夢を見た。
一人の大男と、もう一人の男が二人で笑い合っている夢を。
なんとも仲の良い光景で、いつまでも続くのだろうとも思える程に。
悪戯をしたり、喧嘩をしたり、悪党を成敗したり・・・・・・実に自由気まま。
だが、一人の梟によって、その絆は戻ることのない亀裂が入った。
男は助けに向かった先で見たのは、
文字通りの死屍累々の中に立つ友の姿。
友は一人の梟によって修羅の道へと歩みだし、
覇道を突き進み、二人が恋した女性でさえ、天下の妨げと称し殺める。
袂を分かった友は、やがて天下統一を果たした天下人となった。
見滝原の中に小ぢんまりと存在する居酒屋。
時代の先を行くような町並みの中では少々場違いだが、
言い換えれば、此処は古き趣がある店と言うことで、
客足はそれほど遠のいている場所ではない。
「はい、これカウンターの方によろしく。」
「あいよ、じゃなかった、わかりました!」
見滝原のとある居酒屋にて、一人の男が必死に働く。
男の姿は、はっきり言ってこの街には似合わなかった。
いや、この街でなくてもこの男の似合う場所は限られるだろう。
黄色い羽織や虎の毛皮の手袋とどれも目立つ奇抜な恰好だ。
京都のような場所であれば、整った顔も相まって歌舞伎の役者に見えるが、
このビルが並び、技術が進んでいる見滝原では余りに場違いであった。
此処に鍵っては、店に多少は馴染んでるお陰で注目はされるが、訝る視線は少ない。
「お疲れさん・・・・・・っじゃなかった。お疲れ様でした。」
陽はすっかり沈んだ暗い夜空の下、青年は蛍光灯が照らす暗い夜道の中、帰路へ向かう。
疲労が目に見えてわかる、けだるげな表情と猫背で束ねた髪を揺らしていく。
そんな表情で向かう家は、お世辞にもいい物件とは言えない安物アパートだ。
かろうじて風呂と言った生活に欠かせないものはあるが、所詮それだけである。
日当たりがいいわけではないし、ベランダがあったりするわけでもない。
部屋もそう広くはなく、いかにも貧乏人が住むような場所だが、これが彼の自宅とされていた。
「今思うと謙信のところや前田家って、広かったんだな。」
アパートを前に、軽くため息をつく。
彼、前田慶次はこの世界の人間ではない。
もっと古い、それこそ戦国時代の人間だ。
前田の風来坊、そう呼ばれるほどに日ノ本を歩いた風の子。
今は数百年未来の、この見滝原に招かれた聖杯戦争の参加者の一人になる。
彼が違和感に気づくのは、そう難しいことではない。
簡単に食料が調達できるし、寒暖双方においての対策も容易。
伝文なんてせずともメールやSNSでの情報の入手が可能な社会。
慶次がいた時代では、どれも考えられないような場所なのだから。
そして、この舞台における彼の役割は、所謂『フリーター』だ。
実家とされる場所からの仕送りと、自分が稼いだ資金でやりくりする、
身も蓋もない言い方になってしまうが、負け組のようなものであった。
不満はある。後の未来の選択肢によっては彼は雑賀衆に就くことになるが、
彼は自由気ままに動く以上、縛られて生活することは余り好きではない。
見滝原から出られたのならば、今の日ノ本を歩く風来坊になっていただろう。
今は慣れない敬語に慣れない仕事、心身ともに疲労は蓄積していくばかりだ。
「お、今日は魚か。」
どこかの換気扇から流れてくる、焼き魚の匂い。
疲労がたまった彼にとって、大変食欲をそそらせる匂いだ。
特に、この仕事に慣れるまでは大変で、料理がまったくできてない。
卵かけご飯だのレトルト食品だの、或いは何も食べずに寝てる。
だから焼き魚とかの簡単な調理でも、慶次にとっては高根の花のような存在だった。
「・・・・・・あれ? 俺ん家?」
今の時間帯で料理とは珍しいと思ってると、
匂いの元は、二階の慶次が住むことになってる場所からだ。
