暁美ほむら&ランチャー◆pu1C9voasQ


少女は希望を求めていた。
最高の友達は死んだ。
願ったのは過去を変える力────希望を繋げる力。
そして少女は戦い続けた。

少女は希望を求めていた。
最高の友達は消えた。
望んだのは未来を変える光────希望を照らす光。
そして少女は戦い続けた。

少女は希望を求めていた。
最高の友達はいない。
祈ったのは希望で彩る世界────希望のための世界。
そして少女は戦い続ける。










学校終わりの週末の日の夜。
今日は私の家にまどかが遊びに来ていた。
家にいるのは私とまどかの2人だけ。
まどかは今日、このまま私の家に泊まっていく事になっている。
ここにあるのは何でもない普段通りの日常。
一緒にお茶をして、一緒に宿題をやって、一緒に夕飯を食べて、一緒に他愛ない話をしながら寝る。
どこからも邪魔は入らない。この世界は私の箱庭だから。
だけど────

「ええっと……またなの……ほむらちゃん……」

そう、まただ。またまどかが円環の理の事を思い出しそうになってしまった。
そのたびに私はこうしてまどかを思い切り抱きしめる。どこにも行ってしまわないように。
異常が起こるたびに何とか押さえ込んではいるものの、それも限界が来ているのかもしれない。
今日はこれでもう3回目。最近目に見えて回数が増えてきている。

「だって……その……ごめんなさい……」
「うーん……ほむらちゃんって本当に心配性だよね」

まどかももう呆れてる。そうだよね、いい加減しつこいよね。でも離さない。
その方がまどかの存在を感じていられるし、離すとまた始まってしまいそうな気がして怖いから。
まどかを抱きしめていると安心できるけど、それを強いられる状況には全く安心できない複雑な気持ち。

「ほむらちゃんがそんなに心配しなくても大丈夫だよ。
 私はみんなに黙っていなくなったりする気なんて無いし、どこかに行ったらちゃんと帰ってくるから」

まどかはこう言ってくれるけれど、実際にはまどか本人がどうにかできるような問題じゃない。
このまま行けば、最悪の事態になるのも多分時間の問題。
だから私が何とかしなきゃいけない。まどかがこのまま世界のどこにだっていられるように。

「……ほむらちゃん?」

私はまどかを抱きしめたまま、正面に見える窓に目を向ける。
そこに見えるのは月。私とまどかを見下ろす月。その内にある物を隠す月。
以前インキュベーターから引き出した情報によると、月の正体はムーンセルと呼ばれる巨大な装置。
インキュベーターとはまた別の文明が作ったらしい、地球の全てを記録するための観測機。
そして重要なのは、ムーンセルには宇宙を変える程の力を持つ願望器としての機能もある事。
神にも負けない理を作れるだけの力。聖杯とも呼ばれる力。
それだけの力があれば、鬱陶しい円環の理だって黙らせられるはず。
私の力だけでまどかを繋ぎ止め続ける事ができないなら、そこに別の力を足してやればいいだけ。
どんな願いでも叶えるなんて売り文句は、あのインキュベーターの事を連想させてくれて正直言って気に入らない。
でも、今のまどかに必要な物でもある。私の些細な不快感なんて問題じゃない。

ムーンセルへの干渉はすでに試してみたものの、防御が固くて力押しでは乗っ取れそうになかった。
それは予想の範囲内ではある。
逆に簡単に掌握できる程度の物なら、そもそも役に立つレベルの物なのかも怪しくなってくる。
それに、外からが駄目なら中から掌握すればいい。
ムーンセルは観測の一環として外部から人間を呼び込んで、その人間達を戦わせたがっている。
戦いの勝者への見返りはムーンセルの機能、つまり聖杯の使用権限。
やっぱりこのままにしておいても、まどかがいつまで持つか分からない。
状況が悪い方向に行きつつある事を考えると、その戦いに乗り込んででもムーンセルを手に入れる必要がある。
放っておけばまどかがまた消えていなくなってしまう。
もう絶対にあんな事が起きるような状態にさせてはいけないから。
だからそのために、まどかは私が──

「……あなたは私が必ず……」
「ほむらちゃん、どうしたの?」
「……ううん、なんでもないわ。
 ごめんなさい、私、変な事ばっかりしてて……」
「別に謝るような事じゃないよ。
 ほむらちゃん、私から見てても最近何だか大変そうだし、ちょっと疲れちゃってるのかも。
 今日はもう寝て休んだ方がいいよ」

