愛のフーガ◆GO82qGZUNE
人の世の終わりまで永久に繰り返されるその問いに。
我等は唯一無二の絶対なる回答を探求する。
「彼らは、この世界で生きるに値するのか」
「この世界は、彼らが生きるに値するのか」
▼ ▼ ▼
雨が降り注ぐ。
時刻は既に夕刻を通り越し、濃くなりつつある闇は夜の帳を黒く染め上げている。
街にはただ雨だけが降り注いでいた。間断なく響く雨音は規則正しく、ざあざあと反響を繰り返す。
雨は止まない。夜色の空から叩き付ける、水の姿をした石つぶて。
道を行き交う人々は皆一様に傘を差し、雨天のことなど気にも留めない。
そして黒の雑踏の中、一際目立つ白にも、また。
「……」
―――白の服を纏った少女。
その少女は濡れていなかった。
降りしきる雨の中、髪も服も、どこにも雫はない。
ふわふわと歩いて、熱の籠らない瞳で街を見渡す。
小さく小さく首を傾げる。何かを思っているのだと、赫い瞳が告げる。
問いに応えてくれる人など、どこにもいないのだけれど。
ただ歩く。雑踏など目に入らず、触れることもなく。少女は歩き続ける。
ここは都市。夜を知らぬ雑踏街。文明の火が灯った石造りの森。
賑やかな大通りではなく。路地の、ひっそりとした場所。
まともな子供なら、まず近寄らない夜の裏路地。
喧騒とも光とも無縁なその場所に、少女はいた。白の服を着崩して、白の輪郭を纏って。
髪も、肌も、服も何もかもが白く。街という世界に小さく空いた空白のように。
たったひとりで。
ふわふわ歩いて、立ち尽くして。
「……」
ただ、人々を見つめるだけ。
ただ、世界を見つめるだけ。
彼女の瞳は―――
見つめるだけで―――
「観察しているのかな。きみは、その赫い瞳で」
「うん、見ているの」
掛けられた声にその子は頷いて。
声の主であるところの、路地の影に答えた。
小鳥や子猫のような小さな生き物が鳴くような、か細い声で。震えるように。
それは雨の音に紛れて、余人であるなら微かにしか聞こえてこないものであったが。
それでも、路地の影は頓着しない。
「あなたはだれ? 黒い影のひと、どこかの紳士のひと」
「どちらも正解だ、狭間の子よ。私は正しく私の影であり、そして紳士でもある。ジェントル、とでも呼んでくれたまえ」
異邦紳士を名乗る影は愉快気に言った。あるいは、慮るようにか。
紳士は少女が言うように黒い姿をしていた。一目で異国のものと分かる服装は頭の先から爪の先まで黒く、万色の帽子と手に持つステッキが彼を紳士然とさせていた。
そして彼もまた少女と同様に、その髪と肌と衣服の一切を雨に濡らしてはいなかった。ひとりでに避けるように、あるいはすり抜けるかのように、一滴の雫も伝ってはいない。
「ジェントル……うん、なんだか物珍しく感じちゃうな。知り合いに物凄い変態が何人もいたから。あなたみたいな人を見るのは久しぶり」
「おや。そうすると、きみは私のことが気に入らないかな?」
「ううん、全然。変態さんは変態さんで面白い人たちだったけど、あなたのこともわたしは嫌いじゃないよ。
……あ、念のために言っておくけど、ほとんどの人はまともだったよ? 変態さんは本当に数えるくらいしか知らないからね?」
