帝王の灰馬、災禍の金隼 ◆lkOcs49yLc
自分を纏っていた鎧が、光を持って消滅していく。
もう、動くことは出来なくなっていた。
体の中にある何かが、少しずつ削れていく気がしてきた。
それは、自分がもう灰になろうとしていることを示唆していた。
眼の前に浮かぶのは、初めて自身の体が異形に変わった時の事だった。
化物だと、もう死んだはずだと、周りの人間達からは逃げられ、迫害されていった。
思えば、さっきまで自分を動かしていた怒りの種火は、この時に出来たのかもしれない。
それでも、と。
あの時の自分には、まだ一縷の望みが残っていた。
きっと、人間とも共存できると、まだ、人間として生きられると。
自分の夢に賛同してくれる仲間も、種族を問わず出来た。
何時か夢は叶う、皆憎み合えずに生きていける、そんな大きくも小さい夢を、あの時の自分は持てた。
やがて、この世界の大半を生き、支配する種族は、自分達と同じ化け物達になった。
僅かな人間達は、諦めず、屈しず、只生きるために抗い続けた。
自分も、仲間と共に化物でありながらもそれに加勢した。
逃げる道はあった。
自分達化物は、化物の社会に属する資格があり、当然、あの世界で人間を屠りながら生活して行くことを許されていた。
向こうからは幾度も、此方側にやって来る様に、と通告され続けてきた。
勿論自分達は断固として拒否し続けてきた。
自分達には、化物と人間とが手と手を取り合える世界を作るという、大きな夢があったから。
その夢を叶える道が茨の道であることもまた、自分達にもよく分かっていた。
何度も人間達には、あの時のように迫害されてきた。
親しい靴屋の少女が、自分達と関わったばかりに嫌がらせを受けたこともある。
しかし、その靴屋の少女の様に、理解を示してくれている人間達も、何人かはいた。
人類解放の象徴として今日まで生きてきた彼女も、同じ夢を持った救世主たる彼も、自分達を人間のように扱い、接してきてくれた。
それに、自分達を恐れる人々を、あの時はまだ、憎むつもりもなかった。
沢山の同胞達を殺してきた宿敵の同族。
それだけで、恐れてしまう気持ちもまだ分かる。
―そう、思っていた。
しかし、人間達は、自己の利益を優先し、自分達を今日まで迫害してきた。
その果てに、自分達は敵に潜り込み、優しさを示せ、と要求されたのだ。
だが、敵はそれすらも見通していたのだ。
背中を支えてくれた仲間二人は、その刺客によって殺された。
だが、その時自身の眼の前に映った彼女の姿が、己を更なる絶望に追い込む。
彼女は裏切ったのだと、己を売って助かろうとしたのだと。
―だって貴方、オルフェノクなんだもの。
人類の象徴にして親友だった彼女ですら、偽善者の一人であった。
そうなると、あの二人は無駄死にをした、と言うことになる。
愚かな人間達によって、自分達の夢をぐちゃぐちゃにされて。
監獄の中で何度も泣いた。
何度も何度も何度も。
何度自分を責めたか。
何度孤独を味わったか。
何度二人の死を悔やんだか。
今となっても、自分には数える気もしない。
ふと、人間の罠で喰われた親友の遺した言葉が反芻する。
―夢ってのはな、呪いと同じなんだよ。呪いを解くには夢を叶えなければ。
でも、途中で挫折した人間は、ずっと呪われたままなんだよ。
そうなれば、自分は一生呪われたままなのか。
自分の足にある汚れを見るように、あの時は本当にそう思った。
そうなれば、彼等は、呪われたまま死んでいったのかと。
今までやって来た事のせいで、自分も、死んでいった二人も、一生呪われたままなのかと。
自分は一体何をやって来たのだと。
自分は、此処にはいない誰かに、そう問い詰めた。
気がつけば、自分は既に黒の鎧にその身を包み、化物として生きていくと、そう高らかに叫んでいた。
そう、もう、己には何も残されていないと。
夢に惑わされた自身が愚かだったと。
後悔と怒りと絶望にその身を焦がし、自分は戦いの場へと赴いた。
立ちはだかったのは嘗ての友である救世主だった。
救世主は自分とは真逆に、人間として戦うことを決意している。
それでも、自分の足が止まることは無かった。
ただ只管に殴った。
観客の歓声が騒がしかったが、そんなことすらどうでも良かった。
怒りと憎しみを拳に込めて、自分は戦った、救世主に全てをぶつけた。
救世主もまた、自分と同じ存在だった。
彼もまた、嘗ての自分達のように化物でありながら人間に付いていたのだ。
それでも拳の勢いを止めなかった。
人間の味方をするのなら、誰であろうと倒すと決めたのだから。
しかし救世主はそれに答える。
―おまえのやりたかったことは俺がやる、お前の理想は俺が継ぐ!