いいえ、私は何も疲れるような事はしていないはずだし、そもそもそんな事を気にしている状況でもない。
私にはまだやらなきゃいけない事が残っているみたいだから。

「うん……あのね、まどか……?」
「何? ほむらちゃん」
「……やっぱりもう少しだけ、このままでいてもいい……?」
「ほむらちゃん……」

……一体私は何を言っているんだろう。
どうして自分の口からこんな言葉が出てくるのか理解できない。
このままこうしてまどかの所にいたって何も解決はしないのに。
まどかを絶対にこの手から離しちゃいけないからこそ、あの円環の理の問題をどうにかする必要があるはず。
そもそも、まどかが円環の理なんて物になってしまった原因を作ったのは私なのに。

「……ねえ、ほむらちゃん。ちょっといい?」

まどかが自分の髪に結んでいる赤いリボンをほどいて、私の髪に結んでいく。
このリボンは……

「私が転校して来た日にほむらちゃんがくれたリボンだよ。
 ママもよく似合ってるって褒めてくれてたんだよ」
「どうして私に……?」
「……あのね、ほむらちゃん。
 私、あの日ほむらちゃんと出会えて本当に良かったって思ってるんだ」
「まどか……?」
「私、最初に見滝原に帰って来た時は凄く不安だったんだ。
 3年も経って周りは知らない人だらけになっちゃったから。
 それでも周りに馴染めるのかな、ちゃんとやって行けるのかなって。
 ほら、私って鈍臭くてすぐ人に迷惑かけちゃうでしょ。
 きっと、ほむらちゃんにもいっぱい迷惑かけちゃってると思うんだ」

そんな事ない。今まであなたを迷惑に思った事なんて一度も無い。

「でも、ほむらちゃんが私の事を気にかけてくれたおかげで、すぐにみんなとも仲良くなれたんだよ。
 まあ、最初にほむらちゃんと会った時はちょっと驚いちゃったけど。
 ほむらちゃんがいてくれなかったら、今でも誰とも友達になれなかったかもしれないから。
 だから、ほむらちゃんには凄く感謝してるんだ」

あなたなら私がいなかったとしても、すぐにみんなと友達になれていた。
あなたは誰からも愛される人間だから。
それに、感謝するのは私の方。
あなたがいてくれなかったら、確実に私は何一つまともにできないし、友達もいない人間のままだった。

「私ね、ほむらちゃんみたいな人になりたいって思うんだ。
 勉強も運動も得意で、大人っぽくて綺麗で、頼りになって、優しくて。
 ほむらちゃんみたいに凄くかっこよくて、素敵な人に。
 私なんかじゃ難しいかもしれないとは分かってるんだけどね」

私はあなたにそんなふうに思ってもらうような人間じゃない。
本当に凄いのはあなたの方なのに。私なんかよりもよっぽど。

「私はほむらちゃんみたいに何でも上手くできるわけじゃないし、誰かの役に立てるわけでもないけど。
 ほむらちゃんが困った時には、私なんかでも話を聞く事ぐらいならできると思うから。
 もし何か悩み事があったら一人で抱え込まないで、私でよければいつでも何でも話してほしいんだ。
 って、ほむらちゃんに心配されてる私が言う事じゃないのかもしれないんだけど」
「まどか……」

あなたは本当に、いつだって痛いくらいに優し過ぎる。
何かあれば、私をこうして元気付けようとしてくれる。
誰かのためなら、自分の事を投げ捨ててしまえる程に優し過ぎる。
あの時、私があなたの優しさを止めなかった結果が、あの円環の理。
全ての魔法少女を救うために作られたはずの物なのに、あなたという存在は救われなかった。
そんな事私は認めない。
あなたには自分の望む人達と生きて、いつだって心から笑っていてほしいから。
あなたの優しさがあなたの事を救わないなら、それを叩き壊してでも私はあなたを救いたい。

「ほむらちゃんに結んだリボンはね、ちょっとしたお祈りみたいなものかな。
 ほむらちゃんがこれだけ私を心配してくれるって事は、きっと何か理由があるんだよね。
 このリボンはほむらちゃんがくれた物だから。
 だから、ほむらちゃんの心配事が無くなるまで、これはほむらちゃんに持っててほしいんだ。
 私がみんなと一緒にいられますように、みんなと繋がっていられますようにって。
 どうかな? ほむらちゃん」
「うん……そういう事なら、預からせてもらうね」

このリボンはあなたの存在の証だった。
あなたが行ってしまって私が一人だった時も、あなたはずっと私の事を見守ってくれていた。
あなたの祈りが込められたリボン。きっと今でもあなたと私を繋げてくれる。
あなたが見守ってくれていたあの頃のように、私に──私達にとって、これ以上無いお守りになってくれる。