換気扇は回っており、そこから漂ってくるので間違いはない。
空腹と言うこともあってか、慶次は急いで自宅へと走り、扉を開ける。
戸と違ってドアノブと言う、当時にはない技術が使われているが、
聖杯によって現代の必要な知識は提供されたおかげで、特に不自由はない。
「ただいま!」
「おかえりなさい、マスター。」
帰宅すると、玄関の近くの台所から、一人の女性が言葉を返す。
黒を基調とした、腹回りを露出させた軽装に、
その上にエプロンを羽織った、緋色の髪の女性だ。
仕事から帰ってくるとエプロン姿の女性が待っている。
何とも羨ましい話だが、二人はそういう単純な関係ではない。
今相対する彼女こそ、慶次がこの聖杯戦争における駒、サーヴァントになる。
クラスはアーチャー。可憐な顔とは裏腹に、慶次も驚くほどの実力を有していた。
慶次のいた戦国乱世でも、十分通用するのではないかと疑うレベルの、一騎当千の実力者。
・・・・・・エプロン姿の今では、そういう印象はあまり感じられないが。
「あれ、さーヴぁんとって食事の必要ないって聞いたけど、俺の間違いだったか?」
サーヴァントにとって食事は必要がない。
必要なのは、マスターからの魔力供給だけだ。
一応魔力供給の代替えになるが、そう多くもない。
聖杯戦争の知識はマスターとしての自覚を得た時から、一通りは手にしている。
今までも食事をしてる場面を見たことがなければ、冷蔵庫も減った覚えはない。
今の状況とそれは矛盾しており、聖杯の知識をちゃんと受け取れてなかったのかと記憶を掘り返す。
「いいえ。私は必要ないけど、最近の貴方を見て、ちょっとね。
他のサーヴァントの動きも今のところはないみたいだから、
暇があってしていたのだけど・・・・・・迷惑だったかしら?」
最近、確かに彼の食生活は大変乱れている。
アーチャーは不憫に思い、空いた時間で料理に励んでいた。
もともと狩人だったので、こういう調理には手馴れている方だ。
「ああいやいや全然! 寧ろ、すごく助かってる!
まつ姉ちゃん・・・・・・えーっと、俺には姉がいてさ。
いつもまつ姉ちゃんがしてるから、てんで料理は苦手で。」
後頭部をかきながら照れくさそうに慶次は笑う。
恋人と言うわけではないが、こうして待ってくれる人がいて、
料理をしてくれる美人がいるという点は、聖杯戦争の数少ない喜びだ。
素直に喜べるわけではないが、実際嬉しいことに変わりはない。
「もう少しでできるから、待っててもらえる?」
「あいよ、じゃあ俺は飯よそってくる。」
アーチャーが焼き魚をちゃぶ台においた後、
台所の掃除にかかり、片づけを終えて狭い部屋へと戻る。
押し入れ以外は小さい冷蔵庫とちゃぶ台と、最低限の環境を用意しただけの質素な部屋だ。
ちゃぶ台に並ぶは白米とみそ汁と焼き魚、正統派な和食だろう。なんらおかしくない。
「あら?」
ただ、おかしいのはその数。慶次の向かいにも同じものが置かれている。
魚だけ少々拙い切り口で、量もそのまま半分にして少なかった。
「魔力の供給さえあればいいって言っても、
一人で食っても寂しいだけだから一緒にどうだ?」
「食費、大丈夫なの?」
「聖杯戦争が何カ月もかかったら危ないけど、
それまでに終わるだろうし、大丈夫だって。」
この生活で二人分の食事は中々厳しいだろう。
一年もすれば本格的に響くであろう出費になるが、
そもそも、彼にとってこの役割は全て偽りでしかない。
特にこの聖杯戦争は慶次のいた時代の戦と違い人数は少なく、
場所もこの町のどこかで、時間も費用も全く掛からないだろう。
場合によってはただの帰り道で出会うことすらありえるのだから。
今すぐはともかくとして、多少の出費は対して気にしなかった。
「ありがとう、マスター。」
「あ、それとますたーってのはやめないか?