あたふたと慌てるように手と首を振って答える少女に、男はただ苦笑の響きを以て返答とした。
白と黒の対比した二つの影が、面映しそうに顔を見合わせた。
「……実はね。わたし、なんでここにいるか分からないんだ」
ふと、少女が言った。
明るい雰囲気ではない。喉の奥から絞り出したような声。けれど不思議と暗さもなかった。
「わたしはもう終わったはずだったの。勇士のみんなと戦って、それで目の前が真っ暗になって」
「気が付いたらここにいたと」
「そう。せっかく晴れ晴れ、旅立てると思ったんだけどね」
思い出すのは最後の情景か。脳裏に最も新しく刻まれた記憶の断片か。
名前と同じく毒のような顔をした勇者、彼が振るった剣を受けて宙へと沈んだ自分の姿。
あの時確かに、自分は終わったはずなのだ。神としての性と人としての性の狭間に引き裂かれそうになり、かつて交わした友誼との軋轢に苦しみ、その果てに己が使命を果たさんと足掻き。
父の意思を継ぎ、母の血肉を食らい、師の愛を胸に抱いて。
そして、果てた。
瞼の裏に焼き付いた光景は、遥か彼方まで広がる漆黒の星海と、自分を見下ろす四人の勇士たちと。
その最中を舞い降りる、一枚の白いカードだった。
「でもね、こうして生きてることを、わたしは嫌だな、なんて思わないよ。
むしろ嬉しいの。わたしは最後に、またみんなと一緒に色んなことをやりたいなって思いながら瞼を閉じたから。
こうして生きてることが、またみんなと共に在れることが、今は素直に嬉しい」
それでこんなところに連れ出されちゃったんだから本末転倒なんだけどね、と困ったように笑う少女に、男は「ふむ」と思案するかのように言葉を投げかけた。
「ならば、きみの願いは叶っていると」
その問いは酷く穏やかなものではあったが。
同時に、これ以上なく真剣味を帯びた言葉でもあった。
「死に至る病に至る生を得て、自らの拠るべき場所を取り戻して。
ならばきみの望むべく総ては形を成したのだと、そういうことかい?」
「ううん」
きっぱりと否定する。
少女はふざけるように、あるいははしゃぐように、手を伸ばしてくるりとその場で一つ回った。
暗く澱んだ裏路地に、一輪の花が咲いた。思わずそう形容したくなる衝動に駆られるほどに、その情景は美しかった。
「わたしの願いは、もっといっぱいあるの。
わたしはお父様の星に行ってみたいし、みんながいる星にも遊びに行きたい。
みんなとずっと一緒にいたいって気持ちがあるし、それと同時にわたしの知らない景色を知っていきたいって気持ちもある。
わたし、こう見えても欲深なんだから」
そう言って、満面に笑う彼女の顔は。
どうしようもなく、輝きに満ちていたから。
「それに何より、ね……」
「何より?」
「ううん、これは秘密。なんだか気恥ずかしいし」
「おっと、これは手厳しい。しかし乙女の秘密を詮索したとあっては、私がリザにどやされてしまうか」
男は笑う。それは少女の笑みに合わせたように。はにかみが、雨粒の降りしきる路地へと伝わっていく。
ひとしきり笑い合って、やがて声が収束していった頃。ふと、少女は何かを尋ねたいような顔をして。
「ねえ、ジェントル。紳士のあなた。あなたは何を願っているの?
