ヴィラル&セイバー◆lkOcs49yLc


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君は、この世界に生きとし生ける命に何を見る、何を信じる。


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アメリカ、スノーフィールドに有る貧民街。
其処は田舎街の中でも、仕事と言える仕事に付けぬ最下層の人間が集う場所である。
だがしかし其処の住民は大変仲がよく、絆を結び合い、助け合いながら今日まで生きてきた。

其処のリーダー格の一人である男性が、一昨日息を引き取った。
原因は病だった。
しかし彼の容態と財力ではとても癒せる物では無く、結局彼は病に負けてしまったのである。

その男の葬式が、今日行われた。
葬式、と言っても、此処らに住む貧しい神父を呼び、急に作った棺に遺体を入れて埋葬する、と言ったお粗末な物ではあったが。
場所は男性の家の庭だった。
家も庭も、やはりボロボロで敷地も狭い。
しかし、其処には此処らに住む沢山の人々が参列していた。
彼等には皆喪服を買うなどと言う程のお金は無かったが、せめてと木製の十字架を握りしめている。
十字架は神父が配った物だが、あるだけでも大変マシだろう。

誰もが涙を流し、彼の死を悔やんでいた。
男性の棺が埋められるだろう穴に向かって。
故人たる男性は、人柄が良く誠実な人柄で、その人一倍の優しさで彼等に勇気を与えてくれた人だった。
皆々、彼を慕い、家族のように愛してくれていたのだ。
聖歌が、此処に住む売れないアーティスト達の声から鳴り響く。
彼等もまた、男性に勇気づけられた一人なのだ。

「ひっ……ひっ……。」

皆の嗚咽が鳴り響く中で一人、十字架ではなく、キラキラと煌くペンダントを握りしめて啜り泣く少年がいた。
少年は故人の息子だった。
少年は男性を誰よりも慕っていた。
あのペンダントは、男性がいつもの様に身に着けていたトレードマークの様な物。
何時譲り受けたのかは分からないが、それでも少年は、ハンカチで顔を覆う母親の腕にまかれながら、一生懸命にそれを握っていた。

此処らの住民の一人、ヴィラルは、その少年のペンダントに目がいった。
何故だかは、正直ヴィラルにも分からない。
確かに、あの青年には散々お世話になった。
新入りだった自分を、まるで友達のように扱い、居場所を与えてくれた。
少なくとも「記憶」ではそうなのだが、それでも、恩義は十分過ぎる程感じ取っている。

しかし、今はあの少年の握りしめているペンダント。
アレから、感じ覚えの有るあの熱気が、ジリジリと、螺旋力の如きパワーが、此方に伝わってくる。
嘗てあの人間、シモンと言う男が手にしていたコアドリル。
幾度も自身を倒してきたあのカミナの熱気をそのまま受け継いだかのようなエネルギーを持つシモンのコアドリルに良く似た熱気が、あのペンダントから発せられている。


―答えを知りたければ見続けることだ、ヴィラル。


螺旋王ロージェノムが己に託した、語り部としての役割。
しかし、人間について興味を持った己に、彼が託してくれたあの言葉。

(あの気が、それに繋がる、とでも言うのか……?)

そう考えていく内に、棺は埋められ、葬式は終わった。
母親と手を繋いでいる先程の少年が、立ち尽くして考え行くヴィラルの目の前をすれ違う。
少年は涙を流してはいるが、その目つきは、あの男性に何処か似ていた。



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葬式が終わったその日の深夜。
自分のボロボロのレンガ造りの家の玄関前でヴィラルは、貰ってきた炭に火を付け、温まる。
辺りの明かりを見回し、もう完全に周りの人間が寝静まったのを確認したヴィラルは、見えない「誰か」に声を掛ける。

「皆寝静まった、実体化して構わないぞ、セイバー。」

その言葉に答え、ヴィラルの眼の前に謎の何かが姿を表す。

右手は竜の様な橙色の籠手。
左手には狼のような蒼い籠手。
そしてその身は白虎の様な模様のトリコロール。

彼こそが、ヴィラルの喚んだ「セイバー」のサーヴァントである。
真名はオメガモン、「デジタルワールド」と呼ばれる電子の世界の秩序を護る「ロイヤルナイツ」最強の騎士。
自身も獣人であるが故に、セイバーには然程違和感は感じられない、大きいのは気になるのだが。

