■本作の概要
本作は2022年9月14日のニンテンドーダイレクトで発表された作品である。
本作は四つの王国と一つの聖地からなるエレオス大陸が舞台となる。
主人公・リュールは1000年の眠りから目覚めた神竜である。
主人公をはじめとして、今作のユニットは薬指にはめた指輪を介して過去作品のキャラクターを召喚することができる。
キャラクターデザイン・イラストレーション担当は
Mika Pikazo(ミカ ピカゾ)氏、シナリオディレクターとして
小室 菜美氏が参加している。
世界観と問題点
世界観
本作は四つの王国と一つの聖地からなるエレオス大陸が舞台となる。
問題点
シナリオ概略と問題点
問題点
- 任天堂から主人公の性格についてダメ出しを受けたことを開発者インタビューで公言している。
中西
仰るとおり、最近のシリーズ作では
主人公以外にキーパーソンがいて、
どちらかというとそのキャラクターたちが
中心となるストーリーになっていました。
でも今作では、主人公でありプレイヤーでもあるリュールが、
「紋章士」たちに導かれながら成長していき、
先頭を切って仲間たちと一緒に大義をなすという、
王道のヒロイックファンタジーをイメージしてほしかったんです。
だから、イメージビジュアルではリュールを中心に描くことにこだわりました。
鄭
ただ・・・リュールの性格付けについては任天堂さんと紆余曲折ありまして(笑)。
紆余曲折?
鄭
ええ。
主人公で、かつ「王族」といえば、勇ましさというか、
運命や試練に対して「よし! 戦うぞ」という使命感があるというのが
一般的なヒーロー像として正しいように思うんですけど、
僕はそれが今の時代に共感を得にくいんじゃないかと
思っているところがありまして。
いきなり「世界を救う使命を、君が負っている」と言われても、
「はい、頑張ります!」とはならないんじゃないかな・・・と。
それで開発当初、リュールが敵を恐れたり、
情けないことを言ったりするシーンをけっこう強めに入れていたんです。
それはそれで等身大の主人公で面白いですね。
鄭
いや、それが・・・やりすぎてしまって、任天堂さんから指摘を受けまして(笑)。
中西
主人公として感情移入する前に、お客様が見放してしまうのではと不安になったもので(笑)。
あまりにも情けない、と?
中西
はい・・・(笑)。
鄭
それで、いい塩梅(あんばい)で最初は頼りなさそうな面を残しつつ、
だんだん勇ましく成長していく形になりました。
- ゲームメディアにて『ストーリー以外熱中』と評価される。
ただなんというか、各所言われているとおり、ストーリーがちょっと辛い。話がいろいろと突拍子がなく、展開が急。
一方で今作は立ち絵形式がなくなり全面カットシーンなので、演出を見てる時間が長い。
よくわからないし入り込めない話の演出を長々見るのは割としんどめ。「何を見せられてるんだろう」というシーン多し。
個別のキャラは支援会話などを見ていくと徐々に愛着が湧いてきましたが、キャラの内面的な深みがあまり見られず、「言わせたいセリフ」とか「こういう属性を増やそう」から生まれた感じの記号っぽいキャラが多くて、軽くて薄いなと。
巷では『if』『覚醒』ぽいと言われていてとても同意。ゲームプレイは楽しいので、ストーリーへの期待は捨て、バトルと育成を心ゆくまで楽しんでます。
またクリアしてから改めて自分の感想を整理したいと思います。
- 同ゲームメディアが『【動画】『ファイアーエムブレム エンゲージ』のストーリーはなぜ不評なのか。序盤の違和感からその理由を考える』を公開した。
+
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動画内容の要約 |
2023年1月23日時点でメタスコアは82の高評価。個人的にはとても楽しんでいる。
一方でストーリーは発売直後から指摘が多く、海外メディア各種も戦闘システムは高いがストーリー評価は低め傾向。日本でも発売直後はTwitterで「風花雪月」がトレンド入りするなど(※「覚醒if」トレンド入りは最後まで言及なし)、比較するツイートが多くみられたが、やはりストーリーを比較し否定する意見が目立った印象。
否定的な意見が多い理由は、序盤の描き方に「違和感」があるからだと考えている。
まず「神竜である主人公がやたら崇められる」。起きただけで褒められ、戦って褒められ、そこにいるだけで褒められる。最初は自己肯定感爆上げだが、何も成し遂げてないのに褒められ続けるので、徐々に気持ち悪くなってくるかもしれない。何かをして褒められるなら気持ちは良いが、そうでなければ単純に居心地が悪い。
とはいえFEシリーズでは血筋が良かったりなど、最初から褒められることは多い。
例えば『風花雪月』では、級長達を窮地から助けたという功績があるからこそ、最初から褒められ現象があっても違和感がない。
一方で『エンゲージ』は「神だから」でしかなく、しかもややアイドル的。ほんのりとだが気持ち悪さを感じるところだと思う。
違和感の加速は母(ルミエル)の死からだろう。
主人公は記憶喪失かつ母は出会って1日で死ぬ。ほぼ赤の他人だし愛着も湧かないし、死因もよく分からないしぬるっと死ぬ。結果として主人公は立ち上がるが、プレイヤーは母親への愛着もないので気持ちの温度に隔たりが生まれやすく、違和感になりえる。
育ての親の死がきっかけで立ち上がるのはある種のシリーズお決まりだが、過去作ではちょっとは活躍してから死ぬ。だがルミエルはチュートリアル中の3章、歴代最速レベル。
しかもフルボイスのカットシーン(文字送り不可、全カットはできるがストーリーが分からなくなる)で5分くらい見せられる。没入できないシーンは長く見せつけられるほど苦痛。
説明が説明説明している。
本作には4つの国があり、他にも様々な勢力が存在する。しかしこの世界観設定を羅列的に紹介するのも 違和感を呼ぶ要因だと思う。
『風花雪月』では3人の級長の存在をまず紹介し、主人公視点で級長らへの印象づけをすることで、間接的にそれぞれの統治国のカラーをアピールしている。その後ゲームを進めていくと各国の詳細が分かるようになっており、自然と世界観を理解させる手法として秀でていると言える。