ジェントル、サーヴァントのあなた。サーヴァントは叶えたい願いがあるから喚ばれるのだと、私はそう聞いているけれど」
そんなことを、何気ない所作で問いかけた。
おや、とでも言いたげな様子で、男は大仰に驚いてみせる。いや、これはむしろ感心だろうか。
ともかく彼はそんな風に、表情を動かしてみせて。
「そうか、いやそうだね。確かにきみの言う通りだ。サーヴァントとは総じてそうした存在であるし、そうでなくてはならない。
それに私はきみの願いを聞いてしまった。ならば言って聞かせるのも吝かではないが……」
「面倒くさい前置きはいいから」
「やはりきみは手厳しいな」
男は、僅かに首を傾げて―――
「―――――……」
―――気配が変わった。存在感が変わった。その違和感の源泉は、目の前の男。
彼は決して少女を威圧したわけでも、また無意識の憤怒なり憎悪なりが表層に現れたわけでもない。
しかしそれでも、目に見えるほどの域で彼の気配はその性質を異としていた。
男は瞼を細める。
それは、遥かな過去を見据える瞳か。
透き通った色の瞳で、彼は、今や漆黒に染まった空を見つめる。
彼は、夜色の帳に包まれた天を見上げて。
僅かに唇開いて。
誰にでもなく呟いていた。
「私は知りたいのだ。人は、私が抱いてしまった命題を否定できるのか、その価値を証明できるのか。
地に火を放ち、空を灰色に染めてなお、その存在が許されるほどのモノであるのかを」
―――ああ、それは。
その言葉は、ただ無機に満ちて。
その言葉は、ただ無感に満ちて。
空しく宙へと溶け消えた。一体どれほどの時間を、その探求に費やしたのか。
神の如き業を振るい、しかし自らが神ではないと知るこの男が。
一体何を求めているのか、少女はおのずと察することができて。
「つまり、あなたは」
この、万能なる男は―――
「【人類はこの世界で生きるに値するか】。ただそれだけを知りたいと、そう言うのね」
少女の言葉に。
男は、ただ笑って答えた。
「その通りだとも、遥か遠き異星の少女よ。人類を滅さんとして、しかしその内に希望を見出した狭間の半神よ。
私はただ人々を見つめ、彼らの願いを叶えるだろう。そしてその果てに、我が命題は回答を得る」
彼は願わない。
彼は望まない。
ただ、祈りにも似た渇望があるだけだ。
あらゆる知識を炎にくべて。
あらゆる存在を炎にくべて。
自らを、昂ぶらせ燃焼させ続けるのみ。
彼の願いがあるとすれば。
彼の望みがあるとすれば。
それは、全ての答えが出揃った時に。
その答えこそが、彼の望んだ結末なれば。
「……なら、さっき言わなかった私の願い。その一つを、あなたに教えてあげる」
だからこそ。
少女が返すべき言葉など決まりきっていた。
何故なら彼女は狭間の者だったから。
神として滅びを願い、人として生を願い。
その狭間で苦しみ、しかし一つの救いを得て。
星を尊ぶ神として。
絆を尊ぶ人として。
狭間ではなく、そのどちらをも擁してあるがままに進んでいく者であるために。
「わたしの願い、それは人と共存していくこと。
だからわたしは、かつて滅びてしまったお父様の星を蘇らせたいと願う。そしてそこに生まれる命たちと、共に生きていきたいの」
それは、その願いは。
人の無価値を悟ってしまった男に対する、これ以上ない反証の願望で。
だからこそ、それは彼女が言わなければならないことであった。
「わたしは……ううん、わたしたちは人の生きる世界を創るわ。
そして問いたいの。わたしたちが創った世界は、彼らが生きるに値するものなのかって」
それは、彼女が望んだ終の棲家。
遥か異星に希う、始原と終末の形。
星は永遠を運ぶ旅人なればこそ、名も無き旅人として在りたかった彼女が望む、それは理想の在り方で。
「―――なるほど。これは私では手が出せない願いというわけだ」
張りつめた空気を振り払うかのように、彼は一度だけ手を打ち合わせ。
最初の時と同じように、彼は朗らかな笑みをその顔に浮かべたのだった。
「私には望まれればそれを成せる万能があるが、しかしきみの願いは他者の手によって叶えられるべきものではないらしい。私は元より、聖杯でさえもその助力になりはしないだろう。
ここで私が介入しては、それは単に無粋というものだ」
「……聖杯さえも?」
