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E102WD降下 - (2007/08/04 (土) 22:46:40) の編集履歴(バックアップ)


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要塞を越えて、彼らは宇宙空間に放り出される。

多くのものにとって懐かしきその時、彼の地へとその身を投げ出した。目指す先はGPO白の章の舞台となった青森、今、まさに白のオーケストラが行われている戦場である。黒い月を横目にFEGが誇る新型WD咆月を着用したWD部隊が次々と大気圏降下軌道へと移動を始める。

地球の重力に飲み込まれるように、地表に向けて移動するWD部隊。

「地球は青かった・・・。ってこれ失敗したら完全に死んじゃうなぁ(笑)」
降下軌道への移動の際、巨大な地球を臨み一人の男がそうつぶやいた。周りにいる皆が不吉なことを口にした男をにらむ。皆同じ不安があるのだ。嫌な事思い出させやがって、ここに関しては何事も無かったかのようにスルーするつもりだったのに!!ってな顔をしている。
「こんなトコで死んでられないよ・・・。(汗)」
あきれたような口調で女が答える。にらんでいた全ての者が「その通り」というようにうなづく。
「ん。そのとうり!!ここまで運んでもらったんだから、絶対に無駄足なんかじゃ帰れないよっ!!!」
先ほどまで行われていた要塞戦を思い出す。自分達は何も出来きずただ応援することしか出来なった。
だが、ここから先は我々の仕事だ。絶対にこの作戦を成功させて見せる。

いつの間にか会話は途切れ、皆真剣な眼差しで地球を見据え、WD部隊は降下軌道に入る。
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イラスト:竜乃麻衣

周船寺竜郎@FEG : 「よし、ようやく出番だ!!!」
ジャイ@FEG : 「雪に紛れての降下です。互いの位置を確認してぶつからないように!」
左木@FEG : 「ど、どこよ到着ちてーん。そーれっと」
高渡@FEG : 「サイボーグだからって油断は禁物ですよ」
山原水鶏@FEG : 「降下地点確認!問題なしです!」
たぐ@FEG : 「入射角、問題なし。降下地点再確認。降下します」
とよのか苺@FEG : 「てやー(勢いよく飛び降りる)」
周船寺竜郎@FEG : 「高いなぁ、というか地球がデカイ(笑) 降下軌道は順調です!!」
高渡@FEG : 「ミアキスからできるだけサポートはします。頑張れ!!」
とよのか苺@FEG : 「久しぶりの重力だし、気をつけて着地しないと」
イクト@FEG : 「雪で滑ったらかっこ悪いだろうな。新しいドレスが汚れないように気をつけて着地しないと」
左木@FEG : 「地球は私がつつみこむ。って早い。落ちるの早いよー」
高渡@FEG : 「今まで待機だった分おもいっきり暴れてきてくださいー!!」
山原水鶏@FEG : 「足元に気をつけて・・・と」
あやの@FEG : 「障害物無し。降下地点確認。行きますー」
たぐ@FEG : 「追撃部隊がくるようですね。…何、先に下りれば良いだけの話……っと」
周船寺竜郎@FEG : 「落ちているのか、飛んでいるのか?高度確認、そろそろパラシュートの準備だ!!」
あやの@FEG : 「高度確認!」
あやの@FEG : 「パラシュート開きます」
サーペント@FEG : 「だいじょーぶだいじょーぶ、重力加速度には限界があるから一定以上にスピード上がらないから落ち着いていこう!」
たぐ@FEG : 「パラシュート用意、良し」
周船寺竜郎@FEG : 「着地地点を確認しました!!」
左木@FEG : 「確認ー。パラシュート準備オッケ!」
山原水鶏@FEG : 「パラシュートオッケーです!いつでも開けます。」
イクト@FEG : 「はーい、このヒモひけば開くんですよね?」
サーペント@FEG : 「パラシュート索準備良し!予備も準備良し!」
ジャイ@FEG : 「ウォードレスを着て軌道降下兵の真似事をするとは思わなかったなー。パラシュート展開っと」
とよのか苺@FEG : 「敵影なし!たぶん! 見つからないようにしないと」
サーペント@FEG : 「もし一回で開かなくても大丈夫!予備でも充分緩和されるから!」
ジャイ@FEG : 「左右にあるヒモを引っ張ればスピードが落ちるはず」


