未来と欲望と思い出の欠片 ◆lkOcs49yLc


夜、街の路地裏。
其処を一人の男が走る。
紙製のバッグを右手に取り、只々走り続ける。
男は何の罪もない、ごく普通の人だった。
普通に仕事を得て、普通に妻子を得て、普通に、入った宗教の教えを守っている……
ついこないだ入った宗教は、それこそ三大宗教の様に有名ではないが、今の所は悪くない。
しかし、今、この時彼は、普通とは思えないような状況に、直面しているのであった。

「ハァ、ハァ、ハァ……」

男は走る。
ただ一目散に走る。
みっともなく、息をからしながらも、何かから逃げるように走る。
まるで、何者かから逃げるかのように。

その何者かが、男よりも10メートル程離れた位置にいながらも、ゆったりと、ゆったりと、落ち着いた動作で、男の通った所を歩いて行く。
男の後を追うそれの姿は、影こそ人であれど、全く持って異形という言葉が最も似合う様な風貌であった。
全身が紫に染まり、頭には獰猛なティラノザウルス、胸には今にも角を突きささんとするトリケラトプス、肩パッドにはプテラノドンの様な頭が付いていた。
今は暗闇でこそあれど、まるで古代の恐竜を擬人化したかのようなその恐ろしさは、凶暴さは、ふと後ろを振り向けば直ぐに目を開くほどに分かる。

ふと、その恐竜男が手を開き、視界にいる逃げまとう男に重ねだす。
するとどうだろう。
男の足に、氷が出現したのだ。
その氷は男の靴の周りを覆い、男と靴を完全に密着させた。

「ハァ、ハァ、ハァ……あ、な、何だ!?足が……!?あああああああ!!」
「追いかけっこはもうおしまいです。」
「ハッ!」

足が凍てつくことによる痛みすら感じさせる冷たさに苦しむ中、男の後ろから声が聞こえた。
ふと後ろを振り返れば、其処にいるのはやはり、先程の恐竜男。

「あ、ああああ、あああああああああああ!!」

男の顔が恐怖に染まる。
其処に迫るのは、本物の化物。
子供の頃に見に行ったお化け屋敷の見世物とは全くの別物。
紛れもない、本でしか見たことのない、化物だったのだ。

「や、やめてください……お願いします……。」

その姿に、男は恐れ慄く。
足を動かそうにも、地面と足をくっつけた氷はあまりにも硬く、剥がすことができなかった。
今でも尚己を蝕みつつあるその痛みのような冷たさを忘れるほどに、男は怯える。
しかし、恐竜男はそんなことなど意に介さないように、男に一歩、また一歩と、人形のようにゆったりとしたリズムで近づいてくる。



「助けて欲しければ、貴方のその人形をお見せ下さい。」
「へ?」

男はその言葉を聞き、恐る恐る右手に取った紙のバッグを見つめる。
この中にあるのは、自分の子供への誕生日プレゼントだった。
子供とはあまり話したことはないが、大変聡明な性格で、自分にとっては大変誇らしい存在だった。
誕生日に与えられるのは精々がケーキで、その上単身赴任であるために渡せなかったのだが、今年ようやく、家に帰られる機会が見つけられたのだ。
あまり息子の好みなど分かるはずもなく買ったこれだが、もしこれで、自分の命が助かるのなら―

「早く渡しなさい。」
「あ…ああ!」

プレゼントなどあとで買ってやればいい。
今は自分の命が最優先だ。
そう考え、男は凍えた手でバッグの中から即座にラッピングされた人形を取り出す。
男の子と女の子のようなデザインの、人形のようなミトン。
男は震える両手でそれを手に取る。
その時である。

「成る程、子供に会いたい、それが貴方の欲望ですか。」

氷のような冷たい口調で、恐竜男は男の心を見透かす。
その言葉に、男の怯えがより一層、強くなる。
しかしそれを意に介さない恐竜男が掌を開きチャリンと取り出したのは、一枚の銀貨。

