佐天涙子&キャスター◆pu1C9voasQ


「…………」

……なんだろうこれ。誰かの声がする?
……でも、何言ってるのか分かんないし、あんまり考え事したくないし、放っておきたいかも……

「……て……さ……」

……なんだろうこれ。誰かに呼ばれてる?
……でも、やっぱり何言ってるのか分かんないし、あんまり動きたくないし、このまま寝てたいかも……

「……さん……てんさーん」
「……んー……」

……なんだろうこれ。やっぱり誰かに呼ばれてる。ついでに体も揺すられてる気がする。
こうなるとさすがにもう目も覚めてくる。というか覚めた。
意識がはっきりしてくるのを自覚しながら目を開けると、真っ先に私の視界に入って来たのは見覚えのある花飾り。
これは多分──

「……あれ……初春……?」
「あ、おはようございます。佐天さん」

頭にこんな花飾りを乗せてるのは、私の知る限り一人しかいないわけで。
つまりはまあ、私は目の前の人物が初春飾利であるという事を寝ぼけ気味ながらに認識したという事になる。

「何で初春が私の部屋にいるの……?」
「約束より少し早くなっちゃったけど、時間が空いたから来てみたんです」

今日は私と初春の2人で、駅前近くに新しく出来たケーキ屋に行く事になっていた。
最初に私が入っている学生向けアパートの部屋に2時集合で、今は大体1時45分くらい……早いと言えば早いのかもしれない。

「でも佐天さん何回呼んでも出てくれないし、部屋の鍵も開いてたから中に入ってみたんですよね」

確かにさっき買い物から帰って来た時、部屋の鍵を閉めてなかったような気がする。

「そうしたら佐天さんが眠ってたから。
 一応起こしてみたんですけど、佐天さん何か眠そうだし悪い事しちゃったかもしれませんね」
「あー、いや、私は大丈夫。ごめんね初春。
 この前学校で出た数学の課題やってたら何か疲れちゃってさ。
 ベッドで寝転がってる内に眠っちゃって……みたいな?」

あくび交じりに私はベッドから起き上がる。
一方、初春は私の机の方に目を向けていた。

「数学の課題って机の上に出てるこれの事ですよね?」
「そうだけど」
「さっきちらっと見てみただけですけど、それでも結構間違ってる所多かったですよ。
 むしろこれ合ってる所の方が少ないんじゃ……」
「う、初春が見てない所は合ってるかもしれないし」
「本当ですか? やっぱりどの辺を見ても間違いの方が多そうな感じですけど」

初春が間違ってる所をこれもここもとか言いながら、机に乗ってる課題のプリントを眺めている。
……まあ、どうせあんまり出来てないだろうなとは自分でも思ってたし。
わざわざ初春にそんな事言われなくたって……そういえばこの初春って本人なんだろうか?
……ちょうど初春もこっちを向いてない事だし、折角だからちょっと確かめてみようかと思う。
というか確かめたい気分だ。

……という訳で私は静かに初春の背中に近付いて行く。
元々距離も近かったしあっという間に射程圏内。普通ならまず外さない間合い。
そして、初春のスカートを狙って両手を下から上に一気に振り上げる。
あとはいつものように、スカートがばーっとめくれて初春のパンツが顔を出────

「あ……」
「ふう……またこれなんですか、佐天さん」

す事は無かった。
私の手は初春のスカートにもパンツにも触る事無く空を切っていた。
一方、初春はさっきいた所から少し横に動いた場所に、半ばため息をつきながら立っている。
つまり避けられちゃった事になる。という事は……

「えーと、キャスターさんですよね?」
「……君は本当にいつも友達にこういった事をやっているのかい?」

そう言いながら初春の姿が結構イケメンな男の人の姿に変わる。
私のサーヴァントのキャスターさんだ。

「これが私の初春への挨拶兼日課みたいなものですから。
 あ、そうだ。さっき起こしてくれて有難うございました」
「うん、そうなのか……君の友達も大変そうだな」

もし私が眠っちゃって時間が来ても起きそうになかったら、キャスターさんが起こしてくれる事になってたのを思い出した。
でも正直、本当にガチの昼寝モードに入る事になってしまうとは自分でもあんまり思ってなかった。
……それだけ疲れてるって事なんだろうか。

「それにしても、キャスターさんのそれって本当凄いですよね。
 ぱっと見ただけじゃ全然本人と区別付かないし」
「一応、僕の一番の得意技とでも言える物だからね」

キャスターさんは術を使って他人に変化してるんだとか。
変化の術って事は最初は忍者か何かかと思ったけど、本人が言うには仙人とか仙道とかそんな感じらしい。
キャスターさんの変化は本物そっくりで、私じゃ何度見ても見分けが付かない。
でも、初春の変化に限って言えばぶっちゃけ簡単に判別できる。
さっきみたいにスカートをめくれなかったらキャスターさんで、めくれたら初春本人だ。
だって本物の初春がスカートめくられるのを避けられるわけないし。

キャスターさんは今回みたいに、たまに誰かに変化してる事がある。
本人曰くちょっとしたお遊びみたいな物らしい。
確かに誰かに変化してる時は、大抵その人の真似をしようとしてるし、意外と結構ノリのいい人なのかもしれない。
他には割と女の人に変化してる事が多いような気がするし、実は女装好きとか?

