レクス・ゴドウィン




【出展】遊戯王5D's+遊戯王ファイブディーズタッグフォース6(?)
【マスター】レクス・ゴドウィン
【参加方法】
 WRGP期に地縛神の力によって復活、他のダークシグナーを全て倒した後、その過程で偶然入手していた『白紙のトランプ』に導かれ参戦

【人物背景】

 かつて人を越え、運命を支配する孤独な神の座を目指した男。
 十七年前、兄ルドガーと共にモーメントの開発者・不動博士の助手を務めていたが、ネオ童実野シティを襲った未曾有の大災厄ゼロ・リバースに遭遇。
 その直前に、不動博士からはシグナーの竜のカードを、またダークシグナーとなる決心をした兄からは、シグナーの証である「ドラゴンヘッド」が刻まれた彼の左腕を託され一人生き延びることになった。

 兄の最期を心に刻みながらも、当面の彼はゼロ・リバースの影響で分断されたネオ童実野シティのサテライトとシティを繋ぐダイダロスブリッジの建築により、貧富の格差で荒れる故郷が本来の姿を取り戻すことを夢見ていた。
 だが治安維持局の実働部隊セキュリティに追い詰められ、未完成のダイダロスブリッジをD・ホイールで飛翔した事で左腕を損失してしまう。
 この出来事を経た彼は伝説のD・ホイーラーとしてサテライトの語り草となるが、本人は「人が己を取り巻く運命を変えるには、人を越えねばならない」という考えを抱くようになってしまった。

 やがて、謎の組織イリアステルの助力を得、第三百六十代星護主となった彼はサテライト出身という身分を隠し、かつて自らを追い詰めた治安維持局の長官として君臨する。
 その地位を用いて当代のシグナーであるジャック・アトラス、不動遊星らと接触し、彼らにダークシグナーとの因縁とシティに迫る危機を打ち明け対抗させる。
 そしてシグナーとダークシグナーとの戦いが始まった頃、自らは単身モーメントの最深部に向かいルドガーと決闘。わざと敗北し落命することでナスカの「コンドル」の地上絵を持つダークシグナーとなり、さらにドラゴンヘッドの刻まれたルドガーの左腕を身体に繋ぎ、その身に二つの神の力を宿すようになる。
 彼の真の目的は、冥界の王の力で世界を破壊し、赤き竜の力で世界を再生させること。つまりはかつての兄のように、神々の戦いに為す術なく翻弄され傷ついていく世界の運命を、神となった自らが干渉し変えることであった。

 赤き竜の力により集まったシグナー達との最終決戦の中、あらゆる絆を否定し人は皆孤独だと説くが、戦いの果てにそれらの言葉は虚構であり実は兄と共に運命に抗おうとしているのだと、遊星に真意を見透かされ敗北。
 戦いが終わると穏やかな表情を取り戻し、直に人間として蘇るダークシグナー達の未来を遊星に託すと、兄弟の絆で運命に決着をつけるべく光の中へと旅立った。

 その一年半後、タッグフォース6の専用シナリオでは地縛神の力によってか突如として現世に復活を遂げる。
 ダークシグナーでありながら赤き竜の力を持つために唯一正気を保っており、復活した他のダークシグナーから遊星達チーム5D'sと世界を守るため、密かに激闘を繰り広げた。

 このゴドウィンもほぼ同様の経歴を持つが、タッグフォース時空とは異なり、ゲームオリジナル主人公が存在せずゴドウィンが単身、誰にも知られることなく過去の清算を果たした平行世界の出身となっている。


【weapon】

マヤ文明デッキ
 ゴドウィンが持つデュエルモンスターズのデッキ。
 ゴドウィンがダークシグナーであるため、デュエルモンスターズカードの原典となった古代魔術を行使する礼装としての運用が可能。
 但し、ダークシグナーとしての力を行使する=地縛神の闇の力に染まる行為であるため、ダークシグナーに堕ちることを望まないゴドウィンは余程のことがない限りそのような使用をする意志はない。
 また決闘を行う場合は、ダークシグナーであるため自動的にゲームのルールに照らしつつ実際に心身を蝕む魔術儀式『闇の決闘(デュエル)』が発動してしまい、やはり地縛神に乗っ取られる危険性が高まってしまう。
 これらの事情から、ゴドウィンはカードの魔術効果を戦闘に用いることを避けようとしているため、基本的にはただの紙束か、殺傷力の低い投擲武器にしかなり得ていない。


   ・《地縛神 Wiraqocha Rasca》

 地縛神ウィコラチャラスカ。ナスカの「コンドル」の地上絵に封じられた、五千年前の地縛神の中でも最強を誇った一柱。
 現在はデュエルモンスターズカードの一枚という写し身に宿り、常にゴドウィンの精神を支配しようと干渉し続けている。