「無論、私の勝手な推察に過ぎないがね。全てを決めるのは、当然きみの役目なわけだが」
言って、彼は微かに目を細め。
「ともかく。私はきみの願いを聞き届けた。ならば、きみが至るべき願いの果ては、やはりきみ自身の手によって為されるべきだろう」
彼の言葉は土砂降りの雨の中では酷くか細いものであったが、すんなりと少女の耳に入ってきた。
「今の私はサーヴァントだ。仕え奉じる者だ。きみを願いの果てへと至らせることはできないが、しかしきみを覆う囲いを取り払うことはできる。
きみは存分に私という万能を使いたまえ。私はその一切に応えるとしよう」
「……いいの? わたしは、あなたとは願いも在り方も違うはざまなのに」
「良いとも。既に言ったが私はサーヴァント、マスターの命に背くことはない」
事実であった。彼は、嘘を吐くことがない。そして吐く必要もなかった。
何故ならば、彼にとってもこの少女の元に喚び出されたことは本望であったのだから。
本来であるならば、彼はサーヴァントなどというものに身を窶すことなどあり得ない存在であった。
けれど、他ならぬこの少女の存在こそが、彼を此処まで導いた。
かつて人類を鏖殺せんとした少女の、しかし人類との共存を選択した少女の願いに応じて。
かつて人類に絶望し、しかし人類の可能性を信じた男は喚び出されたのだ。
「……なら、お願い。わたしのサーヴァント、わたしの盟友。
わたしを、ここから、連れ出して」
故に、彼は少女を通じて人々を見つめるだろう。
嘆きの果てに消えぬ願いが。
悲嘆の果てに潰えぬ望みが。
その手に確かに在ったのだと、そう確信するために。
「―――賜った」
そして、男は手を差し伸べる。
その右手を、何か眩しいものへと掲げるように。
ただ、少女へと―――
「そしてここに告げよう。我が真名はレオナルド・ダ・ヴィンチ。此度はライダーのクラスで顕現せし万能の王である。
私は見つめ、そして導こう。きみの物語を、きみたちの物語を。
そしてその行き着く果てを、我が命題への到達階梯とせん」
―――人を望んだ小さな神と、人を見定める神ならざる男。
―――共に人の輝きを望む二人の縁は、今ここに結ばれた。
【クラス】
ライダー
【真名】
レオナルド・ダ・ヴィンチ@白光のヴァルーシア-What a beautiful hopes-
【ステータス】
筋力D 耐久D 敏捷B 魔力A++ 幸運A++ 宝具EX
【属性】
中立・中庸
【クラススキル】
対魔力:A+
数億の日々を生きたライダーの神秘は極まっており、極一部の例外を除けばあらゆる魔力干渉をシャットアウトする。
騎乗:A++
竜種を含めたあらゆる騎乗物を乗りこなせる。
【保有スキル】
無窮の叡知:EX
この世のあらゆる知識から算出される正体看破能力。
赤色秘本と緑色秘本の双方を目にし、三世の書を保有するライダーはおよそあらゆる物事を知っていると言っても過言ではない。
精神耐性:A++
精神ダメージへの耐性。
現象数式:A+
数式により世界を捻じ曲げる、チクタクマンの権能を模した異形の技術。
彼の数式は文字通りの万能であるが、サーヴァントとして現界するにあたり万能なれども万全とは言い難い状態にある。
《万能王》:EX
ウォーモ・ウニヴェルサーレ。
その身は人に望まれたが故に万能となり、人類によって成し得る、あるいは成し遂げられた『全て』を操る。しかしサーヴァントとして現界した都合上、彼の万能も正しく万能に成り得ていないのが現状である。
「原初の一」などの一部例外を除くあらゆるスキルを極めて高いランクで習得可能。
【宝具】
『三世の書』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
人類が終焉までに辿るすべての歴史が記されているという、伝説でのみ存在が伝えられている書。別名は史実の書であり、そのオリジナル。
碩学協会こと《結社》はこの書のラテン語版写本を有しており、解読を進めることで、歴史の裏で暗躍する術をここから学び取ったと言われている。
ただし、現在この宝具が有する意味と意義の大半は失われており、ランクも大幅に低下している。
『善なる左手』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
過去再生者にして無限増殖者。