「あとはこの街にいる初春も大概とんでもないというか……
 私の知らない並行世界の初春って、何か未だに実感沸かない所があるというか」
「並行世界の人間と言っても、基本的な所は君の世界にいる人間と何も変わらないはずだ。
 むしろ、一目で分かるような違いがあった方がおかしいと言えるだろうね」

一目で分かる違い……
確かに初春が体から角とかしっぽとか生やして、目から光線とか出すような怪人とかになってたらすぐ分かるしびっくりだけど。
……いや、並行世界ってそういうのじゃないのか。よく分からないけど。

「んー……そういうものなんですかね。
 そもそも、いきなり連れてきた上に記憶までいじっちゃうってムーンセルも結構酷くないですか?
 初春が自分からこんな所に来たって事も無いでしょうし」
「あまり褒められたやり方とは言えないのは確かだね。
 これでは、君達のような人間にとっては殆ど事故じみた物になってしまっている」
「……君達って、私もですか?」
「君だって自分から望んでムーンセルに来ているわけではないんだろう?
 こういった無差別に人間を連れてくる方法では、単純に参加希望者だけという訳にもいかない。
 連れてこられる側には防ぎようもないからね」
「あー、まあ……確かに、そうですね」

私は、戦う気は無いのに自分の意志に関係無く、こんな所に連れてこられてしまいました。
……一応、何も間違ってはいないのかもしれない。

「他のマスターやサーヴァントの中には、やっぱり戦ってでも聖杯が欲しいって人達もいるんでしょうか?」
「まず間違い無くいるだろうね。
 さすがにマスターもサーヴァントも全員誰一人として聖杯を求めない、というのは考えにくい。
 ……今まで聞いてはいなかったけど、君は聖杯を手に入れたいと思っているのかい?」

そこまでして願いを叶えたいっていうなら、やっぱりそれだけ重大で深刻な理由があるんだろうか。
……さすがに、私みたいにしょうもない事で悩んだりするような人達はいないんだろう。

「そういうわけじゃないですけど、そんな物があるなら一回大金持ちにでもなってみたいなー、みたいな事は思ったりしたりとか。
 ……やっぱり馬鹿みたいな事言ってるって思います?」
「まあ、割と俗っぽくてありがちな考えではあるかもね」
「やっぱりそうですよね。
 私ももう少しキャスターさんみたいな、まともで立派な人間になれてたら良かったんですけど」
「その言い方だと、まるで君はまともではない駄目な人間みたいに聞こえるな」
「実際、その通りですから。
 私って普段からこういう下らない事ばっかり考えてる、どうしようもない駄目人間なんですよね。本当に……」
「うーん……僕から見てて、君がそういったタイプの人間だとは思わないけどね。
 前から少し感じてはいたけど、マスターはどうも必要以上に自分の事を卑下しがちなように──」

キャスターさんが喋ってる途中、突然一つの音が割って入る。
この部屋の玄関に付いてる呼び鈴がなった音だ。

「あ、もしかして……」

時計を見ると、その時間はほぼ2時に近くなっていた。
多分初春で間違い無いだろう。

「えーっと……」
「僕は霊体化しているから出て構わないよ」
「あ、すみません。じゃあ……」

キャスターさんの姿が消えた後、私はそのまま玄関に行って扉を開ける。

「こんにちは、佐天さん」

外にいたのは当然の如く初春だった。
初春の挨拶を聞いた私は、とりあえずそのまま初春のスカートをつまんでめくり上げる。

「……ぶっ!? いきなり何するんですか佐天さん!」

今日は模様の無い白一色。
初春は今日もちゃんとパンツを穿いていたようだった。

「いやー、うん、やっぱり初春が初春なんだなーって」
「そんなの当たり前じゃないですか!
 何わけの分からない事言ってるんですか!」

こうやってなんだかんだで、私のおふざけに付き合ってくれる初春。
並行世界の人間と言ってもその辺は何も変わらない。
そう……変わっていない。

「全くもう……それで、今日はこれから一緒にケーキを食べに行くって事でいいんですか?」
「ああ、うん、もちろん。
 どうしようか。早速今から行く?」
「そうですね。佐天さんが大丈夫なら行きましょうか」
「……うん。それじゃあ、行こう初春」