其処で彼は再び、その救世主と呼ばれた姿に変わり、自分とのぶつかり合いを始めた。
激闘の末、勝ったのは―彼の方だった。
此処で一旦考える。
自分は間違っていたのかと。
彼のほうが正しかったのかと。
地面に横たわる中で見えたのは、裏切ったかと思ったはずの彼女が襲われる姿だった。
それを見た時、何時の間にか、自分の体は動いていた。
―そして今に至る。
その時自分を見つめていたのは、救世主と成りうるだろう友と、裏切ったと思った少女であった。
「木場……っ。」
もう時間がない。
走馬灯が終わり、視界がボヤケていく。
―この言葉を、この夢を、彼に託す。
彼の言葉を信じて。
「約束、して……。」
最後の力を振り絞って、言葉を発する。
「俺の、俺の出来なかった…事を…君、が。」
人間に裏切られた、哀れな馬。
疾走する本能に翻弄されるままにあった地の帝王、木場勇治の二度目の生は、これにて終わりを告げた。
◆ ◆ ◆
電子で構成された、黄昏色の荒野。
まるで終末を迎えたディストピアの様に儚げなこの場所で、黒き獣が、咆哮を挙げていた。
獣の右手に有るは、刺々しい漆黒の戦士。
左手にあるは、禍々しいオーラを纏った剣。
獣は、その剣を突き立て、剣士を突き刺し殺す―かと思われた。
しかし、獣が突いたのは自身の肉体だった。
鋼鉄の様に硬いその肉体を、獣は自分で、貫き刺したのだ。
『我ヲモ、裏切ルノカ!汝マデモガ、我ヲ裏切リ、滅シヨウトイウノカ!』
獣は、獣の心は、己が纏う者に向かい叫ぶ。
それは怒る様にも、泣き叫ぶようにも聞こえる、悲痛な叫びであった。
『違う!僕はお前を滅ぼしたりしない!この剣は、お前を傷つけない!』
これまで、獣は五体の戦士の肉体を渡り歩いてきた。
力の差は別々だが、此処まで力を引き出してくれたのは、彼が初めてであった。
そして、同時に己の憎悪に干渉できたのも、また、初めてのことであった。
だがそれだけでは、獣の本能は止まりはしなかった。
『嘘ダ!アラユル者ハ欺キ、騙シ、裏切ルノダ!我ハ何者ヲモ信ジナイ!』
憎しみの奔流が、獣の剣が付けた傷から流れ出てくる。
七千年にも渡って蓄積され続けてきたそれは、怒り、悲しみ、悔み、憎しみ、怨み。
それらは幾つもの触手となって、自身の胸の剣を引きずり出そうとしていく。
だが、宿り主は往生際悪く、それに抗う。
何故だ。
獣は理解ができなかった。
この鎧を呼び覚ました者達は皆、力を求めていた。
誰かに離れられるのが怖かった。
誰かに負けたくなかった。
何もかも失ってしまうのが怖かった。
嘗て、アビリティどころか碌な武器すら手に出来なかった頃の自分が、「彼女」に見捨てられるのを恐れてきたように。
彼女が消えることを、彼女を失うことを恐れながら、この加速世界を生きてきたように。
今自分に抗う銀鴉もまた、自分と同じような存在だった。
孤独に生き、「親」の期待に答えるのに必死でいた。
この鴉に取り付く前に自分を纏った赤塔だってそうだった。
親の期待に答えようと必死になり、力を求め、そして「己」を呼び寄せた。
結局、彼は親に殺されて永久退場。
だが、彼が喰らいついてくれた糸が、この鴉に導かせてくれた。
彼は自分に最も馴染む存在である。
これなら、今周りの何処かに隠れているであろう、彼女を奪ったあの「影」だって倒せるはずだ。
だからこそ、この鴉の意志の強さには解せない上に苛立ちがこもる。
鴉は尚も叫び続ける。
己の心の中に向けて。
『僕を信じろとは言わない!でも、この世界に、たった一人、お前を愛し、思いやってくれている人がいるんだ!
