ディオ・ブランドー&キャスター◆4IAcK93k6k




「令呪を持って命ずる……自害しろ、ランサー」
「マスター!?ぐっ!うぅっ……!がはっ!」
令呪の持つ絶対命令権に逆らうことは出来ず、ランサーは命じられるままに自慢の愛槍を己の胸に突き刺して絶命した。
そのランサーのマスターを操り死刑宣告を下させた張本人、キャスターは一部始終を見届けるとシワだらけの見た目に反した子供っぽい口調でランサーのマスターに声をかける。
「へっへっへ。これでまた目的に一歩近づいたよ、よくやってくれたね。さぁて、それじゃあお前ももうご用済みだよ」
「えっ?……うっ、く、くごごご……っ!」
キャスターが念を送ると、ランサーのマスターの体は急激に膨らんでいきボンッと音を立てて木っ端微塵に吹き飛んだ。
「ボンッ……だって。いつ聞いても良い音だよね。お前もそう思うよね、マスター?」
嫌らしい笑顔を浮かべたキャスターは、後ろに控えさせていた自身のマスターの方へとクルリと向き直る。
「……はい、キャスター様」
うやうやしく頭を下げたマスターを見て、キャスターは満足そうに更に口元をニィっと歪ませる。
「次はお前にもやらせてあげるからね。さぁて、それじゃあ次の獲物を探しに行くよ」
しかし、そう言って歩き始めたキャスターの後ろ姿を見るマスターは、パートナーの視線が自分から外れるやいなや、その表情を激しい怒りに歪ませる。
(おのれぇ……このディオの体を怪しげな術で操り、あまつさえこんな小汚いジジイに平伏させるとは……!だが、俺がいつまでもこんなものに操られていていいはずはない。必ずやこの術を打ち破りヤツをぶち殺してやる!クク、聖杯が俺の手に入るまで存分に働いてくれた後でな……!)
「おい、なにしてるんだよ!グズグズしてないで行くぞノロマ!ボクは早く聖杯が欲しいんだからさ!」
後からついてくる気配のないことに気づいたキャスターが振り返りながら叫ぶ。
「……はい、キャスター様」
頷くディオの顔からは、まるで先程までの怒りは嘘だったかのようにスッと消えていた。







【出展】ドラゴンボール
【CLASS】キャスター
【真名】バビディ
【属性】混沌・悪
【ステータス】
筋力E 耐久E 敏捷C 魔力A+ 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:B
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “宇宙船”の形成が可能。

道具作成:B
 魔力を帯びた器具を作成できる。

【保有スキル】
魔術:A+
バリヤーやテレパシーなど数多くの魔術を扱える。簡単な魔法だと呪文を唱えなくても術を出すことが可能。

自己保存:B
 生命力が高く、自身はまるで戦闘しない代わりにマスターが無事な限りは殆どの危機から逃れることができる。

【宝具】
『操りの魔術』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:1人
邪悪な心を持つ者の心の隙間に入り込み、自分の配下とする。同時にその者の潜在能力を限界以上に引き出す。術にかかった人間は額や胸などに自身と同じ、湾曲した「M」のマークが浮かび上がる。
術にかかっている状態でも本人の強靭な精神力や高い自意識があればある程度逆らうことが可能。

【weapon】
『エネルギー吸引器』
先端を相手に突き刺すことにより、エネルギーが吸引・注入できる。これを武器に、相手の体力を奪い、放出することにより攻撃にも使用できる。

【人物背景】
魔人ブウを作った魔導師ビビディの子供。
父の作った魔人ブウを復活させて宇宙征服をしようと、地球へやって来た。
性格は残忍で執念深く感情的になりやすい。また非常に思慮浅く、まだまだ利用価値のあったスポポビッチとヤムーを処刑してしまったり、魔人ブウへの態度などで命を縮めてしまっている。
ベジータと魔人ブウの戦いに乱入した孫悟天とトランクス、そして自身に重傷を負わせたピッコロに対して復讐しようとするが、その傲慢な態度が魔人ブウを苛立たせ、孫悟空を逃がした際に怒鳴った事が引き金となり、怒りを爆発させた魔人ブウにあっさりと殺された。

【サーヴァントとしての願い】
聖杯を手に入れて魔人ブウその他に復讐する。

【方針】
聖杯を勝ち取るため他の参加者を潰していく。


【マスター】
ディオ・ブランドー@ジョジョの奇妙な冒険ファントムブラッド

【マスターとしての願い】
世界一の金持ちになる。誰にも負けない男になる。

【能力・技能】
高い知性とカリスマ性の持ち主。
当時まだ未発達だったボクシングのスウェーなどの技術を独学で使いこなす。
ナイフや石仮面を暗器として常に持ち歩いている。
身体能力はバビディの洗脳魔術によって限界以上に引き出されている。

【人物背景】
イギリスの貧民街に生まれ、ジョースター家の養子となった後はジョースター家の乗っ取りを企む。
後もう少しというところでジョナサン・ジョースターに企てが露見し酒を飲まずにはいられなかったところで聖杯戦争に参戦する。

【方針】
バビディの洗脳におとなしく従う振りをしつつ、聖杯の独り占めを目論む。







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最終更新:2016年12月02日 20:16