俺、誰かの上の立場ってのはいまいち苦手なんだ。
それに、誰かに聞かれたら色々面倒だし、慶次でいいよ。」
「確かに、そうよね。気を付けるわね・・・・・・えっと、ケイジ。」
「そうそう。」
「で、そこでまつ姉ちゃんにしかられちまって。」
「フフ、そのには頭が上がらないのね。」
食事を共にしながら、二人は談笑に花を咲かせた。
聖杯戦争のマスターとサーヴァントと言う主従関係はなく、
さながら同じ住居に同居している住人のような雰囲気だ。
まじめに聖杯戦争に取り組んでるマスターが見たら、呆れられるだろう。
「・・・・・・アーチャー。」
話がひと段落ついたところで、慶次は箸を休める。
楽しくはあるが、やっと仕事に慣れて落ち着ける時間を手にできた。
今までろくに話し合う時間がなかった以上、今話さなければならない。
「何?」
声のトーンが低くなった慶次に、
アーチャーも箸を休めて、表情を変える。
談笑とは別の話、聖杯戦争についてなのは察していた。
聖杯戦争について話すことを今までしてこなかったが、
仕事が落ち着いたら話すと、事前に慶次に言われたからだ。
初日から切り出したかったが、召喚と同時に疲労で寝たり、
疲れ気味の彼に追い打ちをかけるのは少々忍びないと思い、
中々切り出せないまま今日まで引き延ばすことになった。
「考えたんだけど、俺はやっぱり聖杯が欲しいって思えないんだ。
確かに、俺にだって聖杯の力がないと無理な願いはいくつかある。
けど、戦は嫌いなんだ。喧嘩は好きってちょっと矛盾してるけどさ。」
叶えたい願いはたった一つ。
嘗ての朋───豊臣秀吉とまた話し合うことを。
けれど、死者は現世にいてはならない考えを持つ慶次にとって、
死者の復活と言うのは、してはいけないものだと思っている。
しかし、何よりもしたくないのは『戦争』をするということ。
喧嘩は好きだ。お互いの気持ちが伝わって、お互いに心が通うから。
けれど、戦国乱世に生きた人間だが、慶次は人を命を奪う戦を嫌う。
此度の聖杯戦争は文字通り戦争、喧嘩とはわけが違う。
「年齢や性別、一切の区別もなく戦いに巻き込む・・・・・・徴兵よりも質が悪い。
戦を望んでもない奴を、俺は相手にしたくはないんだ。わかってくれるか?」
何よりも、無作為と言うことが戦いたくない理由だった。
場合によっては、村人のような剣を振るったことのない人、
子供のようなまだ戦が何かを知らぬ者を相手にすること。
慶次にとって、なおさらしたくないことだ。
彼は日ノ本を焦土とする織田でも、
国の為なら自分ですら切り捨てる毛利でもない。
ここにいるのは戦国乱世で不殺を貫く天下の傾奇者。
少しの間を置いた後、アーチャーは答える。
「私はサーヴァント。貴方が言うなら、それに従うわ。」
「そっか、そうだよな・・・・・・って、ええっ!?
え、いいのか!? あんたも願いあるんじゃないのか!?」
驚くほどあっさり意見が通り、慶次は軽く焦る。
サーヴァントは願いをもって召喚に応じると言う。
だから願いを持たないはずがない。俗的な理由であっても。
マスターの意見一つで諦められるような願いとも思えない。
「私にもあるわ。人から疎まれたことや、変えたかったことはたくさん。
でも、それを変えて、その先の私が出会ったものに繋がらなかったらって思うと・・・・・・」
表情を曇らせながら、アーチャーは語る。
彼女は狩人として天才だった。どんなものでも射抜けて、
獲物を逃さない常軌を逸した視力を有した、その魔眼。
余りの強さに、嘗て自分を化け物と称したほどに。
「不幸もあったおかげで、私は今に辿り着いた。
友達ができて、親友とも仲直りできて、皆で食事して。
そんな人にとっての当たり前の日常を、私は手にできた。」
『もう誰にも君を化け物とは呼ばせない。私にも、君自身にもだ。』
あの時、距離を置いた友に言われた一言が脳裏に浮かぶ。
自分が化け物でなければ、彼女を裏切ることになるとある弓に唆されたが、
友と邂逅したときにそれを言われ、化け物であろうとする呪いから彼女は解放された。
「マイナスがなかったら、今の私はいない。だから、私はもういいの。」
「そっか・・・・・・ありがとな、アーチャー。」
アーチャーの独白を聞き終え、慶次は安堵の息をつく。
目的がアーチャーと相反するものではないと言うのはあるが、
どちらかと言えば、友との決着をつけることができたという意味もある。
自分のように決着をつけられなかったら、どんなに辛いかは痛感している。
出会ってそう長くはないが、そうならなかったことを慶次は嬉しく思えた。
「さてと、難しい話はこれぐらいに早く食わないとな! 腹が減ってはなんとやらだ!」
気持ちを切り替え、太陽のような明るい表情で食事を再開する。
戦いの時が来ても、これで安心だと言わんばかりに。
(・・・・・・本当に、それでいいの?)