 邪悪な神霊であり、カードゲームとして召喚するにもゲーム中で設けられているコストの他にも、対戦相手以外の人間の魂が生贄として多数必要。
 つまり、召喚するだけで大規模な魂食いが行われることになるが、サーヴァント、及び令呪という神秘を纏ったマスターならばその捕食に抗うことは可能である。
 決闘中のカードとしての運用に留まらず、決闘の対戦者以外の第三者をもルールを越えて物理的・霊的に害することも可能な、一種の使い魔とも言える存在。

 神霊の写し身だけのことはあり、サーヴァントの神秘であってもカードの破壊は極めて困難。仮に手放しても、余程の封印を施さない限りゴドウィンの元に戻って来ることだろう。
 また、ダークシグナーであるゴドウィンの生命線でもあり、この地縛神の干渉が及ばなくなった場合ゴドウィンも闇に還ることとなる。


【キーワード】
デュエルモンスターズ:
 古代エジプトの石版に遺された、魔物や精霊を使役する魔術儀式を原典に開発されたトレーディングカードゲーム。
 その由来のためか、現代に名も無きファラオの魂が蘇ったことに呼応して、古代エジプトの精霊達がカードを依代に現代へと舞い戻る事態が多発するようになる。
 それが呼び水となり、カードゲームの世界観が拡がるに合わせて他の神話や魔術伝承の存在達もカードを現世における写し身として復活する例が増え、表は一般社会に普及しながら、裏でも降霊魔術の一種としてその世界における最大の魔術体系としても確立した。そのため異能者が使えば人を殺傷することが可能で、場合によっては世界を破滅に導くこともできる危険な代物と化している。
 科学の発達した現代においてもこれほどの力を持った神秘の写し身として成立し得たのは、宇宙の始まり――即ち根源が、この世界では一枚のカードとして顕現していたことも一つの要因だと推測されている。

地縛神:
 地球に生命が生まれてから、五千年周期で赤き竜(=神霊ケツァルコアトル)の勢力と地上の支配権を巡り対立する冥界の住人達。
 冥界の王を盟主とし、別次元から襲来する邪神の軍勢であり、地球を滅亡させ冥府に取り込むことを目的としている。
 少なくとも五千年前に出現した地縛神はナスカの地上絵という形で封印されており、それとよく似た黒い身体に単色のラインを走らせた巨躯を正体としている。
 現代ではシグナーのドラゴンと同様にデュエルモンスターズのカードとして存在しているが、本体はシグナーの竜によってナスカの大地に封印されたアストラル体であり、カードを媒介に人間の魂を糧として召喚される。

赤き竜:
 地縛神の侵攻に対する地球の抑止力(カウンター・ガーディアン)を担う神霊。アステカではケツァルコアトルの名で奉じられた蛇神である。
 眷属である六柱の竜を従え、五千年ごとに素質ある人間をシグナーとして見初め、その力を貸与え地縛神を阻止していた。
 現代では地縛神らと同様、眷属であるシグナーの竜はデュエルモンスターズカードの精霊として転生しているため、優れた決闘者達をシグナーとして選んでいた。


【能力・技能】
 シグナー、及びダークシグナーとして赤き竜と地縛神の二柱の神霊から力を賜っているため、異常な負担を強いるセイバーをも使役できるだけの莫大な魔力量を誇る。
 しかし、彼が現在ダークシグナーとして地縛神に意識を奪われていないのは赤き竜の加護とゴドウィン自身の意志によるものであり、その均衡が崩れると地縛神に乗っ取られてしまう危険性がある。
 次元を隔絶されてしまった赤き竜と、写し身であるカードが手元に存在する地縛神とではゴドウィンへの干渉力にも差が出てしまっており、赤き竜から与えられた魔力が一定値を下回ると完全に地縛神に支配されてしまうため、実際にセイバーの戦闘を支えられる時間は限られてしまっている。

 なお上記の通り『闇の決闘』は可能だが、一度始めると地縛神に乗っ取られ易くなるため、少なくとも正気の間は行うつもりはない。
 また、自らを更に死人=ダークシグナーに近づけてしまう行為であることから、自殺を図ると地縛神に完全支配されてしまうため、実質自害ができない躯でもある。

 神秘を伴わない攻撃に耐性を持つダークシグナーだが、目立たぬよう生前の姿を取ることもできる。ゲーム中とは違い日中も活動可能。


【マスターとしての願い】
 聖杯戦争に巻き込まれた人々を、悲劇の運命から解き放つ。


【令呪】
 左腕に三つに分割可能な形で刻まれた竜頭の紋章(※不動遊星に託されたドラゴンヘッドの痣と同じデザイン)


【方針】

 セイバーと共に聖杯戦争を止める。
 自分達は決して優勝してはならない以上、他に志を同じくする者が存在することを祈り、探し出す。







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最終更新:2017年03月06日 21:43