「見せてもらいますよ、その欲望。」

「×」の字が刻まれたメダルを、男は軽く投げつける。
その瞬間、人形の入った袋に自販機の様なスロットが出現し、そのメダルを取り込んだ。

「え、ええ!!」

男の顔に浮かぶ恐怖が、より一層深まっていく。
だが、その瞬間、男の視界がボヤける。

(ダ、ダメだ……もう限界だ……足……が……)

男を蝕んでいるその冷たさが、彼の体力までも凍てつかせてきているのだ。
最早男の身体は限界に近づいてきている。
いや、もう限界になっているのだ。
固定されている足を除く全身がふらついてきていく。

「う……。」

男の体が75度程傾く。
最早身体を立たせていられるほど、男の体力は持たなかった。
恐らく身体が固定されていなければ地面を這いつくばっていただろう。
そして目を徐々に閉じていく男が最期に垣間見たのは、恐竜男と対面している、もう一体の、何かだった。



◆  ◆  ◆


―アメリカ、スノーフィールド。
白い洋風の建物が、当然の如く並び立つその地に、一件の東洋の武家屋敷が立っていた。
そしてその建物は、日本の新興宗教団体「御目方教」の物だった。
日本で信仰を伸ばしていったその宗教が寄り付いたのは、よりにもよってこの地。
しかし、未来を見据えると言うその教えは、米国によりつく日本文化への深い興味も相俟って、この国では徐々に、信仰を伸ばしてきているという。

その屋敷に有る、木製の座敷牢の中に、机に座りながら何かを考えている、着物を着た少女が入っていた。
赤い着物を着て、髪をリボンで束ねた少女の姿は、儚げでありながらも美しく見える。
少女は、名を「春日野椿」と言った。
「千里眼」を有す巫女と呼ばれた彼女は、両親の勧めで今米国に来ている。
しかしそれを思い出す時に椿が思い浮かべるは、寂しさではなく憎悪。
別段、両親を恨んでいるわけではない。
事実、椿の両親は非常に心優しい人物であった。
いつも自分のことを可愛がり、優しくしてくれた父と母は、彼女にとっては何よりの宝物でもあった。
この宗教が広まったのは、二人の人徳故でも有るとすら、椿は思っていた。

憎むとすれば、そんな「ロール」を与えたこの「ムーンセル」だ。

(何で、どうして……合わせてくれないのよ……!)

生きてるはずの両親に会えないことを悔しがり、椿は唇を噛みしめる。
そう、椿がいる世界は幻想だ。
「SE.RA.PH」とかという世界が生み出した、儚く虚しい幻想だ。
偶然にも来てしまったこの世界に有るのは、椿達の世界を模倣した偽りのもの。
事実、御目方教は米国で布教など行ってもいないし、椿の両親は既に交通事故で亡くなっている。
しかしこの世界では、「生きている」とされていた。
なのに、会うことは許されなかった。
両親がいるのは日本。
だが椿がいるのはアメリカ。
されど、日本という記述など只の形に過ぎなかった。
幾ら椿が会おうとしても、日本などに行けるはずもなかった。
せめて顔でも拝みたいと。
あの時のように、また笑い合いたいと、そう思っていたのに。
椿が会うことは許されなかった。

(聖杯を、聖杯を取ることでしか会えない……そうなのね……)

椿に更なる怒りを覚えさせた幻想世界「SE.RA.PH」。
其処で行われる催しは、「聖杯戦争」と言う物だった。
「マスター」と言う通称で呼ばれる参加者が、「サーヴァント」と呼ばれる使い魔を以ってして殺し合う戦い。
そして勝者には、如何なる願いも叶えてくれる「聖杯」と呼ばれる物が与えられるのだという。
そして椿は、この様な催しに大変よく似た物を知っている。

―サバイバルゲーム。
数々の事象が記される「未来日記」を手にした12人の日記所有者が、未来日記と己の全てを駆使して殺し合う争い。
その勝者に与えられるのは、「神」の座。
参加者こそ多けれど、他者を蹴落として力を手に入れると言うルールに関しては、大変良く似ていた。

(まあ、神だろうと聖杯だろうと、私の望むことは変わらないけどね……)