ああは言ったが、アーチャーは悩んでいた。
嘘ではない。聖杯があれば、化け物と言われた過去を、
傷ついたあの過去を消すことだって容易にできるのだから。
けれど、その先にあったのは団の皆と欲し続けた日常と、親友との仲直り。
過去を変えた先に、同じ道をたどることなど不可能だ。願うものではない。
問題は───マスターのことだ。自分は友との亀裂を戻すことはできたが、彼は逆だ。
アーチャーが今朝見た夢は、紛れもなく慶次と彼の友人の過去だろう。
決着をつけられないままある男に、それも仲のいい相手によって友はこの世を去った。
自分とは違い、友とは何もないままの現在。アーチャーはそれが不憫に思えてならない。
本当はまだ悩んでいるのではないかと、窓から空を眺め、思う。
空はこれから行く聖杯戦争の道を示すかの如く、漆黒の曇り空だ。
これは、絆を取り戻せたサーヴァントと、取り戻せなかったマスターの物語。
【クラス】
アーチャー
【真名】
ソーン@グランブルーファンタジー
【属性】
秩序・中庸
【ステータス】
筋力:C 耐久:C 敏捷:B 魔力:A 幸運:D 宝具:B
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない
単独行動:A
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力
ランクAならば、マスターを失っても一週間の現界が可能
十天衆はその強さと、もともと団としての関係が深くないのもあってか、
基本的に単独行動で事を済ませることが多く、ランクは高い
【保有スキル】
十天衆:C−
全空に名を轟かせた、最強の集団『十天衆』
ソーンはその一人であり、最強の弓使いとされる
幸運判定に成功(或いは失敗)すると出会っただけで真名が看破されてしまうが、
同時にその脅威を知り、恐慌によるバッドステータスの付与
強者を前に高揚するタイプや、感情がない相手にはただのデメリットの塊である
全空に名を轟かせても、田舎者は知らないこともあるらしい
魔眼:A-
狩人であることを抜きにしても、彼女は人から外れた視力を持つ
魔導弓の特性と組み合わせれば、小島程度ならばどこにいても彼女の射程とされるほど
一方、視力がよすぎるので、日差しが強かったり海面など光が反射する場所では仇となる
この状況下に陥った場合ステータスのランクは全て二段階ダウンと大幅に下がり、
後述する天性の狩人もスキルの全てが発動しなくなるデメリットも抱えている
ビルが並ぶ見滝原の地では反射するものは少なくないので、昼間の戦闘は厳しい
対策に魔力がこもったサングラスがあるが、着用の際に魔眼はC相当に落ちる
ただし、ステータスのダウンもスキルの無効もなくなるので背に腹は代えられない
天性の狩人:B
視力のよさと才覚により、彼女は狩人としての能力は非常高い
このスキルにより彼女の攻撃は全てが対軍宝具と同等の捕捉が可能
多数の敵に立ち回ることが可能とされるが、魔眼が機能してなければ効果を失う
また、このスキルが発動する限り、彼女の矢にはバッドステータスを付与する効果を持つ
あくまで付与するだけで、そのバッドステータスは耐性や幸運判定によって決まる
ステータスの低下以外にも毒、腐敗、魅了、中には即死まであるが、
即死は彼女の幸運もあいまって、決まることはよほどのことがないと不可能
【宝具】
魔眼の一矢(アストラル・ハウザー)
殲滅の鏑矢(アステロイド・イェーガー) ※二王の諍い使用後
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:測定不能 最大捕捉:1~100
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:測定不能 最大捕捉:1~300 ※二王の諍い使用後