「うむ、だが良いのかマスター、お前の魔力は。」
「大丈夫だ、回路が齎す痛みはこの身体が治してくれている。
アディーネ様の平手打ちにも及ばない、気にするな。」

そう軽口を叩きながらも、ヴィラルはこれまでの経緯を回想する。
ロージェノムが倒され、螺旋軍は壊滅。
これが切っ掛けで大グレン団は新政府を樹立した。
されど自分達を始めとする生き残った獣人達はそんな世界に納得行くはずもなく、当然の如く戦い続けた。
しかし結局無理が祟って自身は敗れ、獄に繋がれた。
そしてその時に拾った一枚のカードに導かれ、今に至る。

だが今のヴィラルには、願いと言える願いが見つからないのだ。
あの時ロージェノムが自身に委ねたのは、「語り部」としての役割。
その命令を成すとなれば、ロージェノムを生き返らせるという選択肢は消え失せる。
だからと言って、新政府に怨念が有るわけでもない。
どうせなら、この聖杯戦争から脱出する、と言う選択肢も有るが―

(俺は一体、何をどうすれば良いんだ……)

ヴィラルのこれまでの7年間は、この言葉に集約されている、と言っても過言ではないのかもしれない。
只やりきれなかった。
やることが見つからなかった。
だから同じ志を持った同胞達と共に、主の仇に立ち向かい続けてきた。
それを今更、此処でどうやって―

「どうした、マスター。」
「……。」

考え事をしている事をセイバーに勘付かれ、ヴィラルはまた俯く。

「……セイバー。」
「何だ。」
「お前には、叶えたい願いは有るのか?聖杯に縋ってまで、前世に思い残した、思いや願いは。」

マスターからのその問いかけに、セイバーもその煌めいていた目をつぶり、考える。

(私の願い、か……)

セイバーのサーヴァント、オメガモンは、本来は喚ばれるべきサーヴァントではない。
ムーンセルという、イグドラシルと同等の演算装置が何らかの形で接続していること。
そしてこの聖杯戦争に喚ばれるサーヴァントに制約と言える制約が無いこと。
これらの二つが合わさったことで、電子の世界における神霊クラスの英雄、オメガモンは此処に推参出来たのだ。
だがそんな今の自分に、叶えたい願いは有るのだろうか。

(だが、知りたいことはある)


―全ての命は生きるために有る。
―命は、受け継がれる物だから……


友の言葉が、嘗ての敵の言葉が、セイバーの胸中に反芻する。
イグドラシルが命じた選別計画「プロジェクト・アーク」。
ウイルスを散布し、選ばれたデジモンだけを残す、滅びのプロジェクト。
しかし、その中から、滅びに抗う「Xデジモン」が出現する。
ウイルスに対抗できる力を持つ、真紅の宝石を額に宿したデジモン。
イグドラシルは無論ロイヤルナイツに、このXデジモンの淘汰を命じた。

これまでオメガモンが切り捨てたXデジモンは、数え切れない程の数値に有るだろう。
ロイヤルナイツ最強のデジモンと言われたオメガモン。
その力に為す術もなくXデジモン達は切り捨てられ、倒れていった。

だが、このオメガモンに抗う力を持ったデジモンを、オメガモンは知っている。
彼は弱かった。
その力は、命の灯火は、到底このオメガモンに届くような物ではなかった。
だが彼は立ち上がり続けた。
その果てに彼は翼を広げ、イグドラシルの眷属の力はおろか、伝説のロイヤルナイツの力すら物にしてしまった。
そんな彼は、自身の命と引き換えにイグドラシルに挑み、答えを見つけ出し、そして―


―これを、貴方に託したい。


滅びに抗う為のその力を彼は、己に託した。
その力は今でも、己の宝具として生き続けている。
ふと思い浮かんだのは、昼間に行われた葬式と、その少年が握りしめたペンダント。
あのペンダントは、嘗て彼が託してくれたそれに、良く似た様な物を感じる。
それに、その少年が涙を流しながらも堪らえようとするその表情。
それは、嘗て自分がこれまで切り捨ててきた数多くのデジモン達に、大変良く似た顔だった。