椿が望むこととは、世界の破滅。
己の全てを奪い、犯したこの世界に対する憎悪だ。
あの日、椿の両親は死んだ。
それから始まったのは、地獄のような日々。
己の周りを這うは、人のような何か。
彼等は悍ましい表情を見せつけ、服を剥がし、舐めて、縛って―
痛みと恥だけが、只々椿を苦しめ続けた。
そして、何時の間にか自分を唯一支えてくれていた母の手毬までもが、消えてしまった。
まるで、自分を見捨ててしまったかのように。
両親以外に何もなかった自分を、唯一支えてくれてきた、母との思い出の最後の一欠片までもが。
椿の元から、消し去られてしまったのであった。



今の自分には、もう何も残されていなかった。
有るのは、自分から全てを奪い尽くしたこの世界への憎悪のみ。
それだけが、視界すらボヤけていく椿を動かす、ただ一つの思いだった。

故に椿は破滅を望む。
何もかも、全て壊してやるために。
あの時ムルムルから未来日記を受け取ったのも、世界を潰す力を手にするためだった。
もし聖杯でもそれが可能だとしたのなら、まずはそれを手に入れていくまでだ。
変わったのは所詮は過程。
椿のやることなど、変わりはしないのだ。


「只今戻りました、我がマスター。」

不意に、椿の目の前の格子の奥に光の粒子が現れる。
あちこちから出現したそれは徐々に収束していき、一つの人型を形作る。
現れたのは、眼鏡を掛けたスーツ姿の中年の男性。
彼こそがキャスター。
この「聖杯戦争」において、椿が召喚したサーヴァント。
サバイバルゲームにおける「未来日記」の様な存在である。

「お帰りなさい、キャスター。」

信者にいつも見せている、儚げな笑顔を浮かべて、椿はぼんやりとボヤけて見えるキャスターを見つめる。

「昨夜、また一体ヤミーを生みました、貴方になら分かるかと思われますが。」

キャスターは椿に向かって、淡々と自分のやったことを報告しだす。
椿からしてみて、キャスターという男は少し、異質さの様な物が感じられた。
彼はこの通り冷たい雰囲気なのだが、何処か変わっているように見られる。
これまで椿を犯し続けてきた連中とは、まるで真逆の表情を常に浮かべている。
欲といえる欲が、無いように見えるのであった。
しかしそんな疑念をさっさと隠した椿は、キャスターの報告に返事をする。

「ええ、分かっているわ、またやったのね、この宗教の人間を。」

椿はそう言い、机に置いてある巻物を更に広げる。
其処に記されているのは、これまで起こった数々の出来事。

これこそが千里眼日記。
春日野椿が、神が起こしたサバイバルゲームにおいて武器とした未来日記。
その能力とは、椿が仕切る御目方教の人間の状況を記していくことだった。
嘗て椿が、信者の行動を常日頃記してきていた巻物が日記となった物だが、お陰で彼女の情報網はかなりの物となっている。

そして今、其処に書かれているのは、全て同じような物だった。

「化物に遭遇した」
「大切な物を渡した」

どれもこれも、同じような報告ばかり。
化物にあったと言う報告ばかりが、椿の千里眼日記を埋め尽くしていた。

「ええ、貴方のその日記のお陰で、欲望の種らしき物が見つかって良かったですよ。」
「それで、どれくらいの力だと思う?」
「お世辞にも良いとは言い難いですがねぇ……やはり、人と関わったばかりの触媒では強力なヤミーは出現しないようです。」

キャスターの能力とは、「ヤミー」と呼ばれる化物を生み出し、手駒として操ると言う物だった。
そして今は、その「ヤミー」と呼ばれる存在に魔力を吸わせる「魂喰い」を行わせている所であった。

「それで、魔力はどれくらい集まっている所?」
「順調ではありますが、まだまだ魔力は足りないですね。私の宝具を起動するには、より多くの魔力が必要となるでしょう。」
「その宝具を使えば、私の願いは叶うのね?」