でも、並行世界の初春って事は、やっぱり私の世界の初春とは厳密には別人という事になる。
それは今の私にとっては、良かったんだろうか、悪かったんだろうか。
……いいや、それもおかしいか。初春がどうとかなんて全然関係無い。
これは私が勝手に自爆とか自滅をしましたみたいな話なんだから。










多分、これは私への天罰が落ちたって事なのかもしれない。
レベルアッパーのせいで──私のせいでアケミが目の前で倒れちゃった時。
とんでもない事になった、私もああなるんじゃないか、もう起きられなくなるんじゃないかと怖くなって仕方なかった。
そこで私の頭に浮かんだのは、ホワイトトランプとかいうレベルアッパーとはまた別の都市伝説。
ダウンロードして何か願い事を入力すれば、その願い事が叶うとかいうアプリケーション。
最初に知った時はさすがにハイハイって感じで気にもならなかったけど。
レベルアッパーが本当だったし、もしかしたらこれも……みたいな事を少しでも考えた辺り、私は頭がどうかしていたんだろう。
あれでレベルアッパーの事がどうにかなるかもとか思った結果は、このムーンセルやら聖杯戦争やら分けの分からない話の押し売り。
でも、こういう都合の良い話に欲を掻いて何回も引っかかるような本物の馬鹿だから、私は今こんな所にいるって事なんだよね。
いや、願いを叶えてほしがったという意味では、自分が望んだからこういう事になってるのかな。
さっき痛い目にあったばかりのはずなのに、すぐまた懲りずに似たような物に頼ろうとする辺り、本当に救いようがないって感じだ。

ここに来てからの私がやっている事は、ただムーンセルに用意された役割に沿って毎日を過ごす事だけだった。
別に何か考えがあるってわけじゃない。むしろ何も考えてなんかいない。
本当は色々と考えなきゃいけないんだろうけど、正直あまり考えたくない。
考えるにしても、何もかも私の手には余り過ぎて、すぐに頭がごちゃごちゃになってぼやけてくる。
つまり、私は目の前の日常に流されるようにしながら、どうにかついて行く事くらいしかできてないというだけ。
キャスターさんは私が自分の世界に帰る手段を何か考えてみようとは言ってくれる。
でも、キャスターさんは聖杯にはあまり興味は無いっていうし、私の事も本来キャスターさんには関係無い事のはず。
実際の所、私なんかに付き合わされて向こうにもきっと迷惑になっているだろう。

自分のサーヴァントとして召喚されたのがキャスターさんだったのを見るに、どうも私は運だけは一丁前にいいらしい。
ここに来てから見るようになった変な夢──多分、キャスターさんの記憶なんだろう。
それをただ見てるだけでも、この人は本当に凄い人なんだなっていうのはよく分かる。
滅茶苦茶才能があって、沢山努力もして、周りからも凄く信頼されて、自分じゃなくてみんなのために戦った文字通りの英雄。
私みたいな変な欲も無いし、仙人っていうだけに霞でも食べて生きてたんじゃないかってくらいの、絵に描いたような完璧超人。
逆に、私は何の才能も無くて、いつも人頼り物頼りで、周りをトラブルに巻き込んで、そのくせ自分の事ばっかり。
何もかも私なんかとは全然違う、というか正反対なんじゃないだろうか。
どうしてこんな人が私のサーヴァントになったんだろうと思うくらいだ。
キャスターさんを見てると、自分はどれだけ駄目で無価値で欠陥だらけな人間なのか、改めて思い知らされるような気もしてくる。

そもそも、自分の世界に無事に帰れたとして、それでどうなるんだろう。
それでアケミ達の事が解決するわけでもないし、私のやった事が無かった事になるわけでもない。
初春が今の私の事を知ったらどう思うだろう。
力に釣られてズルして他人を巻き込んで、更にズルを重ねて問題を誤魔化そうとして、挙句の果てに殺し合いに参加してます。
これだけ滅茶苦茶やってたら、さすがに今度こそ呆れて見放されちゃうだろうか。
初春だけじゃない。他の人達だってきっと同じだろう。
結局、手に入った物は何も無くて、周りに迷惑をかけるだけかけて、気付けば自分も変な場所にいてそれでお終い。
でも要はこれは、身の程知らずが分不相応な事を考えたらしっぺ返しを受けました、という一言で纏められるような話でしかない。
全部私の自業自得だと言われたら、全くもってその通りとしか言い様がない話。

