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Ex攻撃 - (2007/07/08 (日) 22:20:06) の編集履歴(バックアップ)


戦場の中、一人の男性が立っていた。厚い唇に逆立髪。
青いバンダナを頭に巻いたまるでどこかの不良のような人物は、
是空とおるという人物である。

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ウォードレスダンサーだったり、式神使いだったりする彼は今、
ACEとしてFEGという国に滞在していた。
そんな彼は今回ロジャーを助けるために、世界移動をして、
ロジャーがいると思われる場所までやってきていた。
そして今、彼の目の前には大量の敵がいるのである。
今回、ウォードレスは停止する怖れがあるので、着用していない。
生身である。敵を目にした是空とおるは、しばらく考えこんだ。
そして出てきた結論は、攻撃である。

【地形】
≪建物内部≫
・遮蔽物が多く、身を隠しやすい移動ルートを選べる。

【陣形】
・建物に侵入するもの全員に視界を分担させ、死角をなくす。
・敵に対して多数で攻撃することを前提とし、敵1体に2人以上で攻撃できるようにポジションをとる。
・敵に後ろを取られないように味方同士でお互いに背中を守る。
・攻撃班は可能なら友軍の攻撃から隠れている敵を側面、背面から奇襲する。

【体術】
室内侵入
・潜入技能を使って、先行。敵を速やかに無力化(出来る限り命を奪わないこと)。
・罠にも細心の注意を払うこと。特に監視カメラや、赤外線・圧力センサーには注意し確認すること。
・ゆっくりとドアの外から室内を捜索する。
・ドアをあけたら少し下がって、武器を向けた状態で横に移動し部屋を捜索する。
・このとき、銃を部屋の中に突き出したりはしないこと。
・180度終わったら、室内に踏み込み直ちに外から見えなかった死角を確認していく
・反応時間がかなり遅くなるため。隅によらない。

室内戦闘
・構えの基本は、脱力(=リラックス)した状態で立つこと。素早く動作に移れるよう、無駄な箇所に力を入れないようにする。
・ちなみに武器をしまうときは片方ずつ。しまうときにも周囲への注意を怠らない。
・移動する場合、構えながら歩かないこと。視界が狭まって危険である
・[ 投げ(後ろから) ] ライフルなど武装した敵との近接戦
・突然後ろから敵に襲われ、腕も抱えられているので武器は使用できない場合は、振り払おうとして前に出ずに、相手に体重を預け気味に後ろに重心を移す。
・一瞬の隙を突き体を斜めにしながら右足を抜く。肘は相手の胸に押しつける。
・抜いた右足は敵の足に引っ掛ける。同時に体を回転させながらさらに後ろに押す。

スナップレスポンスの応用 (式神攻撃)
・CQBでは前方に射撃できるだけではなく、左右から現れた敵にも反射的に反応しなくてはならない。
これには、腰をまわす事で胴体をねじればよい。
同時に片足を軸に足を回転させる準備をするが一発目を撃ってからでないと実際には回転しない。
この動きは流れるように滑らかでなくてはならず、上体をねじりひざを軽く曲げて、腕を胴に固定し腕を前方に突き出す。
左へ反応するときに左足を出したのであれば、左足はその位置で右足の指の付け根を軸に右膝を少し曲げる。
もし右に反応するのに左足を出したのであれば、両足を軸にする。
左は発砲する際は、右肩を前に押し出さなければならないので銃床は肋骨から少し前に離れる。
右の場合は、右腕でしっかり銃床を押さえ、銃をしっかり保持しながら左腕を伸ばす。
振り向く間ずっと、左膝は曲げたままなので、姿勢が低くなる。
これを調節するには左手を少し上げ、右手を逆に押さえつけるようにしながら前へ突き出すとよい。
これらを行うことで200度の角度まで即座に危険に対処できる。