一方で『エンゲージ』は特筆して問題というわけではないが、身近な例がない状態で羅列的に紹介しているのでわかりにくく、比較すると荒々しい。
浮いたキャラ言動。
モデルやアニメーションはきれいでフルボイスだが、序盤から目線をいただけたとアイドル的な喜びをする守り人(フラン)、あるキャラ(ユナカ)が「よろぴっぴ」と連呼し主人公もその言葉を発する、主人公のことを知らず攻撃してきたキャラ(スタルーク)がジャンピング土下座するなど、おもしろおかしくはあるが戦争をテーマとした作品では浮きがち。
ストーリーでも明らかに有利な状況で敵が撤退したり、近い場所に会話しているのに「こっちへこいよ」と言ったり、疑問に思う言動も多い。
へんてこなキャラや言動はシリーズでは珍しくないが、演出強化、全面的なカットシーンとフルボイスが違和感を目立たせているのかもしれない。
ただしこれらはストーリーの良し悪しを評するものではない。ストーリー構成はなかなか練られており、山場もいくつも存在するし、シーン単位では光るところもある。
また『風花雪月』は話が重く複雑だが、開発者インタビューで「『エンゲージ』は意図的に構成をシンプルにし、SLG部分で面白さを味わってほしかった」「間口の広いゲームを目指した」と話しており、ストーリーのシンプルさや路線が異なるのは意図的であることが分かる。
今後は『風花雪月』路線と『エンゲージ』路線に分かれるかもしれない。
戦闘面は要素は多いが破綻しておらず、個人的にはシリーズ屈指の完成度。ただ序盤の違和感、はっきり言えばツッコミどころの存在が没入感を薄れさせ、もったいないと思う。まあそれがエンゲージの個性なのかもしれない。
FEシリーズはクリアして初めて初めて評価が固まる作品だと思っている。川瀬は次回作もゲームとして面白くなるだろうと期待感が高まったが、ストーリー面はどのようなアプローチを取るのか、楽しみ。
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総括:
本作オリジナルキャラクター
■リトス陣営
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リュール |
リュール
特徴
本作の主人公。見た目(男・女)を選択できる。
問題点
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■フィレネ陣営
■ブロディア陣営
■ソルム陣営
■イルシオン陣営
■グラドロン陣営
過去作品のキャラクター(紋章士)
+
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シグルド |
シグルド
特徴
問題点
主人公・リュールに対し「君の事は我が子のように大切に思っている」と発言する。
533ゲーム好き名無しさん (ワッチョイW ed01-xHE9)2023/01/20(金) 09:37:32.79ID:VrtXVkCh0
#ref(https://i.imgur.com/8OwMcpd.jpg)
これは小室ですわ…
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■ゲームシステム
過去作品から継承されたシステム
問題点
新規に追加されたシステム
問題点
■販売方法・宣伝
限定版 特別セット『Fire Emblem Engage Elyos Collection(エレオスコレクション)』
●セット内容
・Nintendo Switchソフト『Fire Emblem Engage』
・オリジナルアートブック「The Art of Fire Emblem Engage」
・アートカード「Fire Emblem Engage ART CARD」
・Fire Emblem Engage Nintendo Switch カードケース スチールブック仕様
・ポスター「Fire Emblem Engage POSTER」
参考リンク
問題点
アートカードは紋章士として登場する歴代キャラクターの既存イラストをカードに印刷したもの。
無料特典
問題点
ここに問題点を記述
DLC
「ファイアーエムブレム エンゲージ エキスパンション・パス」
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追加紋章士 |
追加アイテム等 |
配信(予定)日 |
第1弾 |
紋章士「エーデルガルト/ディミトリ/クロード」、紋章士「チキ」 |
冒険をサポートするアイテム「ブーツ」「天使の衣」「力のしずく」「精霊の粉」「秘伝の書」「はやての羽」「女神の像」「竜の盾」「魔よけ」、新たなアクセサリー「異国風ペアセット」「ヘッドドレス」「ビッグリボン」「片耳イヤリング」「銀縁丸メガネ」 |
2023年1月20日 |
第2弾 |
新たな「紋章士」 |
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2023年12月31日 |
第3弾 |
新たな「紋章士」 |
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2023年12月31日 |
第4弾 |
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「追加ストーリー」(新規キャラクター、新規マップと章仕立ての本編とは別のストーリー) |
2023年12月31日 |
問題点
ここに問題点を記述
開発者インタビュー
コミカライズ
集英社の月刊誌「最強ジャンプ」・マンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」にて、『ファイアーエムブレム エンゲージ』の月刊でのコミック連載が発表された。
作画担当は漫画家「今日和老(きょう かずろう)」氏。
参考リンク
問題点
最終更新:2024年01月26日 22:47