アルケイデス




【出展】Fate/strange Fake
【CLASS】アーチャー(アヴェンジャー)
【真名】アルケイデス
【属性】混沌・悪
【ステータス】
筋力A 耐久B 敏捷A 魔力A 幸運B 宝具A++


【クラス別スキル】
復讐者:A
 復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
 周囲から敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーの力へと変わる。

単独行動:C
 マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。
 サーヴァントがマスターの制御を離れ、独自の行動を取る危険性も孕む。
 ちなみにマスターを失っても、Cランクならば一日は現界可能。

対魔力:A
 魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。
 事実上、現代の魔術師の扱う魔術ではダメージを与えることができない。


【保有スキル】
歪曲・二重召喚:A
 かつての聖杯戦争において、本来呼び出したクラスが強制的に歪められ、別のクラスの特性を付与された経歴を持つサーヴァントに限り付与されるスキル。
 召喚時点で、かつての歪曲状態をある程度再現されていることを示す、ムーンセルでのみ発生する特殊スキル。
 通常の二重召喚スキルでは三騎士クラスには適用されないが、歪曲スキルとの複合であるためにその制限が取り払われ、更に保有スキルにも影響が出る。
 アーチャー(アヴェンジャー)の場合は、当時保有していたスキルの内、勇猛が精神汚染に変化している。

心眼(真):B
 修行と鍛錬に基づく戦場での洞察力。
 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。
 神から与えられた本能を捨てたために、人として積み上げた技術による発現となる心の眼。

精神汚染:EX
『この世全ての悪』に由来する、膨大な復讐の念により精神を汚染されているため、他の精神干渉系魔術をシャットアウトできる。
 ただし、精神汚染がされていない他者との意思疎通に支障を来たすようになる。
 歪曲・二重召喚の影響により、本来この英霊が持つ勇猛スキルが変化した物。
 このスキルを所有している人物は、目の前で残虐な行為が行われていても平然としている、もしくは悪辣な手段を率先して行うようになる。

戦闘続行:A+
 決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦い続けることのできる、戦場で生き足掻く強さを表した能力。


【宝具】

『十二の栄光(キングス・オーダー)』
ランク:C~A++ 種別:- レンジ:- 最大補足:-

 稀代の大英雄が成し遂げた十二の功業、その“試練を捩じ伏せた証”の数々。
『神獣の裘』や『戦神の軍帯』などの生前の伝承の中で手にした宝具を具現化させ、己の道具として使い潰す事ができる。
 但し、聖杯の理そのものをねじ伏せて使っている状態なので、魔力の消費が通常の数倍に及ぶという欠点を孕んでいる。
 また、このサーヴァントは『かつての聖杯戦争でムーンセルが観測した、その英霊の歪曲状態を再現した』ものに過ぎないため、実際にはムーンセルが観測した範囲内の宝具しか使用することができない。


『射殺す百頭(ナインライブス)』
ランク:C~A+ 種別:不明 レンジ:臨機応変 最大補足:臨機応変

 手にした武具、あるいは徒手空拳により様々な武を行使する、言わば流派:射殺す百頭という技能そのものが宝具化したもの。
 武具の力を最大限に引き出し、対人から対軍、城攻めに至るまで状況に合わせて様々な形を見せる。 


『■■■■』
ランク:EX 種別:■■■■ レンジ:■■ 最大補足:■■■

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【weapon】
『十二の栄光』ほか


【人物背景】

 神々や数多の怪物を倒したとされ、名高きギリシャ神話体系においても頂点に君臨する世界屈指の大英雄。

 そんな彼が、かつて地上のスノーフィールドで行われた真実の聖杯戦争において、通常のアーチャークラスで召喚されるもマスターにより三画全ての令呪、及び大量の魔力結晶で「人であった頃の自己」「神から課された非道な仕打ちへの憎悪」を増幅させられたところに、聖杯の泥を注ぎ込まれて汚染された結果、歪曲してしまった姿。

 泥の汚染によって自身の人生を翻弄し続けた神々への憎悪が表面化し、結果高潔なる精神は歪み果て、外道な行為も意に介さない人物となってしまっている。
 幼名である「アルケイデス」を名乗るのも、『神の栄光』という意味の真名を激しく忌避しているため。
 憎悪のまま、彼は己を含めた神の血を引くものを蹂躙せんと行動した。



 ……それはあくまで、英霊という本体の情報から複製されたサーヴァントという分身に起きた変化であり、英霊本体にまで還元される汚染ではなかった。
 当然、通常の聖杯戦争では「アルケイデス」を名乗るサーヴァントも、少なくとも最初からその姿で召喚されることはない。

 しかし英霊召喚を行うのが地上の聖杯ではなく、その歪曲した事例をも記録したムーンセルであること。此度の聖杯戦争が、通常では召喚されないようなサーヴァントの召喚も可能としていたこと。
 マスターである少女(聖杯)が、召喚の瞬間憎悪に染まってしまっていたことと、その瞬間の『彼女の魔力』と最も馴染むクラスが弓兵(アーチャー)であったこと。
 そして、サーヴァント・アルケイデスが存在した舞台を再現した箱庭であることが重なって、本来あり得ざる形での再召喚がなされてしまった。

 召喚に即して、英霊本体が持ち得ていた彼の記憶は調整された。
 本物のスノーフィールドを駆けた体験は取り上げられ、また歪曲した彼の人格を形成する上で不要な過去も希釈された。

 それはそもそもの召喚の発端となった、英霊本体が何より強くこの地に駆けつけようと願った根底となる、冬の森の思い出も例外なく――――



 故に今の彼は、『神の栄光』の名を冠した大英雄――小さくか弱い、神の奇跡たる子供達の守護者ではなく。

 自らの憎悪のために全てを燃やし尽くす、慈悲無き復讐者に他ならない。



【サーヴァントとしての願い】
『神の栄光(ヘラクレス)』という忌み名の抹消。


【基本戦術、方針、運用法】

 全サーヴァント中でも最上位に迫る圧倒的戦闘力を誇る一方、神性を捨て去りなお極めて高い魔力、霊格、そして評価規格外の精神汚染により、令呪を用いてもその復讐心を束縛することはできないため、制御は非常に困難。
 そのため、マスターであるイリヤの意志にも構わず、あくまで己の目的に即した行動を執り続ける。
 とはいえ、現状では彼女の存在が自身の存在を保つ要であることも解しているため、必要以上の危害が及ぶような行為は控えるだろう。よって、早々に監督役から討伐令を出される、もしくは複数の主従に結託して対策されるほど人目を憚らぬ振る舞いは当面は自重するものと考えられる。
 もっとも、現在の彼はカレイドステッキによる無尽蔵の魔力供給でイリヤを評価しているが、場合によっては平然とマスターを見捨てることもあり得るかもしれない。

 基本的には機会があれば優れた弓術による狙撃や、他者の警戒を緩める子供(イリヤ)を利用しての騙し討ちなどで、効率的に他陣営の間引きを図り、単独優勝を目指して行く。
 イリヤの『夢幻召喚』については、本人の気質も含め、自衛手段としてはともかく、積極的に戦法に組み込むほどの価値をアーチャーは見出していない模様だが……?




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最終更新:2017年02月17日 23:39