更に浮かぶのは、イグドラシルが仕切り直したあの世界。
彼も、彼女も、そして己の盟友も、皆笑って過ごすあの世界。
彼処で友は言った、イグドラシルも必死だった、と。

―かの君もまた、生きたかったのであろう。

あまりにも複雑かつ煩雑になり過ぎたこの世界を仕切り直さんとした己が主君にも、一縷の望みはあった。
イグドラシルもまた、彼と同じように答えを知りたかったのだ。

しかし、このマスターはどうなのだろうか。
果たして彼は、自身とは違ってこの聖杯に望む願いを、既に見出しているのだろうか。
自身を喚び、この二度目の生において共に動く第二の主君(マスター)は、一体どんな男なのだろうか。
ふと、オメガモンはそんなちっぽけな疑問を、口に出して問う。

「……私には、他者の生命を消してまで叶えたい願いは無い。
既に役割は果たした、未練もない、だがマスター、お前はどうだ。
お前には、どんな望みがある?」

その言葉に、ヴィラルは一瞬俯き、考える。
そして暫くして顔をセイバーに向ける。



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「100万匹の猿がこの地上に溢れ出た時、か。」
「ああ、そうだ、穴蔵に一度押し込められた人間達がこの地上に溢れ出したその時、その瞬間に、己の名を叫べと、ロージェノム様は俺に命じて下さった。」

パチパチと燃える火の照らす暗闇でヴィラルとセイバーは、お互いのこれまでの経歴を、話せるだけ話した。
そして今こうして、主従同士の事情について組いることが出来た。

「しかし、世界に生きる生物達がが増えに増え、文化が複雑になったが故に世界を仕切り直そうとした、と言う事なら知っている。」
「それが、今お前の話した『プロジェクト・アーク』と言う奴か。」

―プロジェクト・アーク。
Xプログラムと、ロイヤルナイツの力を以って、世界に生きとし生けるものを選別させる計画。
それは、嘗て螺旋王が千年にあたって人間を地下に押し付けてきた事に似ている気がした。
特にヴィラルは、その役割を負わされた人類掃討軍極東方面部隊長であり、地上に抜け出た人間達の処分に常々取り当たっていた獣人だ。
Xプログラムに殺されぬ者を殺し続けてきたセイバーには、何か親近感が湧いてくる気がしてきた。

「確かに、そうだな、我が主君、イグドラシルが命じた、増えすぎた者達を消すと言うことは、名目上、ではあった。
が、お前の主君の遺言には、何処かそれに、通じる物を感じさせるな。」
「人口が溢れ、種が複雑になった世界を仕切り直す、か。
今の私にロージェノム様のお心は察せぬが、確かに彼処が獣人だけの世界になった時は、新政府とやらが出来た今と比べれば、まあ分かり易い世界だったよ。」

獣人達が蔓延り、螺旋王が裁くあの頃の世界。
其処のルールは至極単純な物だった。

螺旋王に従え。
螺旋王の元に動け。
地上に這い上がらんとする愚かな猿は殺せ。

この3つさえ護れれば良い、それだけだった。

だが確かに、セイバーの主だという「イグドラシル」が危惧した様に、大グレン団率いる人間達が率いた世界は、とても複雑になった。
人々の意志はロージェノムの時のように一致せず、社会構造には様々な人間の道と道とが複雑に絡み合いながら出来ている。
螺旋王の意思が全てであったあの頃の世界とは本当に、何もかもが違っていた。

「だが俺達獣人には、それが生き辛い世の中でもあった。螺旋王様から頂いた役割をこなす事だけが全てだった、俺達にはな。
だから俺達は戦ったよ、人間にな。結局は負けて、今に至るわけだ……」

ヴィラルは一瞬、卑屈げに口許に弧を描き歪めるが、しかし言葉を続ける。

「今思えば、この俺に生きる道が見つからぬのも、ロージェノム様がお亡くなりになったのが理由の一つ、かもしれんな……。」

何も、迷走の責任を彼になすりつけているわけではない。
只、ロージェノムと言う行動の指針を失った自身に、行動するための理由が無くなってしまった、それだけのことだ。

セイバー、オメガモンはそれを聞き、自身を見つめ直す。
自分もそうだった、嘗てはイグドラシルが正しいと、イグドラシルが総意だと、イグドラシルこそが真実を見据えていると。
そう考えながら、ああして多くのXデジモンを、こと一刀の元に斬り倒してきた。
だが、その心は後に裏切られることになった。
例え選ばれた物のみを方舟に積もうとも、混乱は起きてしまう。
彼の命が秩序を必ずとも安定させるとは、限らなかったのだ。
そして、イグドラシルが生きたいと言うメッセージを、このプロジェクト・アークを通して伝えた事で、彼もまた一つの命だという事が分かった。
だからこそ、オメガモンはロイヤルナイツが一片ではなく、只のオメガモンとして思考出来たのかもしれない。