式神攻撃はいわいる射撃やシューティングに近いものがある。
狙って撃つ。射撃の技術を応用し、また銃火器ではできない変則的な動きを取り入れより効果的な攻撃とする。

室内での攻撃
≪全般≫
・式神は自身の手や腕の一部となるように扱う。
・攻撃の際にぶれないように正しくしっかりと目標を定める。
・すぐに弾切れにならないように射撃する速度を調製する。
・右撃ちと左撃ちを織り交ぜて遮蔽物越しに。撃ったらすぐ隠れる
・敵の配置の薄い部分に集中して攻撃する。
・射線を重ねないように角度をつける
・射撃するときは立射や膝射、座射、伏射など正しい姿勢で行う。
・木や壁、岩などがある場合はそれを利用して身を隠しながら体を固定して安定させてから攻撃する。
・膝射は片膝を地面につけて体を安定させて撃つことで狙いがずれにくくなる。
・制圧射撃によって敵の攻撃を妨げ反撃を封じたり、煙幕をはって目標を視認できなくしたりする。
・情報伝達には口述と身体言語をうまく使う。たとえば、仲間にある方向の敵を攻撃するよう命令する場合
A.口で方向を言う。
B.口で攻撃命令を言う。
C.指や視線で方向を示す。
D.ハンドシグナルで攻撃命令を出す。
とすると、A+BやC+Dと比べ、並列に情報を伝えられるA+CやB+Dのほうが早く指示できる。また、視界不良や轟音などの状況ではA+B+C+Dで冗長性をあげると、より確実に伝わる。
・一度に倒しきれないほど多数の敵は、前衛の負荷を超えない範囲で、少しずつおびき出して倒す。

≪歩兵≫
・照準を合わせるときは照星と照門とが直線上に整列したサイト・アライメントの状態を基本とする。
・照星と照門を結ぶ線が水平になって目と同一の直線上になるように銃の向きをもってくる。
・照星に焦点を合わせ、撃つ目標の真ん中に来るようにする。
・次の一撃をすぐに撃てるように照準を保つ。
・攻撃中は射撃の騒音や混乱が起きることを予想しあらかじめ声や笛、手信号などの連絡手段を決めておく。


室内での白兵戦
≪全般≫
・フェイントを交えて相手の防御を崩してから攻撃する。
・相手の目線、体捌き、ポジションから間合いや攻撃のタイミングをはかる。
・目や鼻、こめかみ、あご、首、喉、鳩尾を狙って攻撃する。
・アラダやチル、オズルの目を積極的に狙い、突いたり目潰しする。
・攻防の流れの中で相手の無防備な部分を見極めて肘や膝で打つ。
・相手の懐に飛び込む際は防御を意識しつつ相手の急所を狙って突く。
・相手が飛び込んできた際は体全体を攻撃線からはずして防御する。
・相手の打撃が来た場合、銃や杖、刀など手持ちの装備を使って防御する。
・相手の攻撃の軌道を見極め、上段・中段・下段受けを状況によって使い分ける。
・攻撃を受けた際は相手の近くから離脱するか、攻撃を続行するかを選択する。
・反撃の際は防御したら即座に突く、蹴る、打つなどして攻撃する。
・初撃で相手の動きを止めた後、続けて突き・蹴りなどで攻撃を続ける。
・基本的な攻撃の技術を応用し、連続して技を繰り出すようにする。
・相手が前に進んでくる勢いを利用し、脚を払ってバランスを崩し、次の攻撃につなげる。
・力がない者は敏捷性・スピード・タイミング・バランス感覚を最大限に利用する。
・単純なスピードだけでなく、攻守のタイミングを常に意識する。
・一度に倒しきれないほど多数の敵は、前衛の負荷を超えない範囲で、少しずつおびき出して倒す。
・打突に体重を乗せるためには脇を締め、腰の回転を意識する
・力みすぎないよう心がける(動きに柔軟性がなくなるから)
・相手の勢いを意識する
・相手との間合いを意識する
・自分にとってベストの間合いで戦うことを意識する
・決めたと思っても気を抜かない
・打撃を行うさい、姿勢が崩れるほどの体重をかけないこと
(体が流れるため、打ち終わりに自分の姿勢が崩れるため)
・即座に行動できるよう自身の姿勢を意識し、常に維持すること
・打撃は、相手に当たったらすぐに引く(姿勢維持と打撃力が上がるという効果がある)
・合図を使って連携して動く
・ターゲットの選定は武術の心得がある者が行う