ふと、幼少の頃に見た夢を思い出した。
細かい内容は覚えていないが、どこかから突き落とされたような、落下するような夢を見て飛び起きたのだ。
眼が覚めるとそこはいつもの自分の部屋で、外はもう明るくなっていて、それから恐怖からなのか、寝汗が酷かったのを覚えている。
あの夢は一体何を暗示していたのだろう・・・、もしあれが正夢なら今この瞬間を予知した夢であって欲しかった。

夜明けと共にこの戦いを、悪夢を終わらせる。大変なこじ付けだと内心馬鹿馬鹿しくなったが、それでも勇気を取り戻すには十分事足りたようだ・・・。

『人の心に宿るあしきゆめは夜明けと共に打ち払う!!!』

朝日には足りないが、瞬く流星が地表へ向けて駆け下りる。


作戦


軌道降下の手順
1、あらかじめ機体、装備には大気との摩擦や断熱圧縮による空力加熱などの高温に耐えられるよう耐熱シールドを施しておく。
2、不必要な燃料槽や装備を大気圏突入前にパージする
3、軌道降下する機体を地球周回軌道から大気圏突入の楕円軌道へ突入させる
4、適切な軌道離脱タイミングと降下角で大気圏に突入する
5、大気圏内では空気抵抗やパラシュートによって減速し、地上への着陸や水上への着水を行う。

空挺降下の手順
1、先行する部隊が降着地点周辺に降下する
2、航空機による対地攻撃や、降下した先行部隊兵による降着地点の制圧と確保を行う。
3、後続の部隊を先行部隊が援護し、部隊の降下を安全に行う。
4、降下した部隊は直ちに体勢を整えて地上での行動を行う。

【地形】
<宇宙空間>
  • 宇宙空間では空気抵抗等の妨害がなく、加速時や機体速度を保持するのに有利となる。
  • 腕や脚を高速で動かしその反作用によって機体全体の姿勢を変化させ、推進剤の消費を抑えられる。
  • 宇宙空間に浮かぶ物体を機体の足で蹴ったり腕で押すことで移動や加速を行える。
  • 地上とは違って、宇宙空間では視界を遮る物がないので遠距離から敵機を見つけられる。

<高高度>
  • 高空で雲の上の為視界を遮るものがない。
  • 地上に比べ空気が薄いので空気による揺らぎが少ない。
  • 高高度のため、地上へ音や姿が届かずに地上から捕捉されにくい。

【装備】
軌道降下用
  • 耐熱シールド

空挺降下用
<生身>
服装
  • 防寒服:降下時に凍傷にならないよう防寒性のある物を、重ねて着用。着地行為の妨げにならない程度で着地後はすぐ着脱できるもの。 
  • 軍装のポケットや袖口は、長方形のスナップボタン留めとする。(完全装備の航空機内部では、カーゴポケットは使用困難な為。)
  • 上衣は、内側をファスナー、外側をボタン留めとして風の侵入を防止し、腰部を絞り込んだり緩める為の紐をつけておく。
  • 降下時に耳栓を修めるポケットは、左腕肩部に小ポケットを設ける。
  • 着地時の衝撃を吸収緩和する為に、臀部の着地を二重としポケットは設けない。代りに、裾にポケットを設ける。
  • 隊長が携帯する降下編成表、隊員が装備する嘔吐時の袋や手袋、防水収納された嗜好品などは胸ポケットや脹脛のポケットに収納する。

  • 主パラシュート・予備パラシュート:落下傘は、主傘だけでなく予備傘も必須。
  • 衝撃緩衝材
  • 酸素呼吸器
  • ヘルメット
  • 降下用装備コンテナ