それ以前に、これが本当に殺し合いなんだったら、自分が生き残れるという保証だってどこにもない。
むしろ、自分が死にそうな要素は沢山あっても、生き残れそうな要素の方は殆ど無い。
でもそんなのは当たり前。こういうのは本来私が入って行けるような世界じゃないから。少し考えればすぐ分かる事だ。
私は御坂さんとか白井さんみたいな人達のようにはできない。
強くもないし頭も良くないし、自制心が無くて騙されやすい事だって証明済み。
客観的に見て、自分はどうしようもなく弱くて、何もできるような事は無いってタイプの人間という事になる。
キャスターさんがいくら凄くても、私に足を引っ張られるんじゃ、何とかできる物もできなくなったって何もおかしくはない。
でも、なんでだろう。
死ぬかもしれないって話なのに、今の所、どうしてか自分は思ったよりは怖いと感じていないらしい。
それどころか、元の世界に帰る事の方が怖いような気さえしてくる。
どうしてこんな感じ方になるんだろう。
いつの間にか頭がどこかおかしくなっちゃってたり、考え方がずれちゃってたりするからって事なのかな。
分からない。
私は別に死にたいなんて思ってるわけじゃないし、帰りたいとも思ってるはずなのに。
やっぱり、何も……分からない。
本当、何やってるんだろう……私……


【マスター】
佐天涙子@とある科学の超電磁砲

【マスターとしての願い】
無し。
というかあまり考えたくない。

【weapon】
無し。

【能力・技能】
家事万能な高い女子力とか大体誰とでも仲良くなれる高いコミュ力とかレベル0の空力使い(エアロハンド)とか。

【人物背景】
都市伝説好きのミーハーな中学1年生の女子。



【CLASS】
キャスター

【真名】
楊ぜん@封神演義

【属性】
中立・善

【ステータス】
筋力C 耐久C 敏捷C 魔力A+ 幸運A+ 宝具A++

【クラス別スキル】
陣地作成:-
スキルによる変化能力を持つ代わりに、陣地作成スキルは失われている。

道具作成:-
スキルによる変化能力を持つ代わりに、道具作成スキルは失われている。

【保有スキル】
妖怪仙人:A
人以外の生物や無生物が千年以上月日の光を浴びて魔性を帯びて妖精になり、人の姿を取れるようになった者。
妖怪仙人の教主の息子であり、自身も統一された仙人界の教主となったキャスターはこのスキルを最高ランクで保有する。
人と妖精の中間の姿である半妖態となる事で、このスキルのランク相当の対魔力及び狂化と同等のステータス補正を得る。
また、半妖態時には対峙した相手に圧力を与える事で精神判定を行い、判定に失敗した相手には威圧のバッドステータスを与える。

変化:A(A+)
キャスターが行使する仙術の一種であり、ある意味宝具以上にキャスターを象徴すると言えるスキル。
キャスターが生前及びサーヴァントとして現界した後に見知った生物や物体に変身する能力。
この変化は全身だけでなく、手足等の体の一部のみを部分的に他者の物に変える事も可能。
他の生物に変化した場合、幸運を除くキャスターのステータスは一時的に変化先の生物の物に変化する。
他のサーヴァントへの変化の場合は、そのサーヴァントのステータスの他にスキルや宝具等の再現も可能。
しかし、このスキルのランクを上回るランクのステータスやスキルや宝具の場合完全な変化はできず、本来の物より大幅に劣化する。
また、再現可能なスキルは神性や魔力放出等の肉体に関連する物に限る。
宝具も剣や鎧等、物体として具現化できる物にしか変化できず、他者の技術の模倣や生物の召喚等は不可能。
ランク問わず、自身が担い手ではない宝具の真名開放もできない。
その他、自身がその存在を認識していないスキルや宝具の機能は自分の意志では発動できない。
半妖態時にはこのスキルのランクは()内の物に上昇する。

心眼(真):B
修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。
逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。

透化:B
明鏡止水。精神面への干渉を無効化する精神防御。

【宝具】
『斬尖なる槍刀(さんせんとう)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:10人
三尖刀。三又の槍型の宝具。
斬撃を飛ばしたり、先端を曲げ伸ばしたりして攻撃する。

『穿天たる猟犬(こうてんけん)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:50人
哮天犬。人間と同等か少し上回るくらいの大きさの犬型の宝具。
キャスターの操作や指示に従って行動し、突撃させる事で目標を粉砕する。
飛行可能で乗り物代わりにも使える。

『葬送する魂の棺(りくこんはん)』
ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
六魂幡。キャスターが身に纏うマント状の宝具。
かつて星と融合して人類種を生んだ始祖の手により作られた、仙人界に伝わる宝具の中でも最強である七つの神造兵器の内の一つ。
変形、拡大した布を展開し、操る事で攻撃や防御を行う。
また、布で空間を包み込み、指定した対象を収束する事でその対象を無へと還す。
この消滅効果は相手の体だけでなく魂にも及ぶ。
このため、死亡後に自己の蘇生や転生等を行う能力は事実上無効化され、サーヴァントの場合その魂が英霊の座に還る事も無い。

【人物背景】
変化が得意な微妙にナルシスト気質な天才道士。

【サーヴァントとしての願い】
無し。

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最終更新:2017年02月04日 07:15