壊させる。


這い寄る混沌:A(EX)
 一種のストーキングスキル。
 ニャルラトテップが観測・観察した対象を追跡し続けられる。
 宝具と組み合わせると対象の魂が崩落するまで、終わらない。
 ただ、追跡するかは彼の気分次第。面白くない人間、好きでもない奴に使うことはほとんどない。


神性:-(A)
 その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。
 ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。より肉体的な忍耐力も強くなる。

 本来なら高い神性を誇るのだが、それだと聖杯戦争への召喚がされにくくなるので
 『無貌』のスキルでなかった事にしてる。汚いな、さすが混沌きたない。



【宝具】
『無貌の月』
ランク:EX 種別:観察宝具
 あらゆる人間、全ての精神に這い寄る異形なる神の本質そのもの。
 自らの影を拡大させる事で周囲を虚数空間に変換。
 無条件に対象の記憶・精神、あらゆる情報を観察する。
 サードアイによる虚数空間からの観察の為、精神耐性などで観察そのものを妨害できない。

 ……ただ、それだけ。ただそれだけの能力である。それ以上も以下もない。
 ニャルラトテップ自体は何もせず『観察』するだけなので、害意はない。
 一個人を映画鑑賞の如く観察し、愉しんでいる。

 本来なら、観察対象はニャルラトテップを認知できないのだが『正気喪失』による隠せない狂気のせいで
 彼がただ観察するだけで対象の正気が削られる被害を受ける。



【人物背景】
数多の異名と貌を持つ『混沌の神』。アザトースが自らの分身として産み出したものの一つ。
アザトース以外に他の神々も含めた、彼らのメッセンジャーであり、彼らを管理するもの。

それらを管理しているのは、彼らを含め、宇宙全土のバランスを保ち、
いづれ来る日に彼らを用いて宇宙を混沌へ落とし込む為。
人間を含め、あらゆる全てが彼にとってゲームの駒に過ぎず、彼曰く遊び道具をメンテナンスしてるだけ。

……とは言え、異形の神の中でも変わり者のせいか。人間は気に入っている種族らしく。
時折、人間をストーキングしたり、異空間に監禁し色々試したりと暇つぶしをする。
こんなんだから監禁系ヒロインAIと気が合うんだろう。

そういえば自分って長期休暇とった事ないな、と気づいて、割と本気で長期休暇を願うつもりである。

ちなみに『この』ニャルラトテップは生ける炎に滅ぼされた化身の一体。
化身といえど『ニャルラトテップ』。
なので、ほぼほぼ『本体のニャルラトテップ』と同一である。


【外見】
色黒で黒のオールバック、スーツ姿の男性
しかし、その気になれば何にでもなれる


【サーヴァントとしての願い】
一億年の長期休暇



【マスター】
白浜和美@裏バイト:逃亡禁止


【聖杯にかける願い】
元の世界に戻る
あと、ストーカーはやめろ


【能力・技能】
彼女自身に能力はないが、裏バイトでちょっとした異常は経験している。


【人物背景】
裏バイターで、数々の裏バイトを引き受け、五体満足で生還し続けている。
夢は世界一周。
最終更新:2022年04月12日 22:12