その人を……信じてくれ!!』
その時、剣を握る鴉の左手が、銀色の光を発す。
鴉が発する「心意」の光が、この禍々しき剣に光を伝える。
眩い光に包まれたその剣は、実に懐かしい輝きを発していた。
あの日、あの時、彼女を殺した敵を殺して手にした、星の如き光を発する白銀の剣。
『うぉぉぉぉぉぉぉ!!』
鴉はそれで自分の身体を、更に深く抉る。
痛みはなかった。
代わりに、世界が変わった。
自分を包んでいた憎しみの世界が、真っ白に染まっていく。
その中で見えたのは、嘗て獣が最も会いたかった存在にして、会うことを諦めた存在であった。
あの時、彼女は死んだはずだと、そう思っていた。
彼女と出会ったのは、この世界に来て間もない頃だった。
その時の自分には、何の武器も無く、技量もなく、只ちっぽけな戦士であった。
そんな自分をサポートし、手助けしてくれたのが、彼女だった。
自分と彼女は、同じ理想を握りしめていた。
この世界に初めて飛び込んだのは100人。
その内の五分の四は、もうこの世界の記憶を失い永久退場。
それを憂いた彼女は、個々の軍勢(レギオン)を作り、互いに助け合う
ルールを考えていた。
自分もそれに賛同した。
道が険しいことは分かっていた。
それでもと、夢を叶えるために、と。
自分達は、この道を行こうとした。
だが、そんな物は所詮幻想だった。
賛同者は皆、自分と彼女を欺く気でいたのだ。
拘束され、制限なしの空間に有る化物に殺され、その度に、周りの連中に蘇生されていく。
何度も、何度も、何度も何度も何度も。
我慢など到底できなかった。
今になって漸く手にすることが出来た、この速さでたどり着いた自分は―彼女の息を、引き取った。
彼女を救えなかったのが悔しかった。
彼女が死んでしまったことが悲しかった。
彼女を裏切った彼等が…憎かった。
これまで、自分は人の顔色を伺いながら生き続けてきた。
ふと、元の世界でイジメを受け、何処かへと去ってしまった親友の姿が思い浮かぶ。
そうだ。
あの時自分が怒っていれば、こんなことにはならなかったと。
そんな後悔と怒りが混じり合わせた感情―憎悪が、自身と、彼女が遺した鎧を黒く染め上げていく。
気がつけば、自分は彼女を屠った化物を殺し、剣を、引き抜いた。
その剣が今、あの時の輝きを取り戻したというのだ。
彼女もまた、あの時のままの姿で、今自分の前に立っている。
『ごめんね、一人にして。寂しかったよね…苦しかったよね…。』
とても受け入れることは難しかった。
彼女はもう死んだ、そう思って今日まで憎み戦い暴れ続けてきたのだから。
偽物か何かだと考え、無意識に後ずさる。
しかし、彼女は一瞬で自身の眼の前に現れ、その懐かしい感触の手で自分の顔を撫でてくれる。
『これからは、ずっと一緒だよ。ずーっと、ずっと一緒。』
そういった彼女は、元の世界での姿に変わり、手を延ばす。
自分もそれに答え、手を延ばす。
―ファル!