椿は、ボヤけているその目を開かせてそう問う。
キャスターはそれに頷く。



「ええ、その通りです。もしあの宝具が喚べれば、世界は『完成』を迎えます。」

―完成?
それが一体どういう意味なのかは、椿には分からなかった。
そもそも、あの宝具が如何なるものなのかすら、聞いてもいないのだが。

「キャスター、どういうことなの?完成するって。」
「そのままの意味ですよ、美しいものは美しい内に終わらせる、それが世界の完成への道筋です。」
「何故、それが完成だと言えるの?」
「……私の姉の言葉ですよ、もう、死んでしまいましたがね。」

キャスターは、何処か懐かしむような口調でそう言う。
そしてそれに、椿は答える。

「そう……でも私には思えないわ、この世界が美しい、だなんて。」
「ならば、尚更消し去ってやるまでです。」
「え?」
「私の姉も醜く変わり果ててしまいました、故に消えたのです。マスターの世界も同じことでしょう、美しさがサビ果てた存在に、価値などありません。」

相変わらず淡々とした口調でキャスターはそう言っているがしかし、その口調はやや強くなっているような気がした。
しかし、椿はそれを聞いて、何処かホッとした様な気持ちになり、フフフ、と口を抑えて笑った。

「……そうね、私を不幸にした世界は、本当に醜かった。だからこそ消し去るべき。有難うキャスター、少し、楽になったわ。」
「私の思想を理解してくださるマスターがいるとは、私も幸運な物です……さて、これから如何になさるおつもりで?
私はこれからヤミーを集めに向かいますので、日記の情報を教えていただければ幸いかと。」
「ええ、分かったわ。」

椿はそれに答え、千里眼日記に目を通す。

世界を壊そうと望む、二人の人間がいた。
一人は己を不幸にした世界を憎んだ。
一人は世界を醜くすることを望まなかった。
自分を自分たらしめる思い出すらかなぐり捨て、二人はこの世界を帳消しにするため、願望機に手を伸ばす。




【クラス名】キャスター
【出典】仮面ライダーオーズ/OOO
【性別】男
【真名】真木清人
【属性】混沌・悪
【パラメータ】筋力A 耐久B 敏捷B 魔力A+ 幸運D 宝具EX


【クラス別スキル】

陣地作成:D+
自らに有利な陣地を作り出す能力。
ラボを創り出せる他、宝具を己の陣地とすることも出来る。


道具作成:C
魔力を帯びた器具を作り出す能力。
彼は鴻上ファウンテーションに所属する優秀な科学者であり、メカづくりが得意である。
カンドロイド、ライドベンダー、バースドライバー等のメダルシステムの作成を得意とする。


【保有スキル】

精神汚染:B
精神が壊れている。
彼の心は深いトラウマによって抉られており、人形を手放したりすると発狂する。
精神干渉系の魔術をほぼ高確率で無効化する。
また、スキル「疑似生命・欲望結晶」の悪影響で欲が薄れているが、元々彼に欲など無いので意味がない。


疑似生命・欲望結晶:A
グリードと呼称される、錬金術によって欲望の渦から作り出された疑似生命体。
セルメダルと呼ばれる欲望の結晶を人間に挿入することでヤミーを生み出す「使い魔作成」、
人間への擬態を可能とする「変化」、五感が正常に働かない「感覚喪失」などデメリットスキルを含む複数のスキルを内包する。
また、純粋な生命としての性質が薄れ、逆説的に生物的な死の概念への耐性を獲得している。


魔力放出(氷):A
自らの魔力を氷として周囲に放出する能力。
対象を凍結させることに長ける。

【宝具】

「欲核結晶・氷竜(プトティラ・コアメダル)」
ランク:B 種別:対欲宝具 レンジ:― 最大捕捉:1

動物の絵が彫られたメダルで、キャスターの本体であり核。
800年前、とある小国の王が国内の錬金術の粋を集めて生み出した欲望の力。
キャスターは「プテラ」「トリケラ」「ティラノ」の3種のメダルを持ち、合計で10枚所持しており、現状で投入しているのは5枚。
それぞれが各モチーフの動物の力を内包しており、キャスターに力を与える魔力炉として機能している。
これを9枚全て引きぬかれた瞬間、キャスターは「疑似生命・欲望結晶」「魔力放出(氷)」の2つのスキルを失う。
因みにコアメダルは人体に埋め込むことも可能だが、その場合は入れた枚数にもよるが少しずつグリード化が進んでいってしまう。
現にキャスターはこのコアメダルを投入して己をグリード化している。
尚、生前は他の色のメダルを投入して完全体となっているが、逸話の影響からか彼が持ってきたメダルは全て紫になっている。



