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ACTA条約 - (2012/09/17 (月) 08:56:25) の編集履歴(バックアップ)


注意

デマに踊らされてないでまず条文を読め。

概要

2012.7.31 何故か(問責を見越して?)参院先議で参議院通過
2012.9.6  問責決議案が可決され野党が審議拒否する中で衆院可決、批准が決定する(一国目)
 ※民主は鳩山、川内、中山議員らが棄権。審議拒否中の三宅議員(生活)などが議場に引き返し反対の声を上げる。他、きづなや減税日本も。
  起立さえさせない「異議なし採決」。与党のみで条約を批准するのは五十年ぶりとの話も。

小泉政権が提唱した『海賊版防止条約』
内容は、実は日本基準の規制が多い。問題は大雑把に言えばただでさえ厳しい日本の著作権が条約として固定されてしまう事。
ヨーロッパの反対により、やや緩めにまとまる。
→それでも反対運動が起こったためにEUは圧倒的多数で否決。豪州もやや否定的なため、発効の用件である六カ国批准は難しい情勢。

内容について


基本的に、現行の日本の規制の方がACTAより厳しい。と言うか、「条約に従うよう法整備する→批准」なので、そうでなきゃ批准できない。
(それはACTAが緩いと言うより日本の規制がいつの間にかキチガイレベルになっていたというだけだが)

よく勘違いされるが違法ダウンロード刑罰化はACTAですら求められていない
また、ACTAの条文に非親告罪化を想定させる部分があると言うことで一時騒ぎになったが、途中リークの原案では義務づけだったが最終案では代替措置が認められるようになっていて、日本の現行法は既にその代替措置の基準にある。
まあそれでも口実にするんじゃね?的な懸念はあると思うが、ぶっちゃけACTA以前から非親告罪化の議論はあるのでACTAと関係なく注視していく必要がある。

  • 非親告罪化?
※山田奨治 BLOG ACTAノートより
第26条 職権による刑事上の執行
各締約国は、第23条(刑事犯罪)1から4までに定める刑事犯罪であって自国が刑事上の手続及び刑罰を定めるものに関し、適当な場合には、自国の権限のある当局が捜査を開始し、又は法的措置をとるために職権により行動することができることについて定める。
小倉秀夫弁護士は、7月18日放送のJ-WAVE JAM THE WORLDで、これを著作権に当てはめると非親告罪化になると指摘した。「職権により行動」は確かにそのような解釈は可能であり、そうだとすれば日本の著作権法の原則に大きな変更を求めるものになる。ただし捜査当局が「職権により行動」するのは「商業的規模」の侵害に限られる。文末が断定表現なので、この条項を満たすように国内法を整備・運用することが締約国の義務になる。ACTA交渉責任者の説明が聞きたい部分。
福井健策弁護士はこの部分について以前、原案と異なり「又は」なので非親告罪化の義務づけには当たらないとツイッターで指摘。


内容について→解説


経緯っぽい物

ACTA:参議院外交防衛委員会ダイジェスト(ACTAの参院審議。山本一太議員が無双)
2012年7月31日に参議院を通過→本会議投票結果
IWJ Independent Web Journal 2012/08/03 斎藤やすのり議員インタビュー※生活の斉藤衆院議員が出演。ACTAの問題点・それを巡る政治の情勢・政局について。
衆議院外務委員会、ACTA締結を承認(2012/08/31)(衆院審議の実況)
すとう信彦-オフィシャルサイト- 末期的週末国会内幕について。

  • 海外の動きなど

ツイートなど

https://twitter.com/hideharus/status/220499275380047873
江口秀治 Hideharu Eguchi ?@hideharus
EUサイトから。同議会はACTAを否決(賛成39、反対478、棄権165)/European Parliament rejects ACTA
http://www.europarl.europa.eu/news/en/pressroom/content/20120703IPR48247/html/European-Parliament-rejects-ACTA #知財ネタ #著作権

84oca 84@oca
EUと豪州で否決された場合、残りは日本(提唱国)・米国・カナダ・韓国・シンガポール・ニュージーランド・モロッコの7ヶ国か。(引用者注:署名国)
この内2ヶ国が否決すればACTAは発効しないことが確実になる。
ここ数年の政治情勢やEPA絡みで行くと、カナダとニュージーランドでは否決されそうな予感。
2012年6月29日 - 5:09 webから
  • この後メキシコも署名するが、議会が批准を拒否する中の署名だった
tentama_go/てんたま 2012/07/17(火) 22:55:06 via Tween
メキシコがACTAについて上院が批准を拒否したにも関わらず署名。
これについて上院と下院の全ての議員が政府のしたことを批判し、“上院の批准なしには条約が発効していない”ことを指摘。
この場合メキシコは必要な国数のどっちに判断されるんだろ・・ http://t.co/xwmMgs7D