「確かにな、その気持は察せる。俺もお前と同じように、主の命を絶対にして生きてきたからな。
だが、俺のように主すらいなかった彼が、俺には見つけられなかった答えを見つけられたことを、俺は知っている。
焦らずゆっくりで構わない、お前がここで何を見て、何を信じて、それで得た答えを見い出せばいい。」

諭すような口調でオメガモンは、自らの主に話す。
彼が、その身を以って、その犠牲を以って、自身に教えてくれた事を。
そしてヴィラルはそれを見つめ、

「ああ、分かっている。そうなったら、当分は聖杯戦争はお預けか。」
「……そうだな、罪のない者を殺めるつもりなど、私にも無い。」

セイバーの頷きにヴィラルが答えたと同時に、焚き火の火の灯りが暗くなった。
それを見たヴィラルは、火が弱まった事でより鮮やかに見えた夜空を眺めた。

「監獄で見たのは泥だけだったがな……夜空も中々悪くない。」
「そうだな、私も同じ気持ちだ。」

今日は月が、一段と綺麗に見えた。
それは偽物だがしかし、半分に掛けた月は自分達を明るく照らしてくれていた。




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生き方に地図なんて無い、何処にだって行ける。
その答えはそう、何時も心(ここ)に有る。

















【クラス名】セイバー
【出典】DIGITAL MONSTER X-evolution
【性別】無
【真名】オメガモンX
【属性】秩序・善
【パラメータ】筋力A 耐久A 敏捷A+ 魔力B 幸運B 宝具EX(X抗体非使用時)

【クラス別スキル】

対魔力:A+
魔力に対する耐性。
神代の魔術をも無効化する。

騎乗:A
乗り物を乗りこなす才能。
幻獣、神獣を除く全ての乗り物を乗りこなす。


【固有スキル】

オメガインフォース:EX
「未来を先読みする」力。
その先の未来を予知出来る。
オメガモンXとしての姿でのみ扱えるスキルであり、普段は発動することが難しい。

ロイヤルナイツ:A
デジタルワールドの守護者。
属性が「混沌」ないし「悪」の英雄と対峙した際、パラメータに補正が掛かる。

無窮の武練:B
ロイヤルナイツ最強の騎士とも言われた無双の武芸手腕。
如何なる状況においても、その武技を万全に引き出せる。

変化:C
宝具であるX抗体の存在を秘匿することにより、自らの姿を変化させる。
己の姿を一時的に「オメガモン」に戻すことが出来る。
この間幸運を除く全パラメータは1ランク減少してしまう上に宝具の内の1つが使えなくなるが、魔力消費は抑えられる。
また、他の伝承においてセイバーは、二体のデジモンが融合して誕生したと言う逸話が残されているが、
このゼヴォリューションにたどり着いた側面が強調されているオメガモンには、それは無理な話である。

【宝具】

「そこにあり、受け継がれる生命(X抗体)」
ランク:C 種別:対滅宝具 レンジ:- 最大捕捉:1

セイバーがアルファモンから受け継いだ「抗いの力」。
Xプログラムの感染を抑制する抗体で、別のクラスでなら「ゼヴォリューション」という進化の力を与える。
呪いや病に対する強い耐性として動く他、他者に受け継ぐことが出来る。
ただし、この宝具を与えた瞬間オメガモンは消滅する。
また、この宝具は秘匿することが可能で、おかげで普段のセイバーはパラメータの減少と引き換えに本来の「オメガモン」へと戻っている。

「世界を仕切り直す抹消の剣(オールデリート)」
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:1〜1000

