チカ

チカ(<漢字は魚偏に近>[魚近]、U+2B667:CJK統合漢字拡張C - CJK Unified Ideographs Extension C、学名:Hypomesus japonicus) は、キュウリウオ目キュウリウオ科に分類される魚。別名はツカ、オタポッポなど。食用とされ、同属のワカサギとよく似ている。そのため、両種が区別されずに流通していることもある。北海道及び三陸海岸以北の本州、朝鮮半島、カムチャツカ半島、サハリン、千島列島の沿岸に生息する。

形態

ワカサギによく似るが、ワカサギの腹びれが背びれの起点の直下もしくはやや前方から始まることに対して、本種の腹びれは背びれの起点よりやや後方から始まるという違いがある[1]。

全長は約20cmほどにまで育ち、ワカサギより大型

生態


内湾の岸近くに生息する。3月下旬から5月上旬の繁殖期になると、河川の河口へ集まり汽水域の砂底部に産卵する。1年から2年で成熟する。産卵後も生き残り、3年から4年生きる個体もいる。

人間による利用

北海道や東北地方では、食用魚として流通している。定置網で漁獲されることが多い。また、漁港等に集まるので釣りの対象魚にもなっている。 以前はワカサギと混同して販売されていたが、最近はきちんと区別されている。小骨がワカサギに比べてやや硬いので、価格はチカの方がやや安価である。 調理法としては、小型のものは天ぷら、フライなどが有名であるが、3%の塩水で煮た後に乾燥させ煮干しにしたり、佃煮にして長期保存性を高めたりする調理法もある。大型のものは刺身、素焼き、塩焼きなども美味。

釣り方

大まかに2種類あり、サビキと一本釣りに分けられる。サビキでの釣り方は仕掛けをそのまま海に入れ誘い釣りする場合とサビキに撒き餌をつけて釣る場合がある。現在はサビキに撒き餌をつけて釣る釣り方が主流になりつつある。一本釣りは、ウキ釣りと脈釣りに分けられる。ウキ釣りは当たりがあるまでウキを見ながら待つ釣り。脈釣りは針につけた餌を魚が泳いでいる棚に合わせ、魚が餌を食べた瞬間にあわせて釣る。慣れてくると喰いが渋い時でもそれなりの釣果をあげることが出来る。ただ、餌を自分の目で見ながら釣る為あわせるのが少々難しい。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2011年02月28日 20:15
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。