槍のような巨大な矢と無数の矢を放ち、刺さった矢は中心に渦巻く光を放つ
巨大な矢をヒットさせた相手に次の矢をヒットさせると、一定の確率で相手を麻痺。
サーヴァントのステータスのランク(敏捷のみ二段階)を一つ下げるが、これも幸運判定に注意
空の世界では規格外たる存在と耐性を持つ者を除き、あらゆる行動を封じる凶悪奥儀だったが、
サーヴァントという存在である以上、その力が十全に発揮できるわけではない
二王の諍い使用後は無数の矢とともに通常以上に巨大な矢を放つ方へと変わり、威力が上昇
さらに霊核への攻撃が通しやすくなるものの、彼女の幸運はさほど高くないため不安定
二王の諍い
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:1~100
空の民の切り札である天星器の一つ『二王弓』
弓をこちらに変えることでソーンの全てのステータスに+が付与
使用の際には令呪一画は要求されるほどの魔力消費を伴うものの、
一度発動すれば暫くの間はその状態を維持しての行動が可能
二王弓が破壊されると、聖杯戦争において使用は出来なくなる
【weapon】
浮遊リング
足に備わってる輪は、空を飛翔することを可能としている
高度は特に制約はないと思われるが、生身ゆえに肉体への影響からか、
作中においては狙撃銃の射程に入る程度の高さまでに留まっている
ダメージを受けたり集中力が切れると機能を失い、墜落の危険も伴う
魔導弓
彼女が使う矢は魔力で作り出した矢であるため、
魔力が尽きない限り、矢が尽きることは決してない
同時に魔力を消費するため、対魔力の影響を受けやすい
また普通の矢ではないので、軌道を逸らした狙撃も連射も乱射も可能である
二王弓
覇空戦争時代、空の民の切り札とされた武器『天星器』
二王弓は全てを射抜くとされるほどの強力な力を持つが、
完成に至ってもそこまでの強さは発揮できないと思われる
依り代と属性の力を付与することであらゆる属性になれるが、
ソーンが所有している都合、二王弓の属性は【光】になっている
なお、この武器には意志が宿っていて、一時期ソーンを唆したこともある
今は次の逸材に出会うまではソーンの武器として従うつもりのようだが、
この聖杯戦争でソーン以上の射手を見つけた時、彼は・・・・・・
狩人
武器と言うわけではないが、生まれた土地では彼女は狩りをしていた
身を隠して機会をうかがったり、急所を狙った一撃などの才覚は十分で、
動物の血抜きや皮を剥いだりといった解体にも精通してはいるが、
人工的な見滝原では、後者は発揮しにくい能力になるだろう
サングラス
これも武器ではないが、嘗てある海へ行ったときに、
強い日差しと反射する海辺のせいで魔眼が機能しなかったときがあったが、
ある人が魔力が込めて作ったものであり、視力はかなり落ちるが問題を回避できる
【人物背景】
全空最強の集団、十天衆の一人にして最強の弓使い
魔眼やその強さから化け物と呼ばれるほどの存在であり、
二王弓にすら次の逸材は千年後と言わしめる程の射手の腕前を持つ
本当は寂しがりやで友達や仲間と一緒にすごすのを夢みた、ある意味一番人らしい性格
生前、ある団との邂逅によりその願いは叶い、親友との悔根も既に過去のものとなっている
十人全員による食事など、彼女が願った一般的な日常は手にできた
【方針】
マスターの動向に従う、だが・・・・・・
一先ず敵状視察をしながら時が来るのを待つ
【聖杯にかける願い】
既に彼女は望むべき願いは叶った
変えたい過去はあれど、それがあって今の自分がある
だが、自分と違ってマスターは何も終えてない
それでいいのかと、今も心のどこかで悩んでいる
【マスター】
前田慶次@戦国BASARA3
【能力・技能】
武将
大変ぶっ飛んだ戦国時代の世界にもれず、彼も十分ぶっ飛んでいる
