シラーニ・ファミリー

フェルネット・ファミリーの王国の北に位置する街を縄張りとして支配していたマフィア。
縄張りの北はカジンスキー・ファミリーの縄張りと境界を接している。
ゴッドファーザーはイポリト・シラーニ。
近隣のファミリーと比べると小規模な勢力で、領土である街もさほど富を齎すほどではなかった(ピエトロ曰く『呉れてやったところでどうということのない土地』)が、
元傭兵のジュリアーノ率いる行動部隊が周囲のファミリーにも名が知られるほど強く、それを以て独立勢力を保ってきた。

しかし、あるときイポリトが原因不明の交通事故により40代半ばの若さで急死。
妻のダフネ・シラーニの間に子どもがいなかったため、コミッションによって解散が決定した。
その後、領土を隣接するフェルネット・ファミリーとカジンスキー・ファミリーで公平に領土を分割するという運びになったが、
カジンスキー・ファミリーのボス、セルゲイ・カジンスキーはその決定に不満を述べ、
フェルネット・ファミリーに難癖をつけてきた。
これが後々、ピエトロのセルゲイ暗殺、カジンスキー・ファミリー粛清事件の切欠となった。(狂信者編)
最終的にカジンスキー・ファミリーがボスの死亡によって交渉のテーブルに就けなくなり、ダフネも(表向き)死亡し責任者不在となったため、
旧シラーニ領はフェルネット・ファミリーの総取りとなった。

イポリトは小勢とはいえマフィアのゴッドファーザーであり、決して善人ではなかったが、
妻のダフネに対しては惜しみない無償の愛を注ぎ、夫婦仲は良好であったらしい。

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最終更新:2023年10月01日 23:20