「欲望を凍てつかせる破滅の紫竜(ギル)」
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1

キャスターが9枚のメダルを全て投入した姿。
謂わば「完全体」で、この姿のときにはベルトが金色に光る。
キャスターが「真名開放」した姿。
この姿のときにはパラメータが向上し、パラメータに補正が掛かる。





「万物を欲し飲み干す欲望の器(ヴェッセル・オブ・グリード)」
ランク:EX 種別:対欲宝具 レンジ:1000 最大捕捉:10000

キャスターが生前、グリードに大量のコアメダルを投入して誕生させた存在。
「メダルの器」とも呼ばれた存在、これを召喚する宝具。
膨大な力を持ち、万物をセルメダルに変化させ、大量の屑ヤミーを生みだす能力も持つ。
更に、この宝具が有る限りキャスターが死ぬことは決して無い。
どんな攻撃を喰らおうが、即座にこの宝具によって再生させられてしまう。
倒すには、この宝具を破壊する他無い。
発動には膨大な魔力を有するが、一度発動すれば万物を魔力に変換させる永久機関と化してしまうため、魔力切れを狙う事はできない。



【人物背景】

鴻上ファウンテーションに所属する天才科学者。
類稀なる頭脳の持ち主で、ライドベンダー、カンドロイド、メダジャリバー、バースシステム等のメダルシステムを生み出している。
しかしその目的は、「世界を破滅させることで完成へと導くこと」。
彼がその考えを持ち始めたのは、自分の姉に虐待された過去に有る。
それまで自分に優しかったはずの姉に虐待された理由を理解することが出来なかった彼は、衝動的に姉を焼殺してしまう。
それがきっかけとなり「美しいものは美しい内に壊す」と言う破滅的願望を持ち始める。
世界を壊そうとした彼は、鴻上ファウンテーションが所持するミュージアムに唯一残った「紫のコアメダル」を身体に投入する。
そして彼は鴻上ファウンテーションを去り、グリード集団にくっつく。
優れた参謀として活躍した彼は、メダルの器を探し求め、やがて見つけたのが不遇な目によく会うウヴァ。
彼を暴走させ、「メダルの器」と化させた真木は、後一歩と言う所で世界の破滅に近づいたのだが―

【聖杯にかける願い】

世界を完成させる。


【方針】

当分はヤミーに魂喰いを行わせ「万物を欲し飲み干す欲望の器」の発動に必要な魔力を確保する。


【備考】

宝具を発動するための魔力を確保するため、ヤミーに魂喰いを行わせています。



【マスター名】春日野椿
【出典】未来日記
【性別】女

【参戦経緯】

信者を経由して入手した「白紙のトランプ」を手に取った。


【Weapon】


「千里眼日記」

椿が所有する「未来日記」。
巻物を端末としており、御目方教の信者に関する情報が記される。
このロールにおいても椿は御目方教を率いているため、日記の効果は健在。
ただしこの日記が破壊されれば椿は消滅する。

【能力・技能】

  • 弱視
彼女は目が弱い。


【人物背景】

宗教団体「御目方教」の巫女。
弱視であり、あまり物をよく見ることが出来ない。
少なくともムルムルをムルムルと認識できなかったりする程度にはボヤける。
御目方教を牛耳らんとする者の陰謀により両親を失い、新教徒の入信の代償として日々陵辱を受け続けていた。
その時に母親の形見であるまりを失くした事から光を見失い、世界を憎むようになる。
そしてある時ムルムルにより、未来日記と日記所有者による神の力を賭けたバトルロワイヤルへの参加権を貰う。
神になって世界を滅ぼそうとする彼女は日記と信者を利用して勝ちにゆこうとする。
今回は、少なくとも天野雪輝と対面するよりも前からの参戦。


【聖杯にかける願い】

世界を滅ぼす。

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最終更新:2017年03月10日 03:44