胡坐をかいた状態で乗馬したり、旋風を巻き起こすのは茶飯事
大した力もない使い魔なら、簡単になぎ倒せるだろう
【weapon】
超刀
身の丈以上の巨大な刀だが、鞘に柄を挿入して紅槍としても扱う
時にはこの鞘をブーメランのように飛ばしたり、
時には刀を棒高跳びの棒のように扱ったり何をしてくるかわからない
【ロール】
フリーター
【人物背景】
絢麗豪壮
前田家の風来坊で、基本は京の都で過ごし、よく戦いに乱入する男
利家とまつの仲の良さを見続けた影響か、恋に関することでもよく首を突っ込む
空気が読めないように見えて、状況を考えてあえて空気を読まずに行くことも多数
戦国時代を生きながら、誰も殺める事はしないことにしている天下の歌舞伎者
魔王でも覇王だろうと、友人を狂わせた梟でさえも決して殺すことはしない
喧嘩は祭りと同じぐらいに好きで、悪戯好きで惚れっぽくスケベと、現代人に近い
一方で、親友の死に悩んだりとナイーブな面も持ち合わせている
癖が強いBASARAの武将の中だと普通過ぎるが、ゆえに交流の範囲は非常に広い
彼が心底嫌うのは部下も平気で捨てる毛利、秀吉を狂わせた松永、
そして彼の行く先のルートによって蘇る信長ぐらいだろう
猿の夢吉というペットがいるが、この舞台にはいない
また、死人は蘇ってはならないと思うところもある
豊臣秀吉、ならびに竹中半兵衛とは嘗て友にした友人だったが、
松永久秀によって秀吉は情を捨て、恋人のねねを殺害によって、袂を分かった
それでも友と思っており、豊臣秀吉を討った
徳川家康には複雑な心境を抱き、
前田家から離れ、武田信玄が病に伏せたことで消沈し、戦から離れた上杉軍に身を置く
戦から離れたが、運命の分岐点に向かう寸前に、彼はこの見滝原に招かれた
そんな心境の中招かれた彼は明るいように見えて、未だ悩み続けている
【参戦時期】
3におけるスタート時
上杉の頼みで雑賀衆へ使いにいくか、
今後どうするかを島津のところへ相談しにいくか
数多の分岐点を持つ男、新たな道へと歩みだした
【聖杯にかける願い】
前田の風来坊は、気の向くままに道を進むことを今はできない
【方針】
敵状視察はアーチャーに任せて、今は生活費を稼ぐ
【把握媒体】
ソーン
グランブルーファンタジーの二王弓を強化する工程~4アビ習得までのフェイトエピソード
およびイベントシナリオ『ポーチャーズ・デイ』の二種類によって把握が可能
ただ、ソーンはガチャを必要とせずとも加入できる、つまり無課金でも入手可能だが、
実装当時はエンドコンテンツとされた工程が必要で、いきなりやるとなると手間がとにかくかかる
4アビ習得に至っては一朝一夕ではどうにもならないエンドコンテンツで、動画による把握が望ましい
ポーチャーズ・デイも限定イベントの上に復刻は未定の現状、動画による視聴が必須
また、彼女に関する人物の中でもとりわけ重要なシルヴァの把握も推奨になってくる
(ただし、シルヴァとソーンのエピソードはIFになっているので混同に注意。
同じ理由で十天衆の4アビ習得でも彼女は出番があるが、これもほぼIFである)
魔導弓についてはスーテラ(風)のフェイトエピソードで言及されるが、
特に特筆すべきものはないため、見る必要はない
前田慶次
慶次の初出は2だが、設定は3準拠のものになる
また3の際に大まかなあらすじもあるので、最悪3だけでも把握可能
アニメのシリーズは原作とは違う展開を迎えているので、
キャラクターは把握できるものの、余り設定は把握できない
(特にJudge Endは3準拠だが、かなり展開が異なっていて参考は寧ろ危険)
4と4皇は3までの設定をある程度は踏襲されていても、
それでもリセットされてる部分が多く、これまた把握に不向き
(慶次が風来坊ではなく、前田家当主になっているなど)
最終更新:2018年04月17日 00:00