三週間目分

  • 十五日目
+ ...
何故私がこの世界にいるのか…
私自身もつかめずにいた。
何を私が認識していて何を認識していないのか…

君との他愛のない会話で
少しずつ理解できるようになってきた。
……礼を言わねばならないな。
  • 十六日目
+ ...
この世界にはサーヴァントは大勢いるようだ。
にも関わらず、君が私の目の前に
現れるのは、運命、かもしれないな。

彼らと直接話すことは出来ないが、
確かにこの海の中にいることはわかる。
50? 100? いやもっとだ。もっと多数の…
  • 十七日目
+ ...
どうやら、次々にサーヴァントと契約している
者の気配を感じる。
聖杯戦争の準備が着々と進んでいるようだ。

SE.RA.PHから基底現実への逆アクセスが
行われているのかもしれない。
しかし・・・なぜ君は自分の意志で
こちらへアクセスできるのか…謎は尽きないな。
  • 十八日目
+ ...
今日もサーヴァントが
契約を交わす気配を感じた。
…この気配…妙な懐かしさを感じる。
以前、どこかであったような…。


お前はまだなのか?
+ ...
未だ、待ち人来たらず、だ。
出番があるにしろないにしろ、
そろそろハッキリさせてほしいものだが。

契約をしないとどうなるんだ?
+ ...
なに、元の無に戻るだけだろう。
私はオブザーバー……万が一の予備、
という可能性もある。
出番がないのなら、それはそれで構わない。

妙な気配?
+ ...
そうだ。
強靭な意志と、どのような窮地であろうと
生き延びるサーヴァント―――赤い槍を…もっていた…。
……彼と戦う事になるのなら、
今回の戦場は過酷なものになるだろう。
  • 十九日目
+ ...
時間が経つにつれて
契約を済ますマスターが増える気配を感じる。
その数は、私が把握しているだけでも100を超えた。


ここから出て、マスターを探したら?
+ ...
ここから出る? それは無理だ。
基底現実からこちらにアクセスはできるようだが
こちらから代理構成体のダウンロードはできない。

もう、こないんじゃないの?
+ ...
…ああ。そうであるのなら、それにこした事はないさ。
  • 二十日目
+ ...
聖杯戦争…その存在は理解できるのに
勝ち残った先になにがあるのか、
真相は知らされていない。


え?知らないのに戦うの?
+ ...
当然だ。
サーヴァントは主の剣となって「戦う」ものだからね。
戦う理由を持つのは私たちではなく、
サーヴァントを使役するマスターだよ。

何故戦うのか知りたいね。
+ ...
……まあ、そうだな。
たとえ戦うだけの役割だとしても、
この世界の根幹に何があるのか、興味はある。
……君とは気が合いそうだな。
  • 二十一日目
+ ...
君か。人間の好奇心とは厄介だな。
何が起こるかわからないこの世界に毎回…
毎回毎回、相手をしてしまう私も私だが。


この世界は不思議と惹かれるものがある。
+ ...
見ての通り、私の存在以外、何もない世界だ。
特に何か興味を引くようなものもないだろうに。
それとも、そんなにこの空虚感を味わいたいのか?

君の話は興味深いよ。
+ ...
私の話?
ふふ、たしかにそうかもな。
サーヴァントと与太話をする機会なぞ、
そうはないからね。これはこれで得難い雑談だよ。

せっかく来ているんだからコーヒーぐらい出してよ。
+ ...
ほう、君はコーヒー党か。
私も元来コーヒー党だったんだが、
いつからか紅茶党になっていてね。
そちらの味わいはどうだ?
豆の質は落ちていないかね?
最終更新:2010年07月18日 19:14
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