「私ってドジな上に何の取り柄も無いし、これからも沢山迷惑かけちゃうかもしれないけど。
 それでも、これからもほむらちゃんが私と友達でいてくれたら、凄く嬉しいなって思うんだ」
「……うん、もちろんよ。まどか。
 あなたは私の大切な友達。これからもずっと、何があっても……」

あなたは私の最高の友達。それは絶対に変わらない。
そもそも、私がこれまで戦い続けてきた理由。
かつてあなたと交わした約束。必ずあなたを助けるという約束。
今でも忘れてない。覚えてる。
数えきれない程繰り返して、戦って、ようやくあと一歩の所には来たけれど、未だにその一歩が届いていない。
だけど、もう少しで本当に全てを終わらせられる。
それは私がやるべき事で、私にしかできない事だから。

「……ありがとうまどか、少し気が楽になってきたかも。
 ごめんなさい、困らせちゃって」
「ううん、ほむらちゃんは何も困るような事なんてしてないよ。
 でも、ほむらちゃんが少しでも元気になったなら良かった」
「ええ、今日はもういい時間になってきたし、そろそろ寝ましょう、まどか」
「また明日だね、ほむらちゃん。
 そうだ、寝る前に歯を磨かないと、ほむらちゃんも一緒に磨こう」
「そうね、そうしましょう」

あなたが少しだけ待ってくれるなら、私の戦いもきっと次で最後になる。最後にしなきゃいけない。
この世界が不安定なのは、私の気持ちの強さが足りなかったからなのかもしれない。
きっと、それだけあなたの想いが強かったという事なんだと思う。
それでも、あなたを円環の理から切り離した事が間違いだったとは思わない。それだけは確かに言える。
あなたは何も悪くない。こうなったのは全部私のせいだから。
そもそも、本来なら私が上手くやれてさえいれば、あなたに何もかもを背負い込ませてしまうような事にもならなかった。
これは私が背負うべき罪。
あなたが背負った物を下ろす事ができるように、私は私の世界を完成させる。
あなたのために、必ず。










ムーンセル内部のSE.RA.PH──スノーフィールド。
どこかの世界に実在する都市を丸写しして作ったというこの街、見た目は無駄に良く出来ている。
私が住んでいる家から一歩出れば住宅や道路が整備されて、人も暮らすし乗り物も走る。
街の中心部はビルが並んで、多彩な店や施設もある。
電気や水道も通っているし、治安の維持もされている。
少なくとも、表面上は全部現実のそれと何も変わらない。
これなら単なるデータだとは言われなければ、気付く人間も出てこない。

「ほむらちゃん」

逆に街の人間は、わざわざあちこちの並行世界から本物の人間を掻き集めてデータ化している。
マスター選抜を兼ねるとはいえ、それだけなら全てのNPCに本物の人間を使う必要は無い。
殆どのNPCは自前で代用できそうなものだけど、あえてそうしない理由。
ムーンセルは地球で実際に行われた聖杯戦争を真似たがっているらしい。
大方、地上同様に本物の人間を使う事で、参加者にNPCの殺傷に対して少しでも気を使わせたいと言った所かしら。
願望器目当てにここにやって来た人間の中に、そんな事を気にする連中がどれだけいるかは知らないけれど。

「ねえ、ほむらちゃん」

もう私がこのスノーフィールドに入ってから数日目の朝になる。
家のテレビを付ければ、スノーフィールドに関する情報を放送するニュース番組がやっている。
ソファに座って番組を流し見るだけでも、原因不明の事故や事件がちらほら見られるようになってきた。
この街が何のために用意されたかを考えれば、おそらく他の参加者によるものだとは推測できる。

「ほむらちゃーん」

全てのマスターとサーヴァントが出揃うのも、おそらくそう遠くは無いはず。
聖杯戦争の方式はほぼ何でもありのバトルロイヤル。
自分の生存を最優先に考えながら、効率良く敵を減らす必要がある。
自分がマスターであるという情報を隠しながら、他のマスターを探……

「あのー、ほむらちゃーん、私の声、聞こえてるー?」

……そんなに何度も呼ばなくても聞こえているわよ。
どうせならこのまま無視していたいとも思うけど、さすがにそうもいかなさそうね。

「さっきからうるさいわね、ランチャー」
「だって、ほむらちゃんが何にも反応してくれないから」

別に私はあなたの声に必ず反応しなきゃいけない、なんて決まりも無いでしょう。
返事をするもしないも私の自由。あなたが決める事じゃない。

「反応したい気分じゃなかったからよ。
 それと、私の事をそうやってちゃん付けで呼ぶのはやめなさい」
「んー、でもやっぱり呼び捨てとかより、この方が私にはしっくりくるというか、呼びやすくて」