セイバーがイグドラシルを破壊し、世界を仕切り直したとされる一撃。
真名解放と共にグレイソードに魔力を込め、グレイソードに触れた物全ての概念自体にダメージを与える。
世界の秩序を担うイグドラシルを斬った逸話から、世界の均衡を担う事に関わるサーヴァントに補正が掛かる。
また、イグドラシルを破壊し世界を黒に染めた逸話から、周囲を無に帰す衝撃波を放つ放出型も発動出来る。
ただし、発動するには相応の魔力を消費する上に、「そこにあり、受け継がれる生命」を開放しなければ発動出来ない。

【Weapon】

「ガルルキャノン」
セイバーの右手に装着されているキャノン砲。
構えると口が開き、ビームを発射する。
ある伝承ではメタルガルルモンが変化した姿としても語り継がれている。


「グレイソード」
セイバーの左手に装着されている剣で、宝具の本体。
構えると剣が出現する。
ある伝承ではウォーグレイモンが変化した姿としても語り継がれている。

【人物背景】

デジタルワールドを支配する「イグドラシル」の下に動くロイヤルナイツの中でも最強と言われるデジモン。
イグドラシルの意志を絶対だと信じ、「プロジェクト・アーク」を円滑に進めるためにX抗体を持ったデジモン達を抹殺していった。
だが一方でプロジェクト・アークにも徐々に疑問を持ちあわせており、遂にイグドラシルに答えを問いに行く。
同じく答えを求めていたドルモン/アルファモンもそれに着いていき、イグドラシルを護るデクスモンをアルファモンの犠牲と引き換えに倒す。
そしてアルファモンの遺したX抗体を手にし、イグドラシルを斬り裂く。
世界は再生され、イグドラシルの思惑通り世界は仕切り直された。

【サーヴァントとしての願い】

マスターに答えを見つけ出させる。

【基本戦術・方針・運用法】

神霊であるオメガモンXは確かに御し難い程に魔力を消費する大食いである。
普段は「そこにあり、受け継がれる生命」を封印することで魔力を封じている。
オメガモンはこのプロジェクト・アークを巡る伝説の他の、八人の少年達の冒険においても数々の強敵を打ち倒した実力を持つ。
ガルルキャノン、グレイソードを扱った数多くの技と、無双の武技は、並大抵の強敵に苦戦することは無いだろう。
ゼヴォリューションを開放すればその戦闘力は倍以上に跳ね上がるだろうが、反面魔力消費が極めて激しくなるため、基本的にはオメガモンで行こう。




【マスター名】ヴィラル
【出典】天元突破グレンラガン
【性別】男


【能力・技能】

  • 不死身の肉体
螺旋王ロージェノムから授かった、驚異的な再生能力と衰えない身体。
決して死ぬことはない。
このため少ない魔術回路の稼働に対するダメージも軽減されるが、回路数が少ないため魔力は其処まで多くない。
それどころか本当に死にそうなレベルでの激痛を伴う可能性すら有る。

  • ガンメン操縦技術
人型機動兵器、ガンメンを操る技能。
隊長を務める程の優れた技能の持ち主。
ただし螺旋力は無いため、専用のガンメンでないと乗りこなせない。

  • 身体能力
獣人としての人並み外れた身体能力。
訓練も積んでおり、包丁を扱った剣術と素早い身のこなしを武器とする。

【人物背景】

螺旋王ロージェノムが作り上げた獣人の内の一体。
人類掃討軍東方面総隊長の肩書を持っている。
愛機、エンキを駆りカミナ、シモンを追い詰めるが、二度目の戦いでエンキのシンボルたる兜をグレンラガンに奪われ、それを奪い返そうと躍起になる。
大グレン団に螺旋四天王までもが全滅させられた中生き残り、その際シモンと戦う直前のロージェノムに「語り部」としての役割と、
それを全うするための不死身の肉体を与えられる、が、ロージェノムはシモンに倒されてしまう。
それでも新政府を樹立させた大グレン団相手に生き残った獣人達と共に七年間戦い続けるが、遂に無理が祟り愛機のエンキドゥドゥが不調を起こす。
そしてヴィラルはとうとう獄につながれてしまう。

【聖杯にかける願い】

ロージェノムの言うことが正しかったのか、それを知る。

【方針】

自分から動くつもりもない、セイバーの意思も組んで誰かを殺めるつもりもない。
だが死ぬわけにも行かない、答えを見つけるまでは。
その為、当分は情報探しも行う。

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最終更新:2017年04月06日 17:56