あの頃と変わらない、彼女の明るい声が聞こえてくる。
―フラン!
それに答え、自分も手を延ばす。
不思議な、しかし懐かしみの有る感覚に包まれていく。
もうとっくに慣れている心の痛みが、何時の間にか消えていた。
あの頃の、夢を見て、秒単位の時間を明るく過ごしていた時が、七千年の時を巻き戻して帰ってきたかのような気持ちだ。
サラバダ、我ガ最後ノ共闘者ヨ。
汝ハ……強カッタ。我ヨリモ、我ガ滅ボシ、マタ我ヲ滅シタ、アラユル者達ヨリモ。
願ワクバ……汝ノ光ガ、世界ニ残ル、最後ノ禍根ヲ断チ斬ラン事ヲ……。
夢に敗れ、怒りを覚え、七千年に渡る恐怖の伝説を生み出した<<災禍の鎧>>。
その鎧が嘗て<<クロム・ファルコン>>だということ言う事は、何時しか忘れ去られていった。
◆ ◆ ◆
「じゃあね~。」
「それじゃあ~。」
昼間の道路の交差点。
其処を自転車で走る、二人の男女がいた。
この内、男性が通るは右方面、女性が通るは左方面。
此処までツーリングをしていた二人だが、一旦お別れだ。
爽やかな笑顔を浮かべながら自転車をこぐ木場勇治が記憶を取り戻して、半日が経過する。
与えられたロールは、此処アメリカ、スノーフィールドの留学生。
資産家であった両親からの資金で此処にある大学に行き、時折ピザ屋でバイトもしながら、囁かな毎日を送っていた。
二度と味わうことなど出来なかったであろう、緩やかで、平和な毎日。
偽りでは有るが、しかしそんな充実した日々に、木場は満足していた。
そうもなれば、自身が記憶を楽に取り戻せたのも、自然の流れと言えるであろう。
最初は緩やかな違和感だった。
只、自分に両親がいたこと、帰る場所が、遊園地のボロ屋ではなく、普通のマンションであった事。
そして何より、何処か寂しく、やるせない気持ちがしてきたこと。
これらが重なり合い、今、木場は記憶を取り戻せている。
今木場が住んでいるマンションで、一旦自転車を止める。
駐輪場に停め、階段を登り、自分の部屋へと向かう。
「ただいまー。」
部屋の中は、昔海堂や由佳と一緒に暮らしていた頃の邸宅に良く似ていた。
8LDKのマンションと言う、大学生、それも留学生にしては、大変に金をきかせた部屋では有るが。
上の段は無かったがそれでも、あの時の居間のデザインは、あの頃のままだ。
しかし其処にあるソファに座っていたのは、海堂でも由佳でも無く、宇宙服に良く似た格好の人型の何かだった。
彼こそが、木場の召喚したサーヴァント。
クラスは「セイバー」、木場と同じく、剣を操るサーヴァントである。
サーヴァントは英雄が喚ばれる、とは木場も聞いてはいるが、曰く、彼は「この世界とは別の世界」の英雄なのだそうだ。
その世界がどういう物なのかを、木場は知る由もないが。
「あ、お帰りなさい、木場さん。」
穏やかな口調で、セイバーは答える。
「ごめん、一人にさせちゃって。」
「いえ、一人で過ごすことには、慣れているので。」
苦笑いをしているような口調で、セイバーは答える。
実際、セイバーは両親が忙しく、小学生で有りながら一人でマンションで過ごしていたのだ。
家、というのなら、加速世界でフランと一緒に過ごしたあの家があるので、何時も一人、と言う訳では無かったが。
そういう点では、人間態に成ることが出来ないのが、少し残念に思えた。
しかし、此処で一つ、自分のマスターに問いたいことが有る。
それをセイバーは、ソファに腰を下ろしたマスターに向けて、口に出してみる。
「すみません、マスター。」
「どうしたんだい?」
懐かしい感触のソファの座り心地にホッとした木場が、興味深そうな表情で聞き返す。