【体術】
<事前準備>
  • あらかじめ着陸する地点にいると予測される敵の位置や規模に関して調べておく。
  • 敵の地対空攻撃で攻撃されないように移動ルートを選択する
  • 着陸地点を一箇所にする場合、戦力を集中させることができる
  • 着陸地点を複数にする場合、相互に連携することで敵をかく乱しやすくなる。

<着陸地点の選択>
  • できるだけ敵の攻撃が少なく、降下部隊が接近しやすい場所を選択する。
  • ビルなどの高い建物がない場所を選ぶ。
  • 戦闘地帯に直接下りる場合は、援護射撃を十分に行ってからにする
  • 再集合地点として部隊の集結に都合のよい場所を選択する。
  • 着地した者が怪我したりしないように、障害物がない場所を選ぶ。
  • 川や森などは降着地点としては危険なので避ける。
  • なるべく平らな場所を選択し、岩石やでこぼこの多い地形は避ける。

<HALO(高高度降下低開傘)による降下>
特徴:
  • 一万km近い高高度で行われ、地上からは捕捉されにくくなる。
  • 高度500m近くまでは自由落下し、それからパラシュートを開く。
  • 高度が高いので地上には航空機の音などの騒音が届かず、目立たない。
  • 正確に着陸地点に向かうため、風向きを考慮に入れる。
  • 高高度であるため気温が低くて風速も強く酸素も少ないので防寒、酸素供給用の装備をしっかりしておく

<HAHO(高高度降下高開傘)による降下>
特徴:
  • HALOと同様に、一万km近い高高度で行われ、地上からは捕捉されにくくなる。
  • 少し自由落下したあとにパラシュートを開き、その後はパラシュートを操縦して遠く離れた降着地点まで飛んでいく。
  • 正確に着陸地点に向かうため、風向きを考慮に入れる。
  • 高度計やGPSを駆使して距離や方向、高度を確認する。
  • 地上からのレーダーに捉えられにくい。
  • 高高度であるため気温が低くて風速も強く酸素も少ないので防寒、酸素供給用の装備をしっかりしておく

<自動開傘索によるパラシュート降下>
特徴:
  • パラシュートについているコードを航空機内部のケーブルに取り付けておき、外へ飛び出すときにそのコードが引っ張られてパラシュートをパックから引き出す。
  • 高度が150m~300m程度で行われ、落下時間が短くいので敵の対空射撃にさらされる時間を減らせる
  • 多数のものが迅速に降下しバラけることなく降着地点に着陸できる。
  • 制空権が確保されている場合において大部隊を展開することができる。
  • 装備はコンテナなどに詰めてともに降下する。
  • 車両や重い荷物は保護用のプラットフォームの上に投下し、それ以外はコンテナや荷物の耐久力に応じて投下する。
  • 降着地点から離れて兵が分散してしまった場合に備えて、再集合地点の確認を行う。

<着陸>
  • 着陸した部隊は速やかに付近の状況や敵を調べて情報を送る。
  • 敵がいる場合は航空機や先行降下部隊で着陸地点の敵を無力化し安全を確保しつつ着陸を行う。
  • 補給用の集合地点を確保する。
  • 輸送機が攻撃されるよりも早く降下する。
  • 五接地転回法で着地時の衝撃を分散、緩和させる。
  • 体を垂直にして速度を上げる
  • 1kmまでパラシュートを開かないようにして、超低空着地
  • 舌を噛まないように気をつける
  • 車輛や火砲など、重量がトンの単位の物は重量投下器材で投下する。
  • 刀剣を装備する者は、背負うのは危険なので避ける。着地の衝撃を緩和る為に転がるのに差し障らないよう、幅広で尺が短めの刀剣を左腰に差す。
  • 小銃を装備する藩国の場合、折曲銃床式(折畳銃床)の仕様を用いる。




イラスト:竜乃麻衣
SS:周船寺竜郎
作戦:作戦ライブラリ切り出し作業 周船寺竜郎
編集、ページ作成:高渡&川原
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