こっちはあなたにそんなふうに呼ばれても全然嬉しくないの。
あなたにとって呼びやすいかどうかは問題じゃない。
あなたじゃなくて私が不快なの。全く馴れ馴れしいわね。

「別にそういう事を聞いたわけじゃないのだけれど……それで、何かしら?」
「えーっとね、やっぱりほむらちゃんの事、聞かせてほしいなって」

何を言い出すかと思えばまたこの手の話。本当に疲れるサーヴァントね。
そんな事は話す気も義理も無いと言っているはずなのに。

「あなたに聞かせるような事は特に無いとは言わなかったかしら?」
「でも、ほむらちゃんって本当に何も教えてくれないから。
 別にどうしてムーンセルに来たのか、みたいな話じゃなくてもいいの。
 どんな所に住んでるのかとか、好きな食べ物は何かとか、趣味は何かとか、何でもいいんだけどな。
 どうして何も話してくれないの?」

わざわざあなたに話す必要性は無いし、あなたに話すのも嫌だから。
これ以上の理由は必要無いでしょう。

「話したいと思わないから。別にあなたが知っていなければならないような事でもない。
 ……大体、私の事なんて知ってどうするつもり?」
「言ったでしょ? 私はほむらちゃんと色々な事を話して、友達になりたいなって思ってるって。
 それに今のままじゃ、ほむらちゃんが一体どんな事を考えてるのかも分からないから。
 もしほむらちゃんに何か困ってる事とかがあるなら、もしかしたら私が力になれる事もあるかもしれないし。
 だから何か少しでもいいから、ほむらちゃんの事教えてくれたら嬉しいんだけどな」

どうせそんな感じだろうとは思ってたけど相変わらずね。
私はあなたと友達になりたいと思っていないし、あなたの事に興味も無いし、あなたに話すような困り事も無い。
要するにあなたはお呼びじゃないの。
お願いだからそろそろ黙ってくれないものかしら。

「私はあなたと遊ぶ気も無駄話をする気も無いの。
 あなたも暇なら、いつまでもそこに立ってないで街の偵察でもして来なさい」
「それならもうサーチャーを飛ばしてあるけど」

あなたも行けと言っているのよ。本当に察しが悪いわね。
いちいち言わせないでくれないかしら。

「しばらく一人で考え事をしたいの。いいから早く行って来て」
「うーん……じゃあ、何も無ければ夜までには戻ってくるから。
 それじゃあ、行ってくるね」

……やっと霊体化して外に出て行ったようね。
毎度私に無意味な会話をさせるよりも、まずは多少なりとも私の役に立ってほしいものね。
あのサーヴァントが出てくるまでは、考えてたより簡単に行くかと思ったりもしたけれど。
さすがにそこまで都合良く行く訳ではないという事かしら。

最初の段階、白紙のトランプを使ってムーンセルにアクセスする分には、何の妨害も見られなかった。
内部での活動用の体を作ってムーンセルに入り、サーヴァントを召喚した所までは問題らしい問題は無い。
ムーンセルの側から扉を開けているのだから、当然と言えば当然かもしれない。
出て来たサーヴァントは、どことなく魔法少女を思わせるような見た目の白い服を着た少女。
外見年齢はおおよそ十歳前後くらい、クラスはランチャーなる特殊クラス、真名は高町なのはと名乗っていた。
最初は魔法少女かとも思ったけど、ソウルジェムを持っていないし、能力面を見ても魔法少女のそれとはまた違っている。
要は見た目が似ているだけの別物という事らしい。
魔法少女であってもなくても、私の手駒としてちゃんと使い物になるのならそれで問題は無い。

ただ、あのランチャーは性格面に難を抱えていた。
頼んでもないのに意義の無い余分な話を持ち出したがり、懲りずに私の事を知りたがろうとする。
自分の望みについても、私と友達になりたいとか、私の事が気になったからなんて馬鹿みたいな事を言い出す始末。
私にはまどかという友達がいるのに、何が悲しくてあんなぽっと出の幽霊なんかとわざわざ仲良くするような必要があるのか。
はっきり言ってあのサーヴァントは気に入らない。
やたらと気安く接してくる上、物言いも一々癇にさわる。
本当に面倒臭いサーヴァントを掴まされたと感じる。
方向性の違いはあっても、面倒臭い人間という点では美樹さやかや巴マミ等と同レベルとも言っていい。
どうしてムーンセルも、もう少し私に合った扱いやすいサーヴァントをよこしてくれなかったのかと思う。