「……マスターは、この聖杯戦争で、これからどうするつもりでいますか?」
「どうするつもりって……。」
思えば、木場勇治には聖杯を手にしてまで叶えたい願いはない。
人間への敵意は既に消え失せた。
夢なら彼に託した。
となれば、もう木場には思い残すことも無いはずだ。
「……セイバーには、願い事はないの?」
「はい……願いなら、もう元の世界に託したので……。」
セイバーのサーヴァント、クロム・ファルコン。
彼は本来の聖杯戦争「でなら」、召喚することは出来ない存在である。
存在が公にされていないゲーム「ブレイン・バースト」。
そのブレイン・バーストにおいて、自身の無念が起こした怪物「災禍の鎧(クロム・ディザスター)」が、
ゲームがばら撒かれて7年の間、このゲームに恐怖を齎す伝説となった逸話―
それをムーンセルが計測していたお陰で、今こうしてセイバーは現界していられる、と、現界時の記憶にはそう刻まれている。
詰まる所、自分はクロム・ディザスターの記憶をそのまま受け継いだ「コピー体」。
しかし、そんな形で再生して、いきなり願いを叶えろ、と言われても、セイバーにはいきなりには思いつけない。
何より、フランが願ったレギオンの結成なら、既に叶ったも同然。
希望なら六代目に―その仲間達に託した、ならば。
「ですので僕は、貴方のサーヴァントとして動きます。その為に、僕はこの場で再び現界したのですから。」
しかし木場は、そんな儚げなセイバーの姿を見て、嘗て叶えようとした願いに想いを馳せた。
人間とオルフェノクの共存。
その為に、木場は昨日まで戦ってきたのだ。
確かに、夢は乾や真理に託した。
でもそれは、自分が叶えようとした夢だったんだ。
だったらせめて、彼等の夢の花を踏み躙るような事はしたくはない。
別に、自分が正しかった、
「それなら、セイバー。俺は、この戦いには乗らないことにするよ。
聖杯は破壊する。罪なき人々は絶対に助ける。それが、俺が今を生きる乾君や園田さんに出来る、ささやかな手助けだから。」
木場は、それまで少し俯いた顔を上げ、セイバーの問いにやっとの答えを見出した。
聖杯の破壊、それが木場勇治の方針であった。
セイバー、クロム・ファルコンにとって、その願いは心地よい物だったのかもしれない。
数多くのサーヴァントがぶつかり合う「聖杯戦争」。
それは、セイバーが嘗て経験していた頃のBBに少し良く似ていた。
だが、フランもシルバー・クロウも、争うことを拒み、平和を叫び続けてきた。
自分には、あの二人のような強さは無いのかもしれない。
でも、あの頃のように希望を投げ捨てたくはない。
もう二度と、BBの様な事は起こさないし、加速研究会の様な連中が現れたら、絶対に倒す。
そう決意したセイバーも俯いていた顔を上げ、木場の方針に、ウン、と頷き、「STAR CASTER」と刻まれたカードを懐から引き抜く。
「分かりました、マスター。一緒に聖杯戦争を止めましょう。」
(フラン、もう一度力を貸してくれ)
そう心で喋った時、カードが一瞬、キラリと光った気がした。
【出典】劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト
【マスター】木場勇治
【Weapon】
「オーガギア」
世界を支配する大企業「スマートブレイン社」の切り札「帝王のベルト」。
これはその中でも火力に秀でた「地のベルト」である。
スーツを転送し、制御する「オーガドライバー」
装備の操作、及びスーツの転送を行う「オーガフォン」
フォトンブラッドの刃を発生し、万物を切り裂く大剣「オーガストランザー」
これらの装備で構成されている。
