トリックティック


「トリックティック」と名のついたカード群。
属するモンスターは全て光属性であり、メインデッキに入るモンスターは以下の共通効果を持つ。

①:「(カード名)」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、(~して)発動できる。
相手は手札の魔法・罠カード1枚を、そのプレイヤーから見て相手に渡してこの効果を無効にできる。
渡さなかった場合、自分は(固有の効果)。
③:自分フィールドに「トリックティック」カードが存在する場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分フィールドに「トリックティックトークン」1体を特殊召喚する。
このトークンはチューナーとして扱う。
自分は「トリックティックトークン」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。

③の効果で特殊召喚する《トリックティックトークン》は自身と同じ種族・属性・レベル・攻撃力・守備力を持つ。


シンクロモンスター、《トリックティック・ヴァンパイア》及び一部の魔法・罠カードは手札の魔法・罠カードを除外して発動する効果を持つ。
《トリックティック・トリコード》以外の魔法・罠カードは除外された場合、または除外されている場合に発動できる効果を持つため、
それらのカードを除外してアドバンテージを得る事が出来る他、相手から渡された不要な魔法・罠カードを処理する事ができる。


新マスタールール版に存在しないレベル12・リンク3以外のモンスターの攻撃力・守備力は、
それぞれ新マスタールール版に存在する同じレベル・リンクマーカーの数のモンスターの攻撃力・守備力と同じになっている。
効果も《トリックティック・アドミラル》以外は新マスタールール版と類似したものとなっているが、一部のモンスターを除き種族は異なっている。
これにより新マスタールール版とモンスター数は同数だが、魔法使い族と悪魔族が重複していたあちらと異なり全てのモンスターの種族が異なっている。
現行版 新マスタールール版
カード名 種族 カード名 種族
1 トリックティック・フェアリー 天使 トリックティック・ウィッチ 魔法使い
2 トリックティック・アドミラル 戦士 トリックティック・ピクシー 天使
3 トリックティック・キョンシー サイキック トリックティック・バンシー サイキック
(3) トリックティック・ゴースト トリックティック・ゴースト アンデット
4 トリックティック・ウェアウルフ 獣戦士 トリックティック・リーパー 戦士
4 トリックティック・マスカニマ 魔法使い
5 トリックティック・ロイド 機械 トリックティック・ネクロマンサー アンデット
8 トリックティック・リリス 悪魔 トリックティック・サキュバス 悪魔
10 トリックティック・レイヴン 鳥獣 トリックティック・ソーサレス 魔法使い
12 トリックティック・オーグレス 岩石
L2 トリックティック・シャブラン トリックティック・シャノワール
L2 トリックティック・マーシャリコード 悪魔
L3 トリックティック・ヴァンパイア アンデット

魔法・罠カードは新規に追加された《トリックティック・ビギング》を除いて新マスタールール版からの続投となっており、イラストは新マスタールール版のものと新規の2種類が存在する。
基本的に効果も新マスタールール版と一致しているが、上記の通り《トリックティック・ゴースト》及びその効果で特殊召喚されるトリックティックトークンはアンデット族から炎族になっている。


トリックティック(Tricktyck)は英語で「いたずら」を意味する「トリック(trick)」と「トリプティック(triptych)」を組み合わせた造語。
トリプティックとは、3つのパネルで構成された祭壇画のこと。
このカテゴリに属する殆どのカードは効果を③まで持ち、《トリックティック・トリコード》やフィールド魔法カードは3つの効果の内1つを選択して発動できる効果を持つなど、このカテゴリには3に纏わる点が多い。

また、属するカードのイラストにはハロウィン風の意匠が見られる。
ハロウィンは元々古代ケルト人が秋の収穫を願い悪霊を追い出すために行う宗教的な意味合いのある祭である。
メインデッキのモンスターの固有の効果を「いたずら(トリック)」、相手から渡される魔法・罠カードを「施し(トリート)」として見れば、相手に「いたずらされるか施しを与えるかの二択(トリック・オア・トリート)」を迫ることができる。

「トリックティック」モンスター(※は「トリックティック」カードに関する効果を持つカード)


「トリックティック」魔法・罠カード(※は「トリックティック」カードに関する効果を持つカード)


関連項目

最終更新:2022年03月07日 11:48