山田奨治 Shoji YAMADA ?@yamadashoji
【速報】 #ACTA 動き出す。参議院外交防衛委員会に付託(7月25日付)。 #著作権 #特許 #actanihon #actajp

衆議院議員 斎藤 やすのり ?@saitoyasunori
https://twitter.com/saitoyasunori/status/230844116597108736
#ACTA
これ米国主導で、日本が事務局という位置づけ。米国が世界の著作権・知的財産権の覇権を握っちゃおうという野望に日本が乗った。
国民に知られると騒動になるので、しらっと通そうとしている。これはプレ #TPP 。ここからは推測。ACTA批准は日本のTPP加盟の条件のひとつ?

https://twitter.com/saitoyasunori/status/230841205766885377
衆議院議員 斎藤 やすのり ?@saitoyasunori
#ACTA
けさの「国民の生活が第一・きづな」の合同国対会議で外務政策、党総合政策担当者に私がまとめたACTAの懸案事項というペーパーを渡し、党内で議論をして反対するように提言。
民主党を含めて党内外に呼びかけます。
  • 青環法反対で有名なこの人も反対派
田中康夫 ‏@loveyassy
同じ認識です。畏友・斎藤恭紀 @saitoyasunori 議員のツイートも御覧下さい。阻止に向けて奮迅します! RT @takakuotu 参議院を通ったACTAについてどのようにお考えですか。EUではインターネットが毀損されるという事で否決されています #ACTA #TPP

  • TBSの番組にて
山本剛志(らをた) ‏@rawota
八田真行「ACTAとは模倣品や海賊版を規制する。当時の小泉総理が提唱したもので、知財立国を目指す日本の国益を確保する為に構想されたものと想像できる。5年ほど秘密裏に交渉が進められている。批准に一番近いのが日本だが、6カ国が批准しないと発効しない」 #dig954

八田真行「ACTAが成立したら条約をベースに取締法が作られる事になる」神保哲生「アメリカでは議会の反対が強く、大統領は協定だと言い張って議会の同意なしに批准しようとしている」 #dig954

八田真行「違法DLが刑事罰化されたが、ACTAはそこまで求めてない。著作権法の規制はマズい水準にきていて、他国は日本の後を追いたくないと言い始めてる。著作権侵害や違法DLを極悪犯罪と思われてるが、日常的にリンクや二次創作はやっていて、イノベーションの芽を摘む面も」 #dig954

福井健策「ACTAの基準は日本は既に満たしている。著作権侵害非親告罪化はされる事がないと思うが、曖昧な条約を元に法律が更に規制を掛ける可能性もある。次の最大の焦点はTPP。米はACTAに持込めなかった物をTPPに入れたと言われてる。著作権非親告罪化もTPPにある」 #dig954

福井健策「日本が何故ACTAを言い始めたが。ウィキリークスによると、著作権侵害に悩む日本の官僚が米を訪れた際に、米幹部が原案をくれたという。それを日本初として言い始めたのかな。これは私の推論ですが」八田真行「外圧由来とするポリシーロンダリングがある。TPPが怖い」 #dig954

なんかデマが撒かれた話

2012年春辺りに入ってから?
なんかACTAについてものすごい勢いでデマが広がった。
条文を読みもせず煽りまくったブログがあったらしい。

てんたま ?@tentama_go
ACTA絡みはもう情報確度がめちゃくちゃですね・・・根も葉もない情報だらけに。常時監視は実際には開示の話しか条文にはないし、5月は単に署名の締め切りで発効は6ヶ国批准と条件全く別だし、挙句の果てに外務省へ米国から抗議とか、ソースなしの情報がどんどん拡散しちゃってる・・・

てんたま ?@tentama_go
手ブロの方が自分で条文を読んで、誤解に気づかれた様子?RT @Portfolio_RT412: なんか情報錯綜していない?汗 ということで例のACTAの手ブロ、どうやら非公開になるみたいですよん。「条文を読んで下さい!」だそうです。振り回されずに主体性を持つことも大事ですね

てんたま ?@tentama_go
あ、ホントだ。 >件の記事を一旦下げさせて頂きます http://tegaki.pipa.jp/677929/22407663.html … 拡散元のブログが記事を閉じたので、ACTAの誤解もこれでおさまっていくことを期待です。条文になるべく自分で目を通すというのはACTAに限らず大事