千手扉間



【出展】NARUTO
【CLASS】アサシン
【真名】千手扉間
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷A+ 魔力B 幸運C 宝具-
【クラススキル】
気配遮断:A+
 自身の気配を消す能力。
 完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく低下する。

【保有スキル】
忍術(忍宗):A+
 宝具の域にまでは昇華され得なかったが、歴史に名を刻んだ偉大な忍として研鑽し続けてきた類希なる武芸。六道仙人を祖とする術の習熟度。
 水遁に代表される東洋魔術的な狭義の忍術発動には、詠唱ではなく一定の印を結ぶ必要がある。但しアサシンは印等の前準備を不要とする忍術も開発・習得している。

単独行動:A+
 忍としての基礎能力の一つ。マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。マスター不在でも行動できるようになるが、多大な魔力を必要とする行為にはマスターの存在が必要不可欠となる。
 マスターがサーヴァントに満足な魔力供給が行えなくなった場合などに重宝するスキル。
 また、霊核に致命的な損傷を受けても短期間ならば生存できる。

気配感知:B-
 気配を感じ取ることで、効果範囲内の状況・環境を認識する。近距離ならば同ランクまでの気配遮断を無効化する。
 見知った相手ならば細胞レベルでの感知・識別が可能となるが、精度を上げるほど他者からも察知され易くなる。

道具作成:C+
 忍具の作成が可能。
 クナイや手裏剣と言った一般的な代物のみならず、互乗起爆札、飛雷神の術のマーキング等の高等忍術のための忍具も容易に量産可能。


【宝具】
 なし。これは彼が出生に由来する特別な才を持たず、伝説に謳われる武器も持たず、忍であれば鍛錬次第で誰でも習得できる類の忍術を徹底的に研鑽することで歴史に名を残した忍であり、宝具足り得る象徴となるような独自の伝説を持ち合わせていないためである。
 唯一、彼が開発した後に他の使用者が存在する術の中でも『口寄せ・穢土転生』 のみ、開発者として名が知られ宝具たり得たが、キャスターではなくアサシンとしての召喚であるため他の禁術の大半諸共現在は使用できない。


【Weapon】
 忍具一式


【人物背景】

 木ノ葉隠れの里の二代目火影であり、初代火影千手柱間の弟である伝説の忍。

 世に忍の隠れ里などなく、忍が一族同士で殺し合っていた戦国時代に生を受け、泥沼の消耗戦で兄弟のほとんどを喪う。
 強硬な父の姿勢を非合理的であるとし、これ以上の犠牲を疎んでいたが非現実的な強弁もせず、世を変えられる時を淡々と待ちながら戦っていた。

 やがて父や弟の全員が戦死したうちは一族との戦も、成人した兄柱間の活躍により同盟の成立を果たし、史上初の忍の隠れ里である木ノ葉の里誕生に立ち会う。
 戦乱期に続いて兄の補佐役を務め、後に勃発した第一次忍界大戦では「口寄せ・穢土転生の術」「多重影分身の術」など後に自ら禁術とした数々の術を開発して運用、他国にその名を恐怖と共に知らしめた。
 特に穢土転生は生きた人間を生贄にするという非人道的な発動条件、術そのものの凶悪さにより後世においても悪用されたことなどから、直々に禁術指定を行っていながらなおも非難されることが多い。

 兄のライバルであったうちはマダラが里を抜け、あまつさえ襲撃したこともあってか、柱間の死後には二代目火影に就任。兄の意思を受け継ぎ忍者学校(アカデミー)の設立や木ノ葉警務部隊の設立など里の基盤を作り上げた。
 しかし第二次忍界大戦での雲隠れの里との和平の際に雲隠れの金角銀角兄弟のクーデターを受け、若い部下達を逃がすために自らが囮となり死亡した。

 後世、木ノ葉崩しの際に大蛇丸の穢土転生によって復活するが、弟子である三代目の屍鬼封尽によって封印された。その後第四次忍界大戦の際に大蛇丸によって再度復活させられ、他の火影と共にうちはマダラとの決戦に挑む。

 兄である柱間と同じく世界の平和と安定を求めて行動していた人間だが、理想主義者の柱間とは違ってリアリストであり、里の脅威になりかねないうちは一族を隔離するなど卑劣な非情な行動も多々見られる。
 ただし、これは警察組織の独占という優遇措置を与えた上でのことであり、うちはは政治の中枢から遠ざけられながらもエリート一族として里の羨望を集めていた。うちは一族の行いを考えれば彼らに厳しい目を向けるのは当然であり、その上でなお扉間は彼らを里の中で活かす道を模索し、一定の成果を上げたといえる。また、うちはカガミのように一族であっても信頼し重用していた者はおり、彼らを警戒しながらも一律に差別的な扱いはしていない。

 肉親を喪っても感情に囚われない極めて合理的かつ冷徹な考えの持ち主であり、一方で柱間の理想に理解を示すだけの情もあり、単に冷酷なだけではなく多くのために最善を考えて判断を下せる人物であったと言えるだろう。
 敵から見れば卑劣なほどに容赦ない一方、味方としてはこの上ないほど頼れる人物として、里の内外では評価が大きく異なっていたとされている。



【サーヴァントとしての願い】

 既に己を過去の人物であると弁えているため、英霊千手扉間としては特に無し。
 サーヴァント・アサシンとしては、今後の世界のためにマスターであるマヒロを導くか殺すかを見極めるが、できれば前者であって欲しい。


【基本戦術、方針、運用法】

 忍らしく諜報戦に優れた性能を持つサーヴァント。
 生前に比べると魔力で現界しなければならないため諸々と劣化し、現時点では同時には二体出すのが限界であるものの、影分身の術によって単身で優れた間諜組織として働くことが可能。忍術による変装や、気配感知のスキルと組み合わせることで脅威的な情報収集能力を誇り、更に飛雷神の術で奇襲・戦線離脱も容易なため、仮に本気でマスター暗殺に専念すれば充分優勝を狙い得るポテンシャルを秘める。

 一方、サーヴァントとの直接戦闘に関して言えば、生前は効率的な対人戦闘を極めて来た反面、宝具の喪失も相まって火力不足がやや目立つ。
 とはいえ、そもそもが令呪による縛りとマスターの方針から、彼の役目は如何に直接戦闘を避けられるかに細心の注意を払いつつ、情報収集することが主となるだろう。

 ちなみにマヒロは超一級の回路はあってもエルクレセルの一件より生涯魔力が枯渇しており、アサシンが単独行動スキルの許す限りでやり繰りしている状態のため、能力的に小聖杯の回収には向いていても『夢幻召喚』をこの主従だけで戦力として運用するのは不可能である。




タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2017年03月04日 18:44