これを使用することでオーガのスーツを転送し、変身することが可能。
オーガとなれば戦闘力は向上するが、科学の産物であるためサーヴァントには太刀打ちできない。
ベルトを奪われれば変身は出来なくなるが、これは極一部の最強クラスのオルフェノクでなければ変身は叶わないため、利用される心配はない。
また、オーガは本来、人工衛星「イーグルサット」を介して変身するのだが、このSE.RA.PH内にはそれも再現されている模様。
【能力・技能】
人間が一度死ぬことで覚醒する、人類の進化系。
木場は自然死で極稀に生まれる「オリジナル」のオルフェノクであり、通常のオルフェノクを越える程の戦闘力を誇る。
変身するのは馬のオルフェノク「ホースオルフェノク」で、更には「激情態」と呼ばれる姿に進化している。
「ホースソード」を使った剣撃の他、「疾走態」によりケンタウロスに変化、盾を発生させた防御戦も得意とする。
ホースソードを人間の胸に突き刺すことで、「使徒再生」を行い、低位のオルフェノクを僅かな確率で覚醒させることが可能。
また、人間態でも高層ビルの屋上から飛び降りて無傷なほどに耐久力と治癒能力が高いので、きっと魔力も安定しているだろう。
【人物背景】
人間の進化体「オルフェノク」の中でも特に秀でた力を秘めた青年。
裏切られ、欺かれ絶望した彼は、地を統べる帝王へと君臨する。
彼は親友であった救世主に敗れ、夢を託し蒼き炎に包まれていった。
基本的に真面目でお人好しな性格だが、一度キレると手が付けられなくなる心の弱さも併せ持つ。
【マスターとしての願い】
聖杯を破壊する。
【方針】
願いは救世主に託した、現世に悔いはない。
脱出派、対聖杯派を探す、魂食いを行い、聖杯を手に入れるために暴れる者には容赦はしない。
【出典】アクセル・ワールド(7巻)
【CLASS】セイバー
【真名】クロム・ファルコン
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷A+ 魔力C 幸運D+ 宝具A
【クラス別スキル】
騎乗:E
乗り物を乗りこなす才能。
バーストリンカーにはオートバイな外装が存在する他、エネミーで沖縄から本州に飛んだりする者もいるため、騎乗スキルもある程度は内包されている。
ただしセイバーには乗り物を乗りこなした逸話は無いため、ランクは低め。多分自転車か三輪車に乗れるかどうか。
対魔力:D
魔力に対する耐性。
魔除けのアミュレット程度。
【保有スキル】
心意:A+
バーストリンカーが習得できる、「イメージ」の力。
イメージを形とし、力とすることが可能。
彼は嘗て、心意の力を暴走させることでその鎧を漆黒に染めた経験がある。
無辜の怪物:B(EX)
七千年に渡って語り継がれた鎧の主だった逸話から。
能力・姿が変貌してしまう、また、このスキルは外せない。
彼の場合は、Bランクの「魔力放出(闇)」と、Eランクの「狂化」の複合スキルとして扱われる。
セイバーは「災禍の鎧」としての知名度が高く、その影響から鎧の記憶も有している。
また、第三の宝具を発動した場合、ランクが()内に修正される。
フラッシュ・ブリンク:-
セイバーが扱うバーストアビリティ。
身体を量子に変換し、超速で移動することが可能。
この間は攻撃が通じない他、壁をすり抜けることも可能。
腐食耐性:B
身体を蝕む攻撃に対する耐性。
これにより、セイバーは宝具の唯一の弱点を補っている。
【宝具】
「七星外装・<<開陽>>(<<THE DESTINY>>)」
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1