無限の力にして無限の変容。ライダー自身、あるいは後述の宝具による「左手」で接触することにより、対象の「耐えられない現在」を無限に増殖させることで肉体と精神を変容させる。
およそ耐えられる知的生命体は存在せず、同ランク以上の菩提樹の悟りに匹敵する強固な精神防壁でも持たない限りは確実に死に至る。仮に回避したとして、この左手は周囲の空間ごと増殖するため完全な回避は難しい。
『巨いなりしは偽なる神威(《■■》)』
ランク:EX 種別:対人・文明宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1
体長100フィートを超す鋼鉄の人型。物語を終わらせる裁定者にして機械仕掛けの神。
漆黒を湛えた鋼鉄の体表には青色に淡く輝く鱗粉の如き光がまとわりついている。頭部らしき部分で輝く“眼”の色は血の真紅。
万能なる者が数億の日々の果てに生み出した例外存在であり、顕現のプロセスが明確化したものでも確固とした技術体系によって形作られるものでもない。
意思なきあらゆる力を、鋼鉄を、鉛を、火を、暴風を、精神を、時間牢獄でさえこの異形の《■■》は砕く。
ただ歩くだけで進行上の空間が消失し、白光の如き無色しか残らない。
世界から完全に独立している故に世界に対し多大な影響を与え、世界に遍く存在する総ての干渉を受け付けないが、世界そのものに対して敵対できないという性質を持つ。
なおこの《■■》はあくまで神体ではなく偽神であるため、真実の《■■》たるルリム・シャイコースの足元にも及ばないとか。
この宝具は現状、その真価を発揮できず完全な顕現は不可能となっている。
本来この偽神は神霊とのリンクのために存在する人類文明の行き着く果てであり、その存在規模は最早宝具はおろかサーヴァントとしての能力限界すら易々と飛び越えて余りある。
仮にこの宝具が在りし日の姿を取り戻した場合、神代における神々の裁きそのものである白き雷霆を纏った巨腕《蒼天覆いし雷の腕》、あらゆる物体・あらゆる存在を消滅せしめる命なき可能性たちの慟哭である《赫炎穿つ命の声》、神代以前に存在した世界を形作る原初の混沌そのものを奔流として放出する《漆黒なる王の瞳》などを行使できるが、冠位なき通常のサーヴァントという霊基に収まっている限りは指や腕だけといった一部分のみ、それも本来のものとは比べものにならないほど劣化させた上での顕現しか叶わない。
この宝具を己がものとして、十全に発揮できる条件は二つ。
一つは、他ならぬライダー自身が己が命題に答えを見出し、人理を守護するために戦うと誓うこと。
一つは、あるべき権能全てを発揮し、人理そのものを守るため戦う、究極の英霊召喚の形――■■■■ライダーとして降臨していることである。
【weapon】
なし。
【人物背景】
物語の外に立つ者。
自らを万能であると嘯き、それに恥じない無限の知識と強靭なる精神を以て人類を観察し続ける何者か。
人類史上最大の碩学にして最古のそれでもあるという、聖書に記載された『東方の三賢者』のひとりこそが己であると自称する。
彼は人類を裁定し、その存在意義を探求し続ける。
その名はレオナルド・ダ・ヴィンチ。十碩学第六位《万能王》。しかしその名さえ真の名ではなく、七番目の名前。
【サーヴァントとしての願い】
自らが抱いてしまった命題を否定する。彼が抱いた命題とは以下の通りである。
『空を灰色に染め地に火を放つ人類に価値はない』
【方針】
アリスという存在を通して人類を推し量る。
【マスター】
アリス@アリスの標本箱
【マスターとしての願い】
人類との共存の可能性を探す/?????
【能力・技能】
半神である彼女は不老長命かつ、本来ならば星を脱するほどの力を持つ。
しかし今回の聖杯戦争においてはその力の大半を封じられ、少なくともサーヴァントに伍するほどの戦闘力は持たない。
【人物背景】
人を憎み、世界を憎み、星を滅ぼさんとした神の末裔。
旅を愛し、人を愛し、世界を愛し、ただ父親に愛されたかっただけの一人の少女。
タルタロスに堕ちる直前より参戦。
【方針】
脱出狙いだが、生き返った命を以てこの世界を見て回りたいとも考えている。
自分の願いのために聖杯を使うかどうかは、実はまだ決めかねている。
最終更新:2016年12月09日 19:52