≪打撃≫
・状況によってアッパーカットや手刀、拳槌、肘打ち、膝蹴りを使い分ける。
・突く際は全体重を乗せて、相手の体の向こう側を意識して打ち抜く。
・状況に応じて横蹴り、前蹴り、回し蹴りなど蹴りの種類を変える
・回し蹴りを打つ際は脚、膝、腰の力を利用し、上半身でバランスをとりながら相手に全体重を叩き込む。
・蹴るときは踵、つま先、脛など状況によって蹴りに使う部分を変える。
・打撃の種類
基本突き:脇を絞り、真っ直ぐ拳を突き出す。上半身の力だけでなく体重移動や腰の回転を意識し体重をかけて打つ。
上段突き:胸やノド、頭部を狙う。頭部は特に目、鼻、こめかみ、あごなど急所が集中しているので効果が高い。
中段突き:相手の胴体のど真ん中=鳩尾を中心に狙う。鳩尾にまともに打撃が入ると内臓へ衝撃が伝わって立っていられなくなる。
裏拳:手の甲でスナップを利かせて打つ。顔面など比較的もろい部分を狙う。
拳槌:握った拳を振り下ろしたり、体を回転させるようにして打つ。
肘打ち:人体の中でも硬い肘を使い、相手を打つ。全体重をかけて相手の弱い部分を狙う。
上段蹴り:下半身のばねを使って脚を振り上げ、上半身のバランスをとりながら相手の頭部を蹴る。
中段蹴り:相手のわき腹、みぞおちを狙う蹴り。相手の状況で前蹴りや回し蹴りを使い分ける。
下段蹴り:膝や足の甲を使って相手の太もも周辺めがけて蹴りこむ。足をつぶして立てなくしたり、素早さを封じたりできる。
前蹴り:片足を上げて抱え込み、体重を乗せて真っ直ぐ蹴りこむ。
・CQCに属する現代の戦闘技術(フェアバーン・システム、無音殺傷、クラヴ・マガetc)を応用する

≪刃物・棒術≫
・武器を振り回すため、しっかりとした足場を立ち回れるようにする。砂の斜面等は避ける
・ナイフや刀剣で攻撃するときは攻撃角を意識し、上下左右斜めに斬ったり最短距離で突く。
・自分の獲物のもっともダメージ与えられる間合いを確保する
・多くの数を相手にするために、刃が切れなくなるのを防ぐため斬るより突き刺すのメインにする
・斬撃の種類
唐竹割り:まっすぐ振り下ろして斬る。
袈裟斬り:刀剣を斜め上から敵の体に振り下ろして斬る。
水平斬り:刀剣を横水平に切り払って敵を斬る。
刺突:敵の胴体真ん中を狙い、まっすぐ突く。する時は刃を寝かせて(横にして)行う。そうすると、骨に当たらずに貫ける
・大型で両刃の剣は振るときに両手で持って自分に刃が当たらないようにする。
・刃の重みを使って叩き切るように使う。
・重さに振り回されて手首や肩の関節を痛めないように振るう範囲をきちんと決めて振るう。
・構えは半身で行い。敵の正面に晒す面積を少なくする。
・上段から振り下ろす時は地面に刃を当てないように注意する。
・棒状の武器は全体重を乗せて突き、払い、スナップを利かせて打つようにする。

≪式神≫
・しっかりと深呼吸をし、式神の名前を呼ぶ(名前を呼ぶのは儀式)
・韻を踏みリズムを取ることで正確な詠唱を行いやすいようにする
・式神をぶつける相手をしっかり目視する
・敵の柔らかそうな所にぶつけるようにする
・攻撃は収束して与えるようにする
・敵の動きを止めたいときは分散させて当てる
・神々を讃えて歌って踊り、加護を求める
・平時や移動時に、外套等で口を覆い保護する事により、戦闘時に発声できなくなる事態を防ぐ
・召喚準備しておき、集中する媒体を確保する
・長時間の発声に耐えられるよう日常的に訓練している
・しっかり発声出来るように腹式呼吸を心がける