セイバーを包む甲冑で、愛した彼女の形見。
伝説にて語り継がれる「クロム・ディザスター」の元となった装備。
かなりの耐久性を誇り、大抵の攻撃では傷つけられない。
腐食を除く、同ランク以下のありとあらゆる攻撃のダメージを軽減させてしまう。
普段はカードとなって収納されており、任意で装着することが可能。
「蛇殺しの手に星剣は降る(<<STAR CASTER>>)」
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~3 最大捕捉:10
セイバーが神獣レベルエネミー、ヨルムンガンドを殺して手にした剣。
高ランクの強化外装で、まるで天使の羽のような美しさを放つ聖剣。
ワーム型神獣ヨルムンガンドを倒すことで入手できる逸話から、竜殺し、ないし神殺しの概念を持つ。
これもまた、カードとなって収納されている。
「閉じた陽光・<<災禍の鎧>> (<<THE DISASTER>>)」
ランク:A+ 種別:対怨宝具 レンジ:― 最大捕捉:1
七千年に渡り加速世界において語り継がれてきた災禍の鎧。
「七星外装・<<開陽>>」、「蛇殺しに星剣は降る」を「無辜の怪物」「心意」を重ね合わせて発動する。
パラメータは向上するが、その代わりセイバーは、己自身の憎悪に蝕まれ、暴走する危険性がある。
基本的にセイバーはこれを封印しているが、もしセイバーが再び憎しみに狂えば、この宝具は自動的に起動する。
【Weapon】
「蛇殺しに星剣は降る」
【人物背景】
ニューロリンカーが世に出て間もない頃。
「ブレイン・バースト」と呼ばれるアプリケーションが、100人の少年達に配られた。
多くのバーストリンカー達が争い合う中で一人、加速世界の融和を願う少年がいた。
しかし、彼は鋼の隼から、災禍の獣へと姿を変えた。
それ以来、この加速世界七千年の歴史に、有る鎧の伝説が刻まれた。
鎧は力を求めるバーストリンカーに寄生し、取り憑き、本能のままに暴れる狂戦士と化していくという。
既に五体の主を変えたその鎧を人は、災禍の鎧―クロム・ディザスターと呼んだ。
尚、この鎧の伝説は、黒のレギオンに所属するちっぽけなプレイヤーによって終止符を打たれている。
鎧にこびり付いた憎悪は浄化され―元となった外装は、今も何処かでひっそりと、幸せそうに眠り続けているだろう。
本来、デュエルアバターはサーヴァントとしては召喚することは出来ない。
しかし、この世界が演算装置であることに加え、通常では召喚することの出来ないサーヴァントも召喚できるようになっていることから、
存在が公にされていない謎のゲームに伝説を打ち出した呪いは、嘗ての姿を取り戻し今此処に現界している。
【サーヴァントとしての願い】
夢は既に叶い、自身も加速世界からは解き放たれている。
もう、思い残すことはない。
【基本戦術・方針・運用方法】
素早さと頑丈さに長けたサーヴァント。
基本的には「フラッシュ・ブリンク」による超速移動と、「蛇殺しに星剣は降る」を使った強力な斬撃を武器に戦う。
「七星外装・<<開陽>>」による防御能力も兼ね備えており、大抵の攻撃は通じない。
ただし、ファルコンは強化外装を除いたウェポンを所持しておらず、些か火力には劣る。
第三の宝具を使えばその限りではないが、「今の所」セイバーにはそれを使う気は無い。
元々碌な目にあっていない事に加えマスターのこともあり幸運は低めだが、イジメのターゲットから逃れられたり、激レア外装を偶然入手したりと、
瞬間的に幸運を呼び寄せることは出来る。
最終更新:2017年03月26日 07:50