これ[需給状態によって商品の価格が決まること]を一見すると、諸商品の相対価格は、生産過程できまる価値とはまったく無関係にきまり、また変動するようにみえる。しかし、そうではなく、価値によって確定するある範囲内で、相対価格は変動しなければならない。(98-9)
サービスであっても、それが商品という形態をとる場合には、それに投下された社会的標準的な投下労働が価値を形成する。(107)
以上によって、オートメーションの極限→利潤・利潤率=0→資本制存続不可能、という議論が誤りであることが明らかになった。(118)