作戦を頭に思い描きながら、ここまで担いできた大き目の銃を
肩から外して弾数を確認し、ひとつうなずくとそれを構えて
敵達の群れに銃口を向けた。

攻撃するとしても、数が多すぎると思う是空。弾の数にも
限りはあるし、何より銃を撃ったとして、それで敵が倒れるとは
限らない。ひょっとかしてものすごく表面とか装甲とかが
硬かったりするかもしれない。それに一度に撃てる弾の数は
知れたもので、たとえ撃ち続けても何匹か、いや何十匹かは
こちらの攻撃をすり抜けて逆に攻撃を是空が受けてしまう可能性
だってあるのだ。

困ったなぁと苦笑する是空。正直な気持ちちょっと負けるかもなぁ
という気持ちがあった。

そのときだった。
何処からか大勢の声が、聞こえてきたのだ。




その声たちは、是空を励まし、奮い立たせ、敵と向かい合い、
戦い、勝つ気持ちを起こす後押しをしてくれた。誰かが励まして
くれている。その誰かのために戦おう、と是空は思った。
敵に銃口を向け、引き金を引く。

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彼の、是空とおるの攻撃が始まった。(文章:かすみ@FEG)



「さて、どうするべきか・・・」
 敵が目前にいるにもかかわらず悠然とタキシードにコート、それに帽子を身に纏ったペンギンがいる。

 そのペンギンを人はハードボイルドペンギンと呼ぶ

 その横には弟子であり今は一国の王である是空とおるが立っていた。
 「ふむ、弟子が戦っているのに師が戦わぬとは何事か・・・と」
 言い切る前にすぐ傍を駆け抜けて敵の中に飛び込んでいった弟子を見ながらタキシードの中のホルスターに入れてあるベレッタ自動拳銃を引き抜き悠然と構え敵に銃弾を撃ち込む。
 それほど口径が大きくないにもかかわらずベレッタの銃弾は容赦なく敵に穴を穿ち砕いてゆく。

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「その程度ではすぐ割れてしまうぞ。せめてそこで暴れている弟子程度にはなってから来い」
 1弾倉分の弾数分だけ敵を倒してから言い放つ。そこには動かなくなった敵がくず折れていた。
 いまや藩王と呼ばれている弟子も同じく敵を倒したようだ。タバコを吹かしてその場に立っている。
 弾倉を交換してベレッタをタキシードの中のホルスターに戻して歩き出す。
 再び爆煙が上がる。
 「派手だな。あれではハードボイルドとはまだ名乗れんぞ。是空」
 「まだまだですか。師匠は手厳しいなぁ」
 滅多に呼ぶことのない名前を呼んでペンギンは先に進む。
 「さてまだ敵が来るようだな」

 ペンギンとその弟子が進むと同時にペンギンに向かって敵も進んでくる。
 「つくづくしつこいな」
 再びベレッタを構えるが今度は敵も考えたようだ。包囲するように動いている。
 今度は先ほどに比べて大変そうだな。と思いつつ正面の敵に照準を合わせる。すると
 どこからか声がした。様々な場所から送られて風に乗って流れてくる声が聞こえた。空耳かもしれない、本当は聞こえなかったのかもしれない。
 だが確かにそれは「負けないで」と言っていた。

 「ここで負けられないようだな」 
 「そうですね。まぁ片っ端からぶん殴りましょう!」

 そういいながら再び弟子は飛び出してゆく。
 戦いが始まる。
 猛然と襲い掛かってくる敵に対して神がかった射撃を見せる一匹のペンギン。
 弾が切れても切れた瞬間に弾倉を交換してまた射撃を始める。
 猛然と敵をなぎ他をしてゆく弟子。
 「ふ、まだまだだな。オレも・・・」
 そういいながら戦場を舞うように移動して敵を次々と仕留めていくペンギンを見る人間がいればまさに最強といえる存在に見えただろう。
 戦いは未だ続いている。
 だが勢いは既にこちらに傾いていた。(文章:藤野俊彦@FEG)

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(イラスト:あやの@FEG)


二人の漢が背中を合わせ一つの舞踏を舞う。
お互いを守り、助け、敵を倒す。
見事としかいえないそのコンビネーションはまさに舞うように踊るように見えた。

「遅いぞ…」
ペンギンが弟子の背後に迫る敵を撃ちぬく。
「ありがとうございます!」
そして弟子もまた師の死角へフォローを入れる。

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(絵と文と編集:高渡@FEG)
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