それでも私にはもう、あの面倒なサーヴァントを使って戦う以外の道が残っていない。
この戦い、敗北は決して許されない。
私が勝たなければ、まどかは再びただ魔女を消して回るだけの概念に成り果てる。
そうなればあの子はまた、永遠に一人きりのまま取り残される事になる。
誰もあの子を知らない、誰もあの子に気付かない、誰もあの子を受け入れない。
そんな世界、私が絶対に許さない。
一度は私のせいで、あなたに辛い選択肢を選ばせてしまった。
もう二度と同じ間違いは繰り返さない。
今度こそ私はあなたを守る。
私があなたに始めさせてしまった戦い、今度こそ完全に終わらせる。
私はもう、あなたの友達にはなれないのかもしれないけれど、それでも、あなたは私の友達だから。
今までも、これからも、私はただ、あなたの幸せだけを願うから。



【マスター】
暁美ほむら@劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語

【マスターとしての願い】
まどかと円環の理の完全分離。

【weapon】
盾の内部に収納された大量の銃火器や爆弾。

【能力・技能】
時間停止をはじめとした魔法少女としての能力。
現在の体はほむらが作成したアバターのため、魔法少女としてのほむらが本来持っていた一部の能力や性質が欠落している。
時間遡行の魔法はリソースの限界で再現できず、戦う上で不要な魔女化の性質も再現していない。

【人物背景】
悪魔なほむほむ。



【CLASS】
ランチャー

【真名】
高町なのは@魔法少女リリカルなのはThe MOVIE 2nd A's

【属性】
中立・善

【ステータス】
筋力C 耐久B+ 敏捷C 魔力A+ 幸運A+ 宝具A++

【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではランチャーに傷をつけられない。

単独行動:B
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。

魔力放出:EX
武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。
いわば魔力によるジェット噴射。
また、ランチャーの場合は魔力による射撃や砲撃等の技に派生するスキルにもなっている。

【保有スキル】
複合召喚:A
ハイブリッドサモン。
複数のクラスが複合、変異する事により発生するエクストラクラスで召喚されたサーヴァントが持つ特殊スキル。
ランチャーのクラスはアーチャーとランサーの複合クラスとなっている。
複合召喚で発生するクラスの該当条件は複合先のクラスごとに異なる。
このクラスの場合はアーチャーとランサーの適性、高ランクの魔力放出スキル、何らかの形で強力なビームが撃てる能力を持つ事が条件となる。
ランチャーの場合、自身の魔力を宝具を介して射出するという形でビームを放つ。

戦闘続行:B
不屈の闘志。
瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。

直感:B
戦闘時、常に自身にとって最適な展開を”感じ取る”能力。
視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。

勇猛:A+
威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
また、格闘ダメージを向上させる効果もある。

【宝具】
『不屈の心はこの胸に、貫く意志はこの魂に(レイジングハート・エクセリオン)』
ランク:A+ 種別:対人、対軍、対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:500人
ランチャーが魔力を撃ち放つ攻撃を行う際に用いる、状況に応じて複数の形態に変形する宝具。
自己の意志を持ち会話も可能で、飛行や戦闘時の魔力の制御の補助、情報や状況の分析等のランチャーの支援も行う。
また、防御や捕縛、加速等のランチャーが戦闘で使用する魔術の詠唱代行機能を持つ。
この宝具が有する形態は以下の4つとなる。

待機形態である小さなペンダントの姿となるスタンバイモード。
攻撃の速度や精度に優れる、基本形態である杖の姿となるアクセルモード。
攻撃の威力や射程に優れる、砲撃形態である砲身の姿となるバスターカノンモード。
全ステータスが1ランク上昇する、最大出力形態である槍の姿となるエクセリオンモード。

『運命照らす輝きの星(スターライトブレイカー)』
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
上記宝具のエクセリオンモードで行う大出力の魔力砲撃であり、ランチャーを象徴する必殺の一撃。
自身の魔力の他、自身や他者が使う等して、周囲の空間に散って残留する魔力を集束して放つ。
これにより、集めた魔力量に応じてランチャー本人に必要になる魔力残量も減少する。
また、障壁や結界の類に対する特効属性を持つ。

【weapon】
『魔力カートリッジ』
レイジングハートでロードする事で魔力のブーストを行う、使い捨てのカートリッジ。
召喚時に大量に持ち込んでいる。

【人物背景】
彼女は大人の姿でも召喚されうるが、今回は少女の属性を持つマスターに引っ張られた結果少女としての姿で現界した。
それに伴い、記憶や精神性も少女期の物で固定されている。

【サーヴァントとしての願い】
ほむらと友達になりたい。

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最終更新:2017年02月04日 21:40