• #シーン3『ルール説明』
  • 登場キャラ『遊佐、晶子、中島、井草』
  • BGM『日常的な曲』
  • 背景『グラウンド』


――ヴァナ・ディール学園グラウンド。

遊佐「ところで中島」
中島「なに?」
遊佐「大事な話があるんだ」
中島「……なんだよ。気持ち悪いな」
遊佐「聞くタイミング逃したからアレだったんだけどよぉ」
中島「うん」
 俺は中島を見て言った。

 ※選択肢

  • バリスタのルール教えてくれ
  • グラウンド、なんか形変わってないか?


(別ページへ続く)


  • グラウンド、なんか形変わってないか?<<

※分岐終了

 トラック内がやけに隆起していた。
 第一試合で塹壕として使われていた溝も埋められ、フィールド全体がまるで山岳地帯のように所々が盛り上がっている。
 人の二,三倍もありそうなごつごつした茶褐色の岩が所狭しと点在し、それらが集まって迷路のような網状の道をいくつも形成していた。
中島「今年は『フィールドタイプ:メリファト』なんだとさ」
遊佐「は?」
 なんのこっちゃ。
 俺の疑問を表情から読み取ったのか、中島は思いついた顔を浮かべる。
中島「詳しいことは俺も知らないんだけどさ」
中島「とにかく決勝戦はフィールドの形が変わるんだよ」
遊佐「そうなのか。なんて言うか、見通しが悪いフィールドだな」
中島「だね。オレも初めて――」
井草「あ、いたいた! おーい遊佐ぁ!」
 大声が中島の言葉をさえぎった。
井草「君たち、早く武器受け取りに行ってよ!」
遊佐「武器? ああ、そういえば……」
井草「君たちが最後だよ? 風紀委員の不二子ちゃんが入場門のとこでやってから、急いで急いで!」
俺は入場門にいるという早乙女のもとへ向かった。
最